夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その3)

2021-11-30 04:44:44 | 通信
Web Caster V110の到着を待っている間に、設定方法などを調べておくことにした。
ぷららのウェブサイトは、最初に接続してから申し込めと書いてある割には、
ごく簡単な接続方法しか書いていないので、ネットで調べてみる。
(あとからぷらら光の接続マニュアルの中にぷららフォン for フレッツの設定方法があるのをみつけたが、
基本的にNTTのウェブサイトに書いてある以上のことは載っていなかった。)

Web Caster V110の取説はNTTのウェブサイトにあったが、HGWを使用している場合の接続方法が分からない。
ひかり電話との併用ができることはぷららの示した接続例でわかるが、HGWではなく、
ONUとひかり電話対応ルーターを使用している場合の接続例だし、ちょっと簡単すぎる。
HGWはONUとひかり電話対応ルーターを一体にしたようなものだからまあいいとして、
一番気になるのは、PCがひかり電話対応ルーターではなく、050電話対応機器につながれていること。
自分の場合は、050電話対応機器をWeb Caster V110にしたが、これがまたフレッツADSL時代の古い機種なので、ギガビットイーサに対応していないのだ。
この接続でインターネットに接続すると、Web Caster V110が完全にボトルネックになってしまう。
このあたりを調べていくと、ぷららの接続例はNTTが示している接続例の一例だと言うことが分かった。
あら、VoIPアダプターだと、PCの接続先がひかり電話対応ルーターになっているじゃありませんか。
VoIPアダプターとひかり電話対応ルーターの接続にはUPnP機能を使うようになっているが、
HGWにもその機能はあるので、HGWへの接続でも問題ないはずだ。
ケチらずVoIPアダプターにしておけばよかったか。
Web Caster V130であれば、アダプターモードとルーターモードに切り替えられるので、どちらでも大丈夫のようだ。
IP電話ルータの場合の接続例を確認するが、NTT東ではWeb Caster V130とV120でしか接続保証をしていないらしい(ぷららではこれより古い機種も対応機種に挙げている)。
  
ぷららのウェブサイトとは違い、いろいろと制約事項が書いてあり、
IP電話ルーターを使った場合、PCがひかり電話対応機器ではなくIP電話ルーターに接続されている理由があった。

 3 本機器構成でご利用の場合、インターネット接続設定がないためひかり電話対応機器のLANポートに接続したパソコンからは、インターネットに接続できません。
   ファームウェア手動更新時を除き、パソコンはインターネット接続設定を行ったIP電話ルーターに接続してください。

IP電話にはIPv4のPPPoE接続が必要らしいが、どうもこの接続例ではIPv4の接続は全てPPPoE接続で行うのが前提のようだ。
まあ、IPoE形式(IPv4 over IPv6接続)は一部のプロバイダーしか対応していないから当然か。
なので、ひかり電話対応機器にはIPv4のPPPoEの設定は行わず、PPPoEブリッジ機能で050電話対応機器のIPv4PPPoE通信をスルーさせているようにみえる。
別なプロバイダーのIDを使うならともかく、同じプロバイダーのIDで複数のPPPoE接続を同時に行うことはできないので、NTTが示したような接続方法にならざるを得ない。
しかし、ひかり電話対応機器にPPPoE接続以外のインターネット接続設定があれば、ひかり電話対応機器に接続したPCはインターネットに接続できるということになる。

さて、自分が使っているIPoE形式のIPv4 over IPv6接続がONになっているHGWの場合はどうか。
IPoE形式(IPv4 over IPv6接続)がONになったHGWは、
自動的にIPv4のPPPoE接続が利用できないようになる(画面はあるがグレーアウトして編集できない状態になる)。
このHGWに有線LANで直接機器をつなぐか、ぷららv6エクスプレス対応でないWi-Fiルーターをブリッジモードで接続すれば、
問題なくIPoE形式でインターネットにつながる。
ぷららv6エクスプレス対応でないWi-Fiルーターを通常のルーターモードでつないだ場合はどうなるのかというと、
PPPoE接続(もちろんIPv4のみ)でつながるよ、とぷららが公式に言っている。
それはWG1400HPという古い非対応ルーターをルーターモードでHGWに接続したときに、IPv4でインターネットにアクセスできるのは自分で確認している。

