うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

オラ、ドラえもんだぞぉ。見れば?(違)

2005-04-30 20:29:15 | 雑記
昨日やっと、リニューアルドラえもんの録画に成功したわけで、さっそく見てみたわけである。

オープニング、おなじみの主題歌が始まる。「♪こんなこっといいな~、でっきたっらいいな~…」の、あれである。おりょ、ちょっと曲風が昔と違うね。そういえば女子十二楽坊が演奏しているという話は聞いていたが…さぁ、歌に入るぞ…へ?ヴォーカルなし…?インストゥルメンタルかー!!
よくスーパーなんかでBGMが流れていて、最新のヒット曲なんかがインストゥルメンタルにカバーされているヤツが流れていることがあるでしょう。いわゆる「魂の抜けた曲」が。あれを聴いた時のような脱力感が…。女子十二楽坊は好きだけど、ドラえもんとの融合はさすがにムリがないかねぇ。

さて、本編。全般的に、新しい声優さんの声やしゃべり方が、先代とかなり似ている。似せようとしているのか、もともと似たタイプを集めてきたのかは定かではないが、これじゃあまりリニューアルの意味がないような気がしないでもない。せっかくフレッシュな顔ぶれになったんだから、もっともっと新しい声優さんたちの「地」を出していただきたいものだ。そうしないと、いつまで経っても先代と比較されて「昔の方が良かった」と言われ続けるという、よくある展開になるのがオチだぞー。

今回のお題は「どくさいスイッチ」。気に入らないヤツを消すタメの道具である。怖い、怖いぞこれは。いつものようにジャイアンに責められることから始まる話で、しまいには親や友達に責められている夢を見て人間不信に陥り、とうとう町中の人々を消してしまうのび太。そこで一度は開き直るも、最後には「気に入らないからといって相手をどんどん消していったら、そこには孤独だけが残る。人は一人では生きていけないのだ」ということに気付き反省するという、「独裁の孤独」「粛正の結末」を訴えた、大人にも十分通用するものすごく重いストーリーなのである。筋を多少書き換えれば「世にも奇妙な物語」にもなる。結構見入ってしまって、「オチはどうなるんだろう」と半ば本気で心配してしまった。
こういう人の心の動きを取り上げるストーリーは藤子不二雄先生の得意とするところだが、オチがハッピーに治まるのがF先生、ダークに終わるのがA先生、と分けてもいいかも知れない(ちょっと乱暴ですかね)。

さて、エンディング。予告編の後は歌…あれー!?提供のテロップ流れて来ちゃった。歌なしですか…なんか寂しいなぁ。そういえば、昔はアニメに限らずドラマでもバラエティでも何でも、その番組定番のテーマ曲があったものだが、最近はすぐ本編に入っちゃって、心に残るテーマ曲が少なくなってしまった。確かに時間だけ食ってムダと言えばムダなのかも知れないが、その分中身が濃くなったのかと聞かれると、はなはだ疑問である。テレビ局の皆さん、力のいれどころ間違ってるよ…と思ってしまう私である。

全体的には…う~ん、どうでしょう。今回の話はのび太メインで、ドラえもんをはじめとした他のキャラがそんなに出ていないので、これだけで評価するのは難しい!それに、まだリニューアルして間もないから、違和感があるのも致し方ないし。まぁ、長い目で見ていきましょう、ということで。
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どういったご関係で…?(訂正済み)

2005-04-29 17:53:03 | 雑記
ネット仲間というのは、普通の友人付き合い以上にその関係が複雑である。ネットだけの仲で本名も顔も住んでいるところも知らない、というのが基本だが、ネット以前から友人同士というのもある。ネットで知り合ったけど、実は学校が一緒だったとか家が近所だったとかいうことが後からわかる、ということも結構よくある話だったりする。

さて、相互リンクブログであるゆきさんの「のんびりぽつぽつ」。4月27日の「残業。」という記事のコメント欄で、「日々草」のなごやんさんからこのような疑問が投げかけられたのである。

「うえぽんさんと風爺ぃさんは同級生なのよね?うえぽんさんとゆきさんはお知り合い?前から不思議だな~と思っていました。」

あ~あ~あ~、そりゃ不思議ですわね。はっきり説明してませんものね。もったいぶって謎めかしてもいいのですが(笑)、意地悪しないでこの場で説明いたしましょう。

風爺ぃ氏とは、簡単に言えば「共通の友人を介して繋がった友人」です。私の高校時代の同級生数名が公務員になったんですが、その中の一人であるk-suke氏が風爺ぃ氏と同期だったわけです。でもって、当時我々で高校の同級生を中心に草野球をやっていたんですが、そこへ風爺ぃ氏も参加したことで知り合ったんですね。ちなみに、年は風爺ぃ氏の方が1つ上です。なお、「風爺ぃ」というHNの由来には私が間接的に絡んでいます。詳しいことは風爺ぃさんに丸投げします。風爺ぃさん、お後よろしく(爆)。

