今日は雨天。
やはり昨日花見に行っておいて良かったです。
明日はウクレレのレッスン。
ココのところ自宅での自主練を怠けていたので、明日久しぶりにウクレレの練習です。
1Dのメロディーパートと言うことでもう少し気合入れてレッスンしないと。
また明日は学生時代の友人が東京から遊びに来るので一席設けることに。
昨年末東京に遊びに行った時に会ったのですが、大阪で会うのもまたいいものですかね。
さて今夜のジャズです。
久しぶりに和ジャズ。
その中でも名盤と言われている『銀巴里セッション』をご紹介します。
銀巴里セッション[Blu-spec CD] | |
THINK! RECORDS | |
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1.Greensleeves
高柳昌行(g)、金井英人(b)、稲葉国光(b)、富樫雅彦(ds)
2.Nardis
菊地雅章(p)、金井英人(b)、富樫雅彦(ds)
3.If I were a bell
中牟礼貞則(g)、日野皓正(tp)、稲葉国光(b)、山崎弘(ds)
4.Obstruction
山下洋輔(p)、宇山恭平(g)、金井英人(b)、富樫雅彦(ds)
「ジャズ・アカデミー」(金井英人、高柳昌行、富樫雅彦、菊地雅章)に日野皓正、山下洋輔、鈴木勲、中牟礼貞則、稲葉国光などを加えた「新世紀音楽研究所」として1~2ヶ月に一度銀座にあった日本初のシャンソン喫茶「銀巴里」で深夜12時から翌朝まで、実験的な演奏を行う研究発表会を続けていたそうです。
『銀巴里セッション』はその発表会のうち、最も秀逸とされた1963年6月26日深夜の発表会から選りすぐられた4曲を発表したものです。
若かりし日々の菊地雅章や日野皓正、山下洋輔の演奏もさることながら、1曲目の高柳昌行のカッティングがカッコいい。
あと金井英人のベースが後ろでゆらゆら揺れていてかなり強烈な印象を受けました。
グリーンスリーブス ~ 銀巴里セッション 1963 高柳昌行
和ジャズ名門レーベルのThree Blind Miceがおもに70年代以降を扱っていることを考えると、この『銀巴里セッション』はそれ以前の活動記録、ということになり、本当に和ジャズ創世記の作品です。
そして合わせてご紹介するのが、「新世紀音楽研究所」のメンバー達が参加したTBMの作品『Q』です。
Q | |
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1.APRIL SONG FOR KANAI,ZUI-ZUI-DU-TUBADABA
峰厚介(as)、アラン・ブラスキン(as)、鈴木雅道(tp)、原田忠幸(bs)、金井英人(b)、日野元彦(ds)
2. Q
峰厚介(as)、アラン・ブラスキン(as)、神田重陽(xyl)、金井英人(b)、日野元彦(ds)
3.KALEIDOSCOPE
金井英人(b)、山崎 弘(ds)
4.MEDITATION
高柳昌行(g)、小泉 弘(fl)、金井英人(b)、山崎 弘(ds)
ベースの金井英人名義の作品ですが、これは『銀巴里セッション』から年数も経っており、金井英人のコンポーザーとしての仕事ぶりにも目が行くところです。
若干フリーに傾倒していますが、ベースがリーダーと言うことを見せつけていますね。
as二本がブロウしていますが、裏でのベースの存在感ハンパないです。
和ジャズは本家ジャズマンと違い、日本ならではの精神的に日本文化と混じり合って昇華した作品が多いと思うので、所謂”ジャズって難しいよね~”の原点かもしれませんが、日本人がジャズを聴くべきポイントをある種集結させているところだと思うので、TBMを中心とした作品群や70,80年代の和ジャズって貴重なんだと思いますよ。
グローバルスタンダードばかりがジャズじゃねーぞ、って気概を受けます。
ジャズの勉強のみならず、今聴いても当時の熱のこもった演奏を愉しめます。
日本人としてジャズを堪能していくには避けて通れない道だと個人的には思っています。
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