さみーーーー。
台風の影響かな?
急激に寒くなってるやん。
オレの自律神経カンバックトゥーミィー!!
さっきお隣のお婆ちゃんと
「寒いですねぇ」
とのんきな世間話をしていましたが、もうちょっと冬ゆっくり目でいいのに。
さてそんな体の不調と戦う中、素晴らしい作品と出会いました。
UKのホットスポット南ロンドンで活躍しているデュバル・ティモシーの『Brown Loop』。
- Through the Night
- Cold Is Coming
- Badman
- Clouds
- G
- Blue Borough
- Hairs
- Pleats
- Smoke Alarm
- Passing
- Older Than We Used to Be
- Old Kent Rd
Duval Timothy (p)
初めの2曲を聴いて、何か違う、これまで聴いてきたジャズともクラシックとも違う。
けど明らかにクラシック適正の高いピアノの音。
どうやらこれがポスト・クラシカル、ってやつのようだ。
クラシックの伝統的な美しいアコースティックの世界に、エレクトロニカの技法が加わってできたジャンルらしい。
エレクトロニカでよく用いられる、反復中心で音少なめの実になるミニマル・ミュージックがクラシックと出会ったしまったそうなのだ。
彼の演奏は先に述べたようにクラシックをしっかりと学んだ人、その人の音であり、しかし本質はジャズの即興性も感じられる。
そしてあくまでアコースティックなのにヒップホップのノリが感じられるのです。
なんか騙された感じ。
エレクトロニカには電子楽器が必要だし、ヒップホップには電子楽器もヴォーカルも必要なのですが、彼はピアノ1台でこなしています。
やはり比較的新しいポスト・クラシカルも早くもジャズやヒップホップとの関わりを持ち始めたんですね。
そんな知識とは関係なく聴いていて、常に低音はリフが流れてその上でメロディーなのですが、これが心地よい。
抜群に。
今年はアルバムも出ているので、本作はダウンロードしましたが前作のメディアの方も聴いてみよう。
なにげにワタシが今年おったまげたDiscのNo.1。
勝手に一人で盛り上がっていますが、聴いている時は心地よく聴かせていただいております。