ゆきさんと私。これはもう完全にネット上での知り合いで、面識は全くありません。ただ、かつて書いた『歯医者の言う「痛かったら言って下さい」とは「痛くてもやめない」という意味である。』という記事のコメントのやりとりから「あれ?ひょっとしてご近所さん?」という展開になり、その後に書いた「校歌を高らかに歌え。」という記事のコメントで、ゆきさんのお子様たちと私が同じ幼稚園の出身であることが判明しました。「こりゃいよいよ近いぞ、ヤバイなヤバイな」と…どこがどうヤバイのかよくわかりませんが(笑)、恐らく隣町同士です。

で、いつからゆきさんと知り合いになったんだっけ?と、過去の記事や、リンクしているブログなどを調べるに、みおさんの「ロックな幸せ☆」経由であろうと考えられるわけです。「ロックな幸せ☆」を見つけたのは全くの偶然で、ネタ探しにブログサーフィンをしていたら「楽しかったけど戻りたくない---受験生時代のお話」という記事を見つけ「何!?代ゼミ出身だと!しかも阪神大震災の時に受験生ってことは、同級生じゃん!竹内先生も吉野先生も知ってるし、よし!代ゼミの話で一筆書くべぇ」と、「十年一昔(我、かくて大学に合格せり) 」という記事で、生まれて初めて赤の他人のブログにトラックバックを送ったんですね。それ以来、ドドンと、アクセスIP数が、跳ね上がったんですよ(「うさこ日記」調)。あれから世界が広がりました。

あとは今まで出た他でリンク関係をまとめると、「Fly high!!」のGALLEON氏、「【目黒夜話】」のながの氏、「LEO”S HP」のLEO氏はいずれも高校時代の同級生でありまして、「人生楽しく!(゜∇^) テヘ♪ - ようこそ…」のBoby2099氏は中学校の同級生、「†羽の折れるまで†」のはねさん(おミヤさん)は大学時代にゼミ長(おミヤさん)・副ゼミ長(私)だった仲でございます。なごやんさんと知り合ったのは風爺ぃさんのHP経由ですね。「チョコスムージー!」のくろくまさんとはゆきさんのブログ経由で知り合い、「花菊ごのみ」の花菊師匠とはミクシィでもって知り合いました。いやぁ~、これで相関図書いたらわけわからなくなりそう!とにもかくにも皆様にはよくしていただいて大感謝です。

現在、1日約50~70人前後の方々が、見に来て下さっております。今年1月7日のブログ開始以来、今日までなんとか休まず続けられているのも、読んだり書き込んだりトラックバックしたりして下さる皆様のおかげです。本当に、本当にありがとうございます。今後いつまで続くかわかりませんが、どうか末永いおつき合いの程、よろしくお願い申し上げます。
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運転士が貯金して何が悪い!?

2005-04-28 11:19:46 | 雑記
昨日、駅の売店で売っていた夕刊紙の見出しを見てガックリとした。

「暴走運転士の素顔」

言わずと知れた、JR福知山線の事故の運転士の話だ。顔写真もデカデカと載っていた。正直な話、興味がないなんてことは言わない。知りたい気持ちは十分ある。それは認めよう。しかし、この見出しじゃ、まるで運転士が自らの意志で脱線させようとして暴走したようなイメージを受ける。
私はもともとマスコミの報道の仕方に懐疑的なので、余計に敏感に受け取ってしまったのかも知れないし、本文も読んでいないからあまりヘタなことも言えないのだが、夕刊紙というものはえてして扇情的な見出しを付けたがるわけで、何らかの「悪意」が働いていることだけは間違いなかろう。

