夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

キーボード

2019-01-05 19:18:06 | PC
この2、3年というもの年末年始になるとヘッドフォンやらなんやらを購入して散財しているので、
今年こそ買い物はしまいと思っていたところ、キーボードにコーヒーをこぼして、キーボードを買い換える羽目になった。
考えてみれば、今まで使っていたキーボードは、初代デスクトップを購入した時に間に合わせに買った1000円の安物。
そのうち買い換えようと思いつつ、気が付いてみたら10年以上が経過。
タブレット用に持っていたコンパクトキーボードを使ってみたが、あまりにも使いにくいので、テンキー付のフルキーボードを購入することにした。
マウスはずっとロジクール党なのでキーボードもロジクールにしてみた。
長く使うものなので、初めてメカニカルタイプのK840をチョイス。ブラックのアルミでなかなかカッコいい。


本当はPS/2接続のものがよかったのだが、あまり選択肢がないため、一般的なUSB接続のものを選んだ。
ダメもとでUSB→PS/2変換アダプタも購入してみたが、K840では使えなかった。
今まで長文(主にこのブログ)を打つと少々打ちにくいというか手が疲れるのでパームレストも合わせて導入することにした。
イメージとしてはウレタン系の柔らかいもののイメージしかなかったが、検索してみると木製のものが人気らしい。
メーカーは高級キーボードで有名なFILCOである。
天然木(タモ)であることにはあまり驚かなかったが、オスモカラー仕上げというところに激萌えして購入決定。
ポイントがあったのでアマゾンで購入。パームレストについてはイメージどおり。柔らかすぎず適度な硬さで手触りがよく、使い心地がよい。
値段もキーボードほど高級ではなかったので長く使っていけそう。

問題はキーボードの方。実機を触っていなかったが、実際文字を打ってみると今までメンブレンタイプしか使ってこなかったので、感触がかなり異なる。
「カチャカチャ」といういわゆるキーボードの音ではなく、「カタカタ」と「スコスコ」の中間の音。
感触はもう少しクリック感があるかと思っていたが、意外と柔らかく若干違和感がある。まあ、これは慣れの問題が大きいが大きいと思う。
以前と比べればかなり文字入力は快適になった。タイプミスもかなり減った。こんなことならもう少し早く替えていればよかったかな。

新しいキーボードの高さのあるキートップを眺めていて、ふっと思い出したのは
初めて触れたキーボードのこと。
大学に入学して自腹で買ったワープロ専用機NEC文豪MINI7HGのキーボード。

ディスプレイは9インチのモノクロCRT。
3.5インチフロッピーディスクドライブが2ドライブ付の高級機で、
システム起動用のAドライブとデータ保存用のBドライブに分かれていて、
ディスクのコピーも出来た。
フロッピーディスクドライブの左隣にあったフロッピー入れが何気に便利。
ただ使えるフロッピーディスクは3.5DDのみで3.5HDは使用不可。
CRTモデルなのでとにかく重く10kg以上はあったと思う。

そしてキーボードである。
ノートPCのディスプレイ部分がPCの「ふた」になっているが、
文豪MINI7HGの場合、ディスプレイがCRTなのでキーボード部分が「ふた」になっている。
ぱかっと開くとちょうどいい角度にキーボードが固定されるので、
とても入力しやすかった記憶がある。パームレストの必要性は全くなかった。
画像を見て自分の記憶に間違いなかったことを確認したが、
やはりキートップの高さはかなりある。
昔のワープロ専用機はだいたいこんな感じのキーボードだったような気がする。
そして疑問。このキーボードは、果たしてメンブレンだったのか?
入力時の音は確かにカチャカチャした感じだったが、安物のキーボードほどではなかった。
ただ、キートップを外した記憶があり、キートップの下にパンタグラフらしきものはなかったが、柔らかめの感触。
静電容量式だったのか、はたまたメカニカル式のキーボードだったのか?
今まで使ってきたキーボードの中で一番入力がしやすく、ミスタッチも少なかった(ような気がする)。

大学時代はレポート作成に活躍し、就職してからは職場で仕事に使っていた。
オフコンNECのN7200の共用端末が1台だけ。ワープロ専用機も1人1台なかったからね。
文豪MINI7HGには表計算機能もあったため、表計算も使ってた。
一時期職場には、N7200、PC98、DOS/Vの端末があり、さらに自前の文豪も使っているというめちゃくちゃな環境で、
これがまたキーボードが微妙に異なるというストレスがたまる状態。
今は基本的にはDOS/Vしかないので、もうそんなことはないが。

現実に戻ると、ロジクールK840を使っていて一番気になっているのは、キーを叩いたときとキーから指を離したときに、
下の金属板に共振しているのか薄い金属板が響くような音がすること。
さらにちょっとキートップが横にぐらぐらする。通常のキーはそうでもないが、使用頻度の多い上下左右キーのぐらつき具合が気になる。
パームレストをFILCO製にするぐらいなら、思い切ってFILCOのキーボードの実機を確認してから購入すればよかったのか。
後で調べて分かったが、FILCOならPS/2とUSB両対応モデルも選べる。
とにかく、今まで聞いたことのないこの金属音がどうも耳につく。

そして思い出すのはあの文豪のキーボード。
「初めて」というのとは特別なものですね。

しばらく使ってみてどうしても我慢できないようなら実機を触ってから考えることにするとして、店頭は騒がしいからこの微妙な音までわかるかな。