P&G上海のドア破壊 抗議が過激化 (共同通信) - goo ニュース2006年 9月23日 (土) 16:56
【上海23日共同】日本から輸入したマックスファクターの化粧品「SK-II」シリーズから使用禁止の重金属が検出されたと中国当局が指摘した問題で、消
費者ら10数人が22日、同社の親会社プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)上海支社へ抗議に押し掛け、入り口のガラスドアを破壊する事件があった。
上
海紙が運営するニュースサイト「東方ネット」によると、当初、P&Gの責任者を取り囲んで抗議していた消費者らが過激化し、ガラスドアをけるなどして破壊
した。負傷者はなかったもよう。P&G中国法人(広東省広州市)の広報担当者は、中国国内の他の地域でも同様の暴力事件が発生したと説明しているという。
中国 日本製品しめつけ 化粧品・食品に「有害物質」 (産経新聞) - goo ニュース2006年 9月23日 (土) 03:42
P&Gジャパン(神戸市)は22日、製造・輸出しているマックスファクター「SK-II」ブランドの化粧品について、中国全土で販売を一時的に停止する
と発表した。中国の検査当局が、「SK-II」シリーズからクロムなどの金属成分を検出したと公表し、すでに消費者の一部が店舗に殺到、同社は混乱回避の
措置としている。同様の商品は他国でも販売されているが、トラブルはなく、中国当局が日本製品に限ってしめつけを強化しているとの見方もある。
中国国家質量監督検査検疫総局によると、同ブランドの美白ファンデーションなど少なくとも9商品にクロム、ネジウムが含まれていたという。いずれの金属
も微量だが、中国当局は、長期的に使用した場合、湿疹(しっしん)になるなどアレルギーの原因としており、含有を禁じている。
P&G側は独自調査の結果「水や空気中に自然に存在する鉱物成分が製造過程で必然的に混入したものだ。世界保健機関(WHO)などによる国際的安全基準
の1000分の1、100分の1を下回るほど微量だ」と品質に問題はないと主張、しかし、14日に検査当局から一部の発表があったあと、報道を通じて返品
騒動が各地で発生していた。P&G側は返品に応じているが、ちまたに氾濫(はんらん)するニセ商品もあり、事態は複雑化している。
SK-IIは日本を含む12の地域で販売されているが、中国本土以外で返品騒ぎは起きていない。香港政府は22日、独自検査の結果として「普通に使用していれば安全」と発表。シンガポールと台湾はすでに「安全」宣言を出している。
中国では、食品分野でも基準値を超える添加物や有害成分検出の指摘が相次いでおり、22日の中国各紙は、遼寧省や上海などでみそ汁や食用油など6種類か
らヒ素、鉛、カドミウムが検出され、「深刻な品質問題」が見つかったなどと報道。今年6月以降、当局が成分を問題視した食品は二十数種以上、40件を上
回っている。遼寧省では調味みそからのヒ素含有量が基準値を超え、すでに輸入を禁止された。
日本の食品の“安全性”が相次いで問われている背景には、5月下旬から中国の農産物輸出が日本の残留農薬規制強化で減少し、当局が日本からの食品輸入に過敏になっている事情がある。(北京 野口東秀、福島香織)
化粧品 台湾は「安全」 中国が禁止「SK‐2」 (西日本新聞) - goo ニュース
2006年 9月23日 (土) 17:10
【台北22日遠矢浩司】中国で「使用禁止物質を検出」として騒ぎになっている日本製高級化粧品「SK-2」について、台湾の行政院衛生署は22日までに
「検出された金属成分は自然界に微量に含まれるもので衛生基準内にある」との検査結果を発表した。中国での騒ぎを受け、問題視された化粧品9品目の検査を
していた。販売禁止措置などは取らない。
「SK-2」は日本のマックスファクター(神戸市)が製造、台湾や中国でも人気が高い。今月15日に中国の検疫当局が使用禁止物質である金属成分のクロム
とネオジムを検出と人民日報などが報道。同紙電子版によると、上海市当局が販売店に商品撤去を要請。北京、上海など各地で返品と返金を求める客が殺到して
いるという。
マックスファクターはホームページなどで「原材料に問題となっている物質は使っていない」と反論している。
中国当局は今月、「日本からの輸入食品から細菌やヒ素を検出」と次々と発表。日本が導入した残留農薬規制強化のポジティブリスト制度で中国産農産物の輸出に影響が出ており、一連の措置はその報復策とみられる。
=2006/09/23付 西日本新聞朝刊=
中国、日本の食品検査を強化 香港で冷凍サンマ販売中止 (朝日新聞) - goo ニュース2006年 9月24日 (日) 03:03
中国政府が日本から輸入した食品に対する安全検査を強めた波紋が広がっている。香港でも大手スーパーが23日までに日本製冷凍サンマの販売を中止。日本の新しい農薬規制で中国の農産品の対日輸出が激減したことに中国政府が反発し、「対抗措置」との見方もある。
中国浙江省の検疫当局が日本製冷凍サンマから中国国内基準の22倍のヒ素が検出されたと発表。これを受け、香港政府は22日に「安全基準の範囲