以上のことを総合すると、

という構成でのネット接続が可能なはずだ。
仮にこの方法がだめでも、VoIPアダプターと使う方法ならば、
ほぼ確実にぷららv6エクスプレスの利用下でのぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツの同時利用は可能だと思われる。

ほかのキャリアの情報も調べると、ニフティではIPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6))とIP電話の併用は、
VoIPアダプタにPPPoE設定を行えば可能なようだ(ひかり電話との併用は不明)。
「@nifty v6サービス」と呼ばれるニフティのIPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6)はv6プラスとOCNバーチャルコネクトの併用のようだが、
特にどちらかはだめとも書いてないので、同じOCNバーチャルコネクトを使っているぷららv6エクスプレスでもイケルの可能性は高い。

また、次のような説明も見つけた。
「@nifty v6サービス」と同時に利用できないサービス
 固定IPサービスをご利用中の方は、IPoE方式によるIPv4接続がご利用いただけません。
 固定IPサービスをご利用中の状態でお申し込みいただいた場合、IPv6対応サイトのみ快適にご利用いただけるようになり(IPoE接続)、
 一般的なサイトは従来通りの接続方法(PPPoE接続)になります。
 以下の条件に当てはまる場合には、「@nifty v6サービス」が開通してもサービスをご利用いただけない場合があります。
  特定のプロトコル(PPTP、SCTP)を利用するサービス
  利用可能なポート番号が制限されているため、特定のポートを使うサービス
  IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス

やはりそうか。
ぷららv6エクスプレスの注意事項でも「IPoE接続では」ぷららフォンforフレッツやダイナミックDNSサービスが利用できないとあったが、
上に記載のあるような特定のプロトコルやポートを使うサービスは別として(これも回避方法はあるような気はするが)、
ニフティの説明から判断すると、IPoE接続で使えないだけで、PPPoE接続であればインターネットには接続できるようだ。

問題は、技術的には可能でも契約上可能かというのは別ということ。
IPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6)サービスを利用しようとしたら、技術上の問題ではなく契約上の問題で、
これまで契約していたIP電話サービスを解約させられたという話もあるようだ。
これを認めてしまうと、実質的に1つのIDで2セッションの同時接続を認めることになるので、プロバイダーによっては契約上認めないというところはあるだろう。

とりあえず、ルータータイプのWeb Caster V110を入手した上で、ぷららフォンfor フレッツを申し込んでみるか。
まずはWeb Caster V110での可能性から探ってみて、できなければそのあとにまた考えよう。

ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その2)

2021-11-29 20:07:00 | 通信
早速ぷららフォンfor フレッツの提供条件を確認する。
現在利用しているぷらら光でももちろん利用可能だが、IP電話用の機器が必要なようだ。
対応する機器は基本NTTのものだが、現行品ではWeb Caster V130というルーターになる。
しかし、購入となるとNTT価格は24200円。
家電量販店での購入も可能だが、それでも20000円程度はする。
ちょっと新品は手を出しにくい価格だ。
販売終了の対応機器リストがあったので、この中から手頃な価格の中古品を入手するか。

先日ぷららv6エクスプレスの利用を開始したばかりだが、ぷららv6エクスプレスのQ&Aの中にこんな記載があった。

注意事項
 利用できないオプションサービス
  IPoE接続では、以下のオプションサービスがご利用いただけません。
   ネットバリアベーシック
   ぷららフォン for フレッツ(IP電話)
   ダイナミックDNSサービス
   ダブルルートオプションサービス(※)
   ※ご利用にはPPPoE接続が必要ですが、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」を「ON」にすると
    ホームゲートウェイでのPPPoE接続はご利用いただけなくなります。