小見出しには「将来は新幹線」「車掌に戻るの嫌や」「貯金してんねん」と出ていた。後でその夕刊紙と同系列のスポーツ新聞のHPを見たら、「将来は新幹線」とは「将来は新幹線を運転したい。高卒が新幹線の運転士になるのは社内制度で困難らしいけど、頑張ってみる」と夢を語っていたことであり、彼は「車掌に戻るの嫌や」とは、かつてオーバーランで処分を受けた時に落ち込んで言った言葉であり、「貯金してんねん」とは、長い間交際していた女性と一緒に暮らすためにコツコツと貯金をしていた、ということだった。人間的には別段問題があるようには見えない。友人によれば「マジメで仕事熱心」だったらしいではないか。
しかし、こういった背景があるのを知らずに、言葉だけを切り取って見出しにされると「運転ヘタなくせに新幹線運転したいたいだと?車掌に戻るのが嫌だって?何て恥知らずで傲慢なヤツなんだ。貯金なんかしてるのか?ケチくさいヤツだな」という言外の悪い意味が浮かび上がってくる。ここでは関西弁を使っているのがミソだ(実際、関西だからどうしたってそうなるが)。関西弁は、正しく使えば明るくてくだけていてフレンドリーな印象を与えるが、悪用すると自己中心的で傲慢で怖いヤツ、というイメージを植え付ける。標準語で書くよりも、その破壊力、浸透力はケタ違いだ。
例えば、巨人・清原の談話がすべて関西弁で書かれるのは、実際に関西人で(岸和田市出身)で普段から関西弁で話していることもあろうが、マスコミが彼の怖いイメージをオーバーに表現すべく使っているフシも大いにある。一時期清原本人から「自分のことを『ワシ』なんて言っていない。『ワシ』って書かないで欲しい」とクレームが付いたことからもそれが伺えるというものだ。

夕刊紙なんて話半分に読むべきものであって、鵜呑みにしてはいけないということはわかっている。しかし、それにしてもひどかった。そして、さらに私を怒りを通り越して憂鬱な気分に陥れたのは、某週刊誌の吊り広告だった。

「50人超を死に至らしめた暴走運転手の素顔」

運転士はあくまで「事故の責任者」であって、「殺人犯」とは全然違うんだぞ!まるで運転士一人が全て悪いみたいな見出し付けやがって、ふざけるんじゃねぇ!
さらに、小さく「母を直撃」と書いてあった。母親は事故とは全然関係ないじゃないか!彼の親族も社会的に抹殺しようとしているのか、マスコミは!!これでは、反日デモで日本に関連する人や物全てを見境なく攻撃している中国・韓国の暴徒と同じレベルだ。次元が低すぎる。

この事故についてはショックが大きすぎて、何度も書くのはあまり気が進まなかったのだが、マスコミへの怒りが頭の中で沸騰して収まりがつかなくなってしまったため、一筆書かせていただいた次第である。早く明るい話題を書きたいよ…。
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あわや、「明日は我が身」になるところでした。

2005-04-27 21:11:21 | 表へ出ろ
仕事が入ったので東急大井町線に乗ったのである。駅に電車がやってくる。おや?運転室に3人いるぞ。ふむ、運転士が緑の腕章をしている。見習いの実習なのだ。「東急、気合い入ってるなぁ。JR福知山線の事故のこともあって指導役を二人つけているんだ」と、その時は感心したのである。
大井町駅で乗り換えのため、先頭車両の一番前に陣取った。事故が怖くて先頭車両に乗れるか!あの事故以降「先頭車両は衝突が怖くて乗れない」という声をよく聞くが、こんな話がある。

昭和38年11月9日夜、鶴見駅と新子安駅の間で、貨物列車(45両編成)の後部3両が脱線転覆した。そこへ、架線が垂れ下がっているのを不審に思った横須賀線の下り列車(12両編成)が徐行して通ろうとしたところ、脱線した貨物列車に上りの横須賀線列車(12両編成)が衝突、さらにそのはずみで下り列車の4・5両目に乗り上げて押し潰し、死者161人・負傷者119人を出す大惨事が起こった。世に言う「鶴見事故」である。その時の犠牲者の中に、当時横浜市立大学の学長だった三枝博音(さいぐさ・ひろと)教授がいた。三枝教授は常々言っていたそうだ。「私は列車の先頭車両と最後尾車両には絶対乗らないんだ。衝突が怖いからね。真ん中付近の車両に乗るのが一番安全だよ」と。しかし、皮肉なことに、三枝教授の乗っていた車両こそが、上り列車の直撃を食らってしまったのだった。小さい頃、この出来事を鉄道の本で知った私はものすごいショックを受け、それ以来「どこの車両に乗っていても、ダメな時はダメなんだ」と割り切るようになった。

