小さい頃、ある製薬会社のコマーシャルに恐怖したことがある。CMの内容に恐怖したのではなく、社名が怖かったのだ。その会社の名は日本臓器製薬。「臓器」って字面がやけに重く生々しくて、子供心に背筋がゾクッとしたのである。沿革を見ると創立当時の社名が「大日本臓器研究所」で、その後「日本臓器体質病研究所」と改称、昭和36年から現社名になったそうだが、いずれの社名も、隠れ家みたいな工場の中で人間や動物を片っ端から解剖して研究しているような怖いイメージがプンプンする。製造しているので有名なのが、貧血治療剤のマスチゲンである。漢字で書くと「増・血・源」?昔、CMソングで♪血・血・血を増すマスチゲン~なんて歌われていたらしいが、明るく歌われてもイヤな歌詞である。しかし、昔出していた新聞広告のキャッチフレーズはもっと怖かった。
「もっと血を!」
ドラキュラじゃあるまいに…。
製薬会社というのはどうしたわけか、不思議なネーミングの社名が多い。薬なんてのは、一般人にしてみたらタダでさえ謎だらけの怖い世界である。そこへもってきて社名が怖いと、そこの製品を使う気が失せるんじゃないかと思われるのだが、怖がらせたがりの(?)会社は数多い。
日本臓器製薬と似た名前で帝国臓器製薬という会社がある。「臓器」の上に「帝国」と来た。なんだか、臓物の山の上で謎の皇帝が「グワッハッハッハ!!」と高笑いしている光景が目に浮かぶ。しかし、今年の10月にグレラン製薬(この社名も何か怖い)と合併するという。新社名はひょっとして「グレラン帝国臓器製薬」?グレラン帝国ってイヤだなぁガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル…と思いきや、「あすか製薬」だそうだ。やっぱり周囲から「怖いから変えろ」という話でも来たのだろうか。
ビオフェルミン製薬。これは製品名をそのまま社名にしていて、製品も有名だからそれほど怖くはない。ちなみに、「ビオ」は生化学の「バイオ(bio)」、「フェルミン」は発酵・酵素を指す「フェルメント」という単語をもじり、語尾を整えるべく「ン」を付けたのだそうだ(薬の製品名は語尾に「ン」をつけると、売れるらしい。ホントかね)。
ミノファーゲン製薬。よく新聞で小さい企業広告を出していて、名前だけは知っているという人がいるかも知れない。でも「ミノファーゲン」って何?てなものである。社名ロゴもちょっとだけ怖い。これも商品名で、医療用の肝臓疾患及びアレルギー治療剤である。「強力ネオミノファーゲンシー」は、医師の間では「強ミノ」の略称で呼ばれている(病院がらみの仕事をしているからちょっとだけ詳しい私)。ちなみに、この製品名は開発者の簑内収(みのうち・おさむ)博士の「mino」に、生体の免疫・防禦機構における貪食作用(Phagozytose…体内で死んだ細胞や侵入異物などを次々と食して消化すること)を組み合わせて作られたものだそうである。何だかよくわからないがすごい。
アダプトゲン製薬。何なんだアダプトゲンて。調べたら、
1…毒(副作用)がないこと。
2…作用が特定の臓器に限定されていないこと。
3…正常化作用を持っていること。
このような条件を備えた治療薬のことを指すらしいのだが、毒じゃない薬なんてあるのかしら。「正常化作用」もわかるようでいてわからない。そういう薬があればそりゃ理想だし、言わんとしていることも正論なのだが、それを社名にドカーンと出されると、逆にある種のいかがわしさを感じてしまうのは、私が世の中に毒されているからなのだろうか。マークが某ワシのマークの大手製薬会社と似ているのも見逃せないポイントだ。昔、地下鉄に乗っていた時、この会社の社名がドドンと編み込んであるトートバッグを目撃し(マークの変な鳥もカラフルに編み込んであった)、「何この会社…?」と凍り付いてしまった経験がある。ぜひ、メジャーになって怪しいイメージを打破していただきたい。
ゾンネボード製薬。由来不明。製品名にも該当なし…ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル。誰か、情報をご存じの方は教えて下さい。
日本生物製剤。これは怖いぞ。まるで、生物をそのままミキサーにかけて薬作ってそうだ…。HPのトップにいきなり胎児の写真が。これまた怖っ!!夜一人で見ちゃいけないHPである。ちなみに胎盤製剤の専門メーカーだそうです。なんか「日本プラセンタ」とか、もうちょっとソフトなネーミングにしません?