なんだ、ぷららフォン for フレッツは使えないじゃないか、と思うのは早計。
この注意事項をよく読むと「IPoE接続ではオプションサービス利用できない」とは書いてあるが、
ぷららv6エクスプレスでこれらのオプションサービスが利用できないとは書いていない。
ダブルルートオプションサービスの「※」にあるように、
PPPoE接続を利用するオプションサービスがIPoE接続では使えないという当たり前のことが書いてあるに過ぎない。
「※」がダブルルートオプションサービスだけに係っているのがちょっと気になるが、
ぷららv6エクスプレス利用下でIPv4のPPPoE接続が併存できれば、ぷららフォン for フレッツの利用は可能と解釈しておく。

ぷらら自体既にぷららフォン for フレッツには積極的ではなく、新規受付はまだ可能だが、
申し込みをするには、対応機器を揃えて接続してから電話しろということになっているので、
機器を揃えてからでないと申し込み自体ができない(実際はそうでもなかったが)。
ぷららv6エクスプレス利用下でぷららフォン for フレッツが利用できない可能性も十分ある(普通に読むとそう書いてある)ので、
この段階で対応機器にはあまりお金をかけたくない。
ということで、最初はVoIPアダプターにしようかと思っていたが、VoIPアダプターを接続して動作保証をしているルーターが限定されていることと、
中古でも意外といいお値段だったので、ルータータイプのWeb Caster V110にすることにした。

相当古い機種だが、使っていた人が多いせいか、玉数が多く、ブログのネタ料として買える程度の価格のものもあるので、これにしてみた。
この手の中古品の入手はいつもヤフオクだったが、ちょっとのぞいたメルカリの方が全体的に価格が安く、
出品数も多いので、この際メルカリ会員になって、メルカリから調達した。

元箱付きで安いWeb Caster V110があったのでそれを購入したが、出品者から連絡が来て、
出品されていたWeb Caster V110の写真に写っていた取扱説明書とCD-ROMが見当たらないので、
それなしでもいいなら発送する、いやならキャンセルしてくれ、とのこと。
おいおい、写真に写っている付属品が見あたらないとは、なかなか手強い出品者だ。
取説はネットからダウンロードできるし、CD-ROMの中身は詳細マニュアルと今は提供中止になった設定用のプログラムファイルのようだったので、
本体とACアダプターがあるなら発送しておくれと返信した。
ちゃんと発送してくれるか相当不安だが、到着を待つしかない。
(つづく)

ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その1)

2021-11-28 09:36:40 | 通信

ぷららv6エクスプレスを導入する前から思っていた。
光回線にしてからずっとぷらら光電話を使っている。
フレッツ光からフレッツコラボのぷらら光に転換したのでぷらら光電話だが、
利用できるオプションが若干違うだけで基本的にはひかり電話と同じ。
フレッツ光を利用していたときからひかり電話も利用していたが、
ひかり電話にしたのはADSLから光回線に変えるときの自然な流れで固定電話から移行したにすぎない。
ひかり電話は加入電話に比べて基本料金が安いということはもちろんだが、
「大人としては固定電話の番号くらいを持っていないと」という「オトナとしての体裁」だったかもしれない。

しかし、携帯電話で完全定額、準定額が一般的になった現在では、固定電話の使用頻度は極めて低く、
基本的に受信専用、発信に使うのは携帯電話からの発信だと有料になってしまうフリーダイヤルなどの電話番号への発信のみという状態になっている。
ほとんど使っていないのにひかり電話の基本料金500円のほか、ナンバーディスプレイオプションが加入電話と同様400円かかっている。
基本料金はともかく、ほぼ必須のナンバーディスプレイに基本料金並みの料金がかかるのにちょっと不満を覚えるようになってきた。
携帯電話やIP電話では電話番号表示機能はデフォルトで備わっている。
加入電話は近い将来PBXを使わないメタル線収容IP電話になるらしいが、そのタイミングでナンバーディスプレイのオプション料金を見直してほしいものだ。

