うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

テレビじゃ見れない2軍劇場。Part2

2005-05-10 20:49:35 | 野球
ロッテ2軍も大人気、千葉移転も
(日刊スポーツHPより)

ついこの前「テレビじゃ見れない2軍劇場。」で浦和こそ2軍球場にふさわしいって書いたばっかりなのに…(滝汗)。しかし、記事では5日の試合は往年のエース・ジョニー黒木の先発ということで約3000人が押し寄せたそうで、確かにあの球場で3000人なんてさばききれない(収容人数300人だそうです)。ファームの試合で3000人なんてめったに来ないから一時的な問題であるとは言え、今のロッテは、強いはファンは増えるはでノリノリだ。球団側はきちんとした観客席設置を検討しており、いずれは千葉マリンスタジアムのそばに新球場を作って移転させたいという考えのようである。
確かに、浦和と幕張では結構距離があるし、埼玉県は西武ライオンズのフランチャイズだから、できれば同じ千葉に2軍の拠点を置きたいことだろう。でもねぇ…勝手なことを言って申し訳ないのだが、あの寂れっぷりがどうしても捨てがたいのです、私としては。もし将来本拠地が移転するようなことがあっても、ちょっとだけでもいいから浦和での試合も組み込んで欲しいなぁ。あのブルペンの醍醐味が全く失われてしまうのは、あまりにも惜しい。

二軍の球場で他に見に行ったのは、湘南シーレックス(横浜の二軍)の本拠地・横須賀スタジアムと、西武二軍の本拠地・西武第二球場、日本ハム二軍の本拠地・ファイターズタウン鎌ヶ谷、そしてヤクルトの本拠地・ヤクルト戸田球場である。

横須賀スタジアム(通称スカスタ)は、突き抜けるような広くて青い空と、海のそばだけあって海の香りとが印象に残る。あの球場でホームランは2本見た。古木克明相川亮二。いずれも、今は一軍に定着してバリバリ働いている。2本とも、高く舞い上がる美しい弾道で「空に吸い込まれそうな」という表現が似合う一発だった。あれですっかりこの球場が気に入った。ただ、厳密に言うと、横須賀は湘南とは違うような気が…。

西武第二球場は、西武ドームに隣接していてベンチすらもろくにおいてない、まさに二軍用球場である。しかし、その分選手との距離はものすごく近い。試合中に選手やコーチが後ろを横切ったりする。たまたま何の気なしに行ったところ、高校の同級生・おじゃるとばったり遭遇し、互いに野球談議に花を咲かせながら観戦したという楽しい思い出のある球場だ。
ここでのもう一つの思い出は、かつての巨人のドラフト1位投手だった三野勝大である。私が見に行った試合で、彼は湘南の先発として登板していた。サイドスローから一球一球気合いを込めて投げる。時折「よいしょっ!」という掛け声もこちらまで聞こえて、「おお~、年齢的にもヤバイし頑張ってるんだ」なんて感心した。後日、その話を某横浜ファンの集まる掲示板でしたところ「彼はスライダーの時に限って『よいしょっ!』と言ってしまう。球種がばれるからやめた方がいいのに」とレスが来て「エエ~、マジ!?」なんて思っていたら、翌年のオフ、三野はクビになってしまった…。やっぱりあの癖がまずかったのか…て言うか、ファンにまでばれてる癖ってどうなんだ…。

ファイターズタウン鎌ヶ谷は、まず行くのが面倒だ。総武線の西船橋駅から30分に1本のバスで終点まで行き、そこからさらに徒歩15分。まさに、畑と緑に囲まれた、野球漬けになるにはぴったりの場所である。地元ファンの会があり会報を無料配布しているのだが、その名も「梨に向かって打て」。球史に残る名言「月に向かって打て」をもじったんですね、これは。鎌ヶ谷市は梨の産地で、球場そばにも梨畑がいっぱいあるために付けられたのだが、実は梨畑は内野側にしかなく、梨畑めがけて打つと全てファールになるというオチ(爆)。ある試合を見に行った時は、終盤突然の豪雨が襲い、試合はコールドになるは、傘持ってないから帰れないはでさんざんな目に遭った。しかし、今となってはいい思い出である。

戸田球場では、調整中の巨人・清原を見た。ものすごい筋肉にビックリした覚えがある。そのせいか、肝心の試合の記憶が全くない(爆)。河川敷にある球場で、ファールボールが飛ぶとヤクルトの若手選手がそれをわざわざベンチ裏から飛び出して取りに行くのだが、ある一球は深い草むらのなかに隠れてしまった。とうとう探しきれずにションボリとベンチに帰っていく選手の姿が、ちょうど夕暮れと相まって哀愁が漂い、なんとも言えない気分になった。

いずれも、一軍とはまた違った味わいの良い球場だ。いずれはジャイアンツ球場にも行って、イースタン本拠地全制覇を…と常々思っていたのだが、なんと新球団楽天の2軍本拠地は山形!また一歩、野望は遠のいた…。
コメント (4)
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