夜の翼

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アナログ電源の使い途

2022-10-09 04:44:44 | オーディオ

長年の懸案だったデスクトップスピーカーはすっかり落ち着いた。

スピーカーとアンプの相性というか、スピーカーに合ったアンプを選ぶのがいかに重要か改めて思い知らされた。

レシーバーR-K731のDACだが、さすがにADI-2 DACには及ばないものの、You Tube聞き流し程度であれば全く問題ない。

定位がぴたりと決まっているところがいいところだが、嫌な音、耳障りな音が出ないというのが重要なポイントだ。

レシーバーの電源を入れればスピーカーが鳴らせるので、ヘッドフォンではなくスピーカーで音を鳴らす機会がかなり増えた。

 

それはいいのだが、レシーバーR-K731の導入で余ってしまったアナログ電源WP-906PS。

出力電圧を14Vから12Vに変更し、Diretta Target PCに使ってみたが、どうもいまひとつすっきりした感じにならない。

中域が厚すぎて、重たいというかちょっと暑苦しい感じになる。

比較のためにDiretta Target PC付属のACアダプターとiPurifierDC2の組み合わせに戻してみたら、こちらの方がすっきり軽やか。

Diretta Target PCにはこの組み合わせの方があっているようだ。

 

ただ、iPurifierDCの発熱とUSBプラグとの干渉問題があるので、結局iPowerⅡ12Vを購入してしまった。

iPurifierDC2はミュージックサーバーSoundgenicへ、Soundgenicに使っていた旧型のiPurifierDCは

プラグに干渉しないZAN CAN Sugnature 6XXに使うことにした。

ZAN CAN Sugnature 6XXの電源はiPowerⅡ5Vが付属しているので、これにiPurifierDCを加えて、iFi audio推奨の組み合わせにしてみた。

 

しかし、Diretta Target PCの電源をiPowerⅡ12Vにして音を確認してみると、どうも音が硬い。

聴感上のS/N比は非常に優れており、Diretta効果も加わって、徐々に減衰していく音の余韻が驚くほど聴こえてくる。

ただこの音の硬いは、ちょっと放置できない状態。

Diretta Target PCはどうも電源の影響を受けやすいみたいだ。

 

Diretta Target PCの電源をACアダプター+iPurifierDCに戻してみた。

聴感上のS/N比はiPowerⅡよりは若干劣るが、音の硬さは感じられず、音がほぐれた感じを受ける。

いい悪いというよりは音色の好みの問題かもしれない。

 

Diretta Target PCの電源をACアダプター+iPurifierDCに戻すと、またWP-906PSの使い途を考えなくてはいけない。

手持ちの機器の中で12Vを使うものはADI-2 DACがあるが、付属のACアダプターは使ったことがなく、最初からiPower12Vを使用してきた。

ADI-2 DACについては、音が若干硬いかなという印象があったが、Diretta Target PCでの傾向を考えると、その原因はiPowerにあるのかもしれない。

 

ADI-2 DACの電源を変えるつもりはなかったが、とりあえずWP-906PSと付属ACアダプター+iPurifierDCと比較してみた。

WP-906PSを使ってみると、Dretta Taget PCに使ったときと同傾向だが、Dretta Taget PCほど音色が変わらず、悪い印象は感じられない。

たしかに中域が厚くなるが、ボーカルの摩擦音など場合によっては耳障りに感じられる音が抑えられ、聴きやすくなる。

その反面、空間的な広がりは狭めで、高音の伸びも今ひとつというのはDretta Taget PCに使ったときと同じ傾向だ。

聴感上のS/N比はiPowerには劣るものの、十分クリーンに感じられる。

 

次に、今まで使ったことのないADI-2 DAC付属のACアダプターとiPurifierDCとの組み合わせで聴いてみた。

思ったより悪くないが、やはりサ行はきつめに感じられる。

全体的に音が硬いというよりは、若干音がかさついた感じがする。

 

さらに、iFi audio推奨のiPowerとiPurifierDCの組み合わせも試してみた。

iPower単体よりはサ行がきつくならないが、やはり音が若干かさついた印象はある。

ACアダプターを使った時よりはこちらの組わせの方がいいようだ。

 

ADI-2 DACの電源を色々試してみて、決定的な差はでなかったが、

WP-906PS>iPower+iPurifierDC>iPower=>付属ACアダプター+iPurifierDC

という結果になった。

 

iPowerの含め、スイッチング系の電源は音がかさつき気味になる。

アナログ電源のWP-906PSは音の出方が異なる。

音のかさつきが抑えられ、特にボーカルを聴くときはWP-906PSがいい感じなる。

Diretta Target PCでは音に色が出すぎた感じがしたが、DACでは程よい感じになる。

 

この感じだとWP-906PSの再就職先はADI-2 DACになるのかなあと思っていたら、思わぬ選択肢を発見した。

 

 

 



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