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保守記事.91-16 迷惑な国だなぁ~

2007-05-08 16:33:36 | 記事保守

中国産毒性物質、風邪薬として売られていた


 昨年9月、パナマシティの公衆病院に特異な症状を訴える患者らが押し寄せた。この患者らは、身体の一部の機能が停止または麻痺し、中には呼吸困難に陥った患者までいた。死亡者も続出したが、はっきりとした原因は分からないままだった。

 唯一の手がかりは、患者らがある風邪シロップを飲んだ後に異変を見せ始めたという点だけだった。そこでついに米国の医療陣までもが急きょ派遣さ れ、1カ月余りの調査の結果、風邪シロップに含まれていた「ディエチレン・グリコール」が原因であることが判明した。産業用に幅広く使用されているこの化 学物質は、食用が禁止されている毒性物質。現在までに申告された死亡者数は365人で、このうち当局の調査で確認された死亡者数は100人余りに達し、被 害者の大半は母親が与えたシロップを飲んだ幼い子供たちだった。

 さらに問題の風邪薬は、政府が配布したものだっただけに大きな衝撃が走っている。昨年5月、パナマ保険当局は長期にわたる雨期を控え、26万本の風邪シロップを製造・配布していた。

 ところで、政府が配布した医薬品に毒性物質が混入するなどということが、なぜ起きたのだろうか。

 その最大の原因は中国で製造された偽造薬だった。米紙ニューヨーク・タイムズは6日付で、中国で製造された毒性物質が、どのようにして地球の裏側のパナマに風邪薬と偽って流通したのかについて、そのルートを追跡、報道した。

 当初、パナマ当局が風邪薬の材料を調達する際、シロップのビンに記されていたのは、せき止め薬や解熱剤によく使用される「グリセリン」だった。し かし、グリセリンは価格が高いため、一部の悪徳業者らが、価格が半分程度の産業用「ディエチレン・グリコール」を使用することがあるという。

 こうした毒性シロップは、これまでにもハイチやバングラデシュ、アルゼンチン、ナイジェリア、インドなど、世界各地で発生した多くの毒物・劇物集団死亡事件の原因として推定されてきた。しかし、毒性物質の出どころはこれまで謎に包まれていた。

 ニューヨーク・タイムズは、パナマ事件に関連する書類や役人らの証言を通じ、この毒性薬品の出どころの逆追跡調査を行った。その結果、パナマ・コ ロン港を通じて輸入された偽造の「99.5%純粋グリセリン」薬ビンが、北京の貿易会社とスペイン・バルセロナの貿易会社を経て輸入されていたことが判明 した。また、この偽造シロップは、アジア、欧州、中米の3大陸を経て売買されていたが、この間書類だけを交わし、誰も薬の内容をきちんと確認していなかっ たことも明らかになった。

 そして、この偽造薬を製造したのは、上海近郊の恒に位置するある化学薬品工場だったことも分かった。工場が位置する揚子江三角州工業団地では、無許可の偽造薬品製造工場らとブローカーらが公然と活動している、とニューヨーク・タイムズは暴露した。

 ニューヨーク・タイムズは、今回のケースが▲中国製商品が世界市場で占める比重に比べ、安全に関する規制がどれほど遅れているか、▲国家間の通関・検疫手続きが偽造薬品の流通にどれほど無力なのかを示す代表的なケースと指摘した。

全炳根(チョン・ビョングン)記者

【大紀元日本2月26日】アジアには偽医薬品が氾濫しており、それによる死亡者は毎年20万人以上に上る。中 でも中国は偽医薬品の最大輸出国とされ、各国に輸出した劣悪な偽ブランド医薬品の数は膨大である。専門家は、この問題を解決するには、政府、民間団体およ び消費者が共同で努力する他に方法はないとの見解を示している。

 インターナショナル・ヘラルド・トリビュー紙によると、東南アジアで最近、医薬品の抜き打ち検査の調査結果は、54%のマラリア治療薬が劣悪な偽医薬品 であることが明らかになった。世界保健機関(WHO)は、世界でマラリアによって死亡した100万人の中に、20%の患者が真正の医薬品を摂取していれ ば、死亡は避けられたと発表している。その他に、偽の抗生物質から、結核治療薬、エイズ用治療薬、日本脳炎のワクチンまで1万種類以上の偽医薬品が年間最 高20万人の死亡をもたらしたという。

