うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

掲示板@2006年11月

2006-11-30 23:59:59 | 掲示板
ボジョレー・ヌーボー解禁でいい写真が撮れたので、トップを差し替えました。
(旧画像はこちら)

連絡、雑談等はこちらのコメント欄にてどうぞ。

※プロフィールは「最新自己紹介(2006年5月1日現在)」を見てね。
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あったら怖い、お年寄り付き年賀ハガキ(by嘉門達夫)

2006-11-30 22:12:22 | 雑記
そろそろ年賀状について考えねばならない時期である。「年賀状は、もらった人にだけ返事を書く」という受け身的思考の友人が結構多いのだが、我が一族は積極的に出す方である。確かに労力はかかるが、風習は大切にしたいもんだ。
私の場合、年賀状には必ず手書きでコメントを一言書き添える。さすがに宛名書きなどはプリンタ任せになったが、やっぱり手書きの部分があるとないとでは全然違う。単に事務的に出すだけならば、年賀状など無意味である。コメントを書くときには相手のことを思い出す。そこにこそ、年賀状を出す真の意味があると思うのだ。

昨年は3月14日に母方の祖父が亡くなったので喪中だった。戌年でせっかくいい犬の写真があったが、使えず地団駄を踏んだだけに、今年はその分も気合いを入れて作りたいと思っている。

写真の年賀状は一昨年の正月分から始めたのだが、その時はサルが温泉に浸かってる版権フリーの写真を使った。昨年(酉年)は、ニワトリの写真がないので台湾旅行の写真を使った。さて来年は、亥年…!イノシシのいい写真なんてあるかなぁ…と思ったら、こんなHPが…!

イノシシ写真館

できればオリジナリティを追求したいのだが、どうしてもアイディアが出なかったらここから使わせてもらおう。

ちなみに、両親の年賀状の作成も毎年私が請け負っている(作成ソフトを使いこなせる人間が私しかいないのだ)。

「家族でボタン鍋をつついている写真にしようか」

と提案したら即座に却下された。そうか、ボタン鍋食ったことないもんな(そういう問題ではない)。
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イイニクの日

2006-11-29 23:13:26 | 雑記
今日は母の誕生日であった。ここ数年は誕生日が来るたびに「あたし、もうすぐおばあちゃん(自分の母)の亡くなった年齢(57歳)抜くのよねー。何か変な気分」としみじみ言うのだが、今朝はしみじみの方向がちょっと違った。
「最近あたしの誕生日ってさー、何にもエピソードがないのよねー」
「何それ。たまには高いプレゼントが欲しいのけ?」
「プレゼントもいいんだけど、あの年の誕生日にはあんなことがあったなーとかこんなこと言われたなーとか、記憶に残るものが何もないって言いたいわけよ」
「うーん。でもそんなもんじゃないの?オレも最近誕生日ったって何もないし」
「オレだって何もないぞ。大体、誕生日喜ぶトシでもねぇだろうに(笑)」
「まぁ、そうなんだけどさ」

てな会話が繰り広げられたのだが、妹が出かける前に財布をチェックして、申し訳なさげに一言。

「お母さんゴメン、お金貸して…」

全員ズッコケた。「おめでとう」の前にこれだぜ!かくて、この会話はブログのネタになり、母の記憶にも残されたのだった。母よ、良かったね…??
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「ひょうそって怖いんだよ」「ひょー、そう!」

2006-11-28 22:43:32 | 雑記
さっきから右手の親指の爪先が痛い。昼に病院でテレビの修理をしたときは何ともなかったのだが、家に帰って爪を切ったあとから痛みだした。単なる深爪のせいならいいけれど、ひょうそ(瘭疽)だったら大変だ。今のところは腫れもないし痛みもそれほどではないが、母がひょうそでエライ目に遭ってるのを知っているから、症状がこれ以上悪化しないか心配である。

母がひょうそにかかったのは何年前のことだったか。「指が腫れて、すごく痛い」と言って差し出された右手は、親指が真っ赤に腫れあがっていた。触るだけでも痛く、血流とともにドクドクと痛みが走るという。これは尋常じゃないということで、母はかかりつけの医院へ向かった。医師は母の指をひととおり診るや、「あ~、こりゃひょうそですね。ちょっと横向いてて下さい」と一言。母は「え?」と思いつつも指示通り横を向いた。その時、視線の端にペンチらしき器具が見えたという。次の瞬間「バチン!」という音がして、爪を縦に数ミリ切られた。説明一切なし!問答無用である。「痛くなかったの?」と聞いたら、ひょうそ自体の痛みがひどくて、切られた痛みはわからなかったという。そして、切られた爪の間から、医師が膿のたまった袋状の物体を引き抜いた途端、あれほど激しかった痛みがウソのようにひいていったと母は語る。その後は順調に回復し、切られた爪もちゃんと生えた。
初期のひょうそなら抗菌剤などの服用で切らずに治すことも可能らしいが、母の場合は病状がやや進んでいたようで、あともう少しかかるのが遅ければ、菌が関節や骨まで回って面倒なことになっていただろうと医師に言われたという。
((((((((;゜Д゜))))))))ガクガクブルブル

ひょうそは、指をけがしたり深爪をしたりするとかかりやすいという。母はパート先にて段ボールで指先を切った直後にかかった。私も深爪をした直後から痛みが出ている。しかも、その前にテレビの修理でかなり手が汚れていた。一応、修理の後に消毒して手も洗ったのだが…。ああ、明日指を見るのが怖い!

病院内で仕事してて病気誘発してたら世話ないな…orz
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おにぎりワッショイ!

2006-11-27 23:09:13 | 雑記
「ソウル・フード(Soul Food)」というのは黒人家庭で作られる伝統的な南部料理のことを指すのだが、おりーさん(幼稚園時代の同級生。ニューヨーク在住)はブログにこう書いた

…南部料理/黒人料理だけがソウルフードじゃないのさ。心がこもってるお料理はすべてSoul Foodなんだ。…

同感!私も常々そう思っているのだ。

だから、残しちゃいけないという気持ちが強すぎてついつい食べ過ぎ、一時期は170cmで85kgなんてえらいことになっちゃった(爆)。3月に脂肪肝と診断されてからは食生活を改善して、現在は70㎏前後まで落としたけど。

それはさておき。

…おにぎりは日本のSoul Food。(by 小林聡美 in かもめ食堂 ←お薦め☆)
お弁当で食べてもおいしい。ピクニックで食べてもおいしい。運動会で食べてもおいしい。おうちで食べてもおいしい。
うん。まちがいなくおにぎりはSoul Foodだ。…


この記事の通り、やっぱり日本で心のこもった料理の代表格といえば、何と言ってもおにぎり!間違いない!

