<ドイツの現代芸術展>
ポップアート村上隆は一先ず置いておくとして、2005年ー2006年は
「日本におけるドイツ年」ということで、ドイツに関するいろいろな催し物
がある。東京オペラシティアートギャラリーで行われていたドイツの現代
芸術展、「アートと話す、アートを話す」も、その一環としての行事である。
ドイツに限らず、「現代芸術」という範疇の芸術は理解するのが難しい。
ポップアートもあれば、 . . . 本文を読む
東京藝術大学のマークが入ったA6版の小型ノートは、私にとって、手ごろ
な大きさで使いやすいため、美術館へ行った時に買ってきて、日記帳とし
て使っている。
<村上隆は東京芸大日本画科出身>
今、人気絶頂のポップアーチスト村上隆について語りたいと思ったのだが、
彼は東京藝術大学美術学部日本画科の卒業である。日本画科と現在の
活動分野であるポップアートがどのように繋がるのか分からないが、既成
の . . . 本文を読む
(10数年前に作られた沖電気工業のTelephone Card。これもポップアート)
ポップアートというのは、発生の当初は、雑誌や広告、漫画、アニメや報道
写真などを素材として、アメリカの大量生産・大量消費社会の風景の一部
である商品や広告を素材として新しい風景画を描こうとしたもので、雑誌の
切抜きで「コラージュ」を作ることなどから始まったが、ポップという名称は、
初めから意識して名ずけた . . . 本文を読む
<2006年3月12日朝日新聞2面囲み記事>
記事のタイトルは、
ひと 日本の現代芸術を紹介する
「クール・ジャパン」の仕掛け人 アレクサンドラ・モンローさん
オノ・ヨーコから村上隆まで、日本の現代芸術を米国で発信してきた
「クール・ジャパン」(かっこいい日本)ブームの仕掛け人。
ニューヨークの交流団体「ジャパン・ソサエティー」の元ギャラリー
館長が、グッゲンハイム美術 . . . 本文を読む
<芸術的な立地、絵画的な散歩道>
私の上野公園内のウォーキングコースの中に「国立国際こども図書館」
がある。上野公園の中の北側、東京芸術大学の隣り、上野中学の近くに
あり、国立博物館の西側にあたる。
ただ、国立国際こども図書館の前の通りは、言問通りからほんの少し
入ったところに正門がある寛永寺の前を通って上野公園、不忍池東側
に抜ける裏道のような通りのため、知る人ぞ知るといった通りで、こん . . . 本文を読む
印象派から発展していった近代絵画は、それぞれの画家の活躍した年代
により、或いは絵画の様式により幾つかの呼び方がある。印象派、後期印
象派、新印象派、素朴派、フォーヴィスム、キュビスム・・・・。
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ルオー ルノワール ピカソ
「ユビュ親父」 . . . 本文を読む
上の絵は、ピサロの「テアトル・フランセ広場、陽光の効果」(1898年)
<印象派>
印象派の画家、という表現は日本人には、心地よい響きに聞こ
えるようだ。
モネ、ドガ、コロー、ピサロ、マネ、シスレー、ルノワール、ゴッホ、
ゴーギャン・・・・等々の名前は、殆どの日本人が知っている。
音楽の世界でも、ドビュッシー、ラベル、プッチーニ、等の名前が
印象派として挙げられる。
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ゴーギャン「タヒチの女性」(1898年)
日本橋三越で、ベオグラード国立美術館所蔵の「近代フランス絵画展」が
開催されている。ベオグラードは旧ユーゴスラビアの首都であるが、現在
はセルビア・モンテネグロという国名に変わっている。日本の浮世絵が世
界各国の美術館にあるのと同様に、ヨーロッパの各国でもフランスの絵画
を沢山収集している。
フランス近代絵画というのは、保守の芸術を打破して . . . 本文を読む
<日本におけるトキの野生復帰の試み>
環境省ではいずれトキも、コウノトリと同様に自然に復帰させるこ
とを計画している。佐渡トキ保護センターや環境省のトキの繁殖
記録を読むと、ものすごく緻密で、息の長い、そして根気のいる
仕事であることが分かる。
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<飼育の苦労>
有精卵だとか、無精卵だとか、発育中止であるとか、ヒナを育てて
いるときの親鳥 . . . 本文を読む
<佐渡とトキ(朱鷺)>
佐渡では古くからトキの保護に心を砕いてきたが、乱獲やトキ棲息
の環境悪化などによって絶滅が危惧されるに及び、記録によれば
昭和2年に、当時の佐渡支庁が懸賞金をかけてトキの発見を呼び
かけた、とある。
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<昭和43年に最後の野生のトキを捕獲、「キン」と . . . 本文を読む
<日本の野生のトキは絶滅した>
日本の野生のトキは2003年(平成15年)10月10日に絶滅した。
<長生きした最後の野生のトキ「キン」>
日本産最後のトキは、昭和43年(1968年)3月に宇治金太郎氏に
よって捕獲され、「キン」と名付けられて佐渡新穂村のトキ保護センタ
ーで飼育が開始された個体で、死亡したときは推定36才と云われて
いる。野生のトキは明確な根拠はないものの推定で10年か . . . 本文を読む
2006年2月26日付の朝日新聞日曜版「be」に、兵庫県豊岡市にある
県立コウノトリの郷(さと)公園で飼育されている美しいコウノトリの写真
が載った。新聞の写真も美しいが本物はもっと感動ものであろう。目や
嘴や羽根や身体全体から発せられる表情に熱い感動を覚えた。
そして見出しのタイトルは文面を読まないと直ぐには理解できないかも
知れないが、読んだ後で、飼育している人たちの感慨を思い、その
「見 . . . 本文を読む
(富士山NETより)
<富士山と文化財保護法>
大半の日本人は、富士山をわが国最大の文化資産であり、日本人の心の
文化財と考えているに違いないのであるが、文化財保護法では富士山は
今のところ何の定義もされていないのである。
今回制定された「文化的景観」に選定するのであれば第一号であるべき
だが、富士山が文化的景観では「軽すぎる」と思われる。なぜなら富士
山は古来から日本人の心の中に深く入り . . . 本文を読む
=ユネスコの世界遺産はどこの省庁の所管なのであろうか=
<文化庁とはいかなる組織なのか>
「文化庁長官」
現在の文化庁長官は2002年に就任した河合隼雄(かわいはやお)氏で
ある。河合隼雄氏は臨床心理学専攻の京都大学名誉教授で、国際日本
文化研究センター所長を歴任し、文化功労者でもある。民間の文化庁長
官としては、初代の今日出海氏、7代目の三浦朱門氏に次いで3人目の
第16代長官にあたる。
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