夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

防犯カメラ「ちび太」

2022-08-06 15:39:59 | ガジェット
  • 迷惑行為対策としての防犯カメラ

現在の住居に住むようになって8年目になるが、初めて住宅周りの迷惑行為に遭遇した。

他の対策も行ったが、防犯カメラを付けてみることにした。

映像に残して証拠にするというより、その現場を押さえたかったので、通知機能のある機種を探すことにした。

とはいえ、いつまで続くか分からない迷惑行為のためにお金をかけるのもどうか、なるべくリーズナブルなものにしたい。

自分の欲しい防犯カメラの条件を整理すると、

○価格は抑えめ

○屋外に設置することになるので、防水機能があるのもの

○カメラの設置場所では外部電源をとるのが難しいので、充電式のもの

○通信機能ありで、有線の配線は難しい場所なのでWi-Fi対応のもの

○ネジで固定するタイプでもなんとかなりそうだが、できればマグネットで固定できるタイプがなおよい。

○本体から記憶媒体を取り外さなくとも、録画した映像が確認できるよう対応するアプリが使えるもの

○人を検知したことをスマホにプッシュ通知してくれるとなおよい。

 

  • 国内メーカー製の「ちび太」

はじめAmazonをのぞいてみたが、中華製の防犯カメラがおびただしい数見つかった。

しかし、まともに動くかどうか不安になるようなものばかり。

一か八かで買ってみるには少々値が張る。

なんとか国内メーカー製のものがないかと探してみると、ありました。

防犯カメラ専業を謳う「塚本無線」。

かなり豊富なラインナップで、法人向けの高機能なものから、リーズナブルな家庭用ものまである。

自分の必要な条件からすると「ちび太」という機種がいいようだ。

かなりコンパクトであるため、本体だけでマグネットで設置することも可能だが、その分内蔵電池の容量は少なめ。

USB-Cで充電するようになるが、専用のソーラーパネルのセットもある。

ただよく使用を確認すると、ソーラーパネルも含め常時電源を接続しようとすると、端子の防水キャップを外した状態で充電をしなくてはならない。

これよりちょっと古いモデルでソーラーパネル一体型の「亀ソーラー」というモデルもあったが、解像度があまりよくなく、マグネット設置もできないようなので、これも選択肢から外れた。

 

ということで、ソーラーパネルのセットではなく単体モデルの「ちび太」を購入することにした。

充電容量がノーマルより20%ほど強化されたモデルもあったのでそちらを選択。

マグネット設置はできないものの充電容量が倍以上ある「ちび太Pro」というモデルもあり、こちらも魅力的だったが、本体をネジ止め設置するとなると別にポール等も必要になってしまうので、今回は見送り。

「ちび太」の電池の持ちがあまりにも悪い場合は、「ちび太Pro」の導入も検討する必要があるだろう。

対応アプリは「WTW EAGLE」という何とも勇ましい名前で、GooglePlayかAppStoreから無料でダウンロードできるが、評価を見るとなかなかの低評価。

どの程度使えるのか使えないのかは、自分で使ってみるしかないかな。

 

  • 「ちび太」の調教(セットアップ)

Yahooショッピングで購入し、注文した翌々日には手元に届いた。

箱から取り出してみると、本体は思った以上にコンパクト。

180mlのペットボトルよりさらに小さく感じる。

付属品はACアダプターとUSB-Cケーブル、ネジ止め用のスリーブとネジのセット、あとは取扱説明書である。

 

取扱説明書の内容に従って設定をしていくが、どうも取扱説明書に書いてある内容と本体の動作が違っていて戸惑う。

おそらく取扱説明書の内容が古く、バージョンアップした本体の動作とあっていないのかなと推測された。

 

困惑しながらもなんとか本体の設定は終了し、その先はアプリを使っての設定。

アプリをインストールする端末を迷ったが、画面が大きいiPadにした。

しかし、これまたインストールしたアプリの項目などの内容と取扱説明書の内容が一致しないので、これも推測しながら設定作業を進めた。

この防犯カメラWiーFiで接続するのだが、5GHz帯では接続ができず、2.4GHz帯のみの接続となる。

つまり、実質的にIEEE802.11gしか使えない。

まあ、電波の減衰を考えれば2.4GHz帯にしなければならないのはやむなしとしても、なぜかアプリをインストールしたiPadまでIEEE802.11aからIEEE802.11gへの変更を求められる。

防犯カメラとiPadが直接通信しているわけではなく、無線LANルーターを介しているのでiPadの周波数帯まで変える必要は内容に思うのだが、必ず変更させられる仕様になっている。

 

