夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

ケーブルを換えてみる~HDMI編~

2010-03-30 22:16:51 | 映像
我が家のレグザは基本的にHDMIでしか接続できない仕様になっています。
テレビを買う前にブルーレイレコーダーをすでに所有しており、
HDMIの出力が2系統ある機種であるので(だから購入したのですが)、
○レコーダー→テレビ
○レコーダー→AVアンプ→テレビ
と、しめて3本のHDMIケーブルが必要となりました。
テレビを購入したときの家電量販店のポイントがあったもんですから、
ほとんど何も考えず店頭にたくさん並んでいた3000円くらいのソニーのHDMIケーブルを選びました。

(写真は、イーサネット対応の現行モデルですが、外観はこんな感じ。)
ただ、レコーダー→AVアンプ間は、なるべくよいケーブルの方が良いというのを
何かの雑誌の記事で読んだ気がするので、
これはソニーのHDMIケーブルでも少々お高い平べったいきしめんタイプのケーブルを選びました。

しばらくは特に不満に思うこともなく、そのケーブルを使っておりましたが、
アンテナ線を交換してから、適当に選んでしまったこのケーブルでよかったのかな?
と思うようになってしまいました。
調べてみると、ソニーの安い方のHDMIケーブルの評判が
あまり芳しいものではないことも分かってきました。
さて、どうしたものか?
きしめんタイプの方は、そんなに悪くはないようなので、
試しにレコーダーとテレビをつないでいるHDMIケーブルを交換してみることにしました。
そうはいっても、どの程度効果があるか分からないものに
そうそうお金を掛ける気にもならないので、5000円くらいのものから選ぶことにしました。
しかし、この価格帯というのはあまり選択の余地がないんですね。
その中から選んだのが、ベルデンのHD2001というケーブルです。

選んだ理由は、まあスピーカーケーブルつながりということで、
特に深い理由はありません。
ベルデン製品を扱っているトモカ電気からスピーカーケーブルと同時に購入しました。
現物が届いてみると、見た目はソニーのHDMIケーブルとそう大して変わりがありません。
ただ、ソニーのものよりケーブルが少々太く、重いというくらいです。
実際つなぎ換えてみると、結構微妙な違いではありますが、
解像感と発色が良くなったような気がします。
音質の方もチェックしたいのですが、音質の差をチェックできるほどのスピーカーを接続していないので、
音質チェックは省略です。

ソニーのケーブルと値段としてはほとんど変わりがないので、
同じ値段ならば、こちらのベルデンでしょうか。
まあ、買い換えるならばもう少し高いものの方が
ハッキリした違いが分かるのでしょうけど。
気になっているのは、パイオニアで扱っているベルキンのPureAVシリーズなのですが、
もう生産終了のようです。
もうひとつ気になっているのが、Amazonベーシックのクワッドシールド。

なんと2mで1000円です。見た目はけっこう良さそうなのですが、
購入者のレビューを見ると、相性問題が出やすいようですね。
これの存在を最初から知っていれば、多分買ってましたね。

AVアンプを買い換えたので、DVDプレーヤーとの接続をD端子からコンポーネントに換えましたが、
同じDVDディスクでブルーレイレコーダーとDVDプレーヤーの画質を比較してみました。
○BDZ-X95→ソニーきしめんHDMI→TA-DA3400ES→ソニー丸HDMI→42Z8000
○DV-S747A→オーテクコンポーネントケーブル→TA-DA3400ES→ソニー丸HDMI→42Z8000
結果は、後者DVDプレーヤーからのコンポーネント出力の圧勝です。
誰が見ても分かるレベルです。
プレーヤーとしての差が大きいのでしょうけど、
プレーヤー性能に期待してBDZ-X95を購入した者としてはちょっと複雑です。
なので、DVDを見るときは常にDV-S747Aで見ています。
このプレーヤーは購入してだいぶ経つのですが、まだまだDVDを試聴する機会の方が多いので、
当分活躍することになりそうです。


ケーブルを換えてみる~アンテナ編~

2010-03-21 10:47:24 | 映像
テレビを地デジの液晶テレビに換えて、気になっていたのはケーブル。
今住んでいるアパートは、地デジのUHFとBSの電波信号が混合されて壁のアンテナ端子にきているので、
当然分波器を使わなくてはいけませんが、
その分波器は、結婚当初に間に合わせで買ったケーブル一体型の安物でした。
そこで、ここはひとつアンテナ線でも換えてみようかと思い立ち、やってみることに。

まず、分波器とケーブルは分離することにして、それぞれどれを選ぶか検討。
分波器はいろいろあって迷ったものの、ケーブルがなるべく少なくて済むように、
壁のアンテナ端子に直付けするタイプにすることにしました。
それが、マスプロのSRP2-P。

シールドもしっかりしているようでなかなか良い感じです。
同軸ケーブルの方は、あまり迷わずBELDENの1694Aにしました。
問題は、端末のコネクタ。アルミリングをペンチでかしめる普通のF栓でもよかったのですが、
ちょっと面倒だったので、ねじ込むだけでOKという日本アンテナの「かんたんF型コネクターF-5S-SP」というものを使ってみることにしました。

