うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

掲示板@2006年9月

2006-09-30 23:59:59 | 掲示板
相変わらず暑いですが、日は短くなりました。秋はこれだから寂しくて嫌いなんだよねぇ(涙)。

連絡、雑談等はこちらのコメント欄にてどうぞ。

※プロフィールは「最新自己紹介(2006年5月1日現在)」を見てね。
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帰ってきた「むっちりむちむち」(違)

2006-09-30 18:15:02 | 雑記
高校の後輩、山本由佳嬢が所属する伝説の劇団むっちりみえっぱり」。今年の1月に約4年ぶりの復活公演を果たし(その時の記事はこちら)、この秋、またしても五反田・アトリエヘリコプターにおいて生ぬる~い旋風を巻き起こしている!

「表へどうぞ」

友人・なが氏と東五反田3丁目バス停前で待ち合わせ、テクテクとアトリエヘリコプターへと向かう。



あれ?入口変わった!?確か前に来た時は、ここの部分はまだ普通の会社の事務所で、脇の入口から狭い階段を上っていったんだったよ。よく見たらドアの上に「株式会社東邦製作所」とか書いてあるままだし(写真・ドア右横の赤い部分に申し訳程度に「アトリエヘリコプター」と書いてあった…)、この会社は一体どこへ行ってしまったのか。

ドアを入るとそこは南国ムード。スタッフはアロハシャツで、音楽もなんだかトロピカル。ロビーじゃカフェを開き、この芝居に協力している五反田団のメンバー・中川さん手作りによるお菓子やらポテトやらジュースやら売っている。劇場内への持ち込みもOK…いいんだ。普通はアウトよね。なが氏と劇場内に入って開演を待っていたら、スタッフの人が「1番の札でお待ちのお客様~」とか言ってポップコーン持ってきたし。デリバリーサービス!?すげぇ。さすが、やることが違う。

ここからちょっとネタバレあります。ご注意下さい。

オープニングからおかしい。天井から作り物のインチキ鳥が何羽も降りてきてしゃべりだし、下じゃ怪しいトーテムポールが手足を出して歌い踊る…どうもこれは「浦安ネズミ国」の「魅惑のチキルーム」!?実は、「ネズミ国」は何度か行っているが「チキルーム」は実際見たことがない。見たことがないのに何なんだこの既視感?不思議である。おそらく、外から入ってくるチキルーム情報を脳内でまとめた結果が、やはりインチキ鳥と怪しいトーテムポールだったのだろう。ちなみに、南国ムードらしい話はここまで。まさか、ロビーの趣向はこれだけのため!?

舞台は、伊豆諸島の一つである「千葉の島」。東京都にありながらなぜか千葉の島。別に物語の伏線にはならない。島の人たちがみんなで「ネズミ国」へ行き(それがオープニングの「チキルーム」なわけだ)、そこから話が展開していくわけだが、別に大事件が起こるわけではない。島の人それぞれに起こる小さな出来事を重箱の隅をつつくように掘り下げる。遅れて一緒に来られなかった年下の彼をなじる女。「ネズミ国」の着ぐるみダンサーのオーディションを受けたいという娘をなだめすかすスーパー経営のステージママ。そのスーパーで働いているが、BGMが電子音なのが気に入らず、ブログを立ち上げて撲滅を目論む女。そのための相談に乗ってやる、ラッコを飼育する女etc…。途中、しゃべっている役者さんが、自分の言ったセリフ「ブログ炎上!」がなぜかツボにハマって笑ってしまったシーンがあったのだが、それすらも「むっちり」なら観客の笑いに転化させてしまう。

「むっちり」の芝居の基本は、以前にも書いたが、奇抜な設定や微妙な小ネタ、絶妙なセリフ回しを随所に散りばめた刹那的笑いである。打者も打てないが捕手も捕れるかわからない、ナックルボールのような芝居とでも言ったら良いか。毎度そんな「むっちりワールド」をつくりあげるまでには緻密な計算があるのだろうが、それを感じさせない軽さも魅力である。

ちなみに、このお芝居は10月2日まで。次作の公演は、未定(由佳嬢談)。来年見られるかも知れないし、また長期の潜伏期間があるかも知れない。そこもまた「むっちり」らしい。
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ドラフトワッショイ2006-高校生編「波乱、混乱、ようわからん」Part4

