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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

良い変化 良くない変化 2 列挙してみました。

2007-03-04 16:51:59 | Weblog
うどんジムはそんなにネガティブな方だと思いませんが、将来のリスクを考えて、その影響を測ることで、やるべきことがどんどん見えて、むしろ積極的に動くことになると思うので、リスク探しとリスク評価をしていることが多い思う。

実際に、うどん店と取り巻くトレンドで
良い変化は一時的なものが多く、良くない変化は永久的なものが多い。

まず、マクロなものとして
・公共事業の減少。
・地方経済の基盤が弱まる傾向。
・人口減。
・若年層の減少。

良い方では
さぬきうどんのメジャー化で

・女性が気軽に一人で入ってくるようになった。
・観光客がよく入ってくるようになった。

ぐらいでしょうか?

心配なこととしては
高松がもし道州制で、州都でなくなったら、それだけで数百ぐらいの中小企業が廃業に追い込まれる可能性が十分にあると思う。
もし、中央通り沿いの四国支社が軒並み撤退すれば、うちだって、営業を続行できる可能性はほぼないと思う。
努力してどうこうなるようなものではありません。
客数が半分ぐらいになる可能性は十分にあるでしょう。

また
実際にうちの店に起こった良くない変化としては

・一番お客さんが多いビルのすぐ下に大きなコンビニができた。
・毎日来てくれてる人がけっこういた事業所が倒産した。
・ガス料金が1割弱ほど上がった。
・道交法の改正で、近くに停めて食べる営業の方やタクシーの運転手がほぼゼロになった。
・まあ、上と同様、もともと違法といえば違法だったのかもしれませんが、ビールの売り上げもほとんどなくなった。
・通院患者さん入院患者さんともにけっこう来てくれていた大きな病院が、保険医療をやめてしまった。
・原油の高騰などで、ほかにいくつかの仕入れが高くなった。
・(これは即時の変化ではないけど)サンポートに財務局や四国管区警察が移転することが決まった(跡地が仮にマンションになっても平日のお客さんにはならない。)。
・金利が上がり基調で、先日も、日銀が利上げを発表した。
・役所の休み時間が15分短縮になったので、外出の数が減った。

あと、2つぐらいありますが、これらはすべて、先日新聞に載った小麦粉の値上げと同等かそれ以上の良くない変化です。

良い変化といえば、
これは一つだけあるのですが、ちょっと書けません。
この辺の事情に詳しいうどん通の方ならわかるかもしれません。


それでもうまくいく店はいくだろうし
うちもなんだかんだいってまだまだ伸び続けてます。

しかし、将来にわたって、業界にいいトレンドはまず起こる予感は今のところありません。

中国に加えて、インドの消費も大きくなり、原材料やエネルギーの価格が下がる可能性は誰もあると思っていません。
また、末端の零細事業者は、なかなか、仕入れ価格が上がっても、販売価格に転嫁できませんし、大きいところほど、体力があるものです。


さて
格差がこのブログの隠れたテーマとは書きましたが

うどんのこと=零細、香川のこと=地方

というのは
常に
大企業や首都圏

との格差というものを意識せざるを得ないテーマなのです。


かといって、うどんジムはいろんなことをそう悲観しているわけではないし
生きがい的には、今の状況は

パーフェクトな人生といってもいいぐらいです。


自分のやりたいように全部やってるし
喜ばれている感覚がすごくありますから