さて、話は現代に戻る。運転士(見習い)はかなり慎重な手さばきでハンドルを動かし、そばに立っている二人が「あんまり緊張しすぎても良くないよ。リラックスリラックス」みたいな感じで優しげに見つめていた。私も思わず「見習い、がんばれ!」と拳を握りしめて心の中で声援を送っていた。その甲斐あって(?)、2駅目までは何事もなかったのだが…。
3駅目にさしかかった途端、運転士(見習い)が思いきり警笛を鳴らし、急激にスピードを落とした。「えっ!?」と思って前を見たら、何とすぐ目の前で保線係員の人々が蜘蛛の子を散らすように線路から逃げ出していたのだ。ゲゲッ!!駅の直前で既にかなりスピードを落としていたから何とか皆無事に逃げたが、これが急行で通過駅とかだったら、間違いなく何人かははね飛ばされるか轢かれていただろう(大井町線、急行ないけど)。オイオイオイオイ、お前ら何やってんだ!見張り役はいなかったのかよ!反対側にも電車が来てたらどうするんだ、このドアホー!車内は一様にどよめき始め、不穏な空気が流れた。大事故のあとは同じ分野で小事故が立て続けに起こる傾向があるが、私は危うく目の前で派手なスプラッタを見せられるところだった。
ネット始めて5年もなれば、ちょっとやそっとのグロ動画じゃ驚かないが、生は勘弁して下さい。大学時代、飛び降り死体を一回だけ生で見てしまったことがあるが(しかも大学のキャンパスで…友人は落ちる瞬間見ちゃったって…あわわわわ)、あの日は帰って寝るまで震えが止まらなかったんだからー!ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル
運転士(見習い)はそこの駅で降りてしまい、あとの二人の若い方が運転席に座った。保線係員たちは間違いなく処分を受けることとなろう。おそらくその兼ね合いもあって運転士(見習い)は降りたものと思われる。代わりにハンドルを握った運転士はさっきの人よりも堂々とした手さばきで発声も気合いが入っていたが、終点の一つ手前の下神明駅で、なぜかもう一人の年配の運転士と交代した。「あれ?何で?」と思ってよく見たら、腕に緑の腕章が…。
アンタも見習いだったんかい!?(;´Д`)ノ
指導役が2人いたんじゃなくて、見習いが2人だったのか…orz
心臓がいくつあっても足りない気分であったが、まぁ無事で良かった。見習いのお二人さん、立派な運転士になってね。あなた方が無事故で安全に運転し続けることが、これまで鉄道事故で亡くなったたくさんの方々への、供養にもなるのだから。あと、保線係員の皆さん。保線も重要だけど、それに気を取られて電車にギリギリまで気付かないってのはイカンでしょうが。きちんと反省するように!
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その名も高き…。

2005-04-26 19:10:19 | 表へ出ろ
店のネーミングというのは非常に重要である。ヘタな名前を付けようものなら、入る客も入らない。逆に、中身が普通でも「おやっ?」と思わせるようなネーミングで客を引きつける店もある。ちなみに、私がかつて勤務していた古書店は系列店が10店ほどあったが、全ての名前がふざけていた。「本とうです。」(学芸大学)、「キノコノクニヤ書店」(高田馬場)、「闘牛百科書店」(渋谷)、「象のあし」(荻窪)etc。ちなみに「闘牛百科書店」は、東急百貨店本店の近所にあるため、それをもじってこの名が付いたものである。「キノコノクニヤ書店」は…説明するまでもないですね、はい。

さて、写真は目黒通りの清水バス停そばにある、その名も「スペシャル薬局」である。珍名の薬局といえば、「マツモトキヨシ」は今や超有名だし、首都圏ローカルになるかも知れないが、大森の「おでき薬局」は、JRの利用客であれば車窓の電柱看板を見て、名前だけでもご存じの方もいるだろう。
スペシャル薬局は、チェーン展開をしたり広告を出したりという派手な自己主張はしていないが、店の前を通れば、必ずやその名前に目を奪われることとなろう。一体何がどうスペシャルなのか、とりあえず外から観察してみよう。
一部シャッターが下ろされているため、一見すると営業しているのかしていないのかわからないところがまずミステリアスだ。そして、今時都会では珍しい平屋建て。後ろに見えるのは店主の自宅と思われるが、そこは2階建てながら薬屋のスペースはあくまで平屋なのである。時代の流れからしたら建て替えてビルにでもしてしまいそうなところだが、あくまでこのスタイルを貫く姿勢を評価したい。店主の本心を聞いたわけではないが、伝統を頑なに守る「昔気質」の香りが漂う。
大きな看板の「くすり」の左脇には「三共SPS」という赤く小さな看板がついている。「三共」ってのは、あのかぜ薬「ルル」でおなじみの三共だろう。しかし、「SPS」はどういう意味だろう?「スーパー(super)ファーマシー(pharmacy)ストア(store)」とか?さてなんじゃらほい?少なくとも、私が物心ついてからこの看板を見たのはここが初めてだ。かなり古そうである。
そして、写真だと見づらいが、建物の右側に黄色くて大きいホーロー看板が貼り付けてある。「神経痛・リウマチにイルガピリン(フジサワ)」。リンク先の写真を見てもらうとわかるが、書体や色づかいが見るからに強力そうなイメージを駆り立てる。飲んだら神経痛・リウマチは治る代わりに変な副作用が出そうな毒々しささえ感じてしまう。調べたら、やっぱり名前の通りピリン系薬剤(効き目も強いが毒性も強いため、一部を除いては市販されていない)で、もう製造していない。売っていない商品の看板を延々と掲げ続ける。これはこれで私のようなマニアにとっては嬉しいが、普通に考えたらやっぱりミステリアスだ。
(ちなみに、製造元の藤沢薬品工業は、山之内製薬と経営統合して医療用医薬品部門のアステラス製薬と一般用医薬品部門のゼファーマになった。)