とはいえ、現時点ではどうしようもない。
ひかり電話のデメリットとしては、加入電話と同じく引っ越すと電話番号が変わってしまう点。
連絡先として携帯電話番号を書きたくない方なので、固定電話番号を書くようにしているが、引っ越したあとは連絡先の変更がかなり大変である。

引っ越しても電話番号が変わらないという点では、携帯電話番号にはなってしまうものの、携帯電話を自宅専用の固定電話代わりに利用するという手はある。
楽天モバイルなら、電話専用に使う分にはいまのところ基本料金はかからないし、Rakuten-Linkという通話料金のかからないIP電話が携帯電話番号と同じ番号で使える。
なんかもうこれでいい気がしてくるが、難点は端末。
楽天モバイルは基本的にスマホしか端末にならないので、バッテリーが寿命になれば端末を交換しなければならない。数年ごとに万単位の端末代がかかってしまう。
また、家で使うのに端末に充電しなければならないのもどうかと思う。
充電器につなぎっぱなしという手もあるが、スマホのバッテリーへの負担が気になるし、できれば充電しなければならないものをこれ以上増やしたくない。
自宅専用の電話番号には充電のいらない固定電話機がいい。
そうなると選択肢としては、050番号のIP電話となる。

基本料金がないものが多いし、引っ越しても電話番号は変わらない(通信キャリアが替われば電話番号が変わってしまうが)。
ADSLが通信回線の主流だった時代は固定電話といえば加入電話だったが、
距離にかかわらず通話料が変わらない050IP電話は加入電話に対してはメリットがあり、存在価値があった。
ただ、光回線が主流になり、ひかり電話が登場してからは、ひかり電話の通話料が050IP電話並みになり、
加入電話の電話番号がそのまま使えるということもあって、050IP電話のメリットは少なくなった。

自分が使っているぷららでもかつて050IP電話「ぷららフォン」を熱心に宣伝していたが、
ひかり電話が登場してからは、NTT系ということもあり、ひかり電話を使っていないユーザーのために「ぷららフォン for フレッツ」として細々とIP電話サービスを続けている。
ひかり電話と比較してのメリットは、通話料金はひかり電話とほぼ一緒なので、
基本料金がかからず、引っ越しても電話番号が変わらないことぐらいか(電話番号表示機能は標準で提供)。

今は、連絡先としてぷらら光電話の電話番号を登録しまくっているので、ひかり電話の解約はちょっと難しいが、
電話番号が変わる引っ越しのタイミングでひかり電話を解約し、連絡先にする固定電話番号を050に切り替えるというのはいいかもしれない。
今や050IP電話は法人利用主体になっていて、個人向けの050IP電話サービスの先行きが不透明になっている。
SMARTalkのように新規受付が終了になったり、OCNみたいに基本料金がかかるようになったりするかもしれないので、
料金がかからず発信番号通知機能付きの固定電話番号を今のうちに確保しておきたい。
現状ではぷららから乗り換えるつもりはない、というかもはや乗り換えられないので、
ぷららで提供している「ぷららフォン for フレッツ」を申し込んでみる。
(つづく)

スマホをぷらら光電話の電話機にする

2021-11-27 17:07:43 | ケータイ
我が家の固定電話機はパナソニックのVE-PVC01Lである。

調べてみたら、使い始めてまもなく20年になろうとしている。
この電話機を買ったきっかけは、DDIポケットのPHSを子機登録できるということに尽きる。
買ったばかりの三洋の電話機は実家に持っていき、この電話機に買い替えたぐらいだ。
PHSではない普通の子機付きのモデルもあったのだが、子機が2台あっても仕方ないので子機なしのモデルを購入した。
もはや遥か忘却の彼方だが、Lモード対応の機種でもある。(「L」はリビングのLだったような気がする。)
同じパナソニックのKX-HV200というPHSを子機登録して使っていた。