2006-09-29 14:56:22 | 野球・ドラフト「怪」説
さて、シリーズ第4弾はパ・リーグの上位3球団の指名をご紹介してシメであります。

★福岡ソフトバンクホークス
1巡目…福田 秀平 (ふくだ・しゅうへい)内野手
右投両打 180cm72kg 東京・多摩大聖ヶ丘高
線は細いがパンチ力は相当なもので、高校通算38本塁打を放っている。体幹の筋肉を鍛えることで、これからまだまだ飛距離を伸ばせる可能性は大きい。しかし、彼の最大の売り物は守備力。バランス感覚に優れ、グラブさばきも柔らかいと評判!
3巡目…伊奈 龍哉 (いな・りゅうや)外野手
右投左打 182cm83kg 滋賀・近江高
中学時代は砲丸投げの選手で日本一3回!高校で砲丸をバットに持ち替えると、その怪力でなんと通算74本塁打を放ち、「近江のゴジラ」の異名がついた。経験が浅いため、まだまだ粗っぽい部分もあるが、伸びる可能性を残しているとも言える。
4巡目…李 秉諺 (リー・ビンエン)内野手
右投右打 174cm85kg 岡山・岡山共生高
台湾出身で、衛星放送で見た甲子園に憧れて留学。台湾プロ野球の二軍監督を務める父譲りの野球センスで通算53本塁打。地肩とスナップの強さを活かしたスローイングも日本人には真似できない。あとは攻守に日本流の細やかさが身に付けば…。

解説
今ドラフトの目玉の一人である大嶺投手(八重山商工高)と相思相愛、一本釣り間違いなし!…と思いきや、まさかのロッテの特攻を食らい、クジ引きも外し…ファンも関係者も唖然呆然。しかし、これも制度ですから仕方のないことです。ここでパッと方針を転換し、指名を全員強打の野手で通したというのはなかなか面白いですね。しかも、両打ち、左打ち、右打ちとバラエティに富んでいます。これには王監督の意向が強く働いているそうで、城島(マリナーズ)、井口(ホワイトソックス)、小久保(巨人)の流出などもあって近年小粒化しつつある打線を再び強化したいという願いが込められているのでしょう。一部では、福田はロッテも獲得を検討していたということもあって「報復指名だ!」なんて言われていますが、子供のケンカじゃあるまいしね(笑)。ちゃんと補強ポイントに沿った、いい指名だと思いますよ。

★西武ライオンズ
1巡目…木村 文和 (きむら・ふみかず)投手
右投右打 182cm80kg 埼玉・埼玉栄高
常時140キロ台、MAX148キロをマークする快速球にスライダーとフォーク。下半身の使い方を覚えれば150キロも夢ではない。また、50m5秒8の俊足とシャープなスイングで長打を量産する打撃も捨てがたい。本人はあくまで投手志望だそうだが。
3巡目…朱 大衛 (しゅ・だいえい)投手
右投右打 183cm80kg 愛知・中部大一高
中国・上海出身。11歳で来日し、12歳から野球を始める。スポーツ万能で、野球が一番下手だとか(爆)。しかし、吸収力、飲み込みの速さが素晴らしく、ものになった時が楽しみな逸材。将来は、上海に帰って野球の指導者になるのが夢だと語る。

解説
若手とベテランのバランスがかなりいい感じになってきた近年のライオンズ。今年に関しては、あまりガツガツと高校生を獲りに行く必要性も薄く、1巡目で増渕投手(鷲宮高)をクジ引きで外すと、木村、朱といった身体能力の高い素材型投手の指名に徹しました。この二人に共通しているのは「打者としての評価も非常に高い」ということ。木村は高校通算32本塁打のパワーがあり、「打席でのタイミングの取り方が実にうまい」と中日・中田スカウト部長が絶賛。また、朱も高校で初めて練習に参加した際のバッティングで、バスターでライトへホームランをぶち込んで周囲を唖然とさせたとか。もともとライオンズは若手の強打者が育ちやすい土壌であり、投手で育てば万々歳だけれど、いざとなれば野手転向…という計算があっての指名かも知れません。育成に自信があるから、こういう指名も可能なんですねー。

