夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

高齢者向けのテレビ選び~その2

2023-12-01 04:44:44 | 映像

■ラック組み立て

テレビより先にラックが配送されたので、組み立てておいた。

標準作業時間45分のところ、ちょっと手間取って1時間かかってしまったが、出来上がったラックは値段の割にはしっかりとしており、なかなかいい感じだ。

奥行きが30cmというのと壁側の角が落としてあることの効果は大きく、既存のラックよりも壁側に寄せて設置することができた。

 

既存のラックより10cmぐらい背が低いため、テレビを見るときに視線が下がった位置になり、かなり見やすくなった。

レコーダーは本当にギリギリ上の棚に載せることができたが、後ろはラックからちょっとはみ出した状態になっている。

レコーダーの脚がやや内側についていたので、なんとか棚に載せることができた。

 

■テレビ設置

数日してテレビREGZA 43M550Mが配送された。

ブラウン管時代は家の中へ運び入れるだけで一苦労だったが、今や一人で運べるほど薄くて軽くなっている。

箱から出して、脚を取り付けるだけなのであっという間に設置完了。

チャンネル設定も自動になっているから、30分も経たないうちに作業は完了した。

 

薄型テレビについては転倒防止の対策が必須だが、テレビに付属している固定用のベルトは、テレビの脚とテレビ台を固定するタイプだった。

しかし、テレビ台の天板の側面ではなく、天板の上面に木ネジでベルトを固定するタイプだったので、こちらは採用しなかった。

テレビラックに付属していた転倒防止のひもを使うことにした。

ベルトではなく綿のただの丸紐だが、テレビ側は壁掛け用のネジを使い、テレビラック側は天板の後ろ側側面の無塗装部分に木ネジで留める。

紐をかけたら、紐をピンとはるためのフックに紐をかけて作業終了。

何とも頼りないが、ないよりはましか。

テレビの脚の部分には、自宅のテレビにも使用している滑り止めシートを敷いた。

地震の時、薄型テレビは転倒しないまでも、脚の部分が滑って前に落ちてしまうのを防ぐためのものだ。

テレビの脚の接地面積がわりと広いタイプなので、滑り止めシートの効果は期待できそうだ。

 

■テレビの画質

ラックの幅ほぼいっぱいのM550Mだが、スリムなコーナーラックのおかげで、母の定位置からテレビを見ると正面に近い形でテレビを置くことができた。

実際にテレビを見てみると、斜め45度の位置から見ても、白っぽく見えることはほぼない。

このぐらい斜めからみても色の見え方が変わらないなら、やはりパネルはADSなのかもしれない。

 

画質の設定はデフォルトのままだが、妙に明るすぎたり色が派手だったりすることがなく、目に優しい。

安い液晶テレビにありがちなギラギラした感じはなく、非常に自然な印象で好ましいセッティングになっている。

液晶テレビの画面を見るとき気になるのが、人の顔の質感だ。

白飛びしがちで、のっぺりとなってしまうものも多い中で、このテレビは非常に自然な見え方で、階調もしっかりとでている。

ちょっと地味すぎて、店頭で見栄えはしないかもしれないが、自宅で見るにはこの方が好ましいのは言うまでもない。

 

このM550Mは等速パネルではあるものの、そもそも動きの速いスポーツ番組など母は見ないので問題ないが、BSの大リーグ中継をみてみたが、残像が気になるようなことは全くなく、テレビしか見ない高齢者には十分すぎる画質と好ましい画質の傾向となっている。

 

■音質は…

画質の方は全く問題なかったが、もう一つのポイントの音である。

デフォルトの音を聞いてみたが、まあ「普通のテレビ」の音である。

全体的に薄い音というか、音の明瞭さということからはかけ離れている。

聞くに堪えないというほどではないが、自分ならテレビのスピーカーではなくサウンドバーを設置してしまうだろう。

音質設定で、台の上に置くか、壁掛けにするか設定で選べるようになっていて、デフォルトで「スタンド」(台の上に置く)になっているが、スピーカーの開口部が下向きになっているのが、スピーカーとしては決定的に不利な条件だ。

 