このPHSは機種変後も子機として使えたのでしばらく使っていたが、バッテリーが限界となりその役目を終えた。
それ以来、VE-PVC01Lは子機なしで使い続けてきた。
VE-PVC01Lをつなぐ電話回線は、ISDN→アナログ回線→光回線と変わってきたが、
電話機の方は壊れることもなく、ぷらら光電話の固定電話機としていまだ現役。
電話機はリビングにあるので、子機がなくとも支障はないのだが、
プリンター台の下の段、ルーターの隣が定位置で、ちょっと低すぎて電話しにくい。
なので、この次の電話機は、子機のみタイプしようかなと考えていたりした。

ぷららv6エクスプレスの導入の関係でネットでいろいろと調べていたら、
スマホをひかり電話の電話機にできるアプリがあるということを今更ながら知った。
5年以上前からあるアプリのようだが、今まで知らなかった。
ぷらら光電話のマニュアルを確認したら、このアプリAGEphoneのこともしっかりと記載されていた。

この際、AGEphoneの無償版を試してみることにした。
このアプリは、NTTのフレッツ光とひかり電話に対応していて、「スマホdeひかり電話」の正式対応アプリとなっている。
端末は今やJPLAY FEMTOのリモコン専用となっているAndroid One X4。
SIMが入っておらず、自宅でWi-Fi専用で使っているのでちょうどいい。

AGEphoneをPlayストアからダウンロードしてX4にインストール。
Wi-Fiでひかり電話対応のホームゲートウェイ(HGW)に接続する。
設定は至って簡単で、プリセットされた「ひかり電話(東日本)」というプロファイルを選択すればよい(はずだった)。
動作をチェックすると、スマホから発信はできるが、スマホに着信しない。
固定電話の方は鳴るのだが、スマホの方に反応がない。
HGWの管理画面に「電話設定」という項目があり、内線電話の登録状況が確認できるので見てみると、
HGWの2つあるアナログポートが内線の1番、2番になっており、3番にX4が音声専用端末そして表示されているが、
「登録状態」のステータスが「未登録」のままである。
発信できるのはいいが、ひかり電話はほとんど受け専なので、着信ができないとあまり意味がない。
AGEphoneのウェブサイトを確認すると、「スマホdeひかり電話」は自動的に設定を読み取るので設定不要とあった。
フレッツ光そのものではなくコラボ光だが、基本的な仕様は同じなので設定いらずと思っていたが、
使っているHGWは無線LANカードをレンタルしていないので「無線LAN対応のひかり電話対応機器」ではない。

AGEphoneには基本的な項目を設定する「簡易設定」という画面があるが、
初期状態だとこんな感じで、HGWの内線電話としての登録となる。

ぷらら光電話の設定自体はHGWにあり、AGEphoneから内線でつなぐような仕組みらしい。

「スマホdeひかり電話」以外の初期設定方法があったので、それに従って設定をチェックしてみる。
SIPアカウント以外に設定が必要な項目が必要らしいので、手動で設定してみる。
 〇セッションタイマー:OFF → OK
 〇シンメトリック応答:OFF → OK
 〇DTMF:INBAND    → OK
 〇コーデック:PCMUのみ  → OK
ほぼ何のことやら分からんが、ここまではマニュアルどおりの設定になっている。
 〇STUN:有効
この項目確かに「有効」にはなっているのだが、サーバーの項目が空欄のままだ。
このSTUNサーバー、オープンに使えるサーバーがあるらしく、アドレスも公開されているので、そのアドレスを入力してやればいいようだ。
STUNサーバーに公開STUNサーバーのアドレスを入力して、さてどうだ。
X4が鳴りました。反応しました。
さすがに、固定電話機より呼び出し音が鳴るのが若干遅いが、ちゃんと子機として機能している。

