<盛り皿>
この盛り皿は、創るときに、世界に一つの手創りにこだわった。
形もきれいな円形ではなくでこぼこで、皿のそり方も、足の形
も、釉薬による色の配分も、全て、手の感触のまま、というこ
とにこだわった。
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<渦巻き模様の線描>
皿の表面には、中心から周囲に向かって渦巻き型の模様を
線で描いてある。裏側も中心から同じ渦巻きの線が入ってい
る。しかし釉薬が上手く乗って、線描のざらざら感はほとんど
ない。
<色調>
白と、中間部分の薄い青と、濃い青と、それに少し黄色が浮
かんで見える色合いのコントラストが気に入っている。真っ白
に見える部分も渦巻きの線の流れに沿って、微かに黄色が
でており、製作者が意図しない微妙な色調は、釉薬と焼成の
妙といえる。
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<均窯(きんよう)とワラ白>
色は、皿の半分を白、残り半分を青色とし、中間部分には薄め
た青色を配した。白はワラ白、青は濃い均窯(きんよう)と、薄い
均窯を流し掛けした。
<太目の四本足>
足は四本足とし、足の太さと幅については、バランスさえ取れ
ていれば、自然な豪快感を出すために、四本均一とすることに
はあまりこだわらなかった。
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粘土・・・・・・・信楽
釉薬・・・・・・・均窯と藁白の流し掛け。
皿の中間部分は均窯を薄めに流した。
皿
直径・・・・・・・22.5~23cmのほぼ円形
皿の厚み・・・・0.6cm
足の高さ・・・・4.0cm
足の太さ・・・ヨコ4.0cm、タテ2.5cmの楕円形
足の太さは少し不均衡
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<先に掲載した夢皿と今回の盛り皿の比較>
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