なんとか設定作業終了。

まずは、室内でテストを行うとしっかりカメラの映像がiPad上のアプリで確認できる。

その後で屋外の所定の場所に設置。

玄関のドアが金属製なので、手の届きにくいその上部にマグネットで設置した。

すでに夜だったが、赤外線モードにしてあったのでよく見える。

夜間は赤外線撮影と可視光撮影が選択できる。

暗いところはもちろん赤外線撮影だが街灯などがあって明るいところなら可視光撮影でカラーになる。

 

撮影時間は、動体感知してから10秒、20秒、30秒と設定可能。

一応一番長い30秒に設定してみた。

その他に動体感知してから動体がフレームアウトするまで録画を続けるモードもあるが、まずは一番省電力な一定時間撮影モード30秒の設定で試してみる。

 

  • 「ちび太」ようやく番犬(?)になる

 

翌朝昼間の映像を確認してみたが、かなり鮮明に映る。

ホームページに掲載されているイメージ画像と遜色はない。

防犯カメラとしては十分だろう。

ナンバープレートの文字も距離によっては確認できるのではないか。

ただ、通常はスリープ状態で、動体を感知するとスリープから復帰して録画を始める仕様だが、スリープからの復帰が遅く、動体を感知してから5秒ぐらい冒頭が撮影されていない。

フレームインしてからフレームアウトまでの時間が短いとそもそも全く録画されていない。

自分の場合は冒頭5秒間録画されなくとも問題はないが、ピンポンダッシュのような場合はこのカメラでは録画できないだろう。

もちろん常時録画もできて、SDカードがいっぱいになると古いものから上書きする仕様となっているので、常時電源が取れれば常時録画も可能だが、屋外使用での常時録画はそもそも想定されていない。

常時録画はあくまで屋内用である。

 

SDカードは16GBから128GBまでのものが使えるが上限の128GBのSanDiskのUltraにしてある。

常時録画ではなく、自分の環境だと1日に多くても10回程度の録画なので、大容量のSDカードはいらなかったかもしれない。

心配していたバッテリーだが、省電力モードの30秒録画にしているためかバッテリーの持ちはかなりよい。

ただ、アプリの電池残量表示がかなり適当で、1週間たっても100%表示のまま。

結果的には、電池の残量が50%を切るまで1か月持った。

録画回数が1日に10回程度ということを考えても、なかなかの電池の持ちである。

充電自体にそれほど時間はかからないが、充電100%と表示されてもフル充電になっていないことがあるので、充電時間はそれなりに取った方がいいようだ。

 

問題があるのがプッシュ通知。

これが不調でiPadに通知されない。

この機能が欲しくてこの機種にしたようなものだが、枕元にiPadを置いておいて、通知音が鳴ったらすぐさま現場に急行し、現場を押さえようと思っていたのに。

防犯カメラ側、iPad側の設定を繰り返し確認したが、設定自体に問題はない。

と思ったら、iOS用のアプリの不具合らしく、メーカーのホームページにお知らせが載っていた。

順次対応中みたいな曖昧なお知らせ内容だったが、iOSではなくiPadOSなのがいけないのかアプリの修正はされていて、最新バージョンのアプリをインストールしているが一向に通知される気配はなかった。

1か月ほどたって、忘れたころにiPadから通知音が鳴るようになり、確認してみるとWTW EAGLEからの通知だった。

ようやくアプリの修正がされたらしく、当初の目的であったプッシュ通知が機能するようになった。

ただ、カメラが感知してからプッシュ通知があるまで、かなりのタイムラグがある。

30秒ぐらいはかかるだろうか。その点は注意が必要だ。

 

 

 

  • 「ちび太」なかなかできる子

この「ちび太」を設置してからというもの迷惑行為に遭遇していないので、設置に効果があったかもしれない。

家庭用の防犯カメラとしては、価格からして満足できる。

これ以上を求めるなら、屋外でも常時電源接続・常時録画のモデルを選ぶべきだと思うが、一般家庭だと、屋外での常時電源接続というのが意外とハードルが高い。

屋外にコンセントがある家屋も一般的になっているが、結局防犯カメラの設置場所まで電源コードをはい回さなければならない。

通信の方はWi-Fiのおかげでコードレスになるが、電源はなかなかそうもいかない。

大容量バッテリーモデルをつけるという手もあるが、バッテリーが大きくなると重くなり、壁にねじ止めが必要になり、充電するために防犯カメラ本体をいちいち外さなければならないのも手間だ。

 

