今日ご紹介するジャズは以前紹介した『I GET A BOOT OUT OF YOU』に続いて、『THE BROADWAY BIT』MARTY PAICHI。
『I GET A BOOT OUT OF YOU』が「お風呂」として知られているのに対してこちらは「踊り子」。
やはり同様にジャケットの美しさに定評がある1枚です。
ブロードウェイ・ビット | |
ワーナーミュージック・ジャパン | |
ワーナーミュージック・ジャパン |
01.私は御満足
02.あの娘に慣れた
03.アイヴ・ネヴァー・ビーン・イン・ラヴ・ビフォー
04.アイ・ラヴ・パリ
05.トゥー・クローズ・フォー・コンフォート
06.春よりも若く/飾りのついた四輪馬車
07.イフ・アイ・ワー・ア・ベル
08.レイジー・アフタヌーン
09.ジャスト・イン・タイム
ART PEPPER(as)
BILL PERKINS(ts)
JIMMY GIUFFRE(bs,cl)
FRANK BEACH(tp)
STU WILLIAMSON(tp,valve tb)
VINCE DeROSA(fhrn)
GEORGE ROBERTS(tb)
BOB ENEVOLDSEN (valve tb,ts)
VICTOR FELDMAN(vib,perc)
MARTY PAICH(p,arr)
SCOTT LaFARO(b)
MEL LEWIS(ds)
Russ Freeman(p)
Joe Mondragon(b)
Mel Lewis(ds)
asのアート・ペッパーを始めとして、ウェストコーストジャズの名手が揃っているとことは「お風呂」と一緒。
メンバーは若干変わっています。
bにこの後ビル・エヴァンスと名盤を作り続けるスコット・ラファロが入っているのが大きな違い。
このせいか全体的にベースソロが増えたと思うのですが・・・・。
取り扱っている曲がタイトル曲通りブロードウェイで公演されている曲が多いので、「お風呂」よりも明るい展開が多いかなと思います。
アルバム中で一番好きなのはラストの「JUST IN TIME」
アート・ペッパーの軽やかで楽しげなソロがスキですね。
Marty Paich and His Orchestra - Just in Time
またもやvibのヴィクター・フェルドマンのソロなんですが「I've Never Been in Love Before」も好きです。
Marty Paich and His Orchestra - I've Never Been in Love Before
私は実物を見たことがないのですが、ヴィブラフォンのソロが大好きなんだろうと思います。
「お風呂」と「踊り子」はまるで双子の姉妹のように扱われていますが、やはりそれぞれにキャラクターがあり、アルバム全体の雰囲気やビッグバンドとしてのダイナミックさは「踊り子」かな。
またどちらもジャケ買いの対象としかみられていないところもありますが、決してそんなことはないです。
アート・ペッパーの演奏を堪能するならこの2枚は重要な位置づけを持つことになります。
ジャズはトリオやクインテットも良いけど、ビッグバンドも良いっす!!