![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/6c81cffc27b585357ced86b3bbed65e0.jpg)
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変則的なデザインだが、いろいろ工夫して楽しんでつくってみた。
この茶碗を何に使うのか、未だに決めかねているが、このデザ
インに似合うものを入れることで、楽しみが増すというものだ。
例えば、「キャビア」や「フカヒレの佃煮」のようなものはどうだろう
か。もっともこんなこんな高級品を手にすることは殆どあり得ない
のだが・・・。
安いものから探そう。健康食品の「もずく」や「昆布の酢の物」など
はどうだろうか。このほか、「ニシンの甘露煮」、「高級梅干し」・・・
結局、思い浮かぶのは生活環境に身近な食材しかないようだ。
そうはいっても、この器の見た目の感触から、滅多に出てこないよ
うな食材が手に入ったときに仰々しく使うことにしよう。
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デザインの特徴
お椀のような、厚手の茶碗のような形が出来上がったところで、
一箇所を三角形に切り裂いて、そこを、段差をつけるような感じ
をだしながらもう一度張り付けたものである。
さらに、外側の半分から上には、4コの溝で出来ている一本の線
(1.6CM)が、櫛目の模様のように、斜めに、2段に付けてある。
お碗の内側は、全面に縦縞の線を入れてある。感触は厚手のご飯
茶碗のようで、重量がある。
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粘土 : 信楽並
釉薬 : 白萩と織部の掛け流し。
色彩 : 白萩を全面に浸し掛けした後で、半分より少し少ない
部分に織部を掛け流した。
写真では正確な色が分かりにくいが、織部は青いよ
うな緑のような、きれいな色が出ている。
<織部は器の半分よりも少し小さい部分に>
織部は、器の半分よりも小さい部分に染めたのだが、
小さい部分というその理由は、器の内側に付けた縦縞
の線にある。織部は釉薬が溶けたときに、その線を見え
なくするように染まるであろうから、織部の部分は少なく
して、半分よりも少し大きい範囲に白萩を流した。
<内側には細い縦縞の線の模様>
多分白萩は縦縞の溝に沿って流れて染まり、線の表面
は土の色が出て、線の模様が浮かび上がるだろうと予
想した。予想通り、底をみると、織部の部分は初めから
溝がなかったかのように織部がきれいな流れをみせて
いたが、白萩の部分は細い縦線が、きれいに浮かび上
がっていた。線の溝の部分は白萩だが、線のざらざら
した部分の色はカーキ色(土色ともいえる)である。
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<大きさ>
高さ・・・・・・・9.0 cm
直径・・・・・12.0 cm
厚さ・・・・・・・0.5 cm
重さ・・・・・・・(ずっしり感)
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内側の縦縞の線がきれいに浮いて見える。
織部の部分は釉薬が溶けて流れて線が隠れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/74/f688488b77c97e307c9e4eb5bb071e34.jpg)
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外側は、半分から上の部分にのみデザインを施してある。
デザインの境目には細い線が引いてあり、その下1CMの
ところに強い溝状の線を刻してある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7b/7e1ab351da1486b20e7b6376e2aea10e.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/44/afe2cb75ff8348455d47a2534c2001dc.jpg)
形が出来たところで、器の一角を三角形に切り取って、
再び張り付けた部分。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5f/03d360c7a5ff58affacab0c1fc929369.jpg)
織部の青い部分が、三角形の内側にあたるところ。
もちろん、継ぎ目は平らにしてある。
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