これで10年以上ぶりで、VE-PVC01Lに子機ができた。
いや、違うな。スマホをVE-PVC01Lに直接子機登録しているわけではない。
そう、実はスマホをHGWに登録させているので、親機たる固定電話機自体不要なのだ。
今回はSIMなしのWi-Fi専用自宅端末のX4にAGEphoneをインストールしたが、SIMの入ったスマホにインストールすれば、
モバイル回線と固定回線の両面待ちがスマホで出来てしまうというPHS電話機KX-HV200以来の環境がつくれる。
気になっていたスマホのバッテリーへの負担もそれほど問題ないようだ。
ただ、あまり音声品質がよくないので、固定電話機はあったほうがいいかな。

子機なしで少々使い勝手が悪いため、固定電話機の更新を考えていたところにAGEphoneを発見。
これでVE-PVC01Lの続投が決まった。
こうなったら、物理的に壊れるまで使ってやるほかないが、通信機器って割と長寿命。
あと10年くらいはいけそうかな。

IPoEでインターネットが早くなる?~ぷららv6エクスプレス導入(その3)

2021-11-21 08:21:16 | 通信

そうこうしているうちに注文していたWG1200HS4が到着。

箱を開けてみると、小さい。
デザインがWG1400HPと同じだったので同じ大きさかと思いきや、2回りほど小さい。
このためLANポートが3つになっていた(今まで使っていたWG1400HPは4つ)ので、
HGWとWiFIルーターへの接続を少し変えなければならなかった。
特にWi-Fiルーターを経由する必要がないものは、HGWのLANポートに接続することにした。
この辺がぷららv6エクスプレスをHGW単体で使えるメリット。
今までW-Fiルーターしか接続しておらず、余っていたHGWのLANポートが有効活用できる。
HGWには、Wi-Fiルーターのほかテレビ、2台あるPCのうちHGWに近い方のPC、ブルーレイプレーヤーを接続した。
ブルーレイプレーヤーはテレビでインターネット動画が見られるようになったので動画視聴にはネットワーク接続は必要ないのだが、
ブルーレイプレーヤーとUSB接続をしているオーディオサーバーのネットワークプレーヤー機能を使うためにネットワーク接続が必要。
Wi-Fiルーターの方には、その他すべてを接続することになる。
スマホやらタブレットやら、プリンタ、ブルーレイレコーダーまで数えたら12台もあった。

早速接続設定を行う。
接続設定といってもAtermはだいたい共通で、回線の自動判別機能とQRコードを使ったWi-Fi接続機能が利用できるようになってからは、非常に簡単(のはずだった)。
HGWの電源を落としてからWG1200HS4を接続し、HGWの電源を入れて後でWG1200HS4の電源を入れる。
WG1200HS4の回線自動判定機能で回線の種別が判定され、使っている回線に適したモードになる。ACTIVEランプが緑点滅になって、設定終了。

次は、端末からWG1200HS4へWi-Fi接続の設定をする。
デスクトップパソコンだとQRコードを使ったWiFi接続が使えないので、あらかじめアプリをインストールしておいたiPadで接続を試みる。
アプリを起動させて、WG1200HS4に添付されてきたQRコードをiPadのカメラで読み取ると、WG1200HS4のWi-Fi設定内容が表示されるので、「設定適用」をタップする。
表示されたWi-Fi設定のプロファイルのダウンロードとインストールが指示されるので、指示どおりに進めると、
プロファイルがiPadに保存されてiPadからWG1200HS4に接続が可能となる。
この手順でWi-Fiがつながり、インターネットにもつながった。