そこへ行くとこの「ちび太」は、ある程度機能を割り切ることができれば、価格も含めなかなかバランスのとれたいいモデルだと思う。

「ちび太」は抑止力としてだけ役に立ち、録画された内容が証拠として役に立つようなことがないように願っている。


チプカシ電池交換2回目

2022-07-31 16:38:31 | ガジェット

チプカシ電池交換

 

お気に入りのチプカシローマ教皇モデルMQ-24-7BLLJFの電池がようやく切れた。

購入してから「検査用電池」が3年ほどもったことになる。

いよいよ電池交換だ。

時計の値段が値段なので電池は100均で購入することにしている。

近所のセリアに行ったらSR626SWはなくSR626のみだったが、SR626を購入した。

アナログ時計にはSR626SWの方がいいらしい。

ダイソーにはSR626SWも置いてあった気がしたが、確認してみるとSR626のみのようだ。

 

さて、電池交換。

裏蓋の構造が異なるだけで、以前電池交換を行ったMW-240-1Eと同様なので、難しいところはない(と思う)。

まずは、ベルトを外す。

ベルトを付けたままでも作業はできるが、一応外しておく。

バネ棒なのでバネ棒外しがあれば問題ない。

続いてはめ込み式の裏ブタを外す。

前回こじ開けも買ったので、これをフタの下にこじ入れると、ちょっと堅かったが裏ブタがパカっと外れた。

勢いあまってОリングを傷つけてしまったかと思ったが問題なし。

 

いつもの構造なのですぐ終わると思ったが、もともと緩んでいた竜頭がぽろっと本体から外れてしまった。

竜頭が外れてしまうと、本体のユニットが風防一体型のケースから外れてしまったではないか。

(ここいらの写真を撮るのを忘れました。)

慎重に本体を風防ケースにはめ込み、竜頭を本体に押し込んでOK。

あとはいつものとおり電池を指で押さえながら、電池抑えのプレートを右にずらすと電池がバネで飛び出してた。

「検査用」の電池はソニー製のSR626SW。

セリアで買ったメーカ不明の交換用電池をパッケージから取り出し、本体に入れる。

「靴を履かせるように」電池を斜めに滑り込ませ、指で押さえながら電池抑えのプレートを右にずらすと電池が収まった。

あとはずらしたプレートから手を放すだけ。

電池抑えのプレートはバネ棒外しの反対側についてる棒状の工具を使った。

止まった秒針が動くのを確認した。

 

ここであまり必要ないかもしれないが、Oリングを外してシリコンを塗布しておく。

日常防水なのでほぼ防水機能はOリングだのみ。

Oリングをピンセットでつまみ、シリコン塗布器のスポンジの上へ置きフタを閉めるだけ。

すると、Oリングに適度にシリコンが塗布されるので、これをもとに場所に戻す。

フタで挟まないように、Oリングを置く場所を慎重に確認する。

 

あとは裏ブタを手でパチンとはめ込むだけ。

外したバンドを元に戻して、電池交換は終了。

 

ただ、この後の時刻合わせが問題。

以前時刻合わせをするときに、竜頭を引っ張りすぎてしまい竜頭が外れてからというもの、竜頭を回しても分針が回らなくなってしまっている。

この辺りにチプカシの限界を感じるが、竜頭を引くのに力を入れすぎたのが原因なのでもう少し優しく扱う必要がある。

改めて竜頭を軸に差し込んでから念入りに回した上で時刻合わせをしてみると、時計を垂直にして少し下の方へ力を入れながら竜頭を回せば何とか時計回りには長針が動くようになった。

一回外れてしまった竜頭は脱落しやすくなっているようなので、竜頭を一段引っ張って時刻合わせをするときは竜頭が脱落しないように注意しないといけない。

 

これで無事に時刻合わせ完了。

100均の電池だがどの程度もってくれるものか。

 


Amazon Echo Dot~アレクサはエンターテナー~

2021-12-25 15:31:03 | ガジェット
我が家に来るはずAmazon Echo Show8が来なくなると思うと、なんとなくさみしい。
そういえば、Amazonはブラックフライデーとかで安売りの期間中だ。
Amazon Echoシリーズは定期的にセールをしているので、アマゾンのサイトをのぞいたら、おそらくいままでの最安値でEchoが売られていた。
最初はEcho Show5にしようと思ったのだが、ディスプレイ付きのスマートスピーカーは意外とその置き場所に困る。
第2世代のEcho Dotが爆安だったので思わずポチってしまった。


ということで、アレクサが我が家にやってきた。
色は白ではなくグレーにしてみた。
SiriはiPadの中にいるので、あとはLINEのClovaがそろえば音声アシスタント勢ぞろいだな。

