今朝雨降っていたのですが、午後帰る時は晴れ。
雨が蒸発する蒸し蒸しした中で帰るのはしんどかった。
ようやく涼しくなった今夜のジャズ。
故ポール・モチアンが晩年に発表した作品で『Lost in a Dream』。
Lost in a Dream (Ocrd) | |
Ecm Records | |
Ecm Records |
1. Mode VI
2. Casino
3. Lost In A Dream
4. Blue Midnight
5. Be Careful It's My Heart
6. Birdsong
7. Ten
8. Drum Music
9. Abacus
10. Cathedral Song
Paul Motian(ds)
Chris Potter(ts)
Jason Moran(p)
80歳手前のモチアンに対して、クリス・ポッター、ジェイソン・モランといった気鋭のメンバーが参加しているのが驚き。
ジャズに歳の差は関係ない、と言ってしまうのは簡単なのですが、この時点で全くの現役だったということの証明ですね。
翌年(正確には2009年録音なので2年後)モチアンは亡くなってしまうことを考えると、その創作意欲に感服します。
曲は5曲目を除き、モチアンのオリジナル。
静かにリズムを刻むちょっと温度低目なモチアンに、その雰囲気を乱さず、その上で自身の能力をアピールするポッターとモラン。
モチアンの低音を二人が感じ取り、しっとりと流れる曲が多いです。
しかしその合間合間でポッターのブロウが入り、そんなときモチアンはリズムを刻むと言うより、ブロウのタイミングを見計らって音を出すような感じ。
これぞベテランの繰りなす業、とでも言うのでしょうか。
試聴は見当たらなかったので、上記amazonのリンク先で聴いてみてください。
昂った気持ちを優しく落ち着けてくれます。
ではこの盤を聴いたまま寝ますzzz