夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

LTEルーター用SIM見直し~HISモバイルからmineoへ~

2022-12-31 04:44:44 | ケータイ

実家でのLTEルーターの利用環境が変わり、Amazon Echo Show専用だったものがパソコンでも利用するようになった。

HISモバイルの料金プランを3GBから7GBに変更して様子を見ていたが、通信速度がでない。

日曜日の午後という特段混み合う時間でもないのに、なんだかネットにつながりづらい。

スピードテストをすると1Mbpsを切っている。

以前測ったときは遅くとも5Mbpsは出ていたので、明らかに遅くなっている。

パソコンを使うようになって、通信量が多くなりすぎたのか、速度制限がかかっているような状況になっている。

確かにその前の2、3日間でギガを超える通信をしていたようだが、HISモバイルでは、3日間の通信容量制限のようなものは設けられていないはず。

明確には示されていないが、何かしらの大容量通信の制限はあるようだ。

HISモバイルのプランは7GBの上は20GBになってしまい、料金的にもその下の容量ほどリーズナブルではない。

 

今のところ月10GBぐらいあればいいので、思い切って別の会社に乗り換えることにした。

以前検討していたとおり、mineoにする。

マイピタのデータ通信専用シングルプランで10GB1705円、20GB1925円。

マイピタのいいところは高速容量を使い切った後でも、オプション料金なしでパケット放題Plusが利用できるところだ。

モードの切り替えは必要だが、イメージとしては低速化した場合の速度が1.5Mbpsになると考えればいい。

パソコンだとさすがにこの速度ではつらいが、使えないことはないだろう。

 

mineoの場合、回線がD、A、Sと3つのキャリアから選べるが、Aの場合は3日間の最大通信容量の制限があるようなので、ここはこれまで同様ドコモ回線にする。

 

申し込みはウェブから。

公式ホームページから申し込んでしまうと、契約手数料がかかるが価格.comや提携サイトから申し込みをすると契約手数料が無料になる。

今回は価格.comから申し込みをしてみた。

音声回線と違い、データ専用回線は本人確認が不要なので手続きは簡単だ。

 

5日ほどしてSIMが届けられた。

今までは速攻でブツが送られてきたが、mineoは比較的のんびりしている。

送付方法も宅配便ではなく、普通郵便だった。

考えてみれば格安SIMと呼ばれるものは、日本通信系しか使ったことがなく、それ以外の会社を使うのは初めてだ。

 

送付物は初期マニュアルとSIMのみだが、紙のマニュアルが冊子になっており比較的しっかりしている。

スマホで使用するのを前提とした内容なので、初期設定が結構詳しく書かれているが、今回はデータ通信専用のプランなので、APNの設定情報だけ分かればいい。

 

早速IO DATAのLTEルーターWN-CS300FRにSIMを取り付ける。

SIMは例によってマルチカットなので、microSIMの大きさに切り抜き、ルーターに取り付ける。

あとはウェブブラウザからAPN情報を設定するのだが、このルーター、SIMフリー仕様であるため、主な格安SIMのAPN情報がプリセットされている。

mineoのシングルDプランもプリセットに含まれていたので、このプランを選択し、APN情報が間違いないか確認しただけで設定作業は終了。

 

しばらくして回線がつながったが、どうも速度が遅い。

せいぜい1.5Mbpsまでしかでない。

ルーターの設置位置もこれまでと変えて、窓際にしているが、このスピードでは乗り換えた意味がない。

自宅に戻って、mineoのマイページにアクセスして確認してみた。

必要最小限の極めて事務的な日本通信のマイページしか知らなかったので、mineoのマイページはカラフルで分かりやすい。

速度が遅い理由は直ぐに分かった。

単に節約モードがONになっており、速度が1.5Mbpsに制限されていただけだった。

節約モードをOFFにしたのでこれで大丈夫なはずだ。

 

改めて速度を測るとHISモバイルと大差ない1Mbps程度しか出ていない。

節約モードはOFFになっている。

ワイモバイルのスマホでスピードテストを行うと20Mbps程度の数字は出る。

もう一台のスマホRakuten Miniはau回線のpovo2.0になっているので、トッピングを購入して計測してみたところ、これも15Mbps程度の速度にはなる。