★北海道日本ハムファイターズ
1巡目…吉川 光夫 (よしかわ・みつお)投手
左投左打 177cm73kg 広島・広陵高
高校生の左投手の指名候補が少なかった中、貴重な存在。常時140キロ台の出る直球に加え、ブレーキの効いたカーブはプロでも使えそうないい変化球だ。長身ではない割に球筋に角度があるのもプラス要素。あとは制球力の向上が進化へのカギ。
3巡目…植村 祐介 (うえむら・ゆうすけ)投手
右投右打 180cm80kg 北海道・北照高
地肩が強く、腕を強く振って投げられるのがこの投手の良いところ。MAX147キロの速球に加え、新しく覚えたシンカーは打者の手元でスッと沈み、特に左打者攻略に有効だ。打者としては、超高校級のヘッドスピードで豪快に球を叩けるのが魅力。
4巡目…ダース・ローマシュ匡 (ダース・ローマシュたすく)
右投右打 190cm79kg 岡山・関西高
インド人の父と日本人の母を持つハーフ。長身から繰り出すMAX148キロの速球と高速スライダーが大きな武器だ。肩の故障のため、高校生活後半は思うような投球ができずに苦しんだが、この経験も将来へのプラス要素に変えていきたいところだ。

解説
う~ん、返す返すも田中投手(駒大苫小牧高)をクジ引きで獲れなかったのは悔しいでしょうね。おかげで、例年になく地味~なイメージのドラフトになってしまった感じがします。獲得を目指していた、左のスラッガー・伊奈外野手(近江高)もソフトバンクに獲られてしまいましたし…。しかし、1巡目の吉川はスケールの大きい貴重な左腕投手として期待したいところですし、3巡目の植村は南北海道地区で田中のライバル的存在だった本格派右腕。4巡目のダースは、ヒルマン監督(アメリカ人)やダルビッシュ投手(イラン人と日本人のハーフ)、陽内野手(台湾人)などといったあらゆる国の面々が集う「多国籍軍」ファイターズに指名されるべくしてされたような選手です(爆)。どの選手も大成に時間のかかりそうなタイプではありますが、若手育成には定評のあるチームだけに、長い目で見守っていきたいですね。
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ドラフトワッショイ2006-高校生編「波乱、混乱、ようわからん」Part3

2006-09-28 23:42:32 | 野球・ドラフト「怪」説
さあ、シリーズ第3弾はセ・リーグ上位3球団を取り上げます。

★東京ヤクルトスワローズ
1巡目…増渕 竜義 (ますぶち・たつよし)投手
右投右打 184cm80kg 埼玉・鷲宮高
スリークオーターから常時140キロ以上、MAX149キロの豪速球を投げ込む。変化球もスライダー、フォーク、シンカー、シュートと豊富で、高めに浮かないのが大きな長所。母がヤクルトレディで、本人も大のヤクルトファン。指名おめでとう!
3巡目…上田 剛史 (うえだ・つよし)外野手
右投左打 179cm72kg 岡山・関西高
走攻守三拍子揃った外野手で、名前が同じ「つよし」繋がりの「新庄(日本ハム)二世」と呼ばれる。課題と言われた打撃の非力さが解消され、今春センバツの対早実高戦では「ハンカチ王子」斎藤投手からセンターへ豪快な一発。将来有望である!
4巡目…山田 弘喜 (やまだ・ひろき)投手
右投右打 180cm80kg 大阪・城東工業高
地肩の強さを活かしてグイグイ投げ込むタイプだが、指先の感覚は繊細で制球も安定している。キャッチボールからボールにきれいなスピンがかけられるのは貴重な才能。揺れながら来てスライドしながら落ちる、独特の「弘喜ボール」も面白い。

解説
毎度このチームのドラフトはシブい!事前にあまり情報を漏らさず、ハデなパフォーマンスもなく、気が付くとなかなかいい選手を獲っている。ウマイねどうも…という感じなんですね。今回のドラフトでは、1巡目で2002年の高井以来4年ぶりとなるクジ引きに挑み、見事に増渕投手を引き当てました。この増渕、実力もさることながら、紹介文でも書いたとおりお母さんがヤクルトレディ。これはもうヤクルトに行く運命だったのでしょう。女手一つで育ててくれた恩返しを、ぜひプロでの活躍で果たしてもらいたいものです。3巡目の上田は、本質的には中距離打者ですが、プロではパワーも追求してもらいたいところ。4巡目の山田は一度は「指名がなければ野球を辞める」とまで言った肝っ玉の持ち主です。あえて注文をつけるとすれば、絶対的に不足している和製大砲候補の指名があっても良かったかなぁと。