ここで音質の設定を変更する。

変更したのは、東芝独自の低音強調システムBAZOOKAの設定と音質メニューの設定である。

東芝のテレビは、ワイドブラウン管と液晶テレビの2台を使っていたことがあるが、そのどちらにもこのBAZOOKAが搭載されていた。

これをONにするとブーミーな低音が強調され、人の声が聞きにくくなるだけなのでOFFに設定にしていた。

バックライトがLEDになり、極めて薄くなった液晶テレビにこの機能が付いているとは思わなかったが、デフォルトでは「弱」の設定になっていたので、これを「OFF」にした。

 

あとは、音質の設定だが、いくつかセットされたメニューから「クリアボイス」を選択した。

人の声がクリアで聞きやすくなるということだが、案の定、高域と低域をカットしたカマボコ型の周波数特性になり、人の声については聞こえ方がましになったが、ちょっと上下の帯域をカットし過ぎる傾向があり、特に高域はもう少し出ていた方がいいかなという印象だ。

 

設定を変更して、ようやく昔のラジカセで聞くAMラジオとFMラジオの中間ぐらいのところまでになった。

テレビ放送専用=人の声に特化して音質を判断しているが、自分の家で使っている1万円のサウンドバーには、まだまだ及ばない。

ここで、マイク内蔵リモコンを使ったオートキャブリレーションの出番だ。

最初どこで設定するのか分からなかったが、音質設定の詳細設定の中にあった。

テレビの設置場所が壁に対して斜めになっているので、左右のバランスが整えばいいかとおもっていたが、オートキャブリレーション実行後はかなり音が聞きやすくなった印象だ。

これはなかなか効果があった。

ここまでくれば、個人的にはまあ及第点というところだが、母には前のテレビより聞きやすくなったと公表だった。

音量を以前ほど上げなくても聞こえるとのことだったので、このテレビを選んだ甲斐があったということだろう。

 

■YouTubeを見る

M550MはVODに対応している。

高齢の母がVODを見るわけではないが、ちょっと動画を見せたいときにYou Tubeが使えると便利だ。

実家にはAlexa Echo Show8用のLTEルーターI-O DATAのWN-CS300FRを設置しているが、このルーターにはLANポートがあるので、有線でルーターとテレビをつないだ。

ルーターにはmineoのSIMが入れてあるが、契約中のプランが「マイそく」という1.5Mbpsの低速定額プランだ。

このプランを使って4KテレビでYou Tubeが見られるか試してみた。

その結果は、1.5Mbpsでも意外といけることが判明。

画質は自動で360pになってしまうが、このSD画質でもM550Mはアップコンバートがうまく、画質がいいわけではなないが普通に視聴する分には画質が気にならない程度にしてくれる。

バッファも十分で、途中で動画が止まってしまうようなこともなかった。

 

そんなにしょっちゅう動画を見るわけではないので、回線プランはこのままでいいかと思ったが、高速従量制のプラン「マイピタ」の月10GBプランに切り替えることにした。

mineoのマイピタは月10GB以上のプランだと容量を使い切った後に、極低速にスピードが制限されずに、1.5Mbpsで使えるオプション「パケット放題Plus」が無料で使えるので、高速容量を使い切っても動画の画質が落ちるだけで動画が見られなくならないので安心だ。

「マイそく」と違って、平日昼間12時から13時までの時間帯の速度制限もないし、高速通信でYou Tubeがどの程度の画質になるのか確認してみたい。

 

マイピタは月20GBまでのプランしかないので、毎月20GB以上使うようになれば、楽天モバイルへの乗り換えも検討する必要があるかなと思っていたが、mineoの「マイそく」が意外と健闘しているので、その必要もなさそうだ。

光回線に接続している自宅のテレビでYou Tubeを見ても、画質自動の設定だと、画質は720p程度に抑えられてしまうので、低速通信との画質差があまりなければ、mineoのプランは「マイそく」1.5Mbpsでいいのかもしれない。

 

■テレビで音楽を聴く

実家のテレビの更新は、テレビとそれを置くラックの選択がうまくいって、実家の母も満足してくれたようだ。

やはり、大きい画面は見やすくていいとのことだった。

大画面テレビの置き場所の問題は、スリムなコーナーラックで解決できた。

 