う~ん、何だかわからないけど「スペシャル」だ!すごいぞスペシャル薬局。これからもがんばれスペシャル薬局。ただ、見た目があまり商売気がなさそうなのと入口の狭さのため、中に入りにくい雰囲気を与えてしまうのがこの店の唯一にして最大の弱点と思われる。
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JR福知山線脱線事故

2005-04-25 19:16:39 | 雑記
JR福知山線脱線事故
(Yahoo!ニュースより)

えらいことになってしまったものだ。今まで交通業界は大事故が起こるたびに、それに対する策が講じられ、安全性は昔に比べたら飛躍的に向上してきたはずだ。それでも、またこうして多数の死傷者が出てしまった。こういう事故が起こるたびに「何とかならなかったものか」と考えるが、結局は空しくなるだけだ。人間、生きている以上アクシデントはつきものだが、それにしても痛ましい。かつて公共交通機関(バス会社)に勤務していた人間だからか、事故の重大さは人一倍心に響き、胸がつぶれそうになる。
亡くなられた方々のご冥福と、負傷された方々の一日も早い回復を祈る次第である。

特に、運転士に何が起こったのかを知りたい。まだ運転歴が浅く、過去にオーバーランで処分を受けていたと聞く。事故直前にも伊丹駅でオーバーランをしていたそうだ。勤務状況に問題はなかったか、健康状態は良好だったか。ついこの前も、鉄道事故を起こした運転士が睡眠時無呼吸症候群(SAS)だったということで話題になった。それとも、ひょっとして焦りやすい性格で何かミスを起こしてしまったのか。

私がバス会社にいた時、自分のいた営業所で死亡事故が起こってしまったことがある。自転車乗りのお年寄りが車体に接触して転倒したところを、後輪で巻き込んでしまったのだ。事故を起こした運転士は若く、勤務態度は非常に真面目で増務の要請にもいつも快く応じてくれる人だった。事故を起こしたその日も実は公休出勤(公出)で、しかもダイヤを2本こなしている途中だった。

ここで、バス運転士の乗務スタイルについて説明させていただきたい。運転士は基本的に1日2回乗務する。早朝から昼までの「早番」。午前9:00~11:00あたりから午後6:00~7:00あたりまでの「中番」。昼から夜までの「遅番」。朝1回夕方1回、午前中1回夜1回など、中休時間が長い「長中」。夕方から深夜まで3回乗務し、翌日がオフになる「深夜」。夕方から深夜まで2回、翌朝1回乗務の「泊まり」。早番+午後の増務1回、あるいは遅番+午前の増務1回の「ダイヤ付き(コブ付き)」。これが私のいた会社の基本的スタイルで、運転士は隔週で早番中心、遅番中心のローテーションで乗務していく。
で、ダイヤの数と比べて運転士の数が少ないため、どうしても運転士に公出や、早番+遅番の2ダイヤ増務を頼まねばならなかった。私のいた時は運転士が極端に足りない状況で、よく欠番が出なかったものだと、今でも密かに誇りに思っているぐらいだ。
運転士にも、増務や公出を積極的にやって稼ぐ人、自分からはあまり言わないけれど頼まれれば公出や増務をしてくれる人、自分の充てられたダイヤしかやらない人、変番を駆使して、ひたすら遅番など自分の好きなダイヤだけやる人、などなど色々なタイプがいたが、全体的には運転士も事務員もかなり過酷な勤務状況であった。事実、辞めて5年になるが、面識のある人だけでも10人は亡くなっている。しかも、現役のまま亡くなった人が圧倒的に多い。ちなみに私が辞めたのも、ある運転士の急逝が引き金となってうつになったのが原因である。そのことはまた別の機会に。

