夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

THE FIRST TAKE

2023-05-17 04:44:44 | 音楽

まあその名前ぐらいは知っていた。

コンセプトは面白いなと思ったが聴こうと思うきっかけがなかった。

 

BABYMETALを深堀りしていく中で、SU-METALこと中元すず香さんのアクターズスクール広島時代の動画を見た。

すでにBABYMETALの活動を始めていた中学生時代のものらしいが、スクールの発表会でmiwaの「オトシモノ」を歌っていた。

技術としてはまだまだ荒削りなのだが、その楽器としての素性の良さを感じるには十分すぎる歌唱。

いい歌だなと思って、オリジナルの動画を見たが正直自分にはあまり響くものがなかった。

 

そうしているうちにたぶんYOU TUBEのおすすめに出てきたのが、THE FIRST TAKEの「ヒカリへ」。

結果から言うと、定期的に聴きに行くほどのお気に入りになった。

デビュー当時の黒髪ロングではなく、ショートカットになったmiwaの歌は力強い。

この強さが自分に響くことになった理由に他ならない。

 

BABYMETALの活動再開後の最初のシングルとなった「Divine Attack -神撃-」。

曲調、歌詞、そしてサブタイトルからして某アニメを匂わしまくっていたこの曲だが、タイアップなどあるはずもなく。

とりあえず某アニメの主題歌を調べてみたところ、オープニングテーマがSiMと神聖かまってちゃん、エンディングテーマが安藤裕子とヒグチアイだった。

このうちヒグチアイは名前は知っていたものの曲を聞いたことがなく、某アニメのエンディングテーマとともにTHE FIRST TAKEで取り上げていたのが「悲しい歌がある理由」。

 

聴いてみた。ちょっと驚きがあった。

令和の時代にこんな中島みゆきみたいな歌を歌うシンガーがいたとは。

主題の切り取り方は、かなり中島みゆきっぽい。

この曲は最新アルバムに収録されているようなので、今度アルバムを聴いてみたいと思う。

 

BABYMETALにはまったおかげで、知らなかった音楽に触れる機会が多くなっている。

そして、そのBABYMETALがTHE FIRST TAKEに降臨した。

このTHE FIRST TAKE、一発録りという性格上、アコースティックアレンジの曲が多いが、別にアレンジに縛りがあるわけではなく、音源を使ったり、バンドを入れてスタジオライブ的なものもある。

ただ、歌がメインであることに変わりはなく、歌手にとってはなかなかハードルが高いが、うまい歌手にとっては、ともすれはバックトラックに埋もれがちな自分の歌唱を見せつける機会にもなっている。

 

さて、BABYMETALのSU-METALの場合、当然アコースティックアレンジだと思ったが、そのとおり「Monochrome」のピアノバージョンとなっていた。

歌唱自体はSU-METALの現在地を示すにふさわしい内容になっていた。

強弱のつけ方、低音の安定感については十分満足がいく内容だったが、何か物足りなさを感じる。

ファンカムを含めたライブ音源を聴きまくっているので、いつもとは違う違和感のようなものを感じていた。

SU-METALの声の一番おいしい部分、ハイトーンのキレが感じられず、いつものようなクリアな印象が抑えられて、ソフトな感触が勝っている。

 

原因は何だ?

THE FIRST TAKEではスタジオマイクの定番NEUMANNのマイクがつ使われることが多いが、SU-METALの場合、使用例が少ないTELEFUNKENのマイク(モデルはおそらくTF-51)が使われているが、その特性か。

そもそもYOU TUBEなので映像の方は4Kまで対応しているが、音声の方はOPUSというロッシー音源であり、ビットレートも可変なのでどの程度の圧縮具合なのか不明。

 

ハイレゾ音源をサウンドバーで聴いているようなもどかしさがあったが、このTHE FIRST TAKEの音源が配信で提供されることになった。

THE OTHER ONEのシングルと同様に主要ストリーミングサービスで配信されるとともに唯一レコチョクでダウンロード提供がされる。

 

レコチョクではAAC形式のほかにFLAC48kHz/24bitでハイレゾでの提供を行っているものあるが、BABYMETALはAACのみ。今回もこれまで同様AACのみの配信だった。

そもそもAACなのであまり期待はしていなかったのだが、AACでも320kbpsが用意されているので無論こちらをダウンロードして聴いてみた。

 

ダウンロード音源なのでDACは同じだがDiretta経由で聴くことができる。

その結果、そう自分が知っているSU-METALの声がそこにあった。

AACも最高ビットレート320kpsになると、圧縮音源特有の高域の詰まった感じがほぼ感じられなくなり、ちゃんとSU-METALのおいしい帯域が生きている。

 

もちろん解像度もYOU TUBEとは大きく差があり、YOU TUBEではあまり聴き取れなかったボーカルにかかっているエフェクト(ほんの軽いエコー)が聴きとれる。

MOAMETALのバックコーラス部分で2人のボーカルが重なっているのが明瞭にわかるが、MOAMETALではないもう一人のボーカルはYUIMETALの声ではなさそうだ。

