雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

くせものの譜

2020-04-04 | 
今日は朝イチでトレーニングの予定でしたが、ごっそり二度寝。
トレーナーからの電話で目覚める。
今日はキャンセル。
ごめんなさい。

言い訳:一昨日とその前日のトレーニングがきつくてかなりの筋肉痛だった?!

さて面白い作家さんと出会ってしまいました。
読了した本は箕輪諒 『くせものの譜』。

 
戦国時代の武将 御宿勘兵衛(みしゅく・かんべえ)を主人公に武田家滅亡から大坂夏の陣までを描く連作短編集。
武で名を馳せ、しかし仕官した家は次々に滅び主を変えていく。
ついた異名が「厄神」。

しかしこの転々と移って行く先々で、勘兵衛を通して当時の武将たちの思い・生き様を見せていく描写の仕方がスゴく斬新。
箕輪諒、まだ若いですが従来の歴史小説とは違う描き方をします。

ところで勘兵衛、あまり知らない方も多いかもしれませんが、実は大阪の陣において、家康から豊臣方の要注意人物の一人として
「浪人衆の中で武者らしいのは、後藤又兵衛と御宿勘兵衛だけだ」
と名前を挙げられるほどの人物なのです。

そんな彼の人物像の描き方もいいですし、物語のスピード感も絶妙。
なかなか読みごたえのある1冊。

この作者気に入ったので、早速後2冊追加発注。


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