雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

Artlessly Falling

2020-11-19 | 音楽
急に寒くなったり、今日なんかは夏日だったり、もう少し穏やかに気候変化してくれないものでしょうか。
ほんと今日なんかロンTにGジャンでちょっと暑いかな?って感じでした。

ただ街の木々はすっかり色づき葉も落ち始めています。
こういうのは見ていて気持ちいいものです。

さて今夜は久しぶりにメアリー・ハルヴォーソンのリーダー作です。
新たなグループ「Mary Halvorson’s Code Girl」で『Artlessly Falling』。




  1. The Lemon Trees
  2. Last-Minute Smears
  3. Walls and Roses
  4. Muzzling Unwashed
  5. Bigger Flames
  6. Mexican War Streets (Pittsburgh)
  7. A Nearing
  8. Artlessly Falling
Mary Halvorson’s Code Girl:
Amirtha Kidambi (vo)
Maria Grand (ts)
Adam O’Farrill (tp)
Mary Halvorson (g)
Michael Formanek (b)
Tomas Fujiwara (ds)
Robert Wyatt (vo)

過去盤でいうと本作でも共演しているマイケル・フォーマネク、トマス・フジワラとのトリオ作「Ours」「Thiers」であったり、タミコ・リードのリーダー作『Old New』であったりで馴染みあるハルヴォーソン。
真面目そうな出で立ちからはちょっと想像しづらいフリージャズを展開しています。

本作はボーカル曲も入っています。
というかそれがインパクトなのですが、本作の目玉はロバート・ワイアットの参加でしょうね。
ワイアットはジャズ・ロックを代表するバンド「ソフト・マシーン」のドラマー兼ボーカリストとして活躍。
ファンキーすぎてテキーラとウィスキーを飲み酔ったまま4階の窓から転落して重傷を負い、その後遺症で下半身不随となりドラムは叩けなくなるもののSSWとして復活。
坂本龍一『ビューティ』(1989年)、ビョーク『メダラ』(2004年)などで共演していましたが、2014年引退宣言。

今回はハルヴォーソンの熱意に負けたのでしょうか。
1、3、5曲目に参加していますが、良い声ですねー。
御年75歳。
こんなにかっこよくセクシーな歌声。
全部で8曲あるのですが、上述3曲のハルヴォーソンの音がノッていますね。
3曲目なんかはポストロックでしょう。
ギュインとエレキギターを弾くのがカッコいい。
もうひとりのヴォーカリスト アミールサ・キダンビはコルトレーンやファラオ・サンダースなどのスピリチュアル系にあこがれているそうですが、その雰囲気とハルヴォーソンの音楽性にウマく当て込まれています。
4曲目なんかは特にウマく融合が図れているのではないでしょうか。

ちなみにメンバー的にトランペッターがアダム・オファレル。
彼のリーダー作も聴いていますし、本作でもきれいめの音使いをするところが上手ですね。
リズムセクションは気の知れたフォーマネク、フジワラですからハルヴォーソンも大好きなワイアットに集中できたんじゃないかな。
フロント2管も含めて、ベストは5曲目と思う!!


ちょっと気難し目に感じる方には辛いかも知れませんが、ワタシの個人的見解では比較的広く皆様に聴いていただいて、こういう音楽ありだね♪と思ってもらえると嬉しいです。

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