 

これなら満足。

THE FIRST TAKEに出た甲斐があるというもの。

こうしてみると、YOU TUBEの音質はAAC128kps程度になっているように思える。

YOU TUBEだとDACは同じなのだが、YOU TUBEの音声仕様の問題とともに自分が使っているUSB-DDC FX AudioのFX-D03Jがボトルネックになっているんだろうな。

 

AAC音源なので、このところあまり出番のないスピーカーシステムでも聴くことができる。

NAS:Soundgenic>>>(USB)>>>DAC:OPPO BDP-105DJL>>> AMP:PIONEER A-A9MK2>>>SP:FOSTEX GX100

 

このことろヘッドフォンばかりで音楽を聴いていて、ヘッドフォンをゼンハイザーのHD6XXに変えたのですっかりその音に慣れてしまっていたのだが、SU-METALの声はマグネシウム合金ツイーターを持つGX100の方がマッチする。

声の伸びやかさが段違い。しかも金属的なキンキンする感じもない。

ずっとこのまま聴いていたい。

そんなふうに思える音だ。

AAC320kpsの音源がここまで鳴ってくれるのだから、このスピーカーシステムはやはりいいな。

 

やはり音で音楽の印象は相当変わる。

好きな音楽をいい音で聴きたい。

実はTHE FIRST TAKEの音源の多くがレコチョクで配信されており、そのほとんどがAACとともにハイレゾでも配信されている(価格は倍以上するが)。

形式はFLAC48kHz/24bitだ。

ヒグチアイの「悲しい歌がある理由」も「悲しい歌がある理由  - From THE FIRST TAKE」として配信されている。

ナゼBABYMETAハハイレゾガナイノデスカ?

 

理由を考えてみた。

①基本はストリーミング配信なので、音質をストリーミング程度に抑えている。

②コバPがハイレゾ嫌い

 

可能性としては①が高いが、本当は②のような気もしてならない。

ともかくほとんどの歌手がハイレゾも配信している中BABYMETALだけハイレゾなしとは。

 

Miwaの「ヒカリヘ - From THE FIRST TAKE」も当然のようにハイレゾ配信をしており、こちらはFLAC96kHz/24bitだったので、思わず買ってしまった。

Diretta経由で聴く「ヒカリヘ - From THE FIRST TAKE」は、まずアコースティックギターの粒立ちがまるで違う。

アコギの胴鳴りがはっきり聞こえてくる。

ピアノの輝き、ヴァイオリンの弦の艶やかさ。

ただ、肝腎のボーカルだが、ヘッドフォンがHD6XXなのにまるでATH-A2000Zのように高音が響き渡る。

全体的にハイ上がりのバランスになっているようだ。

音の質感も楽器に比べるといまひとつで、若干平面的な印象を受ける。

あえてなのかどうかわからないが、ピークを叩いて若干歪みを感じる部分もある。

ただ、AAC320kbpsとは歴然の差がある。

ああ、ハイレゾでSU-METALの声を聴いてみたかったよ。

ダウンロードがだめなら、ぜひQobuzでハイレゾストリーミングをお願いします。

 


qobuzサービスイン(予定)

2023-03-12 04:44:44 | 音楽

○リッピングトラブル

昨年デスクトップ周りを整理して、かなりすっきりして落ち着いてしまったこともあり、CDリッピングがなかなか進まない。

そのリッピングだが、まだ全てのCDの非圧縮FLAC化は終わっていないものの、既にエラーが発生してリッピングが終了できなかったCDが5枚もある。

10年ほど前、手持ちをCDをExcat Audio CDでWAV化したときは、CCCD仕様のCD以外は全てリッピングができていたのに、その時リッピングできていたCDにエラーが発生している。

リッピングソフトをdbpowerampにしたことも原因かもしれないが、エラーが出たCDは80年代の古いCDが多いので、経年劣化と考えるのが妥当だろう。

リッピングはできないが、CDプレーヤーでは再生できるので全く使えないということではないのだが、CDプレーヤーの強力なエラー訂正機能が証明されてしまった形だ。

 

○今後の音源をどうするか

こういう状況になってしまうと、今後入手する音源をどうしようか考えてしまう。

CDクオリティ以上の音質で劣化しないものとなると、CDのみしか入手できないタイトルは別として、ハイレゾ音源をファイルで入手するという方法ぐらいしかない。

邦楽を含めたハイレゾ音源の入手先というと、e-onkyo musicか。

CDの代替であれば、むやみに容量が大きくなるDSD音源でなくとも、96kHz/24bitのflacでも十分。

PCM系の場合はサンプリング周波数が96kHzとそれ以上の差はそれほど感じることはないが、量子化ビット数の16bitと24bitの差は大きい。

本当はDSDの音が好きなのだが、ファイルも含めて環境をかなり整えないとDSDの良さ、あのふわっとした柔らかい空気感のような感じは出せないと思う。

入手のしやすさも含めて、96kHz/24bitのflacをデフォルトして、これはと思う優秀録音盤をDSDで入手するというのがいいかもしれない。

 

