KEEP ON SMILING!

治らぬなら
治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

フィギュア観戦

2006-02-24 09:56:13 | ☆日記・随筆☆
午前四時半起床。
これは通常通りの時間。
目覚ましなしでもこんな時間に目が覚めてしまう。
私は年寄りか。
昨日は午前二時半起床だった。
昨日よりはよく寝れてよかったと起床時の薬を飲む。
もしかしてフィギュアやっているんじゃないかとふとテレビをつけた。
やはりやっていた。
しかもちょうど午前五時過ぎから安藤美姫という。
我ながらいい時間に起きたものだ。
そんなにオリンピック熱のない私としては別にあとからたくさんやるだろうから生中継で見ようとは全然思っていなかったが、思わぬタイミングにめぐまれたものだ。
朝から少しラッキーな気分になる。
そうだ、ビデオにも録画しよう。
スルツカヤを撮っておきたい。
私がスポーツをビデオに撮ろうと思うなんて24年間の人生で初の試みだ。
どうやらかなりスルツカヤの闘病秘話にやられてしまったらしい。
もしかしたら安藤美姫も4回転を成功させるかもしれないから、五時過ぎのグループから全部ビデオに撮っておこう。
古いビデオのスイッチを押す。
朝ごはんも安藤美姫の前の選手の演技のときに作り終わり、ちゃんとごはんを食べながら安藤選手の演技を見れる体制を整えた。
完璧だ。

ミキティ、残念だったね。
でもピアスが可愛かった。
ピアスなんかに注目している私はやはりひねくれ者か。
ミキティはたくさんアクセサリーをつけているね。
アクセサリーをじゃらじゃらつける人は寂しがりなんだって。
私もアクセサリーをじゃらじゃらつける。
きっと寂しがり屋さんなんだ。
ミキティとの共通点を見つけた。
やったあ。

そして荒川選手。
スルツカヤを応援すると言いつつも、荒川選手の演技に感動してしまった。
素晴らしすぎる。
演技が終わった瞬間、涙が出た。
涙を流したのはいつぶりだろう。
あっ、有頂天ホテルで笑い泣きしたときだ。
最近だった。失礼。
いや、感動の涙は久しぶりのはずだ。
それにしてもこれで同い年か。
なんて素敵なんだ。
ああ、金メダルおめでとう。

村主選手の演技も個人的には綺麗だし失敗もなくよかったと思った。
フィギュアに関してはズブの素人なのでこけてなかったら何でもうまく見える。
そんなもんだ。
だから村主選手もすごい演技だと思った。
彼女は荒川選手より一つ年上。
つまり私より一つ年上。
私と年齢を比べることに意味はない。
フィギュアには年は関係ないなあと実感する。
個人的見解だが、若い方が体が軽そうで有利な気もする。
才能が物を言うのか。
それとも努力のちがいか。
運のちがいか。
いや、体型や性格、運など持って生まれたどうしようもないものをどれだけうまく利用するかだ。
そうだ、自分をどれだけ研究して不利な点を有利にかえるかだ。
荒川選手はそれに成功したから金メダルがとれたのだ。
そんな気がする。

そして我らが(?)スルツカヤの番。
こけてしまった。
ああ、残念だ。
しかしきっとあの時点で喜んだ日本国民は多いはずだ。
スルツカヤファンとしては非常に残念だったが、私は彼女の後の態度に感動した。
点数が出たときの彼女の表情。
ああ残念と悔しそうな顔を見せた後、でも仕方ないといった感じで笑顔を見せる。
その後の表彰台でも笑顔を絶やさなかった。
ロシアは他の種目で金ばかりとっていたので、プレッシャーは想像を絶するものだっただろうし、金でなく銅ということで本人としてもロシア国民としてもかなり残念だったはずだ。
それがしっかり自分の結果を受け止めて笑顔でいるその姿勢が本当に素晴らしい。
コーエンなんて点数がでたときかなりうつむき加減で暗い表情をしていた。
普通はそうなるものだ。
自分の結果を素直に笑顔で受け止めるスルツカヤの姿勢は見習いたいものだ。

フィギュアスケートを観戦して学んだ。
自分の持って生まれた短所や長所をしっかり見極め、短所を克服し長所をのばすことが成功の秘訣だ。
自分をしっかり知ることが大事なのだ。
そして自分の出した結果を素直に受け止めること。
「あのときは調子が悪かった」や「私は病気だから」なんて単なる言い訳。
調子が悪かろうが病気だろうが自分が出した結果なのだから。

病気だからこそ、病気を知ったからこそ他の人よりできることがある気がする。
病気であることを自分の不利な点になんてしない。
病気を有利な点にかえてやる。
そんな思いが強くなった。

物事には幸不幸がない、それを決めるのは自分自身だ。
私の好きな言葉。(もちろん「エースをねらえ」より)
私が病気になったのも一見マイナスに見えるがプラスに変えることはできるはずだ。
病気になって仕事をやめさせられてこんなにたくさん勉強の時間を与えられた。
この与えられた時間を最大限有効に使っていこう。
そう考えると病人であることは有利だ。
さて、勉強のモチベーションが上がってきたからまた勉強に戻ることにしよう。