★阪神タイガース
1巡目…野原 将志 (のはら・まさし)内野手
右投右打 184cm85kg 長崎・長崎日大高
恵まれた体格の大型遊撃手で、打てば高校通算30本塁打、守れば遠投110m、走れば50m走6秒フラット。常に全力疾走を怠らないひたむきな姿勢も評価が高い逸材である。彼が順調に育てば、次世代のチーム作りも非常にやりやすくなるはずだ。
3巡目…橋本 良平 (はしもと・りょうへい)捕手
右投右打 182cm89kg 和歌山・智辯和歌山高
中学時代はボーイズリーグ全日本代表の4番を務め、世界制覇!その頃から注目を集めていたが、高校の3年間でも順調に育ち、特に守備面の向上が著しい。打撃は一時伸び悩んだが、今夏の日米親善試合で全日本の4番を務めるなど復調の気配。
4巡目…横山 龍之介 (よこやま・りゅうのすけ)投手
右投右打 181cm76kg 新潟・日本文理高
縦横2種類のスライダーが評判の好投手。特に、決め球として使う縦のスライダーは絶品で、今夏の新潟県大会では28回1/3イニングスを投げて33奪三振。直球も140キロ以上出るが、球威をアップさせてスライダーの良さをさらに活かしたところ。

解説
今年の補強ポイントは、ズバリ、若手が足りない野手!ということで、1巡目では今年の高校生ドラフト候補の打者の目玉である堂上内野手(愛工大名電高)に果敢にアタック!クジ引きで外してしまったものの、代わりに指名したのが堂上とタイプが似ている野原。プレーに華やかさがあり、うまく育てばポスト今岡の有力候補となってくれるでしょう。3巡目の橋本は、これまた重要課題である若手捕手の底上げというテーマに沿った指名ですね。4巡目の横山は、高校生では珍しく、縦の変化球をうまく使いこなせる投手です。堂上は逃しましたが、きちんとした戦略に裏付けられたいい指名だったと思います。できればここに左打者も加えたいところでしたが、有力選手はあらかた獲られた後でしたし、仕方ありませんね。大学生・社会人ドラフトでうまくバランスが取れれば、全体的にはベストだろうと思います。

★中日ドラゴンズ
1巡目…堂上 直倫 (どのうえ・なおみち)内野手
右投右打 182cm80kg 愛知・愛工大名電高
父・照さんは元・中日投手で現在は寮長。兄・剛裕は中日の現役内野手という、まさにサラブレッド。高校通算55本塁打のパワーが魅力で、ナゴヤドームのレフト中段にライナーで放り込むのだから凄い。まだまだ伸びる要素もあるスター候補だ!
3巡目…福田 永将 (ふくだ・のぶまさ)捕手
右投右打 180cm80kg 神奈川・横浜高
捕手としての技術は平均的なレベルだが、投手の個性を上手に引き出すリードは評価が高い。打撃では高校通算49本塁打のパワーが売り物。また、名門校の主将として、個性豊かなチームをまとめ上げたリーダーシップにも注目すべきものがある。

解説
今回は、堂上さえ逃さなければ合格点!と言い切ってもいいぐらいのドラフトでしたね。これでもしクジ引きで外していたら、一体どうなっていたことか(笑)。もっとも、堂上本人は「12球団OKです」と言っていましたけれども。昨年の高校生ドラフトでは投手と外野手を重点的に指名し、今回は内野手と捕手にポイントをキッチリと定めました。そこで、地元のスターである堂上と、今春のセンバツ優勝チームの捕手・福田。まさにドンピシャリ!と言ったところではないでしょうか。ただ、ちょっとだけ心配なのは、中日はナゴヤ球場が本拠地の時代はスラッガータイプの選手が割と育っていたのですが、ナゴヤドームに移って以来、その伝統が途絶えつつあること…。やはり広い球場が本拠地になったことで自然とそういう流れになったのかも知れませんが、そろそろ次世代の大砲候補が出てきて欲しいですね~!
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ドラフトワッショイ2006-高校生編「波乱、混乱、ようわからん」Part2