○ついに日本でハイレゾストリーミングサービス開始か

そんなことを考えていたところに、qobuzサービスインのニュースである。

qobuzを運営しているフランスの会社がe-onkyo musicを買収したのは知っていたので、日本でもハイレゾストリーミングサービスが利用できるようになるかと思っていたが、ようやくといったところだ。

ハイレゾストリーミングサービスといえばTIDALの方がメジャーだが、こちらは中々日本で正式にサービスが開始されない上、ハイレゾといってもMQA形式が主体のようで、FLAC形式が主体のqobuzの方が個人で気には好ましい。

 

しかもe-onkyo musicを買収したこともあるのか、邦楽を含めた9000万曲を利用できるようになるらしい。

洋楽ばかり聴く人にとっては、利用料金が安い国経由でTIDALを利用する手もあるのかもしれないが、それではあまり魅力を感じない。

邦楽を含めたハイレゾストリーミングサービスなら、音源の確保の点も考えると十分検討に値する。

 

○音楽を聴くスタイルが根本的に変わる

あとは利用料金次第だが、よく言われるように月額でCD1枚分ぐらいの料金ならその利便性を考えると、ハイレゾストリーミングサービスを導入しない手はない。

これまでのずっと続いてきたほぼフィジカルのみの音楽ソースがガラッと変わることになる。

自分の場合は、

・基本はハイレゾストリーミング

・CDのみしかない音源はCDで購入し、すぐにリッピング

・これぞと思う音源はDSD音源を購入

といったハイレゾストリーミング主体の聴き方になりそうだ。

 

ロッシー音源であることにこだわらなければ、それこそ音楽ストリーミングサービスはたくさんあるが、問題はその音質。

聴き放題とはいえ、今更ロッシー音源主体に戻せるわけがない。

 

○未知の音楽の道標

TIDALやqobuzのようなハイレゾストリーミングサービスが魅力的なのは、音質だけではなく、自分が興味のありそうな音楽を提供してくれる可能性があるという点だ。

TIDALやqobuzもROONと連携させることにより、ROON独自の高音質転送技術RAATが使えると同時に、ROONの膨大な音楽情報データベースを用いた極めて強力なライブラリ機能が利用できる。

タネが分かっている手品を見せられているようで新しい音楽にすっかり興味を失っていた自分にBABYMETALの曲を聞かせてくれたのはYou Tubeのおすすめ機能だったな。

考えてみれば、レコードやCDが買えるようになるまでの音楽ソースはFM放送だった。

FM雑誌を隅から隅まで読んで、雑誌で紹介されている音楽を直接聞くことができたらいいのにと思っていたのは、遠い昔。

いまやインターネットさえあればYou Tubeだけでもそれに近い環境が手に入る。

 

「何気ない興味を次なる音楽との出会いに結び付ける」

今の自分は知らないが自分が求めている音楽、それを教えてくれる環境をROON+qobuzは提供してくれるのだろうか。

すっかり中年になった自分を未知の音楽へ導く道標。

そんなものがあるのなら、数十年音楽とともにあった自分には文字どおり「福音」となるだろう。

この秋が待ち遠しい。


BABYMETALとハイレゾ

2022-12-04 07:07:07 | 音楽

BABYMETALにはハイレゾ音源が存在しない。

上限はCDクオリティの44.1kHz/16bitだ。

ストリーミングはともかく、ダウンロードでも256kbps程度のAACというロッシー音源がほとんど。

唯一OTOTOYで44.1kHz/16bitのFLACが配信されているが、これだとCDをリッピングしても同じだ。

 

10月21日にリリースされたBABYMETALの配信シングル「Divine Attack -神撃-」だが、ほとんどがストリーミングでの配信だった。

ロッシーのストリーミングなんて有料で聴くにになれないので契約していない。

5か月連続でシングルが出るらしいが、それまでこのためだけに毎月980円支払うのもどうかと思うので、ダウンロード配信があったレコチョクから購入することにした。

このサイトの存在は知っていたが、ここがAACロッシー音源とともにハイレゾ音源も配信されていることは知らなかった。

PCからだと、AACが128kbpsか320kbpsかの選択、ハイレゾは48kHz/24bitまたは96kHz/24bitのどちらかというパターンになっている。

もちろんハイレゾの方が値段が高いが、当たり前のようにハイレゾ音源も選択できるようになっていることに時代を感じる。

 