おりーさんは、具は鮭、明太子、焼きたらこが好きだという。私も鮭おにぎりは好きだが、わかめと混ぜ込んであるのが一番好きである。海苔はしっとりのもパリパリのも好きだが、パリパリのヤツは唇が乾燥してるときに食べると張り付いて、たまに唇が切れたりする…私だけ?

gooランキングによると、好きなコンビニおにぎりランキングベスト20はこんな結果だそうな。
1位-ツナマヨネーズ
2位-明太子
3位-しゃけ
4位-たらこ
5位-とり五目
6位-うめ
7位-昆布
8位-高菜
9位-おかか
10位-いくら
11位-天むす
12位-赤飯
13位-ねぎ味噌
14位-チャーハン
15位-焼きおにぎり
16位-焼肉
17位-とろサーモン
18位-ちりめんじゃこ
19位-豚キムチ
20位-たけのこごはん

(2006年3月調べ)

鮭わかめが入ってねぇ~!うまいのに…orz
うめやおかかといった「定番」が意外と低順位だったのには驚いた。昔、家で作るおにぎりはたいていこれだったもんだが。1位がツナマヨか…ツナはいいけどマヨネーズが好きじゃないんで、買ったことないや。あとのメニューの大半は、一度は食べたことがあるかな。

母に「『おにぎりは日本のSoul Food。』とはいいこと言うじゃろ」と言ったら、

「韓国料理も『ソウル・フード(Seoul Food)』よね」

と返された。ウチはギャグなしに会話が成立せんのか。
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ドラフトワッショイ2006-大学・社会人編「特攻やろう!各チーム」Part4

2006-11-26 22:23:18 | 野球・ドラフト「怪」説
ドラフト解(怪)説本年度最終版は、パ・リーグの上位3球団です。

★福岡ソフトバンクホークス
希望枠…大隣 憲司 (おおどなり・けんじ)投手 左投左打 175cm85kg
22歳 京都・京都学園高-近畿大
高校時代は無名だったが大学で大ブレイクして、今年のドラフトの超目玉となった左の本格派である。飄々としたマウンド捌きで、ゆったりとしたフォームから豪速球を投げ込む。その体型と投球スタイルから江夏豊(元・阪神など)2世の異名も。
3巡目…高谷 裕亮 (たかや・ひろあき)捕手 右投左打 178cm83kg
25歳 栃木・小山北桜高-富士重工-白鴎大
高校から一度は社会人に進むが、腰痛などもあって2年で退社。1年間の浪人生活を経て大学に入った苦労人である。強肩と安定した制球のスローイングは、走者をスライディングすらさせずにアウトにすることも度々だ。打撃も一発長打の魅力。
4巡目…森福 允彦 (もりふく・まさひこ)投手 左投左打 175cm67kg
20歳 愛知・豊川高-シダックス
所属チームの廃部に伴い、高卒2年目ながら指名解禁となった。高校では、2・3年の夏の県大会で連続準優勝。球の出所が見づらいフォームに加え、キレのある速球とスライダー、シュートを武器に、プロでも即戦力候補として期待されている。
5巡目…長谷川 勇也 (はせがわ・ゆうや)外野手 右投左打 178cm82kg
22歳 山形・酒田南高-専修大
高校では、春夏合わせて3度の甲子園出場経験を持つ。大学では1年春からレギュラーで、今秋はチームの東都大学リーグ1部昇格に貢献した。豪快なスイングから生まれる長打力と、内角球の捌きのうまさには定評がある。足・肩も高レベルだ。
6巡目…川頭 秀人 (かわず・ひでと)投手 右投右打 181cm80kg
22歳 佐賀・小城高-福岡大
高校時代に甲子園出場はなく、3年夏の県大会も2回戦で敗退。大学進学後もこれまで目だった活躍はなし。しかし、常時140キロ台を叩き出す速球(MAX147キロ)とフォーク、スライダーのキレ、潜在能力の高さが評価され、今回の指名となった。

育成枠
1巡目…山田 大樹 (やまだ・ひろき)投手 左投左打 190cm100kg
18歳 茨城・つくば秀英高
日本人離れした堂々たる体格は昔からで、中学卒業時には相撲部屋から誘いがあったほど。球の威力もなかなかで、高めに伸びる速球で空振りが取れる。これからもっと体を絞り、動きにキレが出てくれば、貴重な大型左腕として楽しみな存在だ!

解説
「これ以上の指名があるのか」とため息が出てしまうほど、今回のドラフトは大成功だったと言えるソフトバンクであります。大隣争奪戦は巨人や阪神を相手に終始優勢を保ちそのままゴール!3巡目以降では、他球団も狙っていた高谷、森福の囲い込みに成功、懸案だったスラッガーの補強は5巡目の長谷川、地元枠に6巡目の川頭と、もう他球団ファンが嫉妬するばかりのぜいたくなメンツですよね。高校生ドラフトでは、大嶺(八重山商工高)と相思相愛だったところをロッテの強行指名で崩されましたが、「だから何ですか?」と言わんばかりの倍返し。このチームのスカウティングの凄さには、ホントに恐れ入ります。今年は強行指名が相次ぎましたが、選手の翻意が早いのを見ると、囲い込みの効力は今後薄まっていくのではないかと思います。しかし、ソフトバンクに限ってはあまり関係ないかも知れません。

