雨過天晴

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Round Again

2020-07-15 | 音楽
今日は今年の代表作になるに違いない1枚。

ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドのカルテットで『Round Again』。


 
  1. Undertow
  2. Moe Honk
  3. Silly Little Love Song
  4. Right Back Round Again
  5. Floppy Diss
  6. Father
  7. Your Part To Play
Joshua Redman (ts, ss)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Brian Blade (ds)

3月辺りにこの作品がリリースされると聞いて以降待望の1枚でした。
レッドマン3曲、メルドー2曲、マクブライド1曲、ブレイド1曲と各々が持ち寄っています。

実はこのカルテット、レッドマンがリーダーを務めた1994年「Mood Swing」以来約26年振りの作品になります。

 
結構前にメルドー追いで購入していたものの実はあまり聴いていないという作品。
多分この頃「テナーはゴリゴリじゃなきゃテナーじゃない」との思い込みでレッドマンをサラッと流した覚えがあります。
改めて聴き直す必要があります。

四半世紀前にそれぞれがイケイケの4人だったのでしょうが、今や全員がジャズ界における確固たる地位を掴み、それぞれのリーダー作がヒットするように。
ここ数年でワタシの耳もレッドマンの素晴らしさを認識するようになってきました。
多分その一因に実はレッドマンの父、デューイの影響があるかも知れません。
オーネット・コールマンのトリビュートでチャーリー・ヘイデンらと共演していたデューイの音を聴くにつれ、後からジョシュアの音の流れを理解できてきた気がします。
レッドマン以外のメンバーの音も当然のように素晴らしく、6曲目のメルドーはこの4人でありながら完全にメルドー節全開。
リズムセクションの二人はいずれの曲でも完璧なサポートであり贅沢の極み。



重ね重ね、前作と対比させてみたい。
その違いが彼ら4人の成長の証。
四半世紀の年の長さ。

45分という時間が非常に短く感じます。
これは今年のベスト盤候補。

ジャズ
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