レコチョク配信ということでBABYMETAL初のハイレゾ音源を期待したが、フタを開けてみればAACのみ。

さすがBABYMETAL、こういうところは期待に応えてくれない。。

プロデューサーがハイレゾ嫌いなのか、映像作品の音声もブルーレイですらPCM48kHz/24bitどまり。

せめてPCM96kHz/24bitの音声を収録してくれても良さそうなのだが、頑なにそういうことはしない。

 

今回も仕方なくAAC320kbpsの音源を聴くことになったが、曲を聴いて思ったのは「AAC320kbpsってこんなに音が悪かったかな」ということ。

特に複数の楽器が重なるパートでは非常に分離が悪く、高音の伸びもない。

320kbpsとはいえ所詮ロッシー音源といってしまえばそれまでだが、やはり不満は残る。

Diretta経由で聴くとかなりましになるが、音源そのものの悪さはいかんともし難い。

配信と同時にMVも公開になったので、MVで間に合わせてもよかったかなと思ったくらいだ。曲そのものは、例のTHE OTHER ONE BOXを購入しているのでその断片は聴いていたが、仕上がりを聴くと思ったより「アニソン」寄りだと感じた。

断片のタイトルは曲のイメージコンセプトだったらしく、曲のタイトル、曲調、歌詞ともに某アニメにかなり寄せている。

来年開始するテレビシリーズのテーマ曲ではないかと一部で噂されるのも、やむを得ないかなと思う。

調べてみたら、某アニメの直近のテレビシリーズの音楽は、

 OP:神聖かまってちゃん ED:安藤裕子

 OP:SiM         ED:ヒグチアイ

と、オープニングテーマがラウド系のバンド、エンディングテーマが女性シンガーソングライターの曲だった。

仮にBABYMETALのこの曲がオープニングテーマになっても何の違和感もないが、ここまでBABYMETALが何かに寄せてきた場合は、タイアップでも何でもなく、ただのオマージュだったりする。

ただ、アルバム発売前に5曲のシングルカットがあるというのは、これまでのBABYMETALにはなかった動きなので、どうなるかは分からない。

(某アニメシリーズの音楽制作を手がけているのはBABYMETALとは別のレーベルなので、まずあり得ないんだけど)

正にOnly The Fox God Knows・・・(また言ってしまった)

 

次のアルバムはコンセプトアルバムとされているが、通常のコンセプトアルバムのようにアルバム単一のコンセプトがあるのではなく、曲それぞれにコンセプトがあるらしい。

一説には曲ことのコンセプトは何らかの物語ではないかと言われている。

確かに、タイトルが「Divine Attack -神撃-」で、あの曲調、そして歌詞が「捧げろ こころを」だから、あまりにも露骨すぎてオマージュというのもはばかられるほどだ。

そういえばアルバムの断片に「SMOKE」という曲があるが、曲調も衣装もアラビア風とくれば、「アラジンと魔法のランプ」だろうか。

すでにある物語のメタバース、メタルとしてのもう一つの物語、そういうコンセプトなのかもしれない。

 

次のアルバムに収録されるだろう10曲の断片を聴いていると、確かに様々なタイプの曲があるようだが、メロディーは今まで以上に歌謡曲寄り、バックトラックはインダストリアル寄りという印象を受けている。

これはおそらく「Kingslayer」でのBMTHとのコラボが影響しているように思う。

SU-METALのボーカルとバックトラックのコントラストが高ければ高いほど、BABYMETALはBABYMETALらしく光り輝くことが、このコラボでハッキリした。

オリバー・サイクスはBABYMETALの本質をちゃんと理解している。

メロディとバックトラックのコントラストをいかに高くするか、このあたりが次のアルバムの「音」のコンセプトのような気がする。

 

そういえば、この曲SU-METALが作詞を手掛けているらしい。

プロデューサーから某アニメ風の歌詞をオーダーされて、頭を悩ませながら歌詞を書いているSU-METALを想像したら、えも言われずいとおしい。

残りの曲の中にもSU-METALまたはMOAMETALが作詞をしている曲があるのだろうか。

 

5か月連続でBABYMETALの新曲が聴けるなんて、今までにない新鮮な体験。

THE OTHER ONEでのカウントダウンのパーセントとアルバム曲順がリンクしているようで、1曲目はおそらく「91%」の「Divine Attack -神撃-」だろう。

11月公開の新曲は「92%」の「MIRROR」かと思いきや、「97%」の「MONOCROME」だったが、

アルバムの曲順はパーセンテージ順で間違いないだろう。

 

「90%」の「THRONE」は0曲目、つまり「FUTURE METAL」ような歌詞のない曲。

「99%」の「COFFIN」がアルバムの最後を飾るような曲調になっている。

1月に久々のライブが発表されたが、ニューアルバムの10曲だけしかやらないという超ドS仕様のセットリストになる可能性も否定できない。

ライブが全曲未発表曲では従順なメイトもさすがに暴動を起こしかねないので、ライブまでに3曲は先行シングルとして発表しておくということなのかもしれない。

新曲を初めて聞けるのはいいが、せめてアンコールで定番曲もやってほしいところ。

 