★西武ライオンズ
希望枠…岸 孝之 (きし・たかゆき)投手 右投右打 180cm68kg
22歳 宮城・名取北高-東北学院大
高校時代は無名だったが、無安打無得点を達成した試合をたまたま見に来ていた東北学院大・菅井雄監督が一目惚れしてスカウトしたというエピソードを持つ。常時140キロ台中盤の快速球と、切れ味鋭いスライダーが光る西口文也(西武)2世!
3巡目…山本 淳 (やまもと・じゅん)投手 右投右打 188cm81kg
24歳 神奈川・東海大相模高-国際武道大-TDK千曲川
高校時代は控え投手で、大学進学後も目立った活躍がなかったが、社会人でその素質が開花した。クセの強いフォームで制球はアバウトだが、速球はMAX151キロをマーク。140キロ台の高速スライダーもあり、もう少し洗練されると面白い投手だ。
4巡目…原 拓也 (はら・たくや)内野手 右投左打 174cm73kg
22歳 神奈川・東海大相模高-関東学院大
ショートの守備では、打球に対する反応が抜群に良く、正確な送球はプロでもメシが食える。また、これまで課題だった非力な打撃も今年に入って急激な成長を見せ、広角に長打が出るようになった。大リーグのスカウトも注目した逸材である。
5巡目…岩崎 哲也 (いわさき・てつや)投手 右投右打 190cm93kg
24歳 埼玉・行田工業高-国士舘大-三菱重工横浜クラブ
長身を折り曲げ、打者に背中を見せるまで深く捻り込んでから投げ込む、独特のサイドハンド。昨年の都市対抗には三菱ふそう川崎の補強選手として出場、優勝に貢献して若獅子賞(新人賞)を獲得した。体は大きいが、投球は意外と技巧的である。
6巡目…大崎 雄太朗 (おおさき・ゆうたろう)外野手 右投左打 170cm80kg
22歳 茨城・常総学院高-青山学院大
大舞台になればなるほど底力を見せる勝負強い選手だ。小柄だが力は強く、甘い球はスタンドへ軽く放り込むパワーがある。もちろん俊足で、外野守備もムダな動きが少なく守備範囲が広い。ただ、成績がここへ来て下り坂なのが少々気になるが。

解説
今年の西武のドラフトは、岸の獲得が決まった時点で半分は成功したも同然だったと思います。大スター・松坂が抜けた穴はそう簡単に埋まるものではありませんが、岸ならば将来のチームを背負って立つキャパシティがあります。即戦力を期待してもいいでしょう。3巡目では中日と相思相愛の浅尾(日本福祉大)の強行指名も囁かれましたが、無難に山本に落ち着きました。4巡目の原は、堅い守りはもちろん、貴重な若手の左打者としても良い指名だったと思います。5巡目の岩崎は変則投法が面白い選手ですが、3巡目の山本同様に粗い面もあり、無条件に即戦力として考えるのは少々難しいかも知れません。6巡目の大崎はこのところの不振が響いて下位指名となりましたが、打者育成に定評のある西武でならひょっとすると…?できれば左投手を1人は加えたいところでしたが、ほとんど無問題な内容ですね。

★北海道日本ハムファイターズ
希望枠…宮本 賢 (みやもと・けん)投手 左投左打 174cm78kg
22歳 岡山・関西高-早稲田大
スリークオーターからから投げ込むMAX146キロの速球はスライダー回転のクセ球で打ちにくい。右打者の内角(左打者の外角)へのクロスファイアーが絶品で、シュート、スクリュー系の球を覚えれば、大学の先輩・藤井秀悟(ヤクルト)とそっくり!
3巡目…糸数 敬作 (いとかず・けいさく)投手 右投右打 180cm88kg
22歳 沖縄・中部商業高-亜細亜大
高校時代から「沖縄で10年に1人の逸材」として話題の存在。大学では4年春までリーグ戦通算3勝だったが、今秋は防御率0.76という抜群の安定感で5勝を挙げ、優勝に貢献した。MAX146キロの速球に変化球も豊富で、総合力の高い投手である。
4巡目…長野 久義 (ちょうの・ひさよし)外野手 右投右打 178cm80kg
22歳 福岡・筑陽学園高-日本大
走攻守に高い素質を持ちながらも、ムラっ気な性格とケガの多さでなかなか殻を破れなかったが、今年度、主将に抜擢されて大変身。リーグ戦2季連続首位打者を獲得した。入団拒否かと思われたが、実は監督だけが先走りしていたという話が…。
5巡目…山本 一徳 (やまもと・かずのり)投手 左投左打 184cm90kg
22歳 島根・安来高-早稲田大
独特のスリークオーターは、その巨体と相まって威圧感抜群。球にもクセがあって変化球も豊富だが、それらを低めに集められるのが最大の長所である。好不調の波が激しくリーグ戦は通算0勝に終わったが、モノになれば面白い存在になりそう。
6巡目…金子 洋平 (かねこ・ようへい)外野手 右投右打 177cm83kg
25歳 東京・国士舘高-青山学院大-ホンダ
社会人1年目に都市対抗で若獅子賞(新人賞)を獲得、今や社会人球界屈指の長距離砲である。打席でのアクションは中村紀洋(オリックス)そっくり。そして、豪快なスイングで広角にスタンドインできるパワーもまた中村そっくり。即戦力の期待!
7巡目…今浪 隆博 (いまなみ・たかひろ)内野手 右投左打 170cm75kg
22歳 京都・平安高-明治大
コアなドラフトファンには中学生の頃から注目されていた逸材である。高校では2年夏、3年春に甲子園出場。大学では故障もあって長い間伸び悩んだが、4年では2季連続打率3割以上をマーク。指名がなければ野球を辞めるつもりだったとか。
8巡目…内山 雄介 (うちやま・ゆうすけ)投手 右投右打 182cm83kg
22歳 神奈川・相洋高-旭川大
高校では3年夏の県大会ベスト8が最高だったが、MAX140キロの本格派として注目されていた。大学でトレーニングに励んだ結果MAXは151キロまで上昇、今春の北海道六大学リーグ戦では1試合19奪三振の新記録。旭川大初のプロ野球選手が誕生!

解説
ドラフトのたびに必ず何かやってくる、それが日本ハムのスカウト陣であります。今回は、巨人と相思相愛といわれた長野を敢然と指名してきました。本人は会見で泣き、日本大・鈴木博識監督は大激怒。他球団志望の選手をことごとく入団にこぎ着けた日本ハムでも、今回はさすがに厳しいかと思われました…が!ここへ来てすっかり雪解けムード。鈴木監督が暴言を謝罪し、長野本人も入団へ前向きな姿勢を見せつつあります。一連の流れは単なる鈴木監督の暴走と言ってしまえばそれまでですが、こういう展開に持って行っちゃうあたりが日本ハムの凄さというか何というか…。長野の入団拒否も考えて、下位で外野手をもう一人(金子)しっかり確保しているのも抜け目がない!補強ポイントをバッチリ踏まえた内容の濃い指名はさすがです。「チーム作りはこうやるもんだ!」というお手本みたいなものでしょう。
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ドラフトワッショイ2006-大学・社会人編「特攻やろう!各チーム」Part3

