![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/5b/8fb268996bfe72bdf7a6d881fdb2c1f1.jpg)
これは、14センチ四方の、小さな立て掛け形の飾り時計である。
もう一つ、大判の時計をつくっているので、それが完成したら一緒
に取り付けるつもりで、この時計にはまだ針を付けていない。
<本焼き後の色は、予想外>
本焼き後の色彩が予想外の色になり、置物の飾り物時計としては返って
面白い出来上がりとなった。釉薬と下絵の具との組み合わせの妙である。
出来上がりの色彩は、時計板の一番下の部分、「6」という文字の左右
に黄緑のような色が見えるが、これが黄瀬戸か、と思う以外の箇所は、
本当に全て予想外の色である。
この写真の上半分は、ツヤがあるため写真では反射していて実物と少し
違う色のように感ずるが、最後に載せた写真の上半分は実物に近い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/96/8691766e51d3a8e2be3322d87394ee7d.jpg)
半分から上の部分の青緑の色は全く予想外。「3」と「9」の周囲の色も
予想外。その下の部分の薄い色も予想外である。また、真ん中の円の
中のベルベット下絵の具の緑が、黄瀬戸(下半分)と、白萩(上半分)で
こんな色に変わることは予想していなかった。
<釉薬との組み合わせ>
ベルベット下絵の具の緑色を何回か使っているが、今までは透明釉と
の関係だったので、本来の緑色が比較的素直に出ていた。
これだから釉薬を使うときは、いつも試験の前のように緊張する。いつ
も、はらはらさせたり、わくわくしたり、ショックを受けたりする。
そして、この気持が焼き物をするときの醍醐味でもある。
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粘土 : 信楽並
釉薬 : ベルベット下絵の具・・・緑色
呉須 ・・・黒色
白萩、黄瀬戸
色彩 : 時計の文字は呉須の黒。溝を掘った数字に黒色をなぞって
染めた。時計板の中の円の内側はベルベット下絵の具の緑
色を一面に染めた。
3と9の線上の上半分は白萩を、下半分は黄瀬戸を掛け流
した。
上半分の円の外側は、白萩を掛けたことによりベルベット
の緑色が流れて青緑色のような色彩になった。
下半分の円の外側は、黄瀬戸。釉薬によって緑色が流れた
部分は黄瀬戸の色が変わっている。
円の中は、全く予想外の色になった。
下半分は、事実は黒褐色で、ツヤのないマット状である。
上半分は、ツヤがあり、黒の上に乳白濁の青のような色
が流れているような感じの色彩。
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<大きさ>
高さ・・・13.5 cm
横幅・・・14.0 cm
なぜか正方形ではない。
厚さ・・・ 3.5 mm
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fb/e26b3aed03c45dd2a947c3646e39a344.jpg)
背景と、太陽光線の関係で若干印象が異なるが、2枚の写真は
同じものである。
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<時計の針>
時計の針の色は、白か青にしよう、と考えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/90/552f5041364c9a2d080612be8c2d793e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/c9/665ef9ed91914d4d4263d2a67ddaa7fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/46/c6d34d0801b22661c6fcfbde2bff3a0a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e1/71c639ab8abbc63ca4d26108921b368c.jpg)
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