Echo Dotの設定は基本的には簡単だ。
アレクサアプリをインストールした端末からEcho DotのWiーFi設定をすればいいだけ。
ただ、Amazonのアカウントが必須となる。
自分のAmazonのアカウントで設定し、アレクサが反応するようになったが、どうも自分のAmazonのアカウントを使っているのが気持ち悪い。
で、Echo Dot用のAmazonアカウントを取得して、アカウントを変えようと思った。
が、これがうまくいかない。
原因は未だに不明。
Echo DotとAmazonアカウントが紐づけられているのは知っていたので、アレクサアプリで設定されているアカウントからログアウトした上で、
Echo Dotを初期化し、最初から設定し直しても、Wi-Fi接続のところで反応がなくなり、設定作業が終了しない。
Echo Dotと紐付けられているAmazonアカウントをAmazonのサーバー上に保存してしまったのがよくなかったようで、
設定をやり直そうとすると、自動的にサーバー上の保存したアカウントのパスワードで設定を試みて失敗するというのを繰り返している。
久しぶりにネットワーク関係で煮詰まった。
仕方がないのでAmazonにメールでサーバー上に保存したパスワードの削除方法を問い合わせて、その日は寝た。

翌朝最初に設定したAmazonアカウントで設定をやりなおしたら、なぜかあっさり設定が完了した。
昨日も同じことをやったのだが、なぜか一晩たったらうまくいった。
数日してAmazonから問い合わせの回答が来た。
サーバー上に保存したパスワードの削除方法は教えてもらったが、Amazonアカウントのこんな奥に設定画面があるとは。
あとWi-Fi設定の不具合は解消されているはずだと書いてあった。
改めてサーバー上に保存したパスワードを削除したうえで、アレクサアプリでアカウントからEcho Dotの登録を解除し、アカウントからログアウト。
新規に取得したAmazonアカウントでログインし直して、Echo Dotの設定をやり直したらあっさり設定をすることができた。
サーバー上にパスワードが保存されていると、新しいアカウントで設定を始めても、その保存したパスワードで設定を自動的にやり直そうとして失敗していたようだ。
これでようやくアレクサ専用の環境で使うことができる。

我が家にアレクサの声が響くようになった。
これまで使っていたグーグルアシスタントとの比較だが、アレクサはよくしゃべる。
グーグルアシスタントは聞かれたことにきっちり答える優秀な秘書という感じだが、ちょっと対応が素っ気ない。ともすれば塩対応。

そこへいくとアレクサは聞かれてもいないことをよくしゃべる。
しゃべるだけでなくよく歌う。
「何か歌って」とリクエストしたら、謎の「アレクササンバ」を歌い出したのには爆笑。
あとはリクエストしていないのに、「アレクサとの相性診断をしますか?」と聞いてきてくる。
とりあえずいいよと返事して5つの質問に答えていたら、最後の質問で「アレクサ以外の音声アシスタントに浮気したことがありますか?」と聞かれたので、
正直に「はい」と答えたら、ベートーベンの運命とともに、バッドエンド的なメッセージが流れて診断終了。
「何かお話しして」と呼びかけると、この話いつ終わるの?と思うようなショートストーリーを語り出す(そしてオチはない)。

Amazonという会社の製品だからなのか、アレクサの反応はかなりエンターテイメント。
楽しいぞ、アレクサ。
調べてみたらアレクサのオリジナルソングが月イチでリリースされているようなので、ちょっとした楽しみができた。

Echo DotとGoogle Home Miniとの比較では、Echo Dotは音抜けが悪い。少しこもったような音になる。
Google Home Miniと同様Echo Dotのスピーカーユニットは上向きについているが、上面は操作パネルで塞がれた状態になっている。
Google Home Miniはファブリックのサランネット(というにはだいぶ分厚いが)がついており、一応音が出る方向は開放されている。
スピーカーユニットを板状のパネルで塞ぐというスピーカーとしてはちょっと考えにくい構造だが、操作性を重視したということか。
確かにGoogle Home Miniの操作ボタンは側面下部についており、ちょっと押しにくい。
操作パネルでマスクされて、ちょっとかわいそうなアレクサ。
せっかくの美声(?)が台無しだ。
Echo Show8の方もこんな感じなので、そういうセッティングなのかもしれないが、音楽を聴くには向いていない。

実用面では、リストの作成機能が便利。
買い物リストとやることリストが作れる。
アレクサに向かって「買い物リストに○○追加して」というと、アレクサアプリのリストに追加してくれる。
思いついたときにアレクサに話しかけるだけでいいし、スマホのアプリで確認できるから外出中でも確認できる。
実はGoogleアシスタントでもできたようだが、使ったことがなかった。