2006-11-25 17:09:39 | 野球・ドラフト「怪」説
ドラフト解(怪)説、今日はセ・リーグの上位3球団。

★東京ヤクルトスワローズ
希望枠…高市 俊 (たかいち・しゅん)投手 右投右打 177cm85kg
22歳 東京・帝京高-青山学院大
MAX145キロは出るが、普段はそんなに速くない。ものすごい変化球を投げるわけでもなく、フォームが特殊なわけでもない。しかし、なぜか抑えてしまう不思議な投手。その秘密は、正確無比の制球力と打者に的を絞らせない天性の投球術にある。
3巡目…西崎 聡 (にしざき・さとし)投手 右投右打 174cm68kg
24歳 福岡・糸島高-九州国際大-JR北海道
高校時代は同姓の西崎伸洋(横浜)とバッテリーを組んでいた。小柄でスリムな体型だが、サイドハンドから繰り出す速球はキレがありパワフルで、マウンド度胸も十分。今後の課題は上半身に比べてひ弱な下半身を鍛え、制球を安定させることだ。
4巡目…衣川 篤史 (きぬがわ・あつし)捕手 右投右打 180cm90kg
26歳 大阪・大商学園高-岐阜聖徳学園大-昭和コンクリート-住友金属鹿島
重戦車のようなガッシリとした体格だがフットワークは軽く、打球への反応も素早い。今夏の都市対抗・対日本生命戦では盗塁を4度刺す強肩を披露(生で見た)。打撃は、フォームに変なクセがなく、センター中心に弾き返す巧打者タイプである。

育成枠
1巡目…伊藤 秀範 (いとう・ひでのり)投手 右投右打 181cm82kg
24歳 東京・駒場学園高-ホンダ-四国アイランドリーグ・香川
高校時代は那須野巧(横浜)とともに左右の二本柱として活躍。昨季から四国アイランドリーグに入り、2年連続で2桁勝利を挙げた(昨季12勝、今季11勝)。内外角を丹念に突く投球が持ち味だが、今後の課題は球威の向上と、縦の変化球の修得だ。

解説
今回のドラフトでは、早い内から本格派左腕の金刃(立命館大)の獲得を目指してマークを続けていましたが、巨人との競争に敗れてしまい、苦しい展開になりました。高市を実質繰り上げのような形で希望枠にしましたが、3巡目以降の指名も、当初に狙っていた選手をことごとく他球団にさらわれたことで後手に回ってしまった感じで、ドラフト巧者のヤクルトにしては珍しく、イマイチさえませんでしたね。岩村、土橋が抜け、ラロッカ、リグスの契約も先行き不透明。せっかく形成した強力打線が完全崩壊の危機を迎えているだけに、個人的には西崎、衣川の指名順位を下げてでも、せめて育成枠でもかまわないから、強打の野手を最低1人は指名して欲しかった…!それだけでも、今回のドラフトの印象はかなり変わったはず。全体的に故障者が多く、レギュラーの高年齢化も進んでいるだけに、心配です…。

★阪神タイガース
希望枠…小嶋 達也 (こじま・たつや)投手 左投左打 180cm72kg
21歳 石川・遊学館高-大阪ガス
高校では、MAX146キロの速球に加え10種類の変化球を投げ分ける天才左腕として注目を浴び、創部2年目のチームを甲子園ベスト8まで導いた。社会人では、登板数が少なくケガもあり、伸び悩みの感は正直否めないが、潜在能力の高さは確かだ。
3巡目…上園 啓史 (うえぞの・けいじ)投手 右投右打 180cm80kg
22歳 福岡・東福岡高-武蔵大
高校では吉村裕基(横浜)と同級生。クセのないスムースなフォームから繰り出す速球はMAX148キロをマークする。昨秋はチームを首都大学リーグ1部昇格に導き、注目を集めた。リリースに爆発力が加われば、球威のさらなるアップが期待できる。
4巡目…清水 誉 (しみず・たかし)捕手 右投右打 177cm75kg
22歳 兵庫・小野高-関西学院大
軽快なフットワーク、ミットがぶれないキャッチング、安定した制球のスローイングなど、捕手としてのセンスは十分だ。打撃面は少々不安定だが、試行錯誤が続くというフォームが固まれば、高校通算27本塁打を放ったパワーが活かされるはず。
5巡目…大城 祐二 (おおしろ・ゆうじ)外野手 右投両打 172cm74kg
21歳 沖縄・沖縄水産高-TDK千曲川
俊足強肩、そして強打の三拍子揃った選手で、プロでたとえると金城龍彦(横浜)が近いか。昨年の都市対抗では対日産自動車戦で3安打、今年の都市対抗では対NTT東日本戦で上野貴久(巨人3巡目)から二塁打。大舞台での勝負強さはプロ向きだ!

解説
希望枠の小嶋は、高校時代に中日が1位指名予定だったところを囲い込んで社会人に行かせた…というウワサの選手で、本来なら3巡目以降の指名か、もう1年残留で実績を作らせてから指名…という思惑があったものと思われます。しかし、本来希望枠で獲得を目指していた大隣(近畿大)がソフトバンクを選んだことで計算が狂ってしまい、やむを得ず順次繰り上げ…とでも考えねば、いくら貴重な左腕とはいえ、実績も乏しく頭打ち状態の小嶋をわざわざ希望枠で獲る理由が説明できません。かつて横浜が囲い込んで社会人に進ませたものの、肘を痛めて結局鳴かず飛ばずで今オフ解雇された森大輔投手と似たようなパターンです。小嶋は肘や肩の故障はありませんが…。囲い込みは一歩間違うと危険です。まぁ、今年のドラフトを見る限り、今後、囲い込みは昔ほど強い効力をもたらさなくなりそうな気配ですが。