ほとんど使われていないレコーダーソニーのBDZ-RX35はそのまま継続して使うことにしたが、ラックの入れ替えの時に久々にラックから下ろしてみると、レコーダー底面の吸気口に綿埃が詰まりまくっていた。

これでよく故障しなかったと思ったが、13年前のレコーダーはまだまだ現役。

4Kチューナーを積んでいないので、BS4Kの録画こそできないが、どうしてもBS4Kを録画したいときは、テレビ本体にHDDを接続すればいい。

 

古いテレビラックを整理していたら、以前母に頼まれて買ったさだまさしのCDが出てきた。

CDを聞きたいとき用に安いCDラジカセはあることはあるのだが、これの音が猛烈に悪く、母でさえ音が悪いと文句を言うほど代物だ。

ふと思い立って、ブルーレイレコーダーと新しいテレビで音楽CDを再生してみた。

音質の設定をクリアボイスにしているので、高域低域は全くといっていいほど出ていないが、昔のラジカセで聞いたFMラジオ程度の音にはなっている。

少なくとも実家のCDラジカセよりははるかにマシだ。

音質設定を音楽用にすれば多少良くはなると思うが、普通の家庭で音楽CDをきくなら、こんな環境でもありかなと思った。

今回は母が満足したのでこれ以上の追加投資はしないが、今の環境にサウンドバーを追加すれば、普通の家庭では十分すぎるほどのリビングオーディオ環境を手に入れることができる。

You Tubeの音楽動画も見られるので、演歌好きの母から希望があったらサウンドバーをプレゼントすることにしよう。

 


高齢者向けのテレビ選び~その1

2023-11-28 04:44:44 | 映像

■実家のテレビついに壊れる
15年使った実家のテレビがついに壊れたらしい。
実家に確認に行ったら、映ることは映るものの画面に謎の縦縞が入った状態。
母によると、しばらくテレビをつけっぱなしにしているとその縞模様は消えるという何ともアナログな壊れ方。
テレビは、ソニーのKDL-32F1(2008年製)。
地デジ切替の時に、パナソニックの21インチブラウン管テレビ(1993年製)から買い換えた。
パネルがFHDではなく、HDのハーフパネルの機種だったが、

実家のテレビの場合ソニータイマーはだいぶ長い時間に設定されていたようで、だいぶ長持ちした。

■狭い部屋こそ4Kテレビ
さすがにそろそろ買い換えかということで、母から全権委任を受けテレビの更新をすることになった。
最初は、同じ32インチでもいいかなと思っていたが、もう少し大きい画面でもいいとのことだったので、その上のサイズで後継機種を検討した。

現在32インチより大きいサイズのテレビとなると、40インチのフルハイビジョンか、43インチの4Kになってしまう。
テレビを置く部屋が6畳と狭いため、40インチと大きさに大差なく、視聴距離が短くて済む43インチの4Kにすることにした。

■置き場所はコーナーラックで解決
問題は、その置き場所である。
現在液晶テレビは、ブラウン管テレビからそのまま流用している55センチ幅のテレビラックにその台座をネジ止めで固定されている。
その棚には、ほとんど使われていないブルーレイレコーダーが収めてある。
この液晶テレビはセンタースタンドでスイーベル機能が付いており、画面の向きを変えることができる。
しかし、現在販売されているテレビは、固定式のサイドスタンドのものがほとんどだ。
コストの兼ね合いと、以前に比べて大画面化が進んでいることもあるのだろう。
ともかく現在のテレビラックでは幅が足りず、テレビが載らない。
20年近く使ったテレビラックも併せて更新する必要がある。

最初は画面の向きを変えられるテレビスタンドを考えたが、コーナー寄せで設置した状態だと、

テレビの画面が壁に当たってテレビの向きを変えることができない。
テレビの向きを変えられるようにすると、スタンドの台座の位置をずらす必要があり、人が通る場所に台座がはみ出してしまう。
これでは台座につまずいて危ないので、テレビスタンドは諦めて、コーナー設置用のテレビラックにすることにした。
壁側の角を落として、より壁側に設置できるようにした朝日木材加工のNooKというコーナーラックを見つけたので、それに決定。


