ウルトラ警備隊員の特徴は？

　ウルトラ警備隊は、300人の隊員からなる地球防衛軍極東基地の
各部署から選抜された精鋭隊員による特殊部隊。
　隊員達は当然のようにエリートである。
　実際、4話でアマギはゴドラ星人の一撃を受け瀕死の状態ながら
宇宙空間に拉致されていたマックス号の観測ロケットで脱出し、防衛軍
基地に帰還。時限爆弾が第2動力室の原子炉の傍にある事を伝える。
　この様子を見ていた他の防衛隊員は‘あの身体でよくコースを間違え
なかったな’‘そこがウルトラ警備隊、我々とはできが違うよ’という会話
がウルトラ警備隊員の凄さを感じさせる。

　またキリヤマの親友であるクラタは、不時着して戻って来たフルハシと
アマギを偽者だと見破ったダンの眼力に感心していた。
　こういうふうに、ウルトラ警備隊員は他の防衛隊員からも一目置かれて
いるのだ。

　ところが肝心のウルトラ警備隊員は、実はホントにエリート？と思われる
部分が多々ある。

　フルハシ：隊員達の中では最年長で副隊長格で防衛軍きっての
　　　　　　　力持ち。
　　　　　　　だがガッツ星人が仕掛けた空出動では‘デマだ！ほっときゃ
　　　　　　　いいんだ！’と放言して隊長から叱責されるなど、軽率な所が
　　　　　　　多々ある。

　ソガ:射撃の名手。
　　　　ただし占星術に拘ったり、無鉄砲なところあり。
　　　　同僚のアマギからは‘ウスノロ’呼ばわりされる。

　アマギ:名プランナー　
　　　　　ただし臆病な事、このうえない。　　　　

　　主要3人の隊員達のキャラクターを見てみると、それぞれ長所は素晴
らしいものの欠点もよく目立つではないか。　
‘5段階評価でオール5の人間が揃うよりも、5が1つだけある人間を組み
合わせた方が優れた組織になる’という組織論がある。
　そう、ウルトラ警備隊員は それぞれの分野のスペシャリストなのである。
　だから、お互いの長所を生かす事で互いの足りない部分を補完して
上手く運営していた。
　そして隊員達の長所を満遍なく生かせたのは、キリヤマ隊長の優れた
手腕があってこそというのは言うまでもない。