これはもしかしてドコモ回線が遅いのか。

ドコモのスマホで試してもらったところ、やはりというか1Mbpsしか速度が出ていない。

ドコモの電波だけ弱いのか。

でも、以前HISモバイル開通時に測定したときは遅いながらも5Mbps程度は出ていいたので、遅くなったのは最近なのか。

 

疑問は残るが、常時節約モードON状態の1.5Mbpsで使うのは正直厳しい。

アレクサ専用ならば問題ないのだが。

この状態が続くならば対応策を考えなくてはならない。

au回線とワイモバイル回線で速度が出ているのは確認したので、mineoのままで回線プランを変更するのがいいか。

変更手数料はかかってしまうがやむを得ない。

こういうことも考えると、3キャリア対応のmineoは安心感がある。

Dプランから変更するとなるとmineoなのでやはりAプランか。

 

とりあえずもう1か月はDプランで様子を見て、回線速度が改善しないようであればAプランに変更することにする。

それでもだめなら、ワイモバイルのシェアプランか楽天モバイルか。

楽天モバイルは不安だから、ワイモバイルのシェアプランに戻るかな。

なんとかmineoのまま、Aプランへのプラン変更で何とかなりますように。


ワイモバイルで+メッセージようやく開始

2022-12-20 04:04:44 | ケータイ

あまり気にしている人も多くはないが、個人的に待っていたサービスがようやく開始となった+メッセージ。

電話番号で相手方を特定するLINEみたいなものと考えればいいのだろうか。

いわゆるキャリアメールは迷惑メール対策でしょっちゅうメールアドレスを変更する人が多く(自分もつい最近MMSのメールアドレスを変えたばかりだが)、久しぶりに連絡を取ろうと思ったときに、メールが送れないということもままある。

LINEでともだち登録してあればいいが全員がLINEを使っているわけでもないし、LINE交換している知り合いもそれほど多くない。

 

そこでメッセージ+ということになる。

楽天モバイル以外のユーザーなら電話番号さえ分かれば、テキストだけでなく画像も送れるというのは便利だ。

アプリで利用するのでアプリの使えないガラケーは使えないが、いわゆるガラホなら使えるようだ。

テキストもSMSのように短文ではなく、キャリアに関係なく2730文字送信できるので、コピーしたテキストやだいたいは送信できるし、スクリーンショットを送れるようになる。

今まで電話番号しか分からない相手にはSMSで連絡するか、SMSでメールアドレスを聞いてからメールでやりとりをするということが必要だったが、これからは+メッセージでほぼことが足りるようになるだろう。

+メッセージが使える相手かどうかは、電話帳に表示されるのでこの点も便利である。

 

ドコモ本体、au本体とUQモバイル、au回線のMVNO、ソフトバンク本体はもう既に+メッセージを使えていたが、ワイモバイルとLINEMO、ソフトバンク回線のMVNOが未対応だったが、ようやく対応になった。

 

サービス登録は必要ないが、+メッセージのアプリをインストールしていないと利用できない。

ドコモのキャリア端末などはプリインストールされているようだが、キャリア端末でも古いものやSIMフリー端末などは自分でインストールしている相手でないと送信できないということにはなる。

 

ワイモバイルの場合+メッセージアプリをインストールすれば使えるのだが、ワイモバイのAndroid用標準メールアプリの対応が遅れていた。

ワイモバイルの標準メールアプリはなかなか便利で、MMSやSMSだけでなくYmobileメールやYahooメールもこのアプリだけで扱うことができるので、いちいちアプリを切り替える必要がない。

せっかく標準メールアプリにメールを集約しているのに+メッセージ単独のアプリを使いたくなくて、標準メールアプリの+メッセージ対応を待っていたが、ようやく対応が完了した。

 