Android TVとの連携もできる。
アレクサ連携アプリがテレビにプリインストールされていた。
いろいろと不具合のあったテレビだが、初期化をしてからというものなんとか使えていたものの、誤作動が全くなくなったわけではなく、ときたま変な動作をする。
かみさんからの評判が悪いので、テレビ本体の「OK,Google」への反応をオフにして、アレクサと連携させることにした。
まずは、テレビのアレクサ連携アプリで簡単な設定をした後、タブレットにインストールしてあるアレクサアプリで設定。
アレクサアプリでの設定の最後でエラーが表示されたが、設定は無事できたようだ。
テレビ電源のオンオフ、音量調整、チャンネル変更など基本的な操作がアレクサ経由でできるようになった。
テレビ本体のグーグルアシスタントはテレビの音声に反応してしまって、変な動作をすることが多かったが、アレクサはそんなことはない。

何しろ愛嬌があるアレクサって結構いいです。

チプカシの電池交換を自分でやってみた

2021-10-02 09:04:48 | ガジェット
チプカシを手に入れて早2年。
テスト用の電池と言いながらなかなか電池が切れないなと思っていたら、
海外販売モデルのMW-240-1Eが止まった。
ローマ教皇モデルMQ-24-7BLLJFとバンドを交換したMTP-V004L-7Aはまだ動き続けているが、そのうち止まるだろう。

さて、予定どおりチプカシの電池交換を自分でやることにした。
まずは、工具の入手である。
腕時計のメンテナンス用の工具と言えば、2000円くらいのセット品が売られているが、どうも信頼性に欠けるので、電池交換に必要なものだけそろえることにした。
チプカシの電池交換に必要なものというと、
○こじ開け
○バネ棒外し
これらは精密ドライバーで代用できないこともないが、そう高い物でもないし、専用の工具は使いやすいらしいから、この際そろえておこう。
バネ棒外しはバンドを取り外すのに使う。時計によってはバンドを外さなくとも電池の交換ができるが、バンドを外した方が作業はしやすいようだ。
あと、
○プラスチックのピンセット
金属製のピンセットはあるのだが、ボタン電池の裏表を同時に触ってショートさせると、電池が使い物にならなくなってしまうので、念のため購入。
さらに、
○シリコン塗布器
裏蓋のパッキンとして使われているOリングに防水性を高めるシリコンを塗る道具である。
チプカシを購入してからそれほど時間がたっていないので、日常生活防水程度であれば気にする必要がないのかもしれないが、
チプカシに限らず、腕時計の防水はこのOリングにかかっているので、電池交換をした際にはパッキンが劣化していないか確認して、
シリコンを塗布するか、Oリング自体を交換した方がいいらしい。
Oリングはかなり細く、シリコンを適量塗布するのが難しいので、このような専用の道具がある。
上蓋と本体それぞれスポンジが付いており、スポンジにシリコンが染みこませてある。
Oリングを本体のスポンジの上に載せ上蓋で挟むと、簡単きれいにシリコンが塗布できる。
Oリングは腕時計によってサイズが異なる上、少量の販売はしておらず、買ったはいいが使わないうちに劣化しそうなので、
電池交換2、3回はOリングを交換せず、シリコン塗布で間に合わせたい。
電池は100均のものでもよかったが、工具と併せてマクセルのSR626SWを購入。

以上のものをまとめて手に入れられるところが意外と少なく、結局いつものヨドバシから購入。実は、シリコン塗布器が一番高かった。
入手した道具はこんな感じ。

バネ棒外しは明工社のもの。こじ開けも同じメーカーにしたかったがヨドバシで取り扱いがなかったのでBAMBI製にしたが、
写真で見る限り明工社のこじ開けと全く同じものに見える。型番は違うので、明工社のOEMかな。
ピンセットはTrusco製。先の細いものにした。

さて道具はそろったので、いよいよ電池交換作業。
電池交換の作業手順についてはYouTubeで学習済み。
この手の作業は動画で見ると一目瞭然、大変わかりやすい。
MW-240-1Eをケースから取り出して、裏を見ると、あら、はめ込み式じゃなくネジ留めだったのね。

よく見ると、文字盤に「WATER RESIST 50M」と書いてある。
日常生活防水のMQ-24-7BLLJFの裏蓋は、はめ込み式なので、それ以上の防水仕様の場合、裏蓋はネジ留めになるようだ。
今回はこじ開けの出番は必要なかったが、はめ込み式のMQ-24-7BLLJFの電池交換には必要になる。