実際使ってみると、端末処理をした同軸ケーブルにグリグリねじ込むだけで作業終了。
本当に簡単でした。一回ねじ込んでしまうと、ちょっと引っ張ったぐらいでは抜けません。
この組み合わせのケーブルを1m×4本作りまして、
壁の分波器からブルーレイレコーダーのアンテナ入力端子(UHFとBS)につないで、
同じようにブルーレイレコーダーのアンテナスルー端子からテレビの入力端子へつなぎました。
かんたんF型コネクターが5C用しかなかったので、ケーブルを5Cにしたため、
少々硬い1694Aがちょっと取り回しづらかったです。

そして、ちょっとドキドキしながらテレビの映像チェック。
結果としては、投資額に見合った効果は出たので一安心。
輪郭線のにじみがなくなり、シャープな感じになりました。
発色も若干良くなったような感じがします。
ただ、逆に天候の悪い日、特にBSでは電波状態が悪いのが
画面で分かるようになってしまいました。
若干ですが、輪郭ににじみが出るのが分かるようになったのです。
まあ、これも細かく見ればの話なので、
普通にテレビを見ている分には気にならないレベルです。
まあ、これで安心して保存用の番組も録画できるようになり、
精神衛生上は、よかったです。

(次回は、HDMI編)

テレビの内蔵スピーカー考(その2)~「人の声」を魅力的に~

2010-03-13 19:25:34 | オーディオ
テレビ用のスピーカーとしては向いていないMediaMateⅡは元通りPC用に戻し、
今回の目的にあったスピーカーを物色し始めました。
今回のスピーカーの条件は、
○低音は、出過ぎない締まったものである。
○入力端子は、RCAかミニジャックであること。
○大きさは、大きすぎないこと。
○価格は、できれば1万円以下。
ということになります。
実際探してみると、このクラスのPCスピーカーは、低音なんか出るはずもないのに、
無理矢理低音を出そうとしているものばかり。
バスレフ型ではなく、密閉型となると極端に選択肢が狭まりますね。
その中で見つけたのが、これ。オーディオテクニカのAT-SP150です。

メーカーの商品紹介には「密閉型と52mmドライバーでタイトな低域を再生」とある。
低音が出ることを謳い文句にしたスピーカーが多い中で非常に珍しいパターンです。
左右のスピーカーの接続ケーブルも1.5mあるので42インチのテレビでも何とかなりそうです。防磁型だし。
ネットでの評判も悪くないので、買ってみることにしました。
色は、テレビに合わせて黒をチョイス。8000円弱で購入できました。
商品が届いてみると、エンクロージャーがアルミ製なのでずっしりと重い。
造りもしっかりとしており、外観もなかなか高級感があります。
電源スイッチの操作感も良好。安っぽい感じはありません。
入力端子は、ステレオミニジャックのみなので、
あらかじめRCA→ステレオミニジャックの変換ケーブルを購入しておきました。

早速テレビの両側に設置して、ちょっとドキドキしながら音を出してみると・・・
狙い通りバッチリです。低音のボコボコ感がなくなり、スッキリとした感じになりました。
少なくともテレビ内蔵のスピーカーは使う気にならないぐらいの差はあります。
このスピーカー出力が2.4Wしかないので、ボリュームが大丈夫か心配でしたが、
通常テレビを見る音量では全く問題ないレベルです。
スピーカー側のボリュームを最大にして、テレビ側のボリュームは40から50ぐらいにしています。
音質をまじめにチェックすると、若干ハイ上がりでサ行が強めに出る傾向にあります。
また、低音のボコボコ感も完全になくなったわけでなく、若干感じる場合があります。
エンクロージャーが金属製ということもあるのでしょう。
テレビを置いてある棚に直置きなので、そのうちインシュレーターを工夫してみたいと思います。

今回のことで思ったのは、テレビの音声として聞いているのは、ほとんど人の声であるということ。
ニュース番組しかり、情報番組、バラエティ番組、スポーツ中継、ドラマも、
純粋な音楽番組を除いては、すべてメインは人の声なのです。
それがしっかり鳴らせない内蔵スピーカーは、その用を成していません。
しかし、不思議なのはアナログ放送のときはそういった不満はほとんど感じなかったこと。
安い14インチのブラウン管テレビであってもです。
原因を考えてみると、デジタル放送の音声がアナログ放送に比べてよくなっている
(少なくとも規格上の周波数帯は広がっている)ことと、
薄型テレビのスピーカーが貧弱になっている(ならざるを得ない)ことにあるんでしょうね。
アナログ放送の場合、テレビのスピーカーの質も良いわけではなかったと思うのですが、
初めからワイドレンジなどは狙っていない、そもそも無理なので、
中域重視のチューニングして、耳障りにならないようにしていたのではないかなと思うのです。
放送自体が、アナログからデジタルになったことも影響しているのでしょうかね。
ただ、実家にあるソニーのブラビア(32インチのF1)では、
レグザのような耳障りな音はせず、非常に自然な感じです。
さらに、音声のメニューで「聞き取りやすさ重視」の選択もできるのですが、
高音と低音を絶妙に絞って人の声が大変聞き取りやすくなります。
やはりレグザのこの機種の問題という面が大きいようですね。
テレビのスピーカーについての考え方の違いなのでしょうか。