話を戻すと、件の運転士は本来なら中番ダイヤに乗務する予定だったのが、急に欠員が出たため、変番して早長中+遅長中の2本乗ってもらうことになったのだった。普段は公出はしても2本は乗らない人だったのだが、この日に限っては珍しく事務員の要請を引き受けてくれたのだ。そんな時に限って、事故は起こってしまった。一応、運転士は月80時間以上の増務はしてはならない事になっている。しかしぶっちゃけた話、それをバカ正直に遵守していたら交番表が組めないのが現実であり、あの手この手を使ってごまかしていた。その人も、実際には80時間オーバーなんてしょっちゅうで、この事故で労働基準監督署からガサ入れが来たのも、当然の話であった。
ちなみに、その運転士はダイヤを外れて車庫誘導員としてしばらく営業所にいたが、遺族側との話し合いが比較的スムーズに進み、問題解決後に全く畑違いの仕事へ転職していった。
この日の交番表を組んだのは私だ。私がその人を公出させなければもしかしてこんなことには…。もっとも、向こうが公出希望を前もって出していたので(ノートに書き付ける方式になっている)、それに則ってダイヤを割り振ったまでだが(変番は別の事務員が頼んだ)、後味の悪さは残った。これも後々うつに至る一つの伏線になっている。

本来なら、会社側が運転士の数を増やせば話は済むだろう。しかし、バス業界はどこも厳しい財政難である。事務員も運転士も大半は、その仕事量と比べて収入が釣り合っているとは言いがたい。中には「ただでさえ苦しいのに、やたらに運転士の数を増やされて仕事が減ったら生活ができない」と訴える運転士もいたりする。事はそう簡単ではない。
諸般の事情でダイヤを減らせば減らしたで「不便になった」と文句を言われ、さらに乗客が減る悪循環。ちょっとでも遅れれば営業所に電話が入って「間引きしているんだろう!?」などと罵声を浴びる。夜中2時にクレーマー女に電話で絡まれたこともある。カードが故障したというので調べたら異常がないのでそう告げると「あんたカードすり替えたんでしょ。このドロボー!」と因縁をつけられ、クビになってもいいから張り倒してやろうかと思ったこともあった。こうなると「何がお客様のためだ!?客だからってどいつもこいつも図に乗りやがって、ふざけんなー!!!!」とやさぐれたくもなる。もう最後の方は何を信じて働けばいいのかわからない状態だった。

公共交通機関であるからには、何よりも先に守られるべきは安全である。しかし、現実にはこうしたひずんだ世界が展開されているわけで、もし、JR西日本も同じような状態であったならば、この事故は起こるべくして起こってしまったのかも知れない。そうでなかったとしても、重大な事故であることには変わりはない。原因の早期究明を望む。
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みやげはどうでもいいから、とにかくケンカは勘弁よ。

2005-04-24 21:08:47 | 雑記
今日から、母は台湾にいる父と共にオーストラリアへ優雅な(?)旅行である。父の出向先主催の社員旅行なので、母は一旦台湾入りして、父の家で一泊してからオーストラリアへ飛ぶという回りくどいルートをたどることになる(帰りも同様)。だもんで、今日から約一週間ほど我が家は私と伯母だけという奇妙な二人暮らし状態だ。

そのことに関して問題はほとんどないのだが、問題は夫婦旅行の方である。二人とも些細なことですぐカーッとなるタチなのである。しかも簡単には折れない。家にいる時は私や妹がケンカになるのを防ぐ役を務めていたが、今回の旅行に子はついてこない。非常に心配だ。
事実、数年前に中国へ夫婦で旅行した時、家に帰って来るなり2人とも顔も合わさなければ口も聞かずにムスッとしていたのだ。我々は事情もわからずとまどうばかり。あとで話を聞いたら父が自分のペースでさっさか動くので、ついていけなかった母が嫌みを言ったら逆ギレしてムードが険悪になってしまったらしい。父も大人げなければ、父の性格を知っていながらあえて嫌みったらしく言った母もアマノジャクだ。今回も、このようなバカバカしく面倒な事が起こらないとは限らないのである。もう結婚して30年以上にもなるのに、なぜこの点に関してはお互い学習能力がないのか不思議でならない。年を取ると角が取れて性格が丸くなると言われるが、私の両親(特に父)は、四角形が六角形になったような感じで、一見丸に近付きながらも実は角が少し増えている…という話もある(笑)。

道中の安全と、夫婦仲がこじれないことを祈る、日曜の夜である。
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プロ野球観戦記2005「残塁供養が必要だ」

2005-04-23 23:49:57 | 野球
今日は今年初のプロ野球観戦。高校時代の同級生モリちゃんに誘われ、オリックス日本ハムという屈指の渋好みゲームを東京ドームまで見に行った。ちなみに、これまた同級生のk-suke氏とmigratorybird氏も一緒である。

