悠々time・・・はなしの海     

大学院であまり役に立ちそうもない勉強をしたり、陶芸、歌舞伎・能、カメラ、ときどき八ヶ岳で畑仕事、60代最後半です。

陶芸作品「花びらの形をしたデザイン花器」(17)   

2006-04-12 15:36:12 | 陶芸


花びらの形をした花器をつくってみた。

このままでも使えるが、この中に中鉢を置いて、その中に花を生ける
ことも出来るように、今、中鉢をつくっている。

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背の低い、大輪の花などは、どうかと思いつつ・・・つくってみた。

あるいは、
     水を張って、
        小さな蓮の花や、
           水草を浮かべてみる・・・・。

もう一つの使い方は、
     中鉢の中に、枝花を挿し、
        その外側に水を張って、花を浮かべるなど・・・。                



                        

 


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粘土   : 信楽並

釉薬   : 黒天目の浸し掛け、白萩の筆による流し掛け。

色彩   : 茶色に出ているところは黒天目だが、浸し掛けした後で
        もう一度、黒天目の上澄み部分を流してみた。

        白く出ている部分は太めの面相筆にたっぷりと白萩を
        つけて、釉薬の重みで流れるようにしたもの。

        白萩の流れる模様と、流れが止まったところの丸い白い
        模様がどうなるか、と思いつつ面相筆で流してみた。

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<大きさ>

直径・・・・・・・・・・・17.5 cm
一番高いところ・・・13.5 cm
一番低いところ・・・ 7.5 cm
壁面の厚さ  ・・・ 0.5 cm



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(裏ばなし)

釉薬を塗る前の計画では、一色でいく積もりだった。
松灰釉一色、または、鉄赤釉一色、または、黒天目一色

釉薬の容器の前に立って一息いれたところで、急に考えが
変わった。

今日は釉薬の流れの妙を白萩でやってみよう・・・と。 
釉薬は、いつも人の心を誘惑する何かを持っている。

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