幅は100cmで43インチのテレビの幅とほぼ同じだが、現在のテレビラックとだいたい同じ位置に置くことができるため,通行の邪魔にならない。
ただ、このラックの奥行きは30cmとかなり短い。
今時のレコーダーは奥行きが22cmぐらいだし、あとラックに載せるものと言えばサウンドバーぐらいなので、ラックの奥行きは30cmもあれば十分なのだが、手持ちのブルーレイレコーダーが旧式なので奥行きが30cmあるが、これをなんとかラックに収めることができそうだ。

■高齢者向けテレビ選択のポイント
さて、肝腎のテレビをどれにするかだ。
実家の母が見るテレビなので、エントリーモデルで十分だが、視野角とスピーカーについては配慮が必要だ。
このコーナーラックにテレビを置くと、母の視聴位置からしてテレビを45度の角度で見るようになる。
現在の普及型の液晶テレビは、VAパネルを使っているものが多く、斜めから画面を見ると白っぽく見えてしまうものもある。
せっかくテレビを買い換えたのに、今より見にくくならないように、なるべく斜めから見ても色の変わらないテレビを選んでおきたいところ。
どうしても見にくい場合は、卓上用の回転スタンドを使う方法はある。

それ以上に問題なのは、スピーカーである。
高齢の母はそれなりに耳が遠くなっており、テレビの音量は大きくなりがちだ。
バックライトが冷陰極蛍光管からLEDになって以前より薄型になっている液晶テレビの場合、

その配置場所がますます厳しくなっているのが内臓スピーカーである。
スピーカーの向きも下向きせざるを得ず、音という面ではとても厳しい状況にある。
別にオーディオ的な意味で「高音質」である必要はなく、人の声が聞きづらくなければいいのだが、それすらラジカセに及ばないというものもある。
そんな状況に対応して、人の声が聞き取りやすい工夫をしたテレビがいくつか見られる。
スピーカーは人の声が聞き取りやすいものをできれば選びたい。
もしだめなら、思い切って「ミライスピーカー」でも導入するほかないか。


■REGZA M550Mに決定
そんな高齢者向けのテレビの条件を考えて、候補に選んだのがTVS REGZAのM550M。


REGZAなら一番安いC350Xでもいいかと思ったのだが、色の視野角についてはあまりいい情報はない。
東芝のテレビはパネルの種類を非公表にしている。
店頭で実際に確かめてみればいいのだが、近所の店だと置いてある機種がそう多くない上に、画面が映っているものはさらに少ない(電源が入っていない)。
東芝のテレビ部門はハイセンスに買収されて、パネル自体はハイセンスと同じものを使っていると思われるが、そのハイセンスの方はパネルの種類を公表している。
そのハイセンスの現行機種で、M550Mに近い価格帯のもののスペックを調べると、50インチだけはVAだが、

43インチを含めそのほかのサイズは視野角を改善したADSパネルを使っているとある。
実際に店頭でM550Mの視野角を確認したユーザーの情報だと、斜めから見た場合50インチと43インチとの見え方に明らかに差がある(50インチの方が白っぽくみえる)との情報もある。

スピーカーについては、テレビの薄いフレームにスピーカーユニットを直付けしているものが多いようだが、

550Mの場合、一応スピーカーユニットは専用のキャビネットというかボックスに取り付けられているらしい。
見た目はプラスチック製でとても「スピーカーキャビネット」とは言いがたいように見えるが、

まあ現在のテレビのスピーカーとしてはマシな方なんだろう。
音の設定でも、人の声がはっきり聞こえる「クリア音声」という設定が選べるようだ。

予算は、ラック代、リサイクル代を含めて10万円以内に収まるのが希望だが、東芝の他の候補としてはパナソニックのTH-43MX800ぐらいだろうか。
パナソニックの方は至って普通。
購入条件の視野角とスピーカーについて取り立てて特徴としてアピールされていないから、まあ普通なんだろう。
M550Mのほうは、発売されたばかりで価格が高かったが、ここにきて価格が下がったので、M550Mを購入することにした。