★中日ドラゴンズ
希望枠…田中 大輔 (たなか・だいすけ)捕手 右投右打 174cm75kg
22歳 広島・如水館高-東洋大
捕球から二塁への送球動作が1.8秒台という素早さで、制球も正確な強肩捕手。人間性にも優れ、東洋大・高橋昭雄監督は「次の監督候補に挙げていた」と絶賛。打撃ではボールに食らいつくしぶとさが持ち味で、ツボにはまれば一発長打もある。
3巡目…浅尾 拓也 (あさお・たくや)投手 右投右打 182cm71kg
22歳 愛知・常滑北高-日本福祉大
クイックのようなリズムで投げる独特のスタイル。球の出所が見えにくいフォームからMAX152キロの豪速球を繰り出す。フィールディングや牽制も上手く、センスの良さは折り紙付きだ。空振りを取れる縦の変化球を覚えれば、速球がより生きる。
4巡目…菊地 正法 (きくち・まさのり)投手 左投左打 177cm82kg
22歳 静岡・富士宮東高-三菱自動車岡崎-東邦ガス
力で抑え込むタイプではない代わりに、制球は安定している。特に、内外角を幅広く使いつつ粘り強く低めを突く投球術が光り、試合を壊さないまとまりの良さは評価が高い。ただし、体の開きがやや早く、左打者に球筋が見えやすい点は要矯正。
5巡目…岩崎 達郎 (いわさき・たつろう)内野手 右投右打 175cm75kg
22歳 神奈川・横浜商科大高-新日本石油ENEOS
高校では、通算41本塁打を放ったパンチ力のあるセカンドとして注目されたが、社会人ではつなぎ役に転身して、主に2番打者として活躍。守備、走塁の安定感は社会人でもトップクラスで、まだ4年目の若手なのにベテランのような渋さがある。
6巡目…清水 昭信 (しみず・あきのぶ)投手 右投右打 175cm85kg
23歳 三重・三重高-名城大
高校3年の冬に大リーグ・パドレスの入団テストを受けたが入団ならず。一度は一般企業に就職するも、野球の道を諦めきれずに退職、大学進学を目指し浪人生活も経験した。それだけにハングリー精神は旺盛で、パワフルな投球には大きな期待。
7巡目…西川 明 (にしかわ・あきら)内野手 右投左打 175cm72kg
22歳 三重・三重高-法政大
高校時代はエースで4番の重責を担い、通算24本塁打を記録した。大学では野手に転向。サードが本職だがセカンド、外野もできる。法政大・金光興二監督によると「タイプとしては小笠原(巨人)に似ている」とか。プロのスピードに慣れれば…!

解説
各球団ともブラフや強行指名の応酬で大荒れに荒れた中、中日はほぼ無風のドラフトで、しかも充実の内容だったのではないかと思います。事前に指名予定の報道があった選手はあらかた指名できました。3巡目の浅尾は西武が、4巡目の菊地はオリックスが…?という報道もありましたが、結局すんなりゲット!下窪(日本通運)だけは横浜に5巡目で先取りされましたが、もとから下位指名予定でしたから、大した痛手でもないでしょう。このチームは昔から、指名予定選手の情報が事前に表に出やすいんです。会議直前の時期には、スカウトが地元のラジオ番組に出演してポロポロしゃべっちゃうぐらいで(笑)。でも、横浜だとほぼ間違いなく他球団の横槍が入るんですが、中日はなぜかあまりそうならないんですよね。そのあたりは、他球団につけいる隙をなかなか与えない、スカウティングのうまさなのでしょう。
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ドラフトワッショイ2006-大学・社会人編「特攻やろう!各チーム」Part2

2006-11-24 17:39:43 | 野球・ドラフト「怪」説
ドラフト解(怪)説、今日はパリーグ下位3球団を取り上げます。

★東北楽天ゴールデンイーグルス
1巡目…永井 怜 (ながい・さとし)投手 右投左打 178cm70kg
22歳 群馬・東京農大第二高-東洋大
ムダな動きが少ない美しいフォームで、軽く投げているように見えて常時140キロ台の速球がビシビシ飛び出す本格派。体力面ではまだまだ発展途上であり、今後はさらなるパワーアップが必要か。あと「これが永井だ!」と言える特徴も欲しい。
3巡目…嶋 基宏 (しま・もとひろ)捕手 右投右打 179cm82kg
22歳 愛知・中京大中京高-國學院大
初めてマスクをかぶったのは大学2年の時。そこからトントン拍子に成長して、今や主将・4番・捕手という重責を担う。國學院大・竹田利秋監督が「私の分身」と全幅の信頼を置くほどの野球頭脳は、野村監督の下でさらに磨きがかかりそうだ。
4巡目…横川 史学 (よこがわ・ふみのり)外野手 右投左打 186cm90kg
22歳 茨城・常総学院高-青山学院大
パワーヒッターにありがちな強引さがなく、合理的でムダのないスイングができるのがいいところ。大学では3年春から4番に定着し、通算では8本塁打を放っている。足、肩もプロで十分通用するレベルにあり、将来の中軸候補として期待大。
5巡目…渡辺 直人 (わたなべ・なおと)内野手 右投右打 173cm71kg
26歳 茨城・牛久高-城西大-三菱ふそう川崎
小柄だがしっかりと振り切る打撃、積極果敢な走塁、柔軟なグラブ捌きと軽快なフットワークが光る守備と、三拍子揃ったバランスのいい遊撃手だ。社会人では都市対抗で2回優勝を経験。今年はインターコンチネンタル杯で日本代表に選ばれた。

育成枠
1巡目…金森 久朋 (かなもり・ひさとも)投手 右投右打 179cm76kg
26歳 福井・敦賀気比高-創価大-元・西多摩倶楽部
高校では東出輝裕(広島)と同級生で、エースの東出に次ぐ2番手だった。MAX143キロの速球に加え、カーブ、スライダー、シンカー、フォーク、ツーシームといった多彩な変化球が売り物。8月にクラブを辞め9月の入団テストに挑み、見事合格!
2巡目…中村 真人 (なかむら・まさと)外野手 右投左打 175cm74kg
25歳 奈良・智辯学園高-近畿大-シダックス
高校ではクリーンアップを務め、通算31本塁打を放ったスラッガー。大学では伸び悩んだが、社会人で俊足巧打の2番打者として復活を果たした。1日も早く支配下登録されて、社会人時代の恩師である野村監督の下で再び雄姿を見せたいところ。

解説
投手、捕手、野手とバランス良く指名できたという点においては、今回の楽天のドラフトは上々だったと言っていいと思います。特に、3巡目の嶋はオリックスも獲得を目指していた頭脳派捕手で、野村監督がどう育てていくかが非常に楽しみです。しかし、一番肝心だった投手の補強が今ひとつうまくいかなかったのは誤算でした。希望枠での獲得を目指していた岸(東北学院大)を西武にさらわれ、森福(シダックス)はソフトバンクに囲われ、木村(東京ガス・横浜3巡目)からも色よい返事が得られず…結局希望枠を行使できずに終わりました。1巡目の永井がバリバリの即戦力候補とは言いづらいだけに、首脳陣もフロントも頭が痛いところだと思います。しかし、終わったことを嘆いても始まらないし、ドラフトが今年で終わるわけでもありません。スカウト陣の、今後一層の頑張りに期待したいところですね。

★オリックスバファローズ
希望枠…小松 聖 (こまつ・さとし)投手 右投右打 180cm78kg
25歳 福島・勿来工業高-国士舘大-JR九州
高校では県大会ベスト16が最高、大学では2部で3勝と無名に近い存在だったが、社会人で開花。特に縦・横2種類のスライダーの威力は、元・近鉄監督の梨田昌孝氏が太鼓判を押したほど。ボールのキレと安定した制球で試合を作れる好投手だ。
3巡目…大引 啓次 (おおびき・けいじ)内野手 右投右打 178cm78kg
22歳 大阪・浪速高-法政大
高校時代から強打の遊撃手としてドラフト候補に挙がり、大学でも1年春からレギュラーとして活躍した。通算121安打は東京六大学史上4位。秋に行われた東京六大学選抜対ヤクルト戦では、初回先頭打者本塁打を含む3打数3安打の離れ業!