MW-240-1Eの場合、バンドを外さなくとも電池交換の作業はできそうだが、せっかくなのでバネ棒外しでバンドを外す。
手に入れたバネ棒外しは片側がY字型になっており、もう一方が細い棒状になっている。
Y字型の方で、バネ棒の少し太くなっている所に引っかけて押し込むと簡単に外れる。
先がY字になっているから簡単だが、これを先の平らなドライバーでやろうとすると少々難儀するかもしれない。

次に、手持ちの精密ドライバーで四隅のネジを外す。
あまり強く押すと、下になっているプラスチックの風防が割れそうなので、力を加減して慎重に外す。
裏蓋を外すと、動画で見たムーブメントがそこにあった。
使われていた電池はSONY製だった。
一部文字が隠れているがムーブメント上に「・・・OYA」という文字が見えたので、やはりムーブメントはMIYOTA製のようだ。

老眼の入った目にはこの作業は厳しい。メガネを外して作業する。
電池を抑えているプレートを下にずらすと、電池が外れるはず。
プレートには小さな穴が開いているので、そこに棒状のものを差し込んで下にずらすようだ。
この穴がかなり小さい。バネ棒外しの棒状になっている方がちょうどいい感じだったので、
バネ棒外しを使って、押さえプレートを下にずらすと、勢いよく電池が飛び出してきて電池が外れた。
電池の下にあるプラス側の接点が板バネになっていて、このバネが少々強すぎるようだ。

新品の電池をムーブメントに入れる。
マクセルのSR626SWはマイナス側がなぜか金色。
プラスチックのピンセットだが一応電池の周囲の部分をつまんで持ち上げる。
動画の電池交換作業の解説で、電池を入れるときは「靴を履かせるように」入れると解説されていた。
電池の押さえプレートの反対側に電池を潜らせるように入れて、プレートを下に押し下げながら、電池を上から押さえてプレートを戻すと電池が収まった。
秒針を確認すると、しっかり動き始めた。

あとは、パッキンの確認。
Oリングをピンセットで慎重に外す。実物はかなり細い。
外したOリングをシリコン塗布器のスポンジの上に載せ、蓋で挟んで軽く蓋を押す。
Oリングをスポンジからつまみ上げると、Oリングが光って見える。
しっかりシリコンが付いたようだ。
Oリングをパッキンの位置に戻す。変な位置に置いて裏蓋で挟んでしまわないよう念入りに確認。

裏蓋を戻してネジ留めする。車のホイールと同様、ネジは対角線に少しずつ締めていく。
最後に、バンドを付け直す。ちゃんとしたバネ棒外しがあれば、バンドを付けるのも簡単だ。
時刻を合わせて、作業は終了。
買ったときは月差マイナス2秒くらいだったが、新しい電池に交換してどうなるだろう。

初めての電池交換作業は、作業内容を動画で見ていたこともあり、10分もかからず終了。
必要な工具さえあれば、誰でもできる。これを時計屋さんに1000円払ってやってもらうのはさすがにもったいない。
ウェーブセプターWV-58J-1AJFの電池交換方法も動画があった。
デジタル時計なのでムーブメントがアナログ時計とは異なるため、電池交換の手順も若干異なるが、これも十分自分で交換できそう。
ただ、バンドを交換したMTP-V004L-7Aは、裏蓋がこじ開け式になっている。蓋が固く、開けるのにコツが必要で、
場合によっては専用の道具がないと裏蓋が閉まらないこともあるようなので、これは時計屋さんにお願いしようかな。

次の電池交換は100均の電池を使って、電池の持ちがどの程度違うか試してみよう。

クオーツとスマートウオッチと

2020-12-20 10:11:58 | ガジェット
今腕時計を考えるにあたり、無視できないのはスマートフォンの存在である。
機械式とクオーツ式のメリット・デメリットを比較している動画のコメントにこんなものがあった。
○今どきクオーツなんか買う意味があるか。クオーツを買うくらいならApple Watchでいい。 常に通信してるから時間は最高に正確だ。
○最もオワコンなのはクオーツ。機械式はロマンがあるから今後絶対に廃れない。

機械式とクオーツを比較している動画だったからこんなコメントがでてくるのだが、
クオーツを買うくらいならApple Watchでいいという理由が結局時計としての精度というのが機械式腕時計にロマンを感じるロマンチストの心理が垣間見れてなかなか興味深い。
ただ「Apple Watchが常に通信してるから時間は最高に正確」というところが気になって調べてみた。