標準メールアプリでは4つのメールをタブで表示していたが、+メッセージ対応後はSMSのタブが+メッセージに置き換わっていた。

表示はSMSも+メッセージも同じようにメッセージごとに表示される。

+メッセージを使った感想は、ほぼLINEのトークと同じ。

スタンプも使えるし、既読表示にもなるので相手が見たかどうかも送信側で分かるようになっている。

LINEと同様グループも組めるので、グループ内の一斉送信にも対応している。

 

これでようやく+メッセージを使うことができる。

これからだと、年賀状の代わりに+メッセージというのもありかもしれない。


SSD換装再挑戦

2022-12-11 04:44:44 | PC

知り合いから古いノートパソコンを預かって、なんとか使えるようにしようと思ったがうまくいかず、ChromeOS Flexの入ったUSBメモリーを渡して終わったしまった。

30分経つと電源が落ちるという致命的な欠陥があったが、PCの時計の時刻だけがリセットされるという症状も抱えており、CMOS電池を交換すればなんとかなったのかなとも思ったりもするが、あのPCに関しては素直にあきらめた方がいいだろう。

 

そして、換装予定だったSUNEASTのSSDが手元に残ってしまった。

メルカリで売ってもいいのだが、なんだかちょっと悔しいというかすっきりしない。

なんとかSSDの換装だけでもしてみたい。

そのためにはSSDに換装するためのノートパソコンが必要だが、問題はその入手先。

メルカリは意外と高い。

ジャンク品ならば安いのだが、一応動くと思われるものはジャンク品を修理したようなものが多く、ストレージはSSDに換装済みになっているものが大半だ。

ジャンク品ではなく保証のついている中古品を探してみると、大手パソコンショップの中古PCは保証期間は短いものの、試しに買ってみる気になれる程度の値段のものも売っている。

 

購入するPCの条件を考えてみると、

○一応まともに動くもの(ジャンク品を除く)

○あまり古すぎるのはパスして、Windows10がプリインストールされているモデル

 (これだとあと3年は使える)

○SSD換装前提なので、当然HDD搭載モデル

というところかな。

 

職場で使っているノートPCがちょうどこの条件に当てはまる。

5年前のモデルの中で一番安いものだったようで、

CPU:Core-i3 6006U

ストレージ:HDD 500GB

RAM:4GB

というスペック。

Windows10だとさすがにメモリーが4GBでは厳しく、自腹でメモリを8GBに増やして使っている。

電源を入れてから30分間はセキュリティソフトがウィルスチェックをしているので、ディスクの使用率が100%となり使い物にならないが、それが終わってしまえばウェブ閲覧、ワード、エクセルの作業程度であれば、まあなんとかストレスがたまらず使えている。

 

SSDの換装が前提なので、HDDのアクセスが容易で、マニュアル、ドライバー類のサポートが充実しているメーカーのものがいい。

ネットで調べるとLenovoがいいということなので、LenovoのPCに絞って調べていくと、CPUがCore-i3 6006Uなら最安クラスで非ジャンク品が手に入る。

Celeronモデルもあったが、これはさすがにパス。

格安のモデルの大半はメモリーが4GBなので、メモリーは増設すればいいかなと思っていたら、プラス1000円で8GBのモデルがあり、メモリーを買い足すより安いのでこれに決めた。

 

購入を決めたモデルというのはThinkPad L570。

このモデルのサポート状況をLenovoのサイトで調べてみたら、まあ至れり尽くせりだ。

使用しているPCのモデルの自動検索がウェブ上でできるし、モデル名さえ分かればドライバーからBIOSに至るまで完備されている。

交換パーツの代替品の型番まで調べられるので、中古PCを購入するならLenovoがいいというのはこういうことかと思った。

 

LenovoはWindows10プリインストールモデルはまだサポートしてくれている。

パソコンションプのサイトでは、購入しようとしたモデルは複数在庫があるようで現物の写真や正確な型番は表示されておらず、商品の状態に若干の不安はあるが、SSDの換装がうまくいかなくとも、メルカリで売ればいいので買ってみた。

 