これで設定終了!のはずだったが、WG1200HS4のACTIVEランプが赤点滅を始めた。
うまく回線が設定できなかったようだ。
WG1200HS4を初期化し、もう一度初期設定を行ったが、やはり同じようにインターネットにはつながるが、ACTIVEランプが赤点滅をする。
WG1200HS4の設定画面「クイック設定Web」にアクセスしWG1200HS4の状態を確認すると、
ちゃんとOCNバーチャルコネクトモードになっているが、よくよく確認するとWAN側のIPアドレスが取得できていない。
HGWとWG1200HS4はIPアドレスが重複しない設定になっているはずだがな。
今度は、HGWの状態を確認してみる。
使用しているHGW PR-500MIは障害情報が確認できるので確認してみると、
WG1200HS4をつないだLANポートが10秒おきにリンクアップとリンクダウンを繰り返している。
HGWとWG1200HS4との接続がプチプチ切れている状態のようだが、
そのエラーログは延々と続いているわけではなく、10回ほど繰り返したところで止まっている。
インターネットにはつながっているし、しばらくするとACTIVEランプの赤点滅が収まるかもとしばらく様子をみていたが、ACTIVEランプの赤点滅が収まる気配はない。

ACTIVEランプ赤点滅の解消方法を取説で確認すると、
「ACTIVEランプが赤点滅している場合は、クイック設定Webのホーム画面の案内表示を確認してください。」
となっているが、クイック設定Webのホーム画面には特に案内表示らしきものは表示されていない。
困ったので、AtermのQ&Aを検索してみる。
Q(No. 12017)
 Atermの接続設定が最後まで完了したのに、AtermのACTIVEランプが緑点灯しません。
A
 Atermの接続設定が最後まで完了したのに、AtermのACTIVEランプが緑点灯しない場合は、以下の確認を行ってください。
  ○AtermのACTIVEランプが赤点滅している場合
   動作モードがIPv4 over IPv6通信モードの場合、以下の場合に赤点滅を行います。
   ・ご加入回線のIPv4 over IPv6通信接続サービスが、プロバイダ側で有効になっていない、または申し込みをされていない可能性があります。
    IPv4 over IPv6通信接続サービスの使用手続きをプロバイダに正式に行った上で、有効になっていることをご確認ください。
   →これは有効になっていることを確認済

   ・ご加入回線のIPv4 over IPv6通信接続サービスに、Atermが対応していない可能性があります。
     IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリストをご覧の上、対応可否をご確認ください。
   →確認してからルーター買うてるがな。

   ・AtermのWANポート側に接続されているインターネット接続機器[プロバイダ提供のONU(回線終端装置)/ひかり電話対応ルータ/ホームゲートウェイなど]には、
    Aterm以外をLANケーブルに接続しないで設定を行ってください。
   →最初WG1200HS4以外の機器もつないで接続設定していたが、2回目の設定時はWG1200HS4のみHSWに接続して設定を行っているので問題ないはず。

   ・AtermのWANポート側に接続されているインターネット接続機器[プロバイダ提供のONU(回線終端装置)/ひかり電話対応ルータ/ホームゲートウェイなど]側に
    IPv4 over IPv6通信接続サービスの接続設定がある可能性があります。

これだな。
現在のぷららの状態は「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続がON」になっていて、HGW単体でIPoE接続(IPv4 over IPv6)が可能となっている。

   ・その場合、Atermはブリッジモード(Atermの電源を切った状態で、本体背面のモード切替スイッチをBRに変更して電源をオン。Aterm起動後はACTIVEランプがオレンジ点灯します)
    に切り替えて使用するようにしてください。

なるほど。ルーターモードではなく、ブリッジモードにすればいいわけね。
それではということで、WG1200HS4の設定をブリッジモードに変更して、初期設定をやり直す。
ACTIVEランプはブリッジモードでの動作を示すオレンジ色に点灯した。インターネットにも接続されている。
HGWの状態を確認してみると、エラーは出ていない。
IPアドレスの払出状況を確認すると、WG1200HS4に無線で接続した機器にもHGWのDHCPサーバーからIPアドレスが付与されている。
念のため、インターネットの接続状況をOCNのサイトで確認すると、IPoE方式でIPv4、IPv6とも接続されている。

