daily affairs
クルマと、読んだ本のネタを中心に。
 



組み込みC/C++プログラミング入門を読みました。
おもしろかったのは第6章の「オブジェクトやクラスをC言語で表現する」というところです。あとは第8章の「Cによる例外の実装例」。他の章もC++言語・オブジェクト指向を組み込みで使用する、という観点で書かれています。そういう意味で、他にあまり無い内容でした。
オブジェクト指向の本というと、情報系が多くなりがちですから…

いくつか頭に残った記述を抜き出しておきます。

p14
「オブジェクト指向で何かやってみようというときのコツは、シミュレーションです。「どう処理しようか」ではなくて、「どうなっていればそうなるか」という感じです。」

p177
「プログラム上のオブジェクトは、入出力ポートを境にして、CPUから外に向かってみたものそっくりになっています。まるで鏡に映したようです。」

p187
「「ほかのオブジェクトの属性」を見て処理するなら、その処理は本来その属性に所属するメソッドのはずです。」

p189
「オブジェクト指向のオブジェクトは、「物」だけでなく「目的語」との掛け言葉だったのかもしれません。」

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
オブジェクトは目的語との掛け言葉 (Kok.Wish)
2005-10-01 13:12:22
著者です。

お買い上げありがとうございます。



原稿を書いている最中に「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」が出てしまいました。(^^;

あの本も、オブジェクトを目的語に対応しているので、同じようなことを考える人がいるのだなと思いました。
 
 
 
恐縮です(^^; (ubar)
2005-10-01 23:57:10
Kok.Wishさん、はじめまして。

コメントありがとうございます m(__)m

全体的には知っていることばかりだったのですが、節々に「あ、そうか」というくだりがあったり、「なるほどね~」と手を打ったり。印象に残る本でした(^^



> 「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」



6月ごろ、私は読みました(^^;

http://blog.goo.ne.jp/ubar/e/60331acb84ac08d97037bd1ca9ff281c

この本もとてもためになりました~

 
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