先発は、オリックスが新人・光原、日本ハムが左腕・正田。二人とも序盤からどうもピリッとしない。光原は一回表こそ三者凡退に仕留めるが、思ったよりスピードがない。正田はその裏、不運なヒット2本と四球で満塁のピンチを作り、北川の犠牲フライで先制を許す。しかし、オリックスの攻撃は押しが足らない。ここでもっと点が入っていたらというような消化不良状態である。まるで去年までの横浜ベイスターズの攻撃にそっくりだ。泣けてくる。
2回表の日本ハムの攻撃は、一死から木元がヒットで出塁。続く稲葉が弾丸ライナーをセンターへ飛ばし、これがの背走及ばず三塁打となり同点。さらに次の打者オバンドーが左中間へ深々と1号2ランをぶち込んで、一気に試合をひっくり返した。
ここからさあ乱打戦だ!と思いきや、両チームともランナーをためながらも得点できずというパターンが延々と繰り広げられ、我々観客はやきもきするばかり。ああ、これも横浜そっくり…。両チームのファンに同情を禁じ得なかった。5回が終了した時には、試合開始から既に2時間が経過していた。

6回、ようやく試合が動く。表に日本ハムがオバンドーの三塁線を突破するタイムリー二塁打で1点を加え、ついに光原をKOして主導権を握ったかに見えた。がしかし、その裏、今度はそのオバンドーがガルシアのレフトフライを取り損ねて二塁打にしてしまいピンチを招くと、続く打者は「当たれば飛ぶけどめったに当たらない」的山。しかし、今日はここまで2安打と当たっている。そして、正田のカーブが真ん中に入るや、的山のバットがまたも気持ち良く振り抜かれた。打球はふわりとレフト線上に舞い上がり、そのままなかなか落ちてこない。やっと、落ちてきたと思ったらスタンドの中段だった。1号2ラン。1点差。結局正田もこの回途中でマウンドを退いたのだった。試合は一気にわからなくなってしまった。migratorybird氏はオバンドーの「自作自演」に頭を抱えていた。
続く7回裏、守る日本ハムのマウンドには、正田を引き継いだ右のサイドハンド立石がいた。一死ランナーなしで打者は先制犠牲フライを打っている北川。気をつけるのは一発だけである。しかし…北川のバットから身震いするような快音がしたかと思うと、打球はこれまた驚くような速さでレフトスタンド中段に消える同点の4号ソロアーチとなり、試合は振り出しに戻ってしまったのだった。
その後の2イニングは両チームとも決め手がなく延長戦に突入。

勝負事はまことにあっけなくかたがつくものである。10回表の日本ハムの攻撃、一死走者なし、打者は小笠原。ここまでホームラン9本も打っておきながら打点がわずか14という、打っているのかいないのか評価に困る微妙な成績の主砲である。調べてみたら、得点圏打率0.250、ホームラン0、5打点。え…それって、ホームラン全部ソロってことじゃんよ…なんじゃそりゃあ!?しかし、ここで打てば文句なしのヒーローである。ファンも一発を期待していた。そして彼は、その期待に応えてみせた。豪快なフルスイングが、オリックスの5番手投手・萩原の投球をジャストミート!打球はライトポール際へライナーで消えていった。10号ソロ(15打点目)。結局、このあとさらに3点を入れた日本ハムが、8-4で勝利した。

久々の生観戦だったが、なかなかしびれた試合だった。ホームランもポカスカ出て、非常に気持ちがよかった。やはり、野球でもコンサートでも、生が一番だね!たとえ残塁の山(オリックス13、日本ハム8の、計21残塁)でグダグダな試合運びになろうとも…。
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人間は忘却する生き物だが…。

2005-04-22 21:06:38 | 雑記
リニューアル「ドラえもん」をまたしても見忘れた。不覚である。録画しておきたかったのだが、母に別の番組を先録りされていた。だから、どうしたって生で見なければならなかった。夕方6時までは「見なきゃ見なきゃ」と覚えていたのだ。しかし、肝心の7時になったらドラえもんが脳の中から欠落していた。何てこったい。