発表された新曲はどうもせフルオマージュっぽいという話もあり、そうするとアルバムのメタバースというのもしっくりくる。

とすると、アラビアっぽい「SMOKE」は「Shanti Shanti Shanti」のせフルオマージュなのか。

これまでの曲のもう一つの姿、それが今回の「コンセプト」なのかもしれない。

さらに、これまでの2曲は北欧神話ベースといってもいいので、これはすでに発表になっているSabatonのツアー帯同と関係かあるのかないのか。

 

それはともかく、曲はライブで完成されるので、音源はベースだから、音質にもそれほどこだわっていないということなのか。

それにしては、誰もわからないレベルでこっそりと既発表曲のミキシングを変えたりするこだわりはあるようなので、音源も96kHz/24bitといわないまでもせめて48kHz/24bitで配信してほしいものだ。


「10 BABYMETAL LEGENDS」レビュー

2021-11-03 06:52:27 | 音楽




BABYMETALのプロデューサーKOBAMETALの本である。
ここで言うLEGENDとは、BABYMETALのライブの中で「節目」となるライブこと。
その節目のライブについてのプロデューサーの振り返りが記されている。
正直言うとある程度のファン「メイト」ならば、大体知っているようなことがほとんどである。
しかし、とにかく情報が少ないBABYMETAL、あれは結局どうだったのかと気になっていたことについて、
肝腎なことは語らないことで有名なプロデューサーの口からいくつか語られている。

例えば、
○メンバーの活動時間がとれないので、ライブは一点豪華主義にならざるを得なかった。
○いわゆる「ダークサイド」は予定されていた内容だった。
とかは、さもありなんと想像していた範囲内の情報だった。
LEGEND S以前からダークサイドが予定されていたのは、LEGEND Sの神バンドの衣装をみれば明らかであり、
LightSideとDarkSideの2枚組のサードアルバムの構想が先にあっての、ダークサイドターム、その後のライトサイドタームというのはなんとなく想像がついた。
ただ、予想外のことが続き当初の予定していた形とはかなり違ったものになってしまったのだろう。

○東京ドーム2日目は1日目を発表した時点では他の予定で埋まっていたが、キャンセルになって東京ドーム公演2DAYSが実現した。
○LEGEND SではDistortionを初御披露目する予定もあったが結局取りやめた。
などは初耳情報だった。
東京ドームのライブについては、1日限りの単独公演では効率が悪すぎるから、箱は2日間押さえておいた上で、
1日目のチケットの売れ方次第で2日目を追加するのを最初から考えていたのではないかと言われていたが、さにあらず。
キツネの神様がついている。

プロデューサーなのでやりたいことを続けていくためにはビジネスとして成り立つかどうかを特に活動開始当初は意識していたと語られている。
この本の中でBETという言葉が使われているが、ほとんど手持ちの賭け金がない状態で始めたこのプロジェクト。
ある程度順調に進んでいく中で、守りに入らず、増えた賭け金をほとんどBETするような活動を繰り返してきた。
制約だらけだが、失うものもないので、傍目からは無謀としか思えないチャレンジを繰り返し、
結果として、海外での活動が最も成功した日本のミュージシャンの1つとなってしまった。
 
このプロデューサー曰く、重大な局面での選択にあたって、まさにキツネの神様の導きによって「よい選択」となったということがある。
そのひとつが例のMetal Galaxy Tourの幕張公演の時期。
ジャパンツアーとヨーロッパツアーの間、ヨーロッパツアーの壮行会的な形での公演となったが、
ヨーロッパツアーや中止になってしまったアジアツアーの後にMetal Galaxy Tourのファイナルとして、
それこそ20201010に行うという選択肢も十分考えられたところだが、あの時期にやるというアイデアが降りてきたと語られている。
結果として、その後のコロナの拡大から、幕張もその後のヨーロッパツアーもギリギリのところで制限のない形で行うことができていた。
幕張後の感染拡大と行動制限の状況を考えると、あの時期にやっていなければ、あの幕張公演自体ができなかった。
キツネの神様がついている。

KOBAMETALが挙げた幕張のハイライトは自分と同じで、
 1日目:BND
 2日目:Distortion
だった。
特にDistortionは、SU-METALの無言で指ぐるぐるの後の「Screeeeeeeem!」を見て、「今日のライブはもらった」と思ったらしい。
確かに、現場にはいなかったものの、映像で見ただけで鳥肌が立つのだから、当然か。
2日目のアンコール、IDZの紙芝居が流れたときの大歓声を聞いて、してやったり。
ここでIDZが来たらメイトは喜ぶだろうなということだったらしいが、
LEGEND-S以来のIDZをここで持ってくるとは、メイトの希望なんてすっかり見透かされている。
つくづく幕張の2日目に行かなかったことが悔やまれる。