2006-09-27 19:39:36 | 野球・ドラフト「怪」説
昨日からのシリーズ第2弾です。今日は、パリーグの下位3球団の指名をご紹介。

★東北楽天ゴールデンイーグルス
1巡目…田中 将大 (たなか・まさひろ)投手
右投右打 185cm80kg 北海道・駒大苫小牧高
今さら細かい説明も要らないかとも思われる「北の怪物」。MAX150キロの豪速球に高速スライダーとフォークを交え、今夏の甲子園では「ハンカチ王子」斎藤佑樹投手(早実高)と高校球史に残る熱戦を展開。将来は、もちろん球界のエースを狙う!
3巡目…山本 大明 (やまもと・ひろあき)捕手
右投右打 185cm80kg 石川・尾山台高
雑誌やネットでもほとんど話題に出ていなかった「隠し球」。大柄なだが動きにスピードがあり、50mを5秒9で走れる。強肩でスローイングも素早い。本塁打がないそうだが、あの小笠原(日本ハム)だって高校通算本塁打はゼロ、心配無用(笑)!

解説
もう、田中の交渉権獲得に尽きますね。横浜、オリックス、日本ハムとの計4球団で競合して、クジで見事に引き当てたのですから、これはもう大ラッキー!でも、せっかくクジを引き当てた島田球団社長が全くのノーリアクションだったのにはズッコケましたねぇ(爆)。「他の(くじを引いた球団の)方に失礼だから」という配慮だったようですが、かえってヘンな間が空いて、場が一時混乱しましたがな(笑)。ちょっとぐらいガッツポーズしたって誰も怒りゃしませんて。それはともかく、田中本人も入団に前向きで、万々歳といったところではないでしょうか。2年連続最下位に低迷している楽天ですが、チームの基礎作りは着々と進んでいます。高校球界のスターである田中が加入することで、ファン開拓にも大きなプラスになるでしょう。3巡目の山本はまさにサプライズ指名。身体能力の高さに期待したいです。

★オリックスバファローズ
1巡目…延江 大輔 (のぶえ・だいすけ)投手
左投左打 183cm75kg 広島・瀬戸内高
左腕で長身のサイドハンドであることから「瀬戸内のランディ・ジョンソン」と呼ばれる。独特の角度がついたMAX144キロの速球、大きく曲がるカーブは左打者はもちろん、右打者でも攻略困難。パワーをつけてさらに打ち難さを極めたいところ。
3巡目…梅村 学人 (うめむら・まなと)投手
右投右打 185cm78kg 三重・三重高
重心を低くしたスリークオーターから繰り出す直球は、コンスタントに140キロ台を叩き出す。右打者へのスライダー、左打者へのチェンジアップも効果的である。体重移動がよりスムーズなフォームになれば、課題の制球難も解消されるはずだ。
4巡目…仁藤 拓馬 (にとう・たくま)投手
右投右打 182cm80kg 静岡・島田商業高
上原(巨人)同様のスパイラル(=らせん)回転の豪速球を投げ込む本格派。今春の県大会のある試合では、彼の球を打った金属バットが曲がったという逸話がある。体力向上でフォームにさらなる粘り強さが出てくれば、手のつけられない存在に!?
5巡目…土井 健大 (どい・けんた)捕手
右投右打 176cm85kg 大阪・履正社高
先輩の岡田(オリックス)が、そのパワフルな打撃で「ナニワのゴジラ」と呼ばれたが、こちらはサイズが小さいため「ナニワのミニラ」と呼ばれた(笑)。球を強烈に巻き込むスイングで通算43本塁打。捕手としての守備力もなかなかで、将来性◎。

