<大学生の街、神楽坂の変遷>
「かつては法政大学生の街」
神楽坂は早稲田大学、法政大学を中心とした街であった。中でも
この街は、かつて100年の歴史を紐解くと、法政大学の街だった。
法政大学にある過去の写真資料を見ても、戦前戦後を通じて法政大
学の学生で溢れていた。特に東京六大学野球で優勝したときなどの
写真を見るとその感が強い。
「早稲田大学生も神楽坂へ」
もっとも明治、大正、そし . . . 本文を読む
牛込濠の水上レストランから望む風景。
写真の左手は千代田区富士見町の法政大学、右側は新宿区市谷駅方面。
ここは牛込濠で、飯田橋駅から神楽坂入り口交差点のすぐ傍にある。
ここは私にとってもう一つの神楽坂で、ここを外すことは出来ない。
< レストラン「CANAL CAFE」 >
ここが水上レストラン、「CANAL CAFE」の入り口である。
階段を下りて真っ直ぐ進むと、そこが室内レストラ . . . 本文を読む
神楽坂の小粋な街の雰囲気には、第一に、料亭や芸妓さんを思い浮かべる
ことになるが、その面影は懐かしい想い出の彼方に遠ざかり、今はシャレた
レストランや小料理屋さんや甘味処に変わっている。それどころか、どこの街
にも見かけるファーストフード店や喧騒なゲームコーナーや今風のコーヒーショ
ップが幅を利かせている。そういう状況だから、昼時には意外にも若いサラリー
マンやウーマンの姿が多い。ご多聞にもれず . . . 本文を読む
数年前、元慶応義塾大学教授 井口樹生(いぐちたつお)氏の
こんなタイトル(「日本人なら知っておきたい日本語」)の本
が売れたことがある。それ相応の年代の人なら中学生くらいの
時に教えられた言葉が沢山載っているのだが、あらためて読み
直してみると、なるほど、と思うことが多い。教授は残念ながら
2000年に64歳で急逝された。
今日は井口教授の解説とともに、三点、感想を述べてみたい。
~~~ . . . 本文を読む
クリシュトフ・キンテラ(チェコ)、「製品」シリーズより
1月21日から3月26日まで、東京都現代美術館で「転換期の作法」とい
うタイトルの美術展が開催されていた。これは私が追い求めていたポップ
アートの世界の一つなのだろうかと思いつつ、タイトルに惹かれて鑑賞した。
「転換期の作法」という意味不明のタイトルは、時代の先端を行くのか、
あるいは、後追いで転換期に指しかかろう . . . 本文を読む
人間、長く生きてくると、何十年にわたる「こだわり」というものがあること
に気づく。それは生き方であったり、考え方であったり、友達づきあいで
あったり、あるいは、生活様式であったり、趣味であったり、芸術の好み
であったり、細かいところでは歯の磨き方であったり、何十年も着ている
ジャンパーであったり、使い慣れた通勤の鞄であったり、あるいは、セピ
ア色をした昔の思い出の写真であったり、ぼろぼろになっ . . . 本文を読む