当然2回目の武道館についても触れられているが、ここだけトーンが異なる。
ライブ至上主義のバンドがライブの機会を奪われた、厳しい制限がかけられた、一番は先が見通せないということにつきるのではないだろうか。
可能な限り、できる範囲で最高のものを。
しかし、行間からにじみ出てくるのは、ライブができない、先の予定が立てられないことの諦めにも近い感情。
ライブができず、おそらくあまり望んではいない物販に頼らざるを得ない日々。
コロナのダメージはこちらが思っているより深刻だったようだ。

当初予定されていた「20201010」とは何だったのか。
BABYMETALの10年間を総括するライブだったことは間違いないと思うが、会場は武道館ではなかっただろう。
そもそも、これが2020年の10月10日ことだとすれば、1日だけである。
武道館公演の映像でも感じたが、会場はコロシアムをイメージしたものだったようだ。
やはり、本来行われるはずだった2020年のオリンピック後の新国立競技場だったような気がする。
ちなみに2020年の10月10日は土曜日だった。


<BABYMETALのあした>
何かと物議を醸し出している「封印」について、BABYMETALの場合、今までも半年ぐらい何の音沙汰もないというのは当然のようにあったので驚きもしない。
現在の状況であればなおさらである。今回はコロナで先行きが見えず、ライブ休止期間が長くなりそうアナウンスをしたとことにすぎないだろう。
MOAMETALの世を忍ぶ仮の姿では大学4年で卒業の年に当たるので、そのことも影響しているのかもしれない。

BABYMETALとしてどのようなライブを望むのか?
人数の制限はない方がいい。
モッシュはともかく、マスクありでも声が出せるライブは必須だろうか。
それができるまではライブは「封印」なのかもしれない。

そういうライブができるようになるまでは、4枚目のアルバム作成をしているのだろう。
ライブが可能になったら、会場とメンバー確保。
おそらく何の前触れもなしに、ニューアルバムリリース&ライブ告知ということになるだろうか。
時期は来年4月以降。FOX DAYにこだわるなら4月1日だが、それはコロナの状況次第。
気になるのは今後の体制がどうなるのか。
10年間の総括を行ったということであれば、本当の意味での新体制というのはあるかもしれない。
新メンバー追加で3人体制維持なのか、それとも他の選択肢をとるのか。
それこそOnly The Fox God Knows・・・

以前のように気兼ねなくライブに行ける日が来ることを願って。


BABYMETAL -LEGEND METAL GALAXY レビュー

2020-11-03 09:10:36 | 音楽


BABYMETALのデロ、もとい映像作品はだいぶというか全て持っているが、
リリースをこれほど心待ちにしたのは初めてかもしれない。
もちろんWOWOWは再加入して見た。
何曲かカットされていたものの、アンコールのRORとIDZが放送されるとはなんと太っ腹。
コロナのせいか、最近はかなりサービスがよくなっている。
そして、THE ONE限定も含めると今年になってなんと5作目の映像作品。
海外のThe Forumはともかく、国内公演は全て行っている!と言いたいところだが、
泊まったにもかかわらず幕張2日目を見逃したという痛恨の失態。
通常は映像作品の感想は書かないのだが、ライブは見ていない幕張DAY2がとにかく見たかった。
The Forumが一般発売ありだったので、まさかとは思っていたが幕張も一般発売あり!
しかも武道館以来のライブアルバムも一般発売になった。
いや、もちろん買いましたよ、THE ONE限定盤。
正直写真集は1回以上見ることはないのだが、The Forumの方を通常版にしてしまったので、
今回は、この作品ならば THE ONE限定盤しかないでしょ!

DAY-1
1月24日ライブには参加したのだが、正直見るところが多すぎて全体像を把握しきれていないところがあったので、プロショットで改めて確認。
ライブとその映像作品とは別物と理解しているが、今回は映像にする甲斐があるライブ演出だったと思う。
映像作品の演出としても、以前とは違って引きの映像が少なくなり、クローズアップを多用して、カット割りが細かくなっている。
以前はライブの雰囲気をそのまま伝えようとする感じだったが、最近は映像作品としてどう見せるかという感じになっている。
しかし、映像作品を見て改め感じるのは、あのバカでかいLEDディスプレイの存在感。
カメラだと正面、または引きの画になってしまうので、本当の大きさはなかなか伝わりきらない感じがするが、
超モッシュのフロアからはステージを見上げる形になるので、圧倒的すぎる迫力だった。
あまりにも大きすぎるので、視野に収まりきらず、ディスプレイばかり見てしまい、肝腎のBABYMETAL御本体をあまり見ていなかったことに改めて気づく。

それを一番感じたのは「Oh!MAJINAI」。
ライブの時は、巨大ヨアキムのインパクトの強さにやられてしまって、3人のダンスをちっとも見てなかった。
プロショットで映し出されたダンスは、クラッシックバレイ、アイリッシュダンス、コサックダンスまで取り入れたコミカルなもの。
その動きもさることながら、踊っている時の3人の笑顔だよ。
この笑顔をアップでみられるのが映像作品の特権。