解説
希望枠では、昨年から徹底マークしていた小松の獲得を楽々決めたオリックス。3巡目では、当初は嶋(國學院大)の獲得を目指していたものの、楽天が指名することが決定的となったため、どういう指名をしてくるのか他球団が注目していました。そこで出てきた名前は、なんと大引!ヤクルト、ロッテ、阪神が指名を検討しているという報道は出ていましたが、オリックスのまさかの指名で場内はさらなる混乱に巻き込まれたのでした。そして、残っていれば指名予定だった菊地正法(東邦ガス)が中日の4巡目で消えたのを見届けると、あっさり選択終了(笑)。何か、みんなで麻雀やってたら最初の2回連続トップ取られて、どうやって巻き返そうか考えてるところに「ゴメ~ン!オレ、用事あるからもう帰るわ」と言われてるような気分に似ている…。麻雀やらない方、表現がわかりにくくてゴメンナサイね(笑)。

★千葉ロッテマリーンズ
3巡目…神戸 拓光 (こうべ・たくみ)外野手 右投左打 190cm100kg
22歳 茨城・土浦日大高-流通経済大
高校時代から強打には定評があったが、大学でさらに磨きがかかった。まだまだ粗さはあるものの、貴重な和製大砲として期待したい。地肩の強さも素晴らしく、今春のオープン戦では1イニング限定で投手を務め、なんとMAX146キロを記録した!
4巡目…荻野 忠寛 (おぎの・ただひろ)投手 右投右打 174cm71kg
24歳 東京・桜美林高-神奈川大-日立製作所
一見して普通の直球だが、握り方が特殊なため、打者の手元で曲がるは落ちるは沈むは。クイックや牽制も得意で、ランナーを出しても走らせない。自己管理能力も高く、「山椒は小粒でもピリリと辛い」を地でいく、個性派の即戦力候補である。
5巡目…江口 亮輔 (えぐち・りょうすけ)投手 左投左打 175cm77kg
22歳 愛知・大成高-愛知学院大
全国的にはそれほど名が通っていないが、鋭い腕の振りから繰り出されるキレの良い直球とカーブは評価が高い。特にカーブは、一時期に比べると曲がりが小さくなったそうだが、一度ホップしてから落ちる独特の軌道で、打者の目を幻惑させる。
6巡目…中郷 大樹 (なかごう・たいき)投手 右投右打 178cm75kg
22歳 徳島・那賀高-JR四国
高校では無名ながら、社会人2年目から全国大会に登板するなど大器の片鱗を見せ始め、3年目は肩痛に泣かされたが、4年目の今年は見事復活!MAX148キロの速球と縦・横2種類のスライダーを中心に、三振を狙って取れる力がある投手である。
7巡目…角中 勝也 (かくなか・かつや)外野手 右投左打 179cm78kg
19歳 石川・日本航空第二高-四国アイランドリーグ・高知
今季、四国アイランドリーグに飛び込み、1年目にしてプロの指名をうけた。リーグでは85試合で打率.253、4本塁打5盗塁と、際だった成績は残していないが、身体能力やヘッドスピードの速さは将来性を感じさせる。まずはファームで熟成を。
8巡目…松本 幸大 (まつもと・こうだい)投手 左投左打 175cm75kg
26歳 兵庫・育英高-デュプロ
高校時代はエースだったが甲子園経験はなし。社会人では制球に苦しみなかなか芽が出なかったが、4年前にサイドハンドに転向してから活路が開け、リリーフで活躍した。速球とシュートのキレに定評があり、プロでは左打者退治を期待したい。

解説
最初から希望枠を行使しない方針だったため、3巡目からの指名となった千葉ロッテですが、今回はそれがちょっと裏目に出たかも…?といった感じがあります。木村(東京ガス・横浜3巡目)、上野(トヨタ自動車・広島3巡目)といった有力選手がロッテ志望を表明していたのですが、いずれも指名順が先の球団に先取りされてしまいました。例年だと、各球団ともある程度は空気を読むのですが、今年は強行指名が相次ぎ、狙っていた選手が取りきれませんでした。ただ、指名された各選手はそれぞれ特徴がはっきりしており、選手の個性を最大限に生かすバレンタイン監督のチームとしては、なかなか悪くないメンツだと思います。ただ、一つ気になるのは、絶対数が足りない内野手の指名が皆無だったこと。チーム構成的には高校生ドラフトで補っておきたかったのですが、それもゼロ。来季は、乗り切れるかな…?
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ジャズ聴くべ、ジャズ!

2006-11-23 22:59:57 | 表へ出ろ
今日は、なんと生まれて初めてジャズバーに行くという機会に恵まれました。ジャズは結構好きですが、生で聴くのは初めて。やっぱり迫力が違いますね。歌はもちろんのこと、ドラム、ベース、ピアノの演奏テクニックに私の目は釘づけ。CDじゃ味わえない雰囲気を堪能しました。
今日は、上山高史さんというプロのジャズ歌手(私の叔父の友人)のライブだったんですが、超有名ジャズピアニスト・山下洋輔さんのお兄さんも見にいらしてました。…そっくり(笑)。

というわけで、ドラフト特集は今日中に更新できそうにないので一回パス(笑)。また明日。
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ドラフトワッショイ2006-大学・社会人編「特攻やろう!各チーム」Part1

2006-11-22 23:55:36 | 野球・ドラフト「怪」説
さて、「たぬき鍋」恒例のドラフト解(怪)説です。まずはセ・リーグ下位3球団から。
※なお、年齢は学年をわかりやすくするために2007年4月1日現在のものとします。