解説
昨年は辻内(大阪桐蔭高-巨人)に積極的にアタックをかけ、今回も田中(駒大苫小牧高)に堂々と指名を挑んだオリックス。結果は、クジ引きでまたしても交渉権獲得ならずでしたが、いい選手には競合も恐れないという姿勢は今後もぜひ続けていってもらいたいものです。さて、昨年の高校生ドラフトでは野手2人を指名してきましたが、今回は一転して投手3人捕手1人と、バッテリー強化に努めました。1巡目の延江は、貴重な変則タイプの左腕だけに大事に育てたいところ。3巡目の梅村、4巡目の仁藤もまた、延江同様に粗削りながらスケールの大きい投手。育成に大きな期待がかかります。5巡目の土井は、人数は多いのに伸び悩み気味の捕手陣に刺激を与えるためにも、1年目から頑張って欲しいですね。全体的には、長期的な目でチームを見た上でテーマをはっきりとさせた、いい指名だったと思います。

★千葉ロッテマリーンズ
1巡目…大嶺 祐太 (おおみね・ゆうた)投手
右投左打 184cm80kg 沖縄・八重山商工高
今年のドラフトの目玉の一人。肩胛骨の可動域の広さとヒジのしなりの良さが、常時140キロ台の快速球を生み出す源。センバツから夏の甲子園の間にかけての進化も著しく、まさに伸び盛り。個人的には、今プロに行った方がいいと思うけど…。
2巡目…佐藤 賢治 (さとう・けんじ)外野手
右投左打 181cm78kg 神奈川・横浜高
横浜高・渡辺元智監督が「右と左の違いこそあれ、多村(横浜)に似ている」と評する野球センスの高さ…故障の多さは似ないでいいからね(爆)。自己顕示欲が強すぎるのが玉に瑕だそうだが、プロに行くような選手はそれぐらいでちょうど良い!
3巡目…黒滝 将人 (くろたき・まさと)投手
右投右打 183cm83kg 北海道・札幌日大高
MAX146キロの速球を内・外角両サイドに決められる制球力は、高校生離れした安定感がある。球質も、低めの球がホップするように伸びるのがいいところ。今後の課題は、立ち上がりの不安定さの解消と、考えすぎて投球が小さくならないことだ。

解説
今年のロッテのドラフトは、最後まで他球団が読めませんでした。というか、内部でもたぶんギリギリまで決まらなかったのでしょう。で、行き着いた先はソフトバンクと相思相愛といわれていた大嶺の指名で、会場は一瞬フリーズ。しかも、くじ引きで引き当ててしまってさあ大変。八重山商工高・伊志嶺吉盛監督はカンカンで面談も拒否!でも、本人も同席で話を聞いた上での入団拒否ならまだしも、直接出馬の意向を示しているバレンタイン監督に対して「もういいでしょう。アメリカ人とは、言葉も気持ちも通じないよ」とは…はっきり言って人種差別発言じゃん!まぁ、少々オーバーに書かれたのかも知れませんが、これはひどい。大嶺には、自分の意思で、後悔しない道を選びなさいと言いたいです。2巡目の佐藤は…横浜で欲しかった…(笑)。3巡目の黒滝は豊富な若手投手陣にさらに厚みを加えそうです。
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ドラフトワッショイ2006-高校生編「波乱、混乱、ようわからん」Part1

2006-09-26 22:59:37 | 野球・ドラフト「怪」説
昨日は高校生ドラフトが行われ、ファン注目の「北の怪物」・田中将大投手(駒大苫小牧高)は、4球団競合によるくじ引きの結果、楽天が交渉権を獲得!
実は、楽天が運営するポータルサイトのインフォシークで、会議の約2時間前に「田中投手は楽天が交渉権獲得」という内容の「誤報」が掲載されるというハプニングがあったのだ。私もたまたま見て「え?会議って午前中だったっけか!?」と脳内混乱。下書きをうっかり載せてしまう単純なミスだったのだが、実際の結果もその通りとなり、誤報は伝説的予言となったのであった。そんなことなら画面を保存しとくんだったよ(笑)。

昨年同様に、どんな選手が指名されたのかを、素人ドラフトマニア・うえぽんの独断と偏見と受け売りと知ったかぶりによる解説(怪説?)付きで、4回にわたってご紹介する予定。まずはセ・リーグの下位3球団から。