 *偽医薬品はアジアの巨大産業に化した

 アジア最大手のリスク・マネジメントおよび反劣悪偽造コンサルティングの「衛賢専門パートナー有限公司」執行副総裁で、偽医薬品研究専門家デービッド・ フェンニホー氏は、偽医薬品はアジアにおいて、すでに一種の巨大産業に化したと指摘した。同氏は「アジアには各種偽医薬品を製造するメーカーが散在してお り、これらの偽医薬品の販売ルートも至る所に存在し、ネット販売から薬局まで入手できる。偽医薬品は数十億米ドル(約数千億円)産業に成長したのだ。偽医 薬品は世界的問題であり、アジアがその劣悪偽医薬品の主な産地である」と指摘した。

 ラオスの首都ヴィエンチャンの熱帯医学センターで研究を行っているオクスフォード大学のポール・ニュートン医師は「偽医薬品製造者にとって、国際的に製 造されているものがマラリアの治療薬であるアルテミシン(artemisinin)だ」として、同医師の研究チームが東南アジアで購入したマラリア治療薬 の半分が偽医薬品であり、その内の12種類製品は中国桂林製薬廠の製造であると指摘した。また、ミャンマーの慈善機関が購入した10万錠の医薬品のすべて が偽物であることが分かったという。

 
中国桂林製薬廠(Guilin Pharma)が製造したアルテミシニン(artemisinin-class combination therapy ) の総合医薬品(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

イ ンターナショナル・ヘラルド・トリビュー紙は、全世界に行き渡っている偽医薬品の主要な出所の1つが中国であると指摘。これに対して、中国政府は今年2月 に、前国家食品薬品監督管理局の鄭筱萸局長が在任中に、収賄および規定を違反し、新薬を認可したかどうかの容疑に対して調査することを公布した。鄭局長は 在任中に、認可した新薬が17万種類にも上り、その内の多くは厳しい審査が行われていないと指摘され、それ故、消費者の死亡をもたらしたケースもあるとい う。

 *偽医薬品はネット販売にてアジア全体を流通

 前出のフェンニホー氏は「偽医薬品は消費者の健康と安全を脅かし、すでに深刻な問題になっており、毎年数多くの被害者が出ているため、中国は偽医薬品の 取締りを厳しく力を入れている。しかし、中国政府は広い国土、体制内の腐敗および犯罪グループの関与などの問題にも直面している」と指摘した。

 同氏によれば、中国の偽医薬品の流出防止にとって大きいな障害になっているのが、アジアに行き渡っている密輸ネット・ワークである。その構造は麻薬の密 輸、人身またはその他の商品の密輸と似ている。偽医薬品が国境を越えれば、中国はこれらの偽医薬品をコントロールできなくなる。この点からみれば、アジア における中国製偽医薬品が氾濫している責任をすべて中国に押し付けるのも不公平だとの意見を示した。

 中国官製メディアの報道によると、昨年12月、中国糧食および薬物管理局の鄭暁愈・前主任および2人の部下が、不当に医薬品許可を与えた見返りに収賄を した容疑で逮捕されたという。一方、オハイオ州立大学法学教授で、中国偽造関連専門家デニールC.K.ゾウ氏は、中共当局は医薬品の輸出に対して厳しくし ないとの見解を示した。

 *問題解決は各方面の努力が必要

 フェンニホー氏は、中国側が偽医薬品を厳しく取り締まる措置を取ったため、これまでに中国本土にあった偽医薬品製造工場は、北朝鮮、ミャンマーなど他の アジア国家へ移動したと指摘し、中央アジアも偽医薬品の製造地になっていると明らかにした。同氏は、偽医薬品は地方にとって1つの収入源になるため、一部 の政府は偽医薬品製造工場を取り締まる力が不足しているか、または徹底的に行われていないため、偽医薬品および販売者が莫大な利益を獲得ができ、それによ り大規模な生産が可能になるなどの原因を分析し、偽医薬品問題の解決は各方面の共同努力が不可欠だと強調した。

 また、同氏は「医薬品メーカーは自社商品の専売特許を守らなければならないため、政府は厳しい法規を制定し実施する必要がある。医薬品メーカーは信用の 置ける供給先を構築すべきである一方、消費者も信用のおける販売ルートから医薬品を入手すべきだ。決してネットおよびディスカウント・ショップから入手し ないこと」と呼びかけた。

 インターナショナル・ヘラルド・トリビュー紙は、駐ワシントン中国大使館のスポークスマンの話を引用し、世界に行き渡っている大部分の偽医薬品は中国に 由来するかどうかは不明だが、鄭筱萸前国家食品薬品監督管理局局長の逮捕が、中国側は偽医薬品に対する厳しい取締りを表明していることになるとの見解を示 した。

(07/02/26 13:15)

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