★…横浜ベイスターズ
希望枠…高崎 健太郎 (たかさき・けんたろう)投手 右投右打 175cm80kg
21歳 熊本・鎮西高-日産自動車
高校時代、指名の確約をもらいながらドタキャンを食らった悔しさをバネに、社会人で心身共に大成長。ただ力任せに行くのではなく、打者心理を考えて投げられるのが心強い。常時140キロ台中盤は出る速球に、高速スライダーが大きな武器だ。
3巡目…木村 雄太 (きむら・ゆうた)投手 左投左打 189cm85kg
21歳 秋田・秋田経法大付属高-東京ガス
長身投手にありがちなフォームのバランスの悪さがなく、精神的にも常に冷静に飄々と投げられるのがいいところ。完成度は高くないが、一つきっかけをつかめば大化けの可能性あり。ロッテ入りを熱望していたが、果たして口説き落とせるか!?
4巡目…下園 辰哉 (しもぞの・たつや)外野手 左投左打 179cm80kg
22歳 宮崎・宮崎日大高-九州国際大
好球必打の積極性が最大の持ち味で、大学では1年から主軸として安定した活躍を見せた。通算114安打は九州六大学リーグ最多記録で、横浜では次代を背負う左のアベレージヒッターとして即戦力の期待がかかる。守備・走塁も高レベルで安定。
5巡目…下窪 陽介 (しもくぼ・ようすけ)外野手 右投右打 175cm78kg
28歳 鹿児島・鹿児島実業高-日本大-日本通運
高校時代は投手で、3年春には優勝。夏もベスト8まで進んだが肩を痛め、大学3年に野手転向。社会人ではクリーンアップを務め、今夏の都市対抗では打率.414で首位打者に輝いた。紆余曲折を経て、ついに念願のプロ入りが叶った遅咲きの花!
6巡目…吉原 道臣 (よしはら・みちおみ)投手 右投右打 181cm85kg
25歳 東京・日大豊山高-日本大-ホンダ
常時140キロ台が出る速球、ブレーキの効いた大きいカーブ、落差十分のフォークが魅力的な本格派。制球はアバウトながら、ひとたび波に乗ったら低めにビシビシ決まって手がつけられない。ただ、ピンチになると脆さが出る点は要注意である。

解説
「投手3人野手2人」という方針は伝えられていましたが、希望枠の高崎以外、誰をどの順位で指名するかに関しては、割と直前まで読めませんでした。毎年情報を出し過ぎるほど出してしまう横浜にしては、珍しい秘密主義。そして、これまた珍しく他球団志望の選手を強行指名(木村)ということで、「おっ、やるじゃん!」という感じです。この木村強行が引き金となり、あちこちで「玉突き」が発生して、近年稀に見るアツいドラフト会議になりましたね。さて、内容の方はというと、現在のチームに足りないタイプの選手をきっちりと指名できて、なかなかの充実度だと思います。惜しむらくは、木村がこれからどうなるか不透明なだけに左腕投手をもう一人確保しても良かったかな、と。吉原が左投げであったらもう万々歳だったんですが(爆)。ともあれ、攻めの姿勢のドラフトだったのは大いに評価できます。

★広島東洋カープ
希望枠…宮崎 充登 (みやざき・みちと)投手 右投右打 181cm78kg
28歳 和歌山・智辯和歌山高-ホンダ鈴鹿
毎年のようにドラフト候補に挙げられながらも、なかなかチャンスを掴めなかったが、昨年3月からスリークオーターに転向したことで一気にブレイク。持ち前の速球はMAX153キロまで上昇し、制球難も解消した。脂が乗りきっている晩成型右腕!
3巡目…上野 弘文 (うえの・ひろふみ)投手 右投右打 176cm83kg
25歳 鹿児島・樟南高-トヨタ自動車
パワーがぎゅっと詰まったようなゴツイ体格!MAX151キロの速球に、カットボール、スライダー、フォーク、チェンジアップといった多彩な変化球を絡め、三振を狙って取れる投球が持ち味。社会人では抑え役中心で、プロでもリリーフ起用か。
4巡目…青木 高広 (あおき・たかひろ)投手 左投左打 187cm80kg
25歳 岐阜・県立岐阜商業高-愛知大-日産自動車
長身を軟体動物のようにクニャクニャっとさせて投げる独特のフォームからイメージされたのか、チーム内でのあだ名が「ペロン」(笑)。打ちにくさピカイチ、今のプロにはいないタイプの変則技巧派左腕だ。細かな制球力が身に付けば即戦力に。
5巡目…中東 直己 (なかひがし・なおき)外野手 右投左打 170cm72kg
25歳 広島・広島工業高-東亜大-JR西日本-ホンダ鈴鹿
大学では強肩巧打の捕手として名をはせた。今年度、JR西日本から移籍して外野手登録となり、今夏の都市対抗では初戦敗退も、1番・センターで5打数4安打。俊足を活かした守備範囲の広さは特筆モノで、プロの水に慣れれば即戦力の期待も。

育成枠
1巡目…山中 達也 (やまなか・たつや)投手 左投左打 175cm75kg
18歳 香川・丸亀城西高
今夏の県大会ではエースとして4試合全て完投、チームをベスト4に導く活躍を見せた。体力があり、肘、肩の柔軟性が抜群で、MAX137キロの速球はこれからまだまだ伸びる可能性を秘める。変化球も、縦のカーブ、スライダー、シンカーと豊富。

解説
獲りも獲ったり即戦力候補4人!広島のドラフトというのは、伝統的に高校生中心であり、大学・社会人も将来性重視の指名が多く、いわゆる「すぐ使えそうな選手」にはそんなに積極的ではない…という感じだったのですが、ブラウン監督の就任や古参スカウトの引退もあってか、今年はかなり趣向が変わったような印象があります。ファンも「何かいつもと違うぞ」と思ったのではないでしょうか。確かに基本は高校生重視だと思いますが、時にはこうして即戦力候補をガンガン指名するなど、メリハリを利かせることが大事だと思います。ブラウン監督のコメントがこれまたケッサクで「自動車メーカーの選手ばかり?マツダ以外は全部取ったよ!」とニヤリ。…監督、三菱が抜けてます!でも、こういうユーモア精神大好き(笑)。黒田の残留も決まり、これからのカープは結構侮れないんじゃないでしょうか。