届いたL570は意外と状態がよかった。

値段が安かったのは、上蓋にかなり目立つ傷があったためか。

しかし、キーボードにテカリはほとんどなく、ディスプレイもきれい。

パソコンとしての機能に問題はなかったのだが、やはり動作はかなり緩慢だ。

ブラウジングではそれほど気にならないが、Windows Updateやリカバリーディスクの作成にやたらと時間がかかる。

通常の倍以上の時間はかかるだろうか。

メモリーは8GB積んでいるのは確認しているが、職場で使っているパソコンより遅く感じる。

この遅さの原因はやはりHDDだろうか。

 

このパソコンを使ってLenovoのサポートサイトへアクセスすると、自動で型番がチェックされ、ThinkPad L570の20JRと判定された。

「もう少しでサポートが終了するよ」と言われたがまだサポート期間中なので、ウェブ上でBIOSやドライバーのアップデートがWindows Updateのようにワンクリックで行えた。

 

動作チェックと各種更新作業を終え、リカバリーディスクも作成したので、あとはHDDをSSDに換装するだけだ。

このパソコンの場合、SATAにHDDだけではなくSSDの接続も想定されているのをマニュアルで確認しているし、その他に起動ディスクを接続するポートがないので、OSのブートのところでトラブルが発生する可能性は低いだろう。

 

SSD換装の準備は整ったので、L570のバックパネルを開ける。

バックパネルはねじ3本で開けられる。

しかも、外したねじがなくらならないよう脱落防止仕様になっている。

ナイロン被膜ねじで緩みにくいとマニュアルに書いてあったので、またねじをなめてしまわないように慎重にドライバーサイズを選んでねじを緩めた。

それほど苦労せずにねじが緩んだので、すでにバックパネルは開けけられたことがあるのだろう。

HDD以外の部分も目視でチェック。

ファン回りもきれいで、ブロアを使う必要もなさそうだ。

CMOS電池を交換してもよかったが、パソコンの時計に問題がなかったのでこちらも交換せず。

前回使ったCPUグリースが余っているが、再塗布の必要もないだろう。

 

ということでHDDのみを外す。

NECのノートパソコンと同様、持ち手があるのでそこを持って引っ張ると、簡単にHDDがコネクタから外れた。

HDDはマウンターにセットされているので、マウンターごとパソコンから取り出した。

 

ここからはSSDへのクローン作業。

使用するSSDは、SUNEASTのSE90025ST-01TB。

SSDにNECのノートパソコンのデータが残っていたので、玄人志向のHDDスタンドKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKでデータ消去して、フォーマットしてある。

HDDは厚さ7㎜でマウンターに取り付ける仕様だから、SSDに取り付けてあったスペーサーは外した。

 

クローン作業はKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKを使って行う。

デュプリケーターでクローンしたSSDからうまく起動できない場合は、リカバリーディスクからインストールしてしまおう。

このクローン作業だが、1TBのHDDの場合、玄人志向が想定しているクローン作業時間は1.5時間から3時間程度だが、それよりもだいぶ時間がかかった。

6時間近くかかっだろうか。

SUNEASTのSSDは連続してデータを書き込むと徐々に速度が遅くなってしまうようだ。

以前のようにまたクローンの途中でエラーになってしまうのではないかと、はらはらしたが何とかクローン終了。

 

SSDにマウンターを取り付け、元の位置に戻し、バックパネルを取り付け、ねじを締めて作業完了。

作業自体は極めて簡単。

外しておいたバッテリーをつけて、ACアダプターをつなぎ電源ボタンを押す。

若干起動が遅かったが、ブルースクリーンが出ることもなくあっさりとWindowsにログインしてデスクトップが表示された。

 

ああ、NECのノートパソコンでのあの苦労は何だったのか。

ここまでブルースクリーンは一度も見ていない(それが普通か)。

デュプリケーターで起動ディスクのHDDを丸ごとコピーしてOKだった。

念のため、Windows上とBIOS上からSSDを確認したが、しっかりと認識されている。

デバイスマネージャーにもエラーはなし。

イベントログには若干エラーが表示されていたが、これはSSD換装以前から表示されていたものなので気にしなくてもいいだろう。

 