★…横浜ベイスターズ
1巡目…北 篤 (きた・あつし)投手
右投左打 182cm80kg 石川・小松工業高
投げては球持ちの長いフォームからMAX145キロの快速球と高速スライダーで打者を圧倒し、打っては高校通算32本塁打のパワーと小回りの利く走力が高評価。今後、投手で行くか打者で行くか贅沢な悩みだが、まずは投手としてスタートする予定。
3巡目…梶谷 隆幸 (かじたに・たかゆき)内野手
右投左打 180cm73kg 島根・開星高
ショートに逸材が多い今年の高校生の中でもその実力は全国屈指。走攻守が極めて高いレベルでまとまっている好選手で、プロで例えると西岡(ロッテ)が一番近いか。精神面でも芯が強く、順調に育てば将来の「1番・ショート」は彼で決まり!?
4巡目…高森 勇気 (たかもり・ゆうき)捕手
右投左打 180cm84kg 岐阜・中京高
ペタジーニ(元・ヤクルト他)そっくりのパワフルな打撃フォームで、芯を食えば軽く柵越え。捕手としてはフットワークが良く、明晰な頭脳から導き出される巧みなリードは超高校級とか。肩も強いが、スローイングがやや不安定なのが惜しい…!

解説
以前にも書きましたが、補強ポイントは全ポジションと言っても良い横浜。一体どういった指名をしてくるのか興味津々だったのですが、事前に獲得を目指していた選手はことごとく他球団に指名されたものの、珍しく後手に回らず、思ったより充実した内容になったと思います。1巡目の北は、打者としても高評価の万能型。将来の伸び率やチーム状況によっては、中途のコンバートがあるかも知れません。3巡目の梶谷は、今チームに一番足りない機動力が持ち味で、個人的には一番のヒット指名ですね。4巡目の高森も、この順位までよくぞ残っていてくれた!という感じです。田中投手をクジで外し、獲得を目指していた佐藤外野手、福田捕手の地元・横浜高コンビをそれぞれロッテ、中日に指名されたのは残念ですが、やられっぱなしではなかったところを今年は評価したいと思います。十分、合格点でしょう!

★広島東洋カープ
1巡目…前田 健太 (まえだ・けんた)投手
右投右打 182cm70kg 大阪・PL学園高
名門・PL学園高で1年夏から甲子園のマウンドに立ったことからも、その実力のほどがわかると言うもの。今夏は少々調子を崩し、チームも甲子園出場はならなかったが、全身を柔らかく使って投げる速球、カーブは切れ味も制球力も素晴らしい!
3巡目…會澤 翼 (あいざわ・つばさ)捕手
右投右打 177cm80kg 茨城・水戸短大付属高
広角に一発が放り込める天性のスラッガー。攻守にまだまだ粗削りだが、パワーがギュッと詰まったガッチリとした体格で、背筋力275kg、握力70kg、遠投110mという卓越した身体能力を誇る。プロで効果的な体の使い方を覚えれば鬼に金棒だ。

解説
高校卒の選手を中心にしたチーム作りで有名な広島なのですが、今回の指名はバッテリーの2人だけ…あれ?内・外野手は意外と若手が少ないだけに、あと1~2人ぐらい指名があっても良かったのでは…と思ったのですが、リストに挙げていた佐藤外野手(横浜高)、北投手&外野手(小松工業高)、梶谷内野手(開星高)を、佐藤はロッテに、北と梶谷は横浜にそれぞれ一足先に指名されてしまったのが響いたようです。ただ、今年は大学・社会人ドラフトの方に重点を置いており、希望入団枠を使う予定もあるようで、その点の兼ね合いもあって2人までとなったのかも知れません。さて、1巡目の前田はドラフト直前まで競合必至と言われており、奇跡的な一本釣りにファンもスカウト陣もホッと胸をなで下ろしていることでしょう。會澤は身体能力がずば抜けている素材型。二人とも、育て甲斐のありそうな選手です。