ちなみにこのM550Mという機種は、発売直後だからなのか、あまり人気のない機種だからなのか、流通の問題なのか、

いわゆる現金一括支払しかできないバッタ屋の取り扱いが少ない。
価格.comでみると、大手量販店(のECサイト)が最安値で並んでいるというちょっと不思議な商品である。
配送設置をしてくれる大手量販店の中から、家電リサイクルを複数台引き受けてくれるところを選んで購入した。
壊れた液晶テレビの前に使っていたブラウン管テレビもまだ処分せずあったので、2台まとめてリサイクルに出す必要があった。


AndroidTVが何とかなった

2021-10-23 08:36:15 | 映像
テレビの映り自体は問題なかったものの、音声認識が不調だったブラビアKJ-55X9500H。
アラームが鳴りやまないだけではなく、電源オフの状態から音声入力でテレビの電源を入れると、
画面の下にグレーの帯が表示されたままになり、これがいつまでたっても消えない。
チャンネルを切り替えるなど他の操作をすれば消えるが、正常な状態とはいえないだろう。
アップデートで不具合が解消するかと思ってしばらく待っていたが、一向に改善されず、
不便である。

55X9500Hはユーザー登録をしたが、Sonyから登録した製品の御案内がメールで来るようになった。
そこに不具合があった場合の照会先の記載があったので、そこで聞いてみることにした。
規定のフォームに問い合わせ内容を入力するスタイル。
まずは、画面にグレーの帯が表示されたままになる点の解消方法を尋ねた。
結果としては、工場出荷状態にリセットすることによって、この症状は直った。
といってしまうと一行で終わってしまい、すぐに直ったような感じを受けるかもしれないが、かなりの時間と手間がかかった。

まずサポートから指示があったのが、現在のテレビの状態の確認。
ファームウェアのバージョンに始まり、接続されている機器など結構細かいところまで聞かれた。
それを答えて、最初に試してほしいと指示された操作は
 1 Googleアプリを出荷時の状態に戻し、最新のバージョンに更新
 2 ブラビアを放電リセット
この2つを実行したが、症状は改善せず。

その後、テレビのファームウェアのバージョンが古いとの御指摘あり。
どうも自動でアップデートされなかったようだ。
USBメモリーを使っての手動アップデートを行って、バージョンアップには成功したが、例の症状には変化がない。

次に指示されたのは、
 1 Googleアプリの設定からデータの削除とアップデートのアンインストール
 2 ブラビアの再起動
これも効果なし。
正確に言うと操作直後は直ったのだが、翌日になるとGoogleアプリが自動アップデートされてしまい、また症状が出てしまう。

次に指示されたのは、
 1 ブラビアの初期化
 2 ブラビアのアップデート
メールの最後には、これで駄目なら訪問点検だと書いてあった。

テレビの場合は初期化してもその後の設定はそう面倒ではないから、初期化を実施。
その後初期設定を行うのだが、Googleアプリの初期設定は「OK、Google」での検索が無効になっている。
これをオンにすると検索するアプリを聞かれるのだが、なぜかこのときGoogleアプリが2つ表示される。
これまでは2つのうち上の方を選んでいたのだが、上を選んでうまくいかなかったので今回は下の方のGoogleアプリを選択した。
ファームウェアのバージョンを確認すると、以前最新バージョンにアップデートしてあったので、ブラビアの初期化では元に戻らず最新バージョンのまま。

ブラビアの初期化後、改めて「OK、Google、テレビつけて」と呪文を唱えると、
テレビが「はい、55X9500Hをオンにします」といってからテレビの電源がオンとなるようになった。
いままでそんなこと言わなかったのに。今までは無言で電源がオンになっていた。
サウンドバーの電源はテレビの電源と連動させているので、このときだけはテレビのスピーカーから音声が出ているようだ。
テレビの電源が入り、表示された画面をみると、あのグレーの帯は表示されていない。
「OK、Google、テレビ消して」というと、これまた今まで言わなかった「はい、55X9500Hをオフにします」というアナウンスと、
同じ内容の文字がテレビ画面の下の方に表示されてからテレビの電源が切れるようになった。
オフのときのこの動作も今回が初めてである。