スマートフォン以前のガラケーの時代から、携帯電話は公衆回線(ものによってはWi-Fiでも)を通じてタイムサーバーにアクセスして、
時刻を補正する機能を持っており、電波時計同等の精度と時刻合わせ不要の利便性を持っている。
なので、ガラケーが普及し出した当たりから、腕時計をしていない人、特に若者が目立ってきた。
時刻を知るだけならケータイで十分だから腕時計はいらない。それはそれで理にかなっている。
スマホのポケットウォッチ化というような現象であるが、その昔時計といえば機械式、より小型の腕時計が一般的になる前は、携帯用の時計はポケットにしまわれていた。
ポケットウォッチ、懐中時計。
これの不便な点は、時刻を確認するのにポケットから取り出さなくてはいけない点。
実は、一時期重たいステンレス製の腕時計がいやで実家にあったセイコーの鉄道時計を使っていた時期がある。電池式のクオーツだったと思う。
技術的に進歩し、小型化が可能となり、携帯用の時計はポケットの中から、常時露出していて見やすい場所、手首にその場所を変えることとなった。
携帯用の時計の小型化によって、リストウォッチ、腕時計となった。
人体構造が変わらない限り、その着脱のしやすさ、見やすさ、さらに手をふさがずに視認できるという点では、
小型の機械を身に着ける場所として、手首以上の場所はないのかなと思う。
技術は遙かに進歩したはずなのに、携帯用の「時計」が手首という特等地からポケットや鞄の中に逆戻りするという何とも面白い現象。
この辺はスマホを見ている時間によって変わってくる可能性がある。
常にスマホを手にしているのであれば、時刻を確認するためにポケットや鞄から取り出すことが少なく、それほど面倒でないのかもしれない。
個人的にはそんなにしょっちゅうスマホを手にしているわけではないので、
移動中、特に公共交通機関に乗るときは、すぐに時刻が確認できる腕時計は必要なのだが、この辺りの感覚が実用品としての腕時計を必要とするかどうかの分かれ目になる。

そして今やスマートウォッチの時代。
ウォッチという名称で呼ばれているが、実質は時計ではなくウェラブルコンピューター。
特徴としては、スマホと連動して機能するというところだろうか。スマホの子機的な役割と理解していいのだろう。
スマホの方は自律して時間が刻めるよう本体にクロックが内蔵されているのはPCと同じだが、
PCと同様熱やノイズの影響でクロックの精度があまり高くならないらしく、内部時計の精度はあまり高くない。
そのため、通信をする度ごとにではないと思うが、公衆回線を通じでタイムサーバーにアクセスし、正確な時刻を取得して、内部時計を補正する必要がある。
スマートウォッチも同様らしいが、スマートウォッチ自身には公衆回線につなぐ通信機能がないので(セルラーモデルを除く。)、
BlueToothかWi-Fiを介してスマホの内部時計の時刻を取得し、スマートウォッチの内部時計を補正しているらしい。
クロックを一切持たないと、自律して時間が刻めないので、コンピューターとしての機能を維持するためには支障が出る。
専用のクオーツかどうかは別として、何らかの内部クロックを持っているということを考えると、スマホもスマートウォッチも一種のクオーツ時計ということが出来る。

クオーツ時計が発明され、電気で動くため、数字や文字を表示するディスプレイを使うことが可能となり、
計算機の機能を積んだデータバンクや電話帳の機能があるテレメモみたいな腕時計が登場するようになった。
腕時計にセンサー類を搭載して多機能化した腕時計は、PROTRECKが筆頭だろう。
電気で動くクオーツ時計だからこその機能だが、電気で動くが故に消費電力の問題はつきまとい、
あまり大きな電力を消費する機能は搭載することが出来ない。電池が1年もたない腕時計はさすがに実用性に欠けるだろう。
その点、スマートウォッチは、毎日とは言わないまでも数日間ごとに充電をすることを前提に様々な機能を持たせることは出来る。
身に着けていて人間が視認するのに一番便利な場所、その特等地が手首だとすれば、手首に付けるという場所の制約上、
ディスプレイがそんなに大きくできないため、必要かつ実現可能な機能というのはそれほど多くないと思う。
時刻を知るという時計としての機能は基本として、スマホの着信通知と電子決済ぐらいか。
あとはセンサー類を付ける前提だと、ヘルスケア関係で脈を測ったり、血中の酸素濃度や心拍数を測ったりする機能は身に着けているからこそ出来る機能だが、
現時点ではそれぐらいだろうか。

動画のコメントに戻るが、少なくとも電波式の腕時計であればスマートウォッチに時刻精度で劣ると言うことはない。
電波式ではないクオーツならもちろん精度は落ちるが、消費電力と耐久性の面ではスマートウオッチを上回るので、
非電波式のクオーツ腕時計がその存在価値がなくなるとまではいえないと思う。
多機能であるがゆえにスマホやスマートウォッチを持ち込めない場所もある。
試験会場にスマホが持ち込めないので、時刻確認のためチプカシを購入したという人も少なくない。
ただ、多機能であるという点ではスマートウォッチの優位性は動かないので、
その機能が必要なユーザーにとってはクオーツ式に限らず、通常の腕時計の必要性は薄くなるのだろう。

