最近まで永青文庫という博物館の存在をほとんど意識の中にはなかったが、
ふとしたことから
永青文庫秋季展「黄庭堅・伏波神祠詩巻~中国大書家の気に触れる~」
という案内を見た。
黄庭堅の代表的な行書である「伏波神祠詩巻」については平成18年2月に
東京国立博物館で開催されていた「書の至宝ー日本と中国展」を鑑賞した折、
同年2月15日のこのブログに
「書の至宝<黄庭堅筆の「行書伏波神祠詩 . . . 本文を読む
徳川家康の側室、秋山夫人の墓。
秋山夫人と言う呼び方の由来は別掲の本土寺の項で書いたが、下山の局、下山殿とも称される理由については墓所の表札には書いてないのでここで補足する。
<下山の局、下山殿>
武田信玄の親族の筆頭に穴山信君(梅雪)と言う人物がいる。梅雪は信玄の正室の次女(見性院)の夫であり、信玄の姉に当たる人物を母にもつ武田一族の名門である。しかし信玄の死後従兄弟の武田勝頼と対立し、 . . . 本文を読む
平成18年6月以来3年5ヶ月ぶりにブログ執筆を再開するにあたり、11月17日久しぶりに松戸市平賀にある雨の紅葉に包まれた静かな本土寺(ほんどじ)を訪れた。
私たちを迎える本土寺の入り口に建つ仁王門
本土寺は長谷山本土寺といい、日蓮入滅の寺として有名な池上の長栄山本門寺と鎌倉比企ヶ谷の長興山妙本寺とともに日蓮の高弟日朗門下の三長三本と呼ばれる本山の一つなのだそうだが度々の法難にあい今は700 . . . 本文を読む