このときは大丈夫でも次の日になると駄目になるということが以前あったので、一週間ほど様子を見たが、あの症状が出ることはなかった。

何だかんだで5回のメールのやりとりと3週間ほどの時間がかかったが、ソニーのサービスを呼ばずに済んだ。

そういえばと思い立って、テレビでアラームを設定してみたが、こちらも「OK、Google、アラーム止めて」というとアラームがしっかり止まってくれた。
この動作をさせた直後、電源をオフにすると電源ランプがオレンジ色に点灯しなくなり、音声入力の調子が一時的に悪くなったが、翌日には解消された。

これで、ようやくトラブル解消。
テレビがGoogle Home Miniと同等レベルになった。

ソニーのサポートには一応症状は解消したことを報告したが、そもそもテレビのオンオフに関して、
この動作が正常なのかを知りたくて問合せをしたが、ブラビアの使い方のウェブサイトを案内されただけで、この動作が正常かどうかは分からずじまい。
案内されたウェブサイトは最初に確認してるよ。

まあ、ブラビアの初期化で一応正常な状態になったので、この件はこれでおしまい。
ファームウェアのバージョンアップをしてからブラビアを初期化したのがよかったのかな。
まあ、トラブったら初期化というのはコンピューターの基本か。

サポートからサポートが終了したときはアンケートに答えてくれ、といわれているので回答しておくか。

Android TVのGoogleアシスタント~鳴り止まないアラート音

2021-08-22 12:22:50 | 映像
新しいテレビ、ソニーの55X9500Hを使い始めてしばらく経つが、画面が大きく明るいのはやはりよい。
「まだ古いテレビが使えるのに」とテレビの買い換えに不満を述べていたかみさんも実際テレビが新しくなると、その見やすさに満足しているようだ。

この新しいテレビが来る前、リビングにはスマホ購入のキャンペーンでもらったGoogle Home Miniを置いていた。
いわゆるスマートスピーカーだが、実際に使う用途は限られており、天気予報の確認とタイマーぐらいだった。
新しいテレビはAndroid TVで、アシスタント機能を内蔵しているので、Google Home Miniの方は寝室へ隠居となった。

Android TVなので、ディスプレイ付きのGoogleアシスタントになった。
55X9500Hの音声入力方法は2つ。
リモコンのマイクに話しかける方法とテレビ本体のマイクを使う方法。
ハンズフリー出使えるところが音声入力のいいところなのに、いちいちリモコン使うなんてありえないから、
デフォルトではオフになっているテレビ本体のマイクをオンにしてテレビに話しかけるようにした。
テレビのGoogleアシスタントは天気予報も画面付きで教えてくれるし、テレビのチャンネルも変えてくれる。
しかし、ちょっと調子がおかしく、尋ねてもいないのに、画面に音声入力用のバナーが表示されたり、チャンネルが勝手に切り替わったりする。

まあ、その程度であれば特に支障はないのだが、問題はタイマー。
タイマーをセットすると、セットした時間を知らせるアラート音が鳴り止まなくなるトラブルが発生。
Google Home Miniの方でもタイマーとして使っていたが、
そのときは「OK Google、アラームとめて」とか「OK Google、タイマーストップ」とか指示すると、鳴り止んだのだが、
テレビの方は同じように言っても鳴り止まない。
試しに別な新しいコマンドを指示すれば鳴り止むかと思って試してみると、音声入力用のバナーが出ているときは止まっているのだが、
新しいコマンド動作が終了すると、また鳴り始める。

タイマーを使うのは専らかみさんなので、クレームがきた。
Googleのウェブサイトを確認し、タイマーのアラート音を止めるコマンドを確認。
「OK Google、ストップ」もしくは「OK Google、停止」でいいはずだ。
しかし、この呪文も効かず、アラート音は鳴り続ける。
困り果てて「OK Google、音とめて」といったら鳴り止んだが、テレビに接続しているサウンドバーの白いLEDランプが2つ点滅し始めた。
何のことはないこのランプ動作は、テレビの音声を消音にしているときの動作。
アラート音だけとめてくれればよかったんだけどな、と思いつつ、テレビのリモコンの音量ボタンを押すと消音が解除された。
またタイマー音がなり始めると思ったが、鳴らず。

よく分からないがとりあえず鳴り止んだ。
音声に関するコマンドを入力したので、上書きされたのかな。
もしかするとサウンドバーとの連携がうまくいっていないのか。
ソニーのウェブサイトを見ても原因がよく分からないまま。