SSDに換装後、起動と終了は格段に速くなった。

起動はテスクトップ表示まで30秒もかからない。

終了は、画面が消えて電源ボタンのランプが消えるまで10秒程度。

しかし、起動中のアプリの動作は期待したほど早くなっていない。

CPU性能が足を引っ張っているようだが、若干もっさりしているという程度で、バックグラウンドでWindows Update関連のアプリケーションが走っていても、とくに動作が重くなったりはしない。

 

インターネットと文書作成のみなら全く問題なく、Windows10のサポート終了まで約3年間は使うことができるだろう。

 

クローンしたSSDを取り付けただけで、何の設定変更もせずあっさりとSSD換装が成功してしまったので、拍子抜けしてしまった。

ありとあらゆるトラブルが出た挙句にSSD換装ができなかったNECのノートパソコンとはえらい違いだ。

あとはトラブルが起こらないことだけを祈る。


BABYMETALとハイレゾ

2022-12-04 07:07:07 | 音楽

BABYMETALにはハイレゾ音源が存在しない。

上限はCDクオリティの44.1kHz/16bitだ。

ストリーミングはともかく、ダウンロードでも256kbps程度のAACというロッシー音源がほとんど。

唯一OTOTOYで44.1kHz/16bitのFLACが配信されているが、これだとCDをリッピングしても同じだ。

 

10月21日にリリースされたBABYMETALの配信シングル「Divine Attack -神撃-」だが、ほとんどがストリーミングでの配信だった。

ロッシーのストリーミングなんて有料で聴くにになれないので契約していない。

5か月連続でシングルが出るらしいが、それまでこのためだけに毎月980円支払うのもどうかと思うので、ダウンロード配信があったレコチョクから購入することにした。

このサイトの存在は知っていたが、ここがAACロッシー音源とともにハイレゾ音源も配信されていることは知らなかった。

PCからだと、AACが128kbpsか320kbpsかの選択、ハイレゾは48kHz/24bitまたは96kHz/24bitのどちらかというパターンになっている。

もちろんハイレゾの方が値段が高いが、当たり前のようにハイレゾ音源も選択できるようになっていることに時代を感じる。

 

レコチョク配信ということでBABYMETAL初のハイレゾ音源を期待したが、フタを開けてみればAACのみ。

さすがBABYMETAL、こういうところは期待に応えてくれない。。

プロデューサーがハイレゾ嫌いなのか、映像作品の音声もブルーレイですらPCM48kHz/24bitどまり。

せめてPCM96kHz/24bitの音声を収録してくれても良さそうなのだが、頑なにそういうことはしない。

 

今回も仕方なくAAC320kbpsの音源を聴くことになったが、曲を聴いて思ったのは「AAC320kbpsってこんなに音が悪かったかな」ということ。

特に複数の楽器が重なるパートでは非常に分離が悪く、高音の伸びもない。

320kbpsとはいえ所詮ロッシー音源といってしまえばそれまでだが、やはり不満は残る。

Diretta経由で聴くとかなりましになるが、音源そのものの悪さはいかんともし難い。

配信と同時にMVも公開になったので、MVで間に合わせてもよかったかなと思ったくらいだ。曲そのものは、例のTHE OTHER ONE BOXを購入しているのでその断片は聴いていたが、仕上がりを聴くと思ったより「アニソン」寄りだと感じた。

断片のタイトルは曲のイメージコンセプトだったらしく、曲のタイトル、曲調、歌詞ともに某アニメにかなり寄せている。

来年開始するテレビシリーズのテーマ曲ではないかと一部で噂されるのも、やむを得ないかなと思う。

調べてみたら、某アニメの直近のテレビシリーズの音楽は、

 OP:神聖かまってちゃん ED:安藤裕子

 OP:SiM         ED:ヒグチアイ

と、オープニングテーマがラウド系のバンド、エンディングテーマが女性シンガーソングライターの曲だった。

仮にBABYMETALのこの曲がオープニングテーマになっても何の違和感もないが、ここまでBABYMETALが何かに寄せてきた場合は、タイアップでも何でもなく、ただのオマージュだったりする。