そして「Brand New Day」。
アンコールを除けば、この日のハイライトはこの曲だというのを再確認した。
巨大ディスプレイの映像と陰の動きの対比という演出がこの曲には合っている。
現場では若干の目いっぱい感があったSU-METALのボーカルも音源で確認するとそんなことは全くなく、
余裕すら感じられライブ初披露とは思えない。

さらにWall of Deathに巻き込まれないように必死でほとんどステージをまともに見ていなかった「Road of Resistance」。
5人が旗持って登場するシーンは、単純にカッコいい。
ああ、現場では間違いなく見ていない。
バックのディスプレイに大写しになっているのに、なんてもったいないことをした。
そんななかでもオープニングで歌っていた自分だが、映像で見るとかなりの大合唱になっている。
海外ライブではほぼ定番になっているが、国内ではオープニングでのメイトがみんなで歌うのは割と最近かな。
これからは定番になってほしい。
旗を持つSU-METALの表情の凛々しいこと。
現場ではお祭り感がすごかったが、映像からもその感じが十分伝わってくる。
現場では全くといっていいほど画面には映らなかった東の神バンドの面々の楽しそうなこと。
映像作品はあの日の感情を鮮やかにしてくれる。

DAY-2
映像作品としてはこちらがメインですよ。
なんてったって現場行っていないんですから。
もうオープニングに映像を見た時点で、行かなかったことを激しく後悔。
なんですかこのカッコいいオープニングは。もしかすると過去最高じゃないですか。
キツネ様の曼陀羅の作り込みが半端じゃない。
ロゴも通常のクラッシュロゴではなく、梵字風のロゴになっており、この時点で禍々しさ満点。
そして1曲目は「In The Name of」。
仮面を被って5人で登場。
広島のLegend-S以来、この曲にはちょっとトラウマがあったのだが、それを吹っ飛ばす演出。
映像見ているだけで曲の後半はちょっとトランス状態っぽくなったので、現場にいたら記憶が飛んだかもしれない。

2曲目は「Distortion」。
黒と赤の照明。ダークサイド感がすごい。
この曲に関しては、間奏部分での演出。
定番はSU-METALがBig Circleを客に要求するものだが、ついにSU-METALは一言も言葉を発することなく、
人差し指を下に向け、ゆっくりを円を描くその仕草とその表情、眼力だけでBig Circleを要求してしまった。
この時映像作品を見て初めて鳥肌が立った。
そして、「Screeeeeeam!」の咆哮。
ああ、現場にいたらこの時点で完全に記憶飛んでるな。
この曲がライブで披露されてからしばらく経つが過去最高のDistortion。

大好きな「Kagerou」は洋神のソロ付き。
洋神がソロ付きなら、DAY1も和神のソロも久しぶりに見たかったぞ。
神バンドソロからシームレスに曲に入っていくのはBABYMETALのライブの醍醐味だもの。
この重いビートは洋神の方がいいかな。
極めて歌謡曲的なメロディーとバックのヘビーさ。大人になったSU-METALの現在地。
ダークサイドの時はSU-METALのソロ曲として披露されていたが、3人体制の方がしっくりくる。

そこから待ってましたの「B×M×C」。
DAY2を見ていないため、ヨーロッパツアーのファンカムを見まくっていたのでそれほどの新鮮さはないかと思っていたが、
さすがプロショット、映像効果もあって段違いの仕上がり。
ライブでの披露が渇望されていた曲ということもあり、メイトの歓声が一段と大きい。
SU-METALのラップはばっちり決まってカッコいい。

光の三部作と呼ばれている「Starlight」、「Shine」、そして「Arkadia」だが、3曲続きのプロショットは初めて。
DA1でも巨大すぎるディスプレイを効果的に使っていたが、この日一番うまく使っていたのはこの三部作だと思う。
Legend-Mの「Shine」がSU-METALとMOAMETALふたりだけでの特別な演出だったのに対して、
3人構成は普遍的なというかアルバムのコンセプトにふさわしい宇宙的な印象がする。
浮遊感、ダンスではなく「舞う」という表現がぴったり。
この3曲を任されたアベンジャーは鞘師里保。他の2人もそれぞれの良さがあるのだが、
光の三部作は彼女しかないかもしれない。ダイナミックさと繊細さの両立。
そこからの「Arkadia」。「Starlight」からの流れて聴くとやはり格別だ。
BABYMETALを好きでい続けて本当に良かったと思わせてくれる。
そして、現場にいられなかったこと後悔せざるを得ない。