これで一件落着である。
あとは、インターネットに接続する必要のある機器の設定をひたすら行う。

設定が済んだところで、ぷららv6エクスプレスを使ってどの程度回線速度が速くなったか確認してみた。
回線速度測定サイトによって測定結果がバラバラなので、実際どの程度のスピードで接続されているかはっきりしないが、
同じサイトでぷららv6エクスプレス導入前後の比較をすると、2、3割程度は速くなっている。
サイトによっては500Mbps以上の測定結果が出るが、遅延が大きいので体感としてはそこまで速くなったとは感じない。
まあ、いままでもそんなに回線速度が遅くはなかったが、タダで回線速度が上がるならそれに越したことはない。
Wi-Fiルーター側のルーター機能を止めたので、機器構成がシンプルになって以前発生していたプチ回線切断もなくなるだろう。

さて、ここで疑問。
もしかして、OCNバーチャルコネクトモード対応ルーターにしなくとも、古いWi-Fiルーターをブリッジモードにすればよったんじゃないかな?

今まで使っていた古いWiFiルーターWG1400HPは初期化して、リサイクルショップに売るつもりでいたが、その前にちょっと試してみた。
WG1400HPにも自動回線判定機能は付いているが、古い機種なのでIPv4 over IPv6接続の種類は判定してくれない。
設定できるモードも、ローカルルーターモード、ブリッジモード、子機・中継器モードの3種類しかない。
ちなみにWG1200HS4の方は、ローカルルーターモードのほかにPPPoEルーターモードというのがあり、
さらに各種IPv4 over IPv6接続ができるので合計で12種類のモードがある。
現在のHGWをレンタルしたときは、ぷらら光に乗り換える前で、フレッツ光+ぷららだったが、
その状態ではWG1400HPの自動回線判定機能でローカルルーターモードに設定された。
HGWもルーターとして機能していたので、ルーターが重複しているのは気にはなっていたが特に障害も出ていなかったので、以来そのままの設定で使っていた。
なので、WG1400HPをブリッジモードで使うのは初めて。

その結果というと、WG1400HPからの有線接続、無線接続ともOCNバーチャルコネクトで接続される。
古い機種なので回線エラーを検知できないだけなのかもしれないが、WG1400HPにはエラーは出ていない。
ルーターはそのままでよかったのか、と思ったが、HGWの障害情報を確認すると、
HGWとWG1400HPとの間で例のリンクアップとリンクダウンの繰り返しが発生していた。
ただ、WG1200HS4をOCNバーチャルコネクトモードで接続したときのようにエラーが多く繰り返されず、
リンクアップとリンクダウンの繰り返しは3回ほどで止まっていた。
おそらくこのままでもOCNバーチャルコネクトを使うことができると思う。
ぷらら光でぷららv6エクスプレスを使う場合、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続がON」になっていれば、
非対応ルーターでのブリッジモードを試してみる価値はあると思う。
自分の場合は対応ルーターを買ってしまったのでWG1200HS4を使いますよ。
念のため対応ルーターで一番安い機種にしておいたし、エラーが全然出ない安定性はさすが対応ルーターというところ。

Atermについては、自動回線判定機能で「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」ができるかどうかまで判定した上で、自動設定してくれるといいのだが。
せめて接続マニュアルにそういう場合はブリッジモードに設定しろと書いてあれば、これほど迷わずに済んだのに。
現在レンタルされるHGWは全てIPoE接続ができる状態になっているはずだし、HGWの無線LAN機能を使わず、
HGWにWi-Fiルーターを接続して使う人もいるだろうから、何らかの形でWi-Fiルーターメーカー側が対応してほしいところだ。

ところで、Buffaloは問題ないのかな?