試しにテレビの音声出力をサウンドバーからテレビのスピーカーに切り替えてみたら、やはり変わらず。
ネットに接続しているが、Googleアシスタントがあまり音声認識を学習していないのだろうか。
とりあえずアラート音を止める方法は分かったのはいいが、今後のテレビの付き合いが続くかと思うと少々不安が残る。

4Kテレビの地震対策

2021-08-08 13:50:21 | 映像
最近地震が多い。
今の貸家に引っ越してからやろうかなと思っていた地震対策を後回しにしているうちに東日本大震災以来の揺れに襲われ、
背の高いCDラックやらかみさんのPCデイスプレイやらが転倒し、ディスプレイの方は傷がついてしまった。
CDラックと食器棚は天井突っ張り系の耐震グッズで対策を施したが、危ないのはテレビである。
今回も倒れそうになるテレビを手で押さえたのでなんとかなったが、以前テレビを固定していた粘着マットは、引っ越しのときに外したままだった。
テレビを買い換えて画面は大きくなったものの、重量はむしろ軽くなり、以前より倒れやすくなっている。
今のテレビの脚は、中央1本ではなく、両端に細い脚がついているタイプが多い。
我が家の55X9500Hもそのトレンドに従っており、脚の接地面がほぼ点のような状態で、以前使用していた粘着マットでは耐震効果は期待できない。
何とかならないものかとネットで探したら、クランプとベルトでテレビラックに固定するタイプを発見。サンワサプライの100-PL023。

テレビ側は壁掛け用の固定ネジを使うようだ。
このタイプは、テレビの前への転倒は防げるが、後ろへの転倒は防げない。
我が家のテレビラックは壁際に設置しているので、前への転倒を防ぐこのタイプでよい。
テレビラック側の固定をクランプではなく、粘着マットで固定するタイプもあるが、
クランプがつけられるのであれば、しっかり固定できるクランプタイプ方がいいはずだ。
後から発見したが、ベルトではなくポールタイプもあるようで、こちらの方が安心感はあるが、長さの調整が面倒そう。

さて、このテレビ転倒防止の道具、正直言って取り付けには難儀した。
最初テレビを台から下ろさずに、テレビ本体についているネジを外そうとしたが、
左側が壁、上は棚で体がテレビの裏側に入らないので、向かって左側のネジ穴に手が届かない。
テレビを動かすことは避けたかったので、何とか台から下ろさずにすまないものかと頑張ったが、
結局無理で、テレビからケーブルを全部外して、ラックから下ろさないといけなかった。
テレビ背面にある壁掛け用ネジ穴は、テレビの背面から奥まった位置にネジ穴があるので、そのままでは使えず、付属するアダプターを取り付ける必要がある。
ネジ穴は4か所だが、今回使うのは上側の2か所。
ネジ穴にあらかじめ取り付けられているネジを外し、アダプターをネジ穴に取り付けてから転倒防止具のプレートを外しておいた付属のネジで留める。
プレートとクランプをつなぐベルトが意外と短く、クランプを台に設置した状態ではプレートを取り付けられないため、
テレビ側にプレートを取り付けてから、テレビを台に戻し、テレビラックの棚にクランプの取り付けを行った。
テレビラックがスチールラックで、テレビの上に棚を付けているので、その棚を支えるポールが前側にもある。
ラックの横にスペースがないのでテレビをラックの横から入れられず、ラックの前側からテレビを斜めにして入れないとラックに収まらない。
画面を傷つけないよう細心の注意を払って作業したが、画面に皮脂がついてしまい、きれいに拭き取るのに時間がかかった。
クランプの取り付けが終われば、ベルトの長さを調整して終わりなのだが、これまたベルトに手が十分届かず、
ベルトの長さ調整が中途半端で、ベルトがちょっと長い状態になってしまっている。
また、テレビに接続するケーブルの端子が壁のある左側についていて、
端子が見えない状態でケーブルをつなぎ直さないといけないので、これがまた一苦労だった。
一応地震対策は施したが、地震が来たとき、テレビが倒れないかちょっと不安が残る。

ようやくこれでテレビ周りの更新は終了。
あとは9月に出るベビメタのデロを待つだけだ。