★読売ジャイアンツ
1巡目…坂本 勇人 (さかもと・はやと)内野手
右投右打 184cm75kg 青森・光星学院高
腕の使い方が抜群にうまく、柔軟なグラブさばきや広角に長打が出る打撃に活かされている。また、走塁意欲も旺盛で、隙あらば次の塁を狙うという姿勢はまさに原監督が好みそうなタイプ。ポスト二岡として大いに期待できる逸材と言って良い。
3巡目…田中 大二郎 (たなか・だいじろう)内野手
左投左打 180cm80kg 神奈川・東海大相模高
昨春のセンバツでは2試合連続の一発を叩き込むなど、高校通算42本塁打。全盛期の鈴木尚典(横浜)を彷彿とさせる膝の柔らかさが強打の秘訣である。一塁守備も既にプロ級のセンスを持つが、強肩を活かすために外野手転向も視野に入れている。
4巡目…伊集院 峰弘 (いじゅういん・たかひろ)捕手
右投右打 177cm75kg 鹿児島・鹿児島実業高
1年夏には3番・サードで甲子園に出場。昨秋からマスクを被り、持ち前のフットワークの良さを活かして大奮闘した。全身のバネを使ったフルスイングから放たれる打球は、並の選手とは伸びが違う。名前もマスクもスターの素質十分だ(笑)!

解説
内野も外野も、20歳代前半の選手が少ない巨人。2年連続70敗という屈辱を乗り越えて生まれ変わるべく、今回の高校生ドラフトでは野手にポイントを絞った指名を展開してきました。個人的には、巨人のドラフトは毎年「いい感じだなぁ」と思うのですが、現場の育成がどうもなぁ。そのあたりも改革していかねばならないと思います。それはともかく、1巡目は堂上内野手(愛工大名電高)をくじ引きで外して、似たタイプの坂本。これはもう「どうしたって強打のショートが欲しい!」という強い意志がヒシヒシと伝わります。3巡目の田中は、他球団も獲得を検討していた強打者。坂本、田中で将来のクリーンアップが形成できると最高ですね。4巡目の伊集院は器用さが持ち味の中距離打者タイプ。名前からしてファンの興味を引きそうです(笑)。今回も悪くないと思いますが、やっぱり育成面が不安だなぁ…。
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今日は帝劇、明日は三越…古っ!

2006-09-25 16:58:13 | 表へ出ろ
日比谷にある帝国劇場のポスター。
森光子さんは相変わらずこのお芝居ででんぐり返しを披露してるのでしょう。全然老け込む気配がないのがすごいですよね。今年で86歳というのがウソみたいです。
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さあ仕事仕事!

2006-09-25 13:57:26 | 雑記
…と颯爽と家を出て、お向かいのベッキーを見たら、このありさま。すっかりやる気なくなったぜ(爆)!
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♪口説かれ上手な方がいい~…(細川たかし「北酒場」)

2006-09-24 18:45:03 | 表へ出ろ
小山台高校の前にある某飲み屋に、日本酒の銘柄がずらっと並べてあったのだが、写真のこの部分を見て、思わず女性に甘い言葉でささやく梵英心(そよぎ・えいしん。広島内野手)を連想してしまったじゃないかっ(爆)。
」はホントは福井県鯖江市の地酒で、普通に「ぼん」と読むそうな。「くどき上手」は山形県羽黒町の地酒。どっちも興味をそそられるのだが、脂肪肝によるプチ断酒以来あまり飲めなくなっちゃったからなぁ…。
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もはや無敵の…

2006-09-24 18:25:51 | 表へ出ろ
今日は、30日の草野球の試合に向けてのキャッチボール大会!大会ったって、ただ友人と二人で昼から夕方までえんえんとキャッチボールするだけだったんだけれども(笑)。
私は何度か試合には出ているが、以前のブランクで忘れてしまった投げ方を未だに思い出せず、友人の方もしばらく野球から離れていたためいきなり試合に出るのは怖いと言う。それで今回のキャッチボール大会開催と相成ったわけである。武蔵小山で腹ごしらえして、林試の森公園でずーっと投げっぱなし。最初は二人して暴投の山だったのだが、徐々に球筋も安定し、何とか格好が付いた。あとは30日の本番である。もっとも、私は指名打者で、守備機会はない予定なんだけどね(爆)。

写真は、武蔵小山駅前にある都立小山台高校のイベント「寒菊祭」のポスター。小山台は我が家から一番近い都立高校なのだが、学区は隣(第一学区)だった。それに、偏差値高い高校だから、もし受けられたとしてもムリだったろう(爆)。
余談はともかく、今年のテーマは
「もはや無敵の小山台ビューティー」
…言ってる意味はよくわからんが、とにかく凄い自信だ!
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