個人的には、毎日とは言わないまでも2、3日おきに充電しなければならないものはスマホだけで十分。
音質の面もあるが一番は充電の手間の問題でワイヤレスイヤホンも使う気になれない。
ソーラー充電で同じく、置いておくだけで充電できるワイヤレス充電ならまあ許容できるかもしれない。
スマートウォッチの機能で日常的に必要というかあったらいいなと思う機能は、スマホの着信確認機能ぐらいか。
スマートウォッチには、消費電力の関係でディスプレイが常時点灯できないものが多く、
昼間でも点灯動作をしないと時刻の確認が出来ないなんて、一日中暗闇でデジタル時計を使っているようなもので、ちょっといただけない。
常時点灯が出来るApple Watchのようなスマートウオッチもあるが、バッテリー駆動時間は最大18時間。朝出て夜帰るまでなんとか電池が持つかどうかの状態。
毎日の充電とモバイルバッテリーは必須。
なんだかんだいって腕時計はラウンドフェイスが好きだが、Apple Watchはディスプレイ然としたスクエアフェイス。
Apple Watchならワイヤレス充電もできるが、Apple Watchはスマホがもう一台買えてしまうぐらいの値段。
価格に見合った機能とデザインは残念ながら自分にとってはない。

ソニーのwenaは、時計本体ではなくベルト側、ちょうど三折れベルトのバックル部分に機器があるという点で非常にユニークなスマートウオッチだと思う。
wena専用の時計を「wena head」と称してベルトのない腕時計を売っている。
機械式のヘッドまであるのが面白い。基本的にどんな時計でもwenaと組み合わせられるような形状となっている。
スマートウオッチの機能は欲しいがデザインが…と二の足を踏んでいた人にはぴったりかな。
ベルトもメタル、ラバー(シリコン)、レザーとお気に入りの時計に合わせられるようになっている。
個人的にスマートウオッチを使うならこれかなと思うが、充電がワイヤレスではなくUSBケーブル充電なのと(電池は1週間程度持つらしいが)、
時計を付けたままタイピングをするとディスプレイ部分がPCにあたってしまうのがマイナスか。
Suicaを含めた電子決済が使えるたり、心拍数が測れたりと、お気に入りの腕時計がスマートウオッチ化できるのでとても魅力的だが、
利便性が着け心地を上回るかというと個人的には微妙なところである。
職場でもスマートウオッチ派が増えているが、今のところスマートウォッチを使う予定はない。

従来型の腕時計に目を転じると、スマホ連動機能があるG-SHOCKはかなり種類がある。
スマホ連動と言っても、SNSの通知機能くらいだが自分にとってはこれで十分。
問題はディスプレイ。
別にカラーディスプレイはいらないのでモノクロで十分なのだが、文字、特に漢字を表示しようとすると解像度の高いディスプレイが必要となってしまい、
液晶ディスプレイで解像度が高く、さらに常時点灯となると消費電力が上がり、電池の持ちが悪くなる。
そこでMIP液晶である。電圧を常時かけていなくとも表示が出来る液晶で、表示を切り替えるときだけ電力を消費する。
心拍センサー付きでソーラー電波のGBD-H1000 というモデルがでているが、少々サイズが大きい。
センサーなしだとタイドグラフ付きのGBX-100 というモデルがある。これは表示が切り替えられて、時刻表示だけにも出来て、もともと高精細の液晶なので非常に見やすい。

店頭でたまたま見かけたが、例の見にくい反転液晶Gショックのトラウマがある自分としては一目で心引かれた。
さらに、スマホの通知を受信する機能(新着確認のみで内容は表示できない)もある。電波時計ではなくスマホから情報を取得して時刻を補正する。
ただ、サイズの関係か、なぜかソーラーではなく電池式である。液晶の構造が違うのでソーラーセルをうまく配置できないのかもしれない。
それでも、電池が2年持つのだから、省電力で高精細のMIP液晶は素晴らしい。
なのでかなりの人気らしく、このモデルうち黒ベルトの初期ロットは売り切れ。白ベルトのモデルも品薄のようだ。
カシオはこのMIP液晶搭載モデルを今後増やしていくようだが、ラウンドフェイスでスマホ連動機能搭載のシンプルなソーラーモデルを是非お願いしたい。
これならベルトが切れてしまったかつての相棒Wired-h AGWH601の後継になる。