ただ、アルバム発売前に5曲のシングルカットがあるというのは、これまでのBABYMETALにはなかった動きなので、どうなるかは分からない。

(某アニメシリーズの音楽制作を手がけているのはBABYMETALとは別のレーベルなので、まずあり得ないんだけど)

正にOnly The Fox God Knows・・・(また言ってしまった)

 

次のアルバムはコンセプトアルバムとされているが、通常のコンセプトアルバムのようにアルバム単一のコンセプトがあるのではなく、曲それぞれにコンセプトがあるらしい。

一説には曲ことのコンセプトは何らかの物語ではないかと言われている。

確かに、タイトルが「Divine Attack -神撃-」で、あの曲調、そして歌詞が「捧げろ こころを」だから、あまりにも露骨すぎてオマージュというのもはばかられるほどだ。

そういえばアルバムの断片に「SMOKE」という曲があるが、曲調も衣装もアラビア風とくれば、「アラジンと魔法のランプ」だろうか。

すでにある物語のメタバース、メタルとしてのもう一つの物語、そういうコンセプトなのかもしれない。

 

次のアルバムに収録されるだろう10曲の断片を聴いていると、確かに様々なタイプの曲があるようだが、メロディーは今まで以上に歌謡曲寄り、バックトラックはインダストリアル寄りという印象を受けている。

これはおそらく「Kingslayer」でのBMTHとのコラボが影響しているように思う。

SU-METALのボーカルとバックトラックのコントラストが高ければ高いほど、BABYMETALはBABYMETALらしく光り輝くことが、このコラボでハッキリした。

オリバー・サイクスはBABYMETALの本質をちゃんと理解している。

メロディとバックトラックのコントラストをいかに高くするか、このあたりが次のアルバムの「音」のコンセプトのような気がする。

 

そういえば、この曲SU-METALが作詞を手掛けているらしい。

プロデューサーから某アニメ風の歌詞をオーダーされて、頭を悩ませながら歌詞を書いているSU-METALを想像したら、えも言われずいとおしい。

残りの曲の中にもSU-METALまたはMOAMETALが作詞をしている曲があるのだろうか。

 

5か月連続でBABYMETALの新曲が聴けるなんて、今までにない新鮮な体験。

THE OTHER ONEでのカウントダウンのパーセントとアルバム曲順がリンクしているようで、1曲目はおそらく「91%」の「Divine Attack -神撃-」だろう。

11月公開の新曲は「92%」の「MIRROR」かと思いきや、「97%」の「MONOCROME」だったが、

アルバムの曲順はパーセンテージ順で間違いないだろう。

 

「90%」の「THRONE」は0曲目、つまり「FUTURE METAL」ような歌詞のない曲。

「99%」の「COFFIN」がアルバムの最後を飾るような曲調になっている。

1月に久々のライブが発表されたが、ニューアルバムの10曲だけしかやらないという超ドS仕様のセットリストになる可能性も否定できない。

ライブが全曲未発表曲では従順なメイトもさすがに暴動を起こしかねないので、ライブまでに3曲は先行シングルとして発表しておくということなのかもしれない。

新曲を初めて聞けるのはいいが、せめてアンコールで定番曲もやってほしいところ。

 

発表された新曲はどうもせフルオマージュっぽいという話もあり、そうするとアルバムのメタバースというのもしっくりくる。

とすると、アラビアっぽい「SMOKE」は「Shanti Shanti Shanti」のせフルオマージュなのか。

これまでの曲のもう一つの姿、それが今回の「コンセプト」なのかもしれない。

さらに、これまでの2曲は北欧神話ベースといってもいいので、これはすでに発表になっているSabatonのツアー帯同と関係かあるのかないのか。

 

それはともかく、曲はライブで完成されるので、音源はベースだから、音質にもそれほどこだわっていないということなのか。

それにしては、誰もわからないレベルでこっそりと既発表曲のミキシングを変えたりするこだわりはあるようなので、音源も96kHz/24bitといわないまでもせめて48kHz/24bitで配信してほしいものだ。