各社関係者の皆さんごめんなさい。悪気は全くないんです。でも「お勤め先はどこですか?」なんて聞かれて素直に答えた時、変な顔されませんでしたか?私は正直、これらの社名、怖いです。
「もっと血を!」
ドラキュラじゃあるまいに…。
製薬会社というのはどうしたわけか、不思議なネーミングの社名が多い。薬なんてのは、一般人にしてみたらタダでさえ謎だらけの怖い世界である。そこへもってきて社名が怖いと、そこの製品を使う気が失せるんじゃないかと思われるのだが、怖がらせたがりの(?)会社は数多い。
日本臓器製薬と似た名前で帝国臓器製薬という会社がある。「臓器」の上に「帝国」と来た。なんだか、臓物の山の上で謎の皇帝が「グワッハッハッハ!!」と高笑いしている光景が目に浮かぶ。しかし、今年の10月にグレラン製薬(この社名も何か怖い)と合併するという。新社名はひょっとして「グレラン帝国臓器製薬」?グレラン帝国ってイヤだなぁガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル…と思いきや、「あすか製薬」だそうだ。やっぱり周囲から「怖いから変えろ」という話でも来たのだろうか。
ビオフェルミン製薬。これは製品名をそのまま社名にしていて、製品も有名だからそれほど怖くはない。ちなみに、「ビオ」は生化学の「バイオ(bio)」、「フェルミン」は発酵・酵素を指す「フェルメント」という単語をもじり、語尾を整えるべく「ン」を付けたのだそうだ(薬の製品名は語尾に「ン」をつけると、売れるらしい。ホントかね)。
ミノファーゲン製薬。よく新聞で小さい企業広告を出していて、名前だけは知っているという人がいるかも知れない。でも「ミノファーゲン」って何?てなものである。社名ロゴもちょっとだけ怖い。これも商品名で、医療用の肝臓疾患及びアレルギー治療剤である。「強力ネオミノファーゲンシー」は、医師の間では「強ミノ」の略称で呼ばれている(病院がらみの仕事をしているからちょっとだけ詳しい私)。ちなみに、この製品名は開発者の簑内収(みのうち・おさむ)博士の「mino」に、生体の免疫・防禦機構における貪食作用(Phagozytose…体内で死んだ細胞や侵入異物などを次々と食して消化すること)を組み合わせて作られたものだそうである。何だかよくわからないがすごい。
アダプトゲン製薬。何なんだアダプトゲンて。調べたら、
1…毒(副作用)がないこと。
2…作用が特定の臓器に限定されていないこと。
3…正常化作用を持っていること。
このような条件を備えた治療薬のことを指すらしいのだが、毒じゃない薬なんてあるのかしら。「正常化作用」もわかるようでいてわからない。そういう薬があればそりゃ理想だし、言わんとしていることも正論なのだが、それを社名にドカーンと出されると、逆にある種のいかがわしさを感じてしまうのは、私が世の中に毒されているからなのだろうか。マークが某ワシのマークの大手製薬会社と似ているのも見逃せないポイントだ。昔、地下鉄に乗っていた時、この会社の社名がドドンと編み込んであるトートバッグを目撃し(マークの変な鳥もカラフルに編み込んであった)、「何この会社…?」と凍り付いてしまった経験がある。ぜひ、メジャーになって怪しいイメージを打破していただきたい。
ゾンネボード製薬。由来不明。製品名にも該当なし…ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル。誰か、情報をご存じの方は教えて下さい。
日本生物製剤。これは怖いぞ。まるで、生物をそのままミキサーにかけて薬作ってそうだ…。HPのトップにいきなり胎児の写真が。これまた怖っ!!夜一人で見ちゃいけないHPである。ちなみに胎盤製剤の専門メーカーだそうです。なんか「日本プラセンタ」とか、もうちょっとソフトなネーミングにしません?
各社関係者の皆さんごめんなさい。悪気は全くないんです。でも「お勤め先はどこですか?」なんて聞かれて素直に答えた時、変な顔されませんでしたか?私は正直、これらの社名、怖いです。