内」との調査結果を発表したが、大手スーパーは「混乱を避けるため」と販売の一時停止を決めた。香港では「日本の味覚を代表する魚」として人気がある。
中国国家品質監督検査検疫総局によると、6月以降、広東、山東、遼寧各省や天津、上海などで、日本から輸入した魚肉ソーセージ、冷凍のサンマやタ
コなどの食品から中国政府が定めた基準を超えるソルビン酸やヒ素などが検出された。同局はこれら数十種類の輸入を禁止し、日本からの輸入食品の検査・検疫
を強化するよう全国に通達。日本政府にも検査の厳格化を求めた。
日本が5月末に実施した新しい農薬規制で中国の農産物の対日輸出が一時2割近く減り、「貿易の公平にかかわる」(商務省)とする中国政府と日本政
府の間で、この農薬規制をめぐる交渉が続いている。6月以降に日本からの輸入食品の摘発が急増しており、「日本製品を狙い撃ちにしているのでは」(日系食
品メーカー)との声もある。
化粧品に対しても安全検査が強化され、中国全域でマックスファクター(神戸市)製の化粧品「SK―2」がすでに販売中止になっている。
中国 日本アニメ制限、代わりは「抗日」 愛国教育に躍起!? (産経新聞) - goo ニュース2006年 9月24日 (日) 03:46
【北京=野口東秀】中国で圧倒的人気の日本アニメをはじめ外国アニメが今月からゴールデンタイムでテレビ放映を禁止された。北京映画学院内の孫立軍・ア
ニメ学院長は「中国のアニメ産業を保護し、発展させる必要性に迫られている。日米など西側の文化が子供たちに与える影響も心配だ」と禁止の理由を説明し
た。その一方で、7年近くかけ製作した抗日アニメが11月から放映されるなど、愛国主義教育の意図も垣間見える。
孫院長は日本アニメについて「素晴らしいが、大人向けアニメには色情部分が多く中国には適さない。3・6億人の子供に見せることはできない」と指摘した。
孫院長によれば、一流アニメは、一連の宮崎駿監督作品や『一休さん』『鉄腕アトム』。二流は『ちびまる子ちゃん』『名探偵コナン』。三流は『クレヨンし
んちゃん』『美少女戦士セーラームーン』『スラムダンク』で、判断能力に欠ける子供への教育にはふさわしくないそうだ。漫画のまねをして社会問題になった
こともあるという。
孫院長がインターネット上の討論で「日本アニメがすべて良いわけではない」と書き込んだところ、日本アニメの擁護派から「無知」とまでののしられた。
「中国のアニメ専門家として非常に傷ついた。中国では、子供時代から日本アニメで育った擁護派が圧倒的に多い。その影響は大きい」という。
今月1日から午後5~8時の時間帯で外国アニメ放映が禁止された。
「日本のアニメはすでに日本市場でコストが回収されており、中国では1分間の放映で数元(1元約15円)しかもらえなくても、利益が出る。しかし中国ア
ニメは1分間で1万元前後の製作コストがかかるため、売れなかった」と述べ、文字通り“文化赤字”になっている現状を訴えた。
中国メディアが「日本アニメは『誤った歴史観』に青少年が毒される」と警鐘を鳴らしていることについて、孫院長は「異なる文化の交流、吸収は必要だ」と述べる一方で、「色情、暴力物は別であり、日本アニメを選ぶ中国の関係当局にも責任があった」との反省を示した。
抗日アニメについては「わが学院が製作した。抗日の貧しく、苦しいときに主人公の子供が快活に成長していく極めて有名な話」と説明した上で「民族主義や
恨みを扇動するものではない。一人っ子政策による身勝手な『小皇帝』への愛国および教育的な意味だ」と強調しているのだが…。
2006年 9月24日 (日) 18:52
【北京24日】24日付の中国紙・北京晨報によると、フランスのスーパーマーケット大手カルフールは、中国の2店舗のすしから菌が発見されたとして、中国全国ですし販売を停止した。(写真はカルフールの看板)
中国東部の浙江省の食品安全当局が杭州市の店舗のすしから基準の23倍に上る菌が検出されたため、カルフールは23日から全国ですし販売を停止した。
同紙によると、南部の広州市のカルフールの店舗で販売されていたすしでも基準を大幅に上回る金が検出されたという。
カルフールは原材料や調理方法などを細かく点検しているという。同紙がカルフール関係者の話として伝えたところでは、早期の販売再開は困難という。〔AFP=時事〕
中国人よ、礼儀守れ…海外旅行急増で共産党が提言 (読売新聞) - goo ニュース2006年 9月22日 (金) 23:33
【北京=杉山祐之】中国共産党の中央精神文明建設指導委員会弁公室と国家観光局は、一般から募った声をもとに、海外旅行中の中国人によるマナー違反の代表例をまとめるとともに、「礼儀の国のイメージ」(同委員会)を守るための提言を出した。
急成長を続ける中国では、昨年、海外、香港、台湾などに出かける旅行者が約3100万人に達した。代表例には、今や世界中の観光地にあふれる中国人客の様々なマナー違反が並ぶ。
所構わずたんを吐き、手鼻をかみ、たばこを吸う。大声をあげる。先を争って乗り物に乗り、列に割り込む。シャツやズボンのすそをめくり上
げる――といった中国国内では日常の光景のほか、外国人と強引に記念撮影する、バイキング式の食事で取りすぎて残す、ホテル備品を持ち帰る、などもヤリ玉
にあがった。