★読売ジャイアンツ
希望枠…金刃 憲人 (かねと・のりひと)投手 左投左打 176cm80kg
22歳 兵庫・市立尼崎高-立命館大
高校時代から、威力のある直球と縦・横2種類のスライダーが評判の好投手と言われてきた。大学では、細かった体が別人のようにガッチリとして、直球のスピードがアップ(MAX147キロ)。変化球の球種も増え、文句なしの即戦力候補に成長した!
3巡目…上野 貴久 (うえの・たかひさ)投手 左投左打 177cm75kg
24歳 東京・帝京高-東洋大-NTT東日本
キレのいい直球に、カーブに近いスライダー、シュート、フォークと変化球も多彩だ。ただ、もともとスリークオーターだったのが、最近は球速を追い求めてかオーバースローに近くなった模様。持ち前の制球力が落ちないかが少々心配ではある。
4巡目…円谷 英俊 (つぶらや・ひでとし)内野手 右投左打 181cm75kg
22歳 神奈川・横浜高-青山学院大
高校でも大学でも、1年からレギュラーを手にした実力の持ち主である。打球に対する反応の良さが光る守備は、プロでも十分通用する。打撃も年を追うごとに力強さが加わり、昨年春には打率.444で首位打者に。機動力野球にピッタリの選手だ。
5巡目…深沢 和帆 (ふかさわ・かずほ)投手 左投左打 180cm72kg
23歳 山梨・駿台甲府高-東亜大(中退)-山梨球友クラブ-四国アイランドリーグ・香川
大学1年までは外野手。投手経験は3年という浅さながら、今年のリーグ戦では33試合登板で5勝2敗4セーブ、防御率1.01(リーグ1位)を記録した。MAX145キロの速球を中心に力で押す豪快な投球が魅力。課題の変化球を磨けば大化けもあるぞ!
6巡目…寺内 崇幸 (てらうち・たかゆき)内野手 右投右打 177cm74kg
23歳 栃木・栃木工業高-JR東日本
高校時代は無名ながら、足、肩など抜群の身体能力を買われて社会人入り。昨年からショートとしてレギュラーの座を掴み、課題だった打撃も体重移動のコツを覚えて成長まっただ中にある。技術に対する関心の高さ、向上心の強さもプロ向きだ。
7巡目…深町 亮介 (ふかまち・りょうすけ)投手 右投右打 180cm81kg
22歳 愛知・中京大中京高-中京大
高校時代は「速いけれどノーコン」という典型的控え投手だったが、大学で辛抱強く起用されていくに従って安定感が増してきた。抑えで起用されたことで素質が開花し、MAX154キロ!将来の夢は日本最速男・クルーン(横浜)の161キロ超えとか。

育成枠
1巡目…鈴木 誠 (すずき・まこと)投手 左投左打 175cm67kg
22歳 東京・京華商業高-JR東日本
大きな実績はないが、肩胛骨の可動域の広さと腕の振りの速さに定評がある。将来的には150キロの速球も期待できそうな左腕だ。ピンチでも堂々としたマウンド捌きは頼もしい。なお、マック鈴木(元・オリックス)とは同姓同名の別人である。
2巡目…下山 学 (しもやま・まこと)外野手 右投右打 180cm85kg
22歳 神奈川・法政二高-青森大
シーズン7本塁打、1試合3本塁打、通算19本塁打など北東北大学リーグ新記録を次々に打ち立て、大学・社会人ドラフトで指名があってもおかしくなかったスラッガー。遠投123mの鉄砲肩にも定評がある。負けじ魂で、育成枠から這い上がるぞ!
3巡目…松本 哲也 (まつもと・てつや)外野手 左投左打 170cm66kg
22歳 山梨・山梨学院大付属高-専修大
俊足強肩で守備範囲が広いことを買われ、大学ではセンターを務めた。また、主将としてチームをよくまとめ、今秋のリーグ戦では2部優勝及び9季ぶりの1部昇格にも貢献、2部のベストナインに選ばれた。パワーが付けばなかなか面白いかも。
4巡目…隠善 智也 (いんぜん・ともや)外野手 左投左打 174cm73kg
22歳 広島・広島国際学院高-広島国際学院大
体は小さいが、野球センスは抜群!高校時代のある試合では、左投げなのにショートを守ったという逸話を持つ。走守のスピードに加えてパンチ力もあり、大学通算13本塁打。リーグ戦ではまともに勝負してもらえないこともしばしばだったとか。
5巡目…芦沢 明 (あしざわ・あきら)内野手 右投右打 180cm76kg
23歳 山梨・日本航空高-専修大-元・シダックス
社会人1年目ながら、シダックス野球部が廃部となり退社。11月に入団テストを受けて合格し、一度は閉ざされた野球の道が再び繋がった。高校、大学とクリーンアップを務めたパワフルな打撃と、本職はサードだが外野もこなせる守備が持ち味。
6巡目…作田 啓一 (さくた・けいいち)外野手 右投右打 178cm83kg
22歳 北海道・札幌国際情報高-苫小牧駒澤大
恵まれた体格を活かしたパワフルな打撃で高校通算44本塁打、大学通算10本塁打を放っている。また、50m6秒1、遠投110mという身体能力も評価が高い。巨人スカウト陣が高校時代から徹底マークしていた逸材で、将来に大きな期待がかかる。
7巡目…大抜 亮祐 (おおぬき・りょうすけ)投手 右投右打 186cm70kg
18歳 岐阜・中京高
高校生ドラフトで横浜から4巡目指名を受けた高森勇気捕手とバッテリーを組む。長身から投げ下ろす角度のある球を武器に、3年春は東海大会ベスト4、夏の県大会ではベスト8に食い込んだ。制球が安定しているだけに、体力が付けば面白い。

解説
4年連続で優勝を逃した巨人。もうなりふり構っちゃいられないとばかりに大学・社会人ドラフトで6人、続く育成ドラフトで7人、計13人の超貪欲指名を見せました。特に育成ドラフトでは他球団が1~2人の指名で終わったのに対し、えんえんと指名して、一体どこまで行くのかと思わせました(笑)。これには、巨人とロッテによる「フレッシュリーグ(仮称)」構想が絡んでいて、育成選手に2軍の若手を加えて新チームを結成し、現在7球団あるイースタン・リーグのうち、試合がない球団や社会人、独立リーグのチームと試合を行おう…というものだそうで、いずれは育成選手だけによるリーグに発展させていこう、という動きのようです。あの巨人がこんな面白い試みを考えるとは(笑)。ちょっと見直しちゃいました。あとは、現場が育成を重視して、無節操な「補強」がなくなると、なおいいんですけどね~。
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