アンコールはDAY1に続き13人構成でしたね。
曲は、ああ予想が当たってしまった「IDZ」。
この曲が最後に披露されたのは広島。二人だけ、いや一人が欠けたIDZ。
あのイントロのMOAMETALひとりだけのダッシュが切なすぎて直視できなかったIDZ。
YUIMETALのスクリームをメイトが全力で合唱していたIDZ。
そして、一人分のセリフが聞こえてこなかったIDZ。
あれを生で体験しているので、ベビメタの代表曲のひとつであるにもかかわらずすっかりトラウマになってしまったIDZ。
そんなこともあり広島以来この曲はライブで披露されることはなかったが、満を持してこの幕張で披露された。
そうだね、この曲を演るなら3人じゃなく、5人でやるのがいいのかもね。
IDZの紙芝居が始まった時の会場の歓声がものすごい。その歓声がやまない。
もうこの曲は演らないでのはないか、そう思っていたメイトも多いのではないか。
この日解かれた「封印」はこれだった。
花道は左右に2本なので、左右に2人ずつのクラウチングスタート。
しかし、SU-METAL以外の4人は花道のどこから現れたのか?
スクリームはMOAMETALだけだが、合唱するメイトに悲壮感はない。みんな本当に楽しんでいるのが伝わってくる。
そしてセリフの部分。5人分しっかりありましたよ。広島のあの空白、静寂、虚無を埋めるのは、3人のアベンジャーズ。
5人の輝く笑顔で新生BABYMETALの集大成といえる2日間は幕を閉じた。
ただ、ひとことだけ言って置きたい。
IDZのラストで5人揃って恒例のジャンプ。
「Distortion」でもはや一言も発さずとも、不敵な笑みを浮かべるだけでサークルを作らせてしまうようになったSU-METAL様。
ここにきて、最後にですよ、両手を上に突き上げて、内股で膝下を曲げる女の子ジャンプするなんていい加減にしてくれと言いたい。
ギャップで萌えすぎて死んでしまうだろ。
このシーンが個人的ハイライトだったりする。

ライブアルバムもしっかりチェック。
まず、気づいたのはSU-METALのボーカル音像が今まで一番遠い位置に定位している。
間接音というか反射音がかなり多めで、ライブ感を強調したセッティング。
今までこれをやってしまうとバックの音に埋もれてしまってクレーム必死だと思うが、
今回これができたのは、バスドラとベースの低音を出す楽器の分離が過去最高にいい。
音圧とクリアさが両立しており、聴いていて非常に気持ちがいい。
エンジニアが変わったのか、映像と同様今回の音の仕上げはこれまでとかなり異なっている。
それなりの環境で聴けば今回の仕上げの方が好ましいと思うが、
再生環境の差がはっきりと出てしまうかもしれない。

今回神バンドがDAY1とDAY2で異なる。
神バンドの音の差というのもこのライブアルバムの聴きどころであるが、
しっかりとその違いを堪能できる。
完成度、調和度というところではさすが東の神。盤石である。
ギミチョコの間奏のギターの音が変わっていて、かなり低くチューニングされてる。
たぶんBABYMETALで一番聴いている曲の一つだが、ここまでの大幅サウンドチェンジは初めてではないか。
WOWOWで初めて聴いたときは、ヘッドフォンが壊れたかと思ったくらいだ。
定番の曲での試みがこの幕張で披露されるというところにこのライブの意義が感じられる。
べヴィーなグルーブを要求されるKARATE、、Kagerou、BxMxCみたいな曲は西の神に分がある。
西の神の神バンドとしてまとまりは、The Forumの時とは格段の差がある。
The Forumの時と比べてバンドの音、特にギターの音が東の神に似てきた気がする。
神バンドとしてのライブでのノウハウを東の神から西の神へ伝授する目的が
このライブにはあったと勝手に思っているが、ライブのノウハウだけでなく
ギターのセッティングデータ自体が西の神に渡っていたとしてもおかしくはない。
こうして東の神と西の神を比較してみると、改めて東の神のすごさを感じる。
特にドラム、Brand New DayなどSU-METALの歌に寄りそうドラムの真骨頂。
音響面も含めて、ライブアルバムとしても過去最高。

これまでは、おすすめのライブは聞かれて少々どれを勧めるか躊躇することがあったが、
これからは迷わず幕張。最新のBABYMETALが最高のBABYMETALだ。
ただ、もうすっかりお忘れの方もいるかもしれないが、
昨年秋の「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN」の映像と音源がThe One限定で出ていたんですよね。
なぜかSSAと城ホールのミックスで。
もちろん入手しましたが、この盤の立場がすっかりなくなったような気もするが、東の神版のKagerouが聴けるからまあいいか。

今後これ以上のライブが期待できるのか心配になるほどの素晴らしい内容だが、
その杞憂を常にはねのけ、軽々と超えてくるのがBABYMETAL。
メイトが参加できるライブはまだまだ先になりそうだが、あのダークサイドの先が見えない暗闇に比べたらなんてことはない。
光に満ち溢れた未来がBABYMETALにはある。