実は、うえぽん一族はほぼ全員、すぐ先のことをコロッと忘れる癖がある。特に母と私と妹にその傾向が強い。直前まで覚えていながら、肝心なところで記憶が飛ぶ。私の場合は、今回のようにテレビやラジオ番組を視聴し損ねる場合が多い。母と妹の場合、電車やバスに乗っていて乗り越すことが多い。
母の実家に行く時はバスを使うのだが、母が一人で行った時、一つ手前の停留所まで意識があったのに、次に気がついた時は降りるべき停留所を通過するところだったという。仕方なく次の停留所で降りて引き返したという話を聞いて妹は爆笑したのだが、後日に妹が一人で行った時、母と全く同じことをやらかした。母はそれを聞いて妹に「人のこと笑ってる場合じゃないわよ」となぜか威張っていたのだが(笑)、さらに後日、母はまたしても乗り越した。

「もうすぐだ」というところで安心してしまい気が緩むタチであるらしい。野球で言えば、勝ち投手の権利まであと一人というところで投げ急いで打たれるヘボピッチャーといったところか。

来週こそ、来週こそはドラえもんを見てやる…。それまでは死んでも死に切れん!(オーバーな…)
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あぶない大捜査線噂のはぐれ特捜富豪マザコン刑事任三郎西部警察にほえろ!'75旅情編東京発ファイナル

2005-04-21 19:08:36 | 雑記
テレビ朝日系列の人気ドラマ「はぐれ刑事純情派」がいよいよ18年間の歴史にピリオドを打つことになったそうだ。安浦刑事の下の名前は「吉之助」って言うんだ。知らなかった…。
かつてはほとんどのテレビ局で刑事ドラマをやっていたものだが、最近はせいぜい2時間モノが関の山で、レギュラーで放映している番組なんてせいぜい1~2本ぐらいなものだろう。

今から考えてみたら、「西部警察」みたいに毎日のように町で車が爆発炎上していたらえらいことだし、「太陽にほえろ!」みたいにしょっちゅう刑事が殉職していたんじゃ誰もなり手がいなくなるだろう。「あぶない刑事」が実在したらそれこそ本当に危ないし。
早い話が思いっきり虚構の世界であるわけだが、だからこそ面白かったのである。小さい頃「Gメン'75」「特捜最前線」「太陽にほえろ!」「西部警察」あたりは再放送も含め、しょっちゅう見ていたものだ。もう内容はほとんど覚えていないが、これらのテーマソングを聴くと、血湧き肉躍るような興奮を覚える。ちなみに母は「洋モノ」好きで、「刑事コロンボ」が大のお気に入りだ。

大体事件は一筋縄では行かないものばかりで、過去に捕まえたヤツの仲間や家族が逆恨みしたとか、刑事が恋に落ちた女性が事件の重要な関係者だったとか(大概その女性は殺されるか、その刑事本人の手で捕まる)、ひどい場合には元警察官が犯人とか。毎回毎回そんなこんがらかった事件なんて普通来ないでしょうに。何で刑事の関係者ばっかり事件に絡むのよ?「疫病神は刑事さん、アンタたち本人じゃないの?」と問いたくなりそうな勢いである。ちなみに、「名探偵コナン」とか「金田一少年の事件簿」を見ていても「行くとこ行くとこ事件ばっかりやんけ!もうお前ら絶対外出るなや!」と、ムダとはわかっていながらも空しく叫んでしまう私である。

先日、とある画像掲示板で「太陽にほえろ!」の各刑事の殉職シーンを集めた映像を見る機会があった。ゴリさん(竜雷太)の殉職シーンでは不覚にも涙が出そうになったのだが、ああいうシーンもよく考えたら色々ムリがあるよね。死ぬ直前の人間があんなにはっきりしゃべれるものか。大体、意識失ったからって即心停止じゃないんだから、もうちょっと落ち着けよお前ら、と。それに、何度かグロ動画を見てしまったが、銃で撃たれたら結構あっけないよ。撃たれてもなお立ち上がるなんて、ましてや犯人捕まえたり撃ち返したり、そうそうできるもんじゃないよ。
しかし、さっきも言ったようにあくまで虚構の世界である。一番格好良く決めねばならない刑事の最期が「心臓マッサージ30分やったけど助かりませんでした」とか「無抵抗に即死」じゃ締まらないものね。

要はそういう細かいところにツッコまず、勧善懲悪の世界を素直に楽しむのが刑事ドラマの醍醐味なわけである。近年刑事ドラマが衰退したのは、ネットの普及などでデータが充実したばっかりに、重箱の隅をつつくひねくれた連中がうじゃうじゃ増えてきたからのような気もする。…それってオレのことじゃん!?刑事ドラマファンの皆さん、ごめんなさい。

おまけ
北海道警察のHPにこんなコーナーがありました。
警察Q&A「刑事ドラマはどこまで本当?」
きっと、刑事ドラマ視聴者からの「あれって実際どうなんですか?」という質問が多いからなんでしょうね(笑)。
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