個人的に、ジャンルを問わず歌もの好きの自分としては、
オーディオ的には比較的楽といわれるボーカルものを自然に魅力的に鳴らすのって、
けっこう難しいのではないかと感じました。
歌ものを魅力的に鳴らすスピーカーというとアルテック。
アルテックのスピーカーにはまってしまい、
自らスピーカー製作の会社を興してしまう方もいらっしゃるということなので、
一度は聴いてみたいのですが、ヴィンテージ物なのでなかなか難しそうです。
最近のスピーカーでは、mhiのEvidenceMM01Aですね。

こちらは試聴できそうなので、そのうち機会があるかもしれません。
このスピーカーの感想を見ると、もし発売がもう少し早ければ、
スピーカーの選択でGX100と大いに迷っていたかもしれないと思います。

テレビの内蔵スピーカー考(その1)~困ったのは「人の声」~

2010-03-07 16:39:50 | オーディオ
昨年エコポイントに乗せられて液晶テレビを購入したことは以前書きました。
東芝の42Z8000です。

購入して半年以上経ちますが、おおむね満足しております。
しかし、一点重大な問題点があります。
内蔵のスピーカーです。
薄型テレビの場合、かなり筐体が文字通り薄く、
しかも、デザイン重視でベゼルの部分のなるべく小さくしているため、
スピーカーユニットの口径が小さく、
しかもストロークが取れないという劣悪な条件を強いられます。
これでまともな音が鳴るわけがなく、
アナログテレビに比べてオーディオ的に音が悪いというのは購入前から情報としては知っていました。

しかし、そのことは別に問題にはしていませんでした。
同時にAVアンプとスピーカーを購入したので、
音楽DVDとかはそちらで再生する予定でしたから。
ただ、ニュースなどの通常のテレビ番組を見る場合は、
当然内蔵スピーカーを使うつもりでした。

そして、実際購入。
画面の大きさとデジタル放送のきれいさに気をとられていたのも束の間、
初めに違和感を覚えたのは、夜7時からのNHKニュース。
武田と野村という男性アナウンサー二人がメインですが、
この二人の声がどうも聞きづらい。
お天気の半井さんと山本さんの声は大丈夫なのですが。
42Z8000前に使っていた28ZP50では感じなかったことです。

(写真は、36インチの36ZP50です。)
具体的にいうと、低音は出ているものの男性の声を分解し切れていないというか、モコモコというか、ボコボコした感じ。
なんかこれどこかで聞いたことがあるなー、と思って記憶をたどってみると、
思い出しました。
その昔、NHK-FMの定時のニュースをラジカセで聞いたときの感じによく似ています。
共通点は、どちらの放送音声も放送ソースとしての音質は比較的よいということです。

他の番組もチェックしてみましたが、NHKニュースほどではないものの、
やはり同様の傾向でした。
東芝のテレビには昔から「バズーカ」という低音増強システムかついていますが、
個人的には不快な低音しか出ないので、28ZP50の時もオフにして使っていました。
42Z8000になっても相変わらずついていたので、もちろんオフにしてあります。
しばらくエージングというか慣らしをしてみると変わるかな、
ということでしばらく様子をみていましたが、
多少聞き取りやすくなったものの大きくは改善せず。
仕方がないので、42Z8000のイコライザーで調整してみました。
このテレビの場合かなり細かく調整できるので、
とりあえず低音の方100Hz、330Hzとも-20と最低に調整してみたのですが、
多少は良くなるものの「自然な」感じとは程遠い。
同じ東芝のテレビでも28ZP50のときはこんな感じを受けたことはなく、
いわゆる「いい音」ではなかったものの、
少なくとも耳障りと感じたことはありませんでしたから、これは困った。
一度気になり出すとどうにも我慢ができなくなったので、対策を考えることにしました。
常時AVアンプとGX100を使えば何の問題もないのですが、
ニュース番組とか情報番組を見るのにそれもちょっと気が引けます。
どうしたものかと思案しながら、42Z8000の取説を見ていると、
このテレビには音声出力端子(RCA)がついていることに気づきました。
しかも、外部出力してもテレビのボリュームで音量を変えられるらしい。
ただし、イコライザー調整は不可。

ピンときました。PC用のスピーカー!
早速使用中のBOSEのMediaMateⅡをつないでみました。
左右のスピーカーをつなぐケーブルは何とか長さが足りました。
MediaMateⅡは入力端子がRCAしかないため(しかしなぜか2系統ある)、
手持ちのRCAピンケーブルを使用して接続。
感想は、だいぶ良い感じになりました。
ただ、BOSEの低域は、解像度なく量感ありという感じなので、
目的である「人の声を自然に鳴らず」というのはちょっと向いていない。
要するに低音の量が多すぎる感じなのです。

(次回は対策編の続き。)