上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

生活保護・低所得世帯への、エアコン設置は急務!・・・9月議会一般質問報告(その2)

2024-09-10 21:24:29 | 熊本市議会
【2024年9月議会・一般質問報告】その2
気温も観測史上最高を更新、命にかかわる「暑さ」
生活保護・低所得世帯への、エアコン設置は急務!


「エアコンがなくて救急搬送」を放置していいでしょうか?
今夏も、過去最高を更新
昨年同様に過去最高気温を更新する猛暑の夏となりました。世界の平均気温も観測史上最高を更新しました。総務省消防庁も熱中症での救急搬送が1週間で1万人を超える週が続いたと報告、本市でも一昨年まで400人台だった熱中症による救急搬送が昨年と今年は600人台へと1.5倍に増えています。
「電気代が怖い」の声
「生活と健康を守る会」の対市交渉では、「電気代が怖くてエアコンを使えず、日中45度にもなる部屋の中で我慢している」、「電気代を節約して、エアコンを我慢していたら救急搬送になってしまった」、などの訴えがありました。
 今や、「暑さ」は命にかかわる問題であり、放置できません。

すべての保護世帯にエアコンを設置、これこそ市の仕事
一般質問では、現在の熊本市は、生活保護世帯・困窮世帯のエアコン未設置・未使用の状況すら把握できていないことがわかりました。
直ちに調査をするよう求めました。
奈良県生駒市では、すべての生活保護世帯にエアコンを設置
奈良県生駒市では、この夏、エアコンがない、使えない、すべての生活保護世帯へのエアコン設置事業を実施しました。
一方熊本市は、低所得の人がエアコンがない、電気代が払えないというとき、立派な市役所の建替えには700億円です。
市の姿勢が問われます。

子どもの「いのち」にかかわる暑さ、体育館への「エアコン設置」を
国も必要性を認識し、支援制度を拡充
猛暑の中で、2学期が始まりました。9月以降も猛暑日が続き、今や暑さは子どもの命にかかわる問題です。
しかも、2学期になるとプール授業もないため、暑い中での体育授業です。
国の積極的な支援を活用し、今こそ手つかずの体育館へのエアコン設置をすすめる時ではないでしょうか。

【国の各種支援制度】
国も体育館へのエアコン設置の必要性を認識し、遅れた学校体育館の空調設置をすすめるために、体育館へのエアコン設置に利用できる支援制度を拡充し、学校施設環境改善交付金の補助率を特例的に2分の1に引き上げています。
(補助率引き上げ期限は、2025年度まで)
【その1】断熱要件をクリアすれば国土強靭化緊急対策事業債が活用でき、市負担は4分の1です。
【その2】緊急防災・減災事業債の活用でも市の負担は30%です。

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1 コメント

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Unknown (彦一)
2024-09-11 18:35:56
今年の夏は異常ですね。電気代がこわいので昼間は、公園に避暑にいっています。
夜には学校などの体育館を開放するというのはどうでしょうか。
大型の扇風機をフルパワーで動かすのです。
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