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保守記事.167-7 おかえり

2010-06-14 10:47:01 | 記事保守

「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還

大気圏に突入し、右下から左上に進む「はやぶさ」の光跡(13日午後11時21分、豪州南部グレンダンボ 近郊で、44秒露光)=尾崎孝撮影
 

オーストラリア南部の砂漠に着陸した、はやぶさのカプセル(白いパラシュートの左。ヘリから撮影)=宇宙 機構提供

 【グレンダンボ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還 した。

 飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身<rb>創痍</rb><rp>(</rp>そ うい<rp>)</rp>の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南 オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機 となった。

 カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとど めているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。

 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。 小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。

 しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣 化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。

 はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同 10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。

 本体は大気との摩擦で燃え尽きたが、カプセルは底面が断熱材で覆われており、パラシュートを開いて減速した模様。位置を知らせる電波を発信しなが ら降下して、同11時37~38分(同11時7~8分)ごろ、ウーメラ付近に着地した。

 宇宙機構は、着地点をヘリコプターから確認した。14日にもカプセルを回収する。今後、日本へ空輸し、専用施設で慎重に中身を調べる。

 イトカワで試みた砂の採取は、装置が正常に作動しなかった。しかし、着陸の際に舞い上がった砂煙が、カプセル内に入った可能性があると期待され る。

 はやぶさは、新技術のイオンエンジンを搭載した。のべ4万時間稼働して、小惑星へ往復する長距離の航行を完遂。日本の宇宙技術の高さを世界に示し た。

2010年6月14日02時26分  読 売新聞)

はやぶさ、ありがとう 砂漠から管制室からファン見守る


 地球を旅立って7年。約60億キロにわたる長旅を終えて小惑星探査機「はやぶさ」が、再び地球に戻ってきた。多くのトラブルに見舞われながら、世界初の 小惑星往復に挑戦し成功した小さな探査機の最後の姿を、多くのファンが見守った。

 「はやぶさ」の管制室がある宇宙航空研究開発機構の宇宙科学研究所(神奈川県相模原市)には、13日午後から親子連れのファンらが400人以上詰めかけ た。管制室の様子が中継される会議室だけでなく、ロビーも立ち見であふれた。帰還したカプセルからの信号の受信が伝えられると、「おー」とどよめきがわ き、30秒近く拍手が鳴りやまなかった。

 市内の小学6年生、福井啓太くん(11)は、父親で会社員の隆之さん(43)とロビーの最前列に陣取った。啓太くんは「帰ってくるまであった不安が消え た。ありがとう、すごかったねと言いたい」。

 相次ぐ困難を乗り越えてきた姿に共感した人は少なくない。ネットなどで「はやぶさ君」として人気者になった。

 帰還の様子はネット中継され、夜空にきらめいたはやぶさの最期の輝きに見入った。動画サイトや簡易投稿サイト「ツイッター」などには「忘れられない美し さだった」「感動をありがとう」と次々にコメントが寄せられた。生中継した「ニコニコ動画」のサイトには約20万人が集まり、視聴者の人数を制限した。

 和歌山大の尾久土(おきゅうど)正己教授は、ネット中継のため、オーストラリアに向かった。日中に流した試験映像でも4千人以上の視聴者が集まった。 「はやぶさファンの一人として、地球帰還を見届けられるのはうれしい。多くの人に見てもらいたい」

 現地に足を運んだファンもいた。東京都世田谷区の公務員秋田雄一郎さん(35)は、カプセルが着地する予定の砂漠地帯までレンタカーを約800キロ走ら せた。目標に向かってあきらめない研究者の姿勢に自分の人生を重ね、夢を実現するため転職を決意したという。「はやぶさと、宇宙機構の人たちから決断する 力をもらった」

写真:「はやぶさ」が最後に撮影した地球。画面右側は夜の部分。縦線は画像の乱れ=13日午後10時2分、宇宙機構提供「は やぶさ」が最後に撮影した地球。画面右側は夜の部分。縦線は画像の乱れ=13日午後10時2分、宇宙機構提供

写真:「はやぶさ」からカプセルの分離が確認されると宇宙科学研究所はファンの拍手に包まれた=13日午後7時51分、神奈川県相模原市中央
区、福岡亜純撮影「はやぶさ」からカプセルの分離が確認されると宇宙科学研究所はファンの拍手に包まれた=13日午後7 時51分、神奈川県相模原市中央区、福岡亜純撮影

 川崎市の青木豊さん(32)は、友人と一緒にはやぶさを出迎えに行った。満天の星空のなかから現れたはやぶさの輝きに、「星の世界から帰ってきたんだ」 と思った。友人たちと空に向かって叫んだ。「お帰り、ありがとう」

 プロジェクト責任者の川口淳一郎教授は記者会見で「ある意味で神がかり的。夢のようだ」と喜びを語った。「はやぶさは子どものようなもの。さっきまで運 用をしていたのが、明日にはないというのが現実として受け止められない」と寂しさも漂わせた。(小宮山亮磨、福島慎吾)


保守記事.167 日本の国力。。。。。
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保守記事.167-6 これで、NASAにも負けない!


帰ってきたはやぶさとクジラさん on Twitpic

http://drawr.net/show.php?id=1478887