恐怖広告・顎関節回復センターPart１

以前、『歯医者の言う「痛かったら言って下さい」とは「痛くてもやめない」という意味である。』という記事で取り上げた顎関節回復センターの東横線車内広告の撮影に成功したので、その恐ろしさにガクブルしていただきたい。ちょっと画質が粗くて文字が読みにくいかと思われるので、解説も加えさせていただく。なお、２種類撮影したので２回に分けて書く。

赤・黄・青・緑というチープな色づかいが、最近の派手な色づかいの広告とは一線を画し、逆にインパクトがある。では、本文へ。

「何十年ものの座骨神経痛、腰痛、肩こり、」
「顎関節症を治して、歯のかみ合せ」

ん？なんか文がちゃんと繋がらないな。座骨神経痛だの腰痛だの肩こりだの、それが何なのかはっきり書きなさいよ最後まで。「顎関節症を治して、歯のかみ合せ」ってのも中途半端なとこで切らないで！それに「合せ」って送り仮名が間違ってる。「合『わ』せ」でしょ。ツッコミどころだらけだねこれは。その下は…。

「首から下の骨格矯正→頭蓋骨」
「顎関節症の調整→首の骨の調整」

…え？これは一体どういう意味なのだ？首から下の骨格矯正が、頭蓋骨とどう絡むのか説明がないよ。ＨＰを見ると、首から下の骨格を矯正してから頭蓋骨を調整するってことらしいが、それならそうとちゃんと書いてよ。これだけじゃ何のことかさっぱりわからんじゃないの。下も同様で、読めば読むほど不安感だけ煽られて泥沼である。そして最後は…。

「必ず、左右の歯の高さの違いが違いがおきている。」

えー…これは、ひょっとして冒頭の「何十年ものの(以下略)」がここに繋がってるということですか？そう考えると一番都合がいいんですけど…そういうことですよね？何か言ってよ先生！

かみ合わせの大事さを説いておきながら、この文章の「かみ合わせ」の悪さと来たら…。顎関節を矯正する前に、先生自身の文章力を矯正していただきたい！

(次回「恐怖広告・顎関節回復センターPart２」へ続く)