組み込みC/C++プログラミング入門を読みました。
おもしろかったのは第6章の「オブジェクトやクラスをC言語で表現する」というところです。あとは第8章の「Cによる例外の実装例」。他の章もC++言語・オブジェクト指向を組み込みで使用する、という観点で書かれています。そういう意味で、他にあまり無い内容でした。
オブジェクト指向の本というと、情報系が多くなりがちですから…
いくつか頭に残った記述を抜き出しておきます。
p14
「オブジェクト指向で何かやってみようというときのコツは、シミュレーションです。「どう処理しようか」ではなくて、「どうなっていればそうなるか」という感じです。」
p177
「プログラム上のオブジェクトは、入出力ポートを境にして、CPUから外に向かってみたものそっくりになっています。まるで鏡に映したようです。」
p187
「「ほかのオブジェクトの属性」を見て処理するなら、その処理は本来その属性に所属するメソッドのはずです。」
p189
「オブジェクト指向のオブジェクトは、「物」だけでなく「目的語」との掛け言葉だったのかもしれません。」
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お買い上げありがとうございます。
原稿を書いている最中に「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」が出てしまいました。(^^;
あの本も、オブジェクトを目的語に対応しているので、同じようなことを考える人がいるのだなと思いました。
コメントありがとうございます m(__)m
全体的には知っていることばかりだったのですが、節々に「あ、そうか」というくだりがあったり、「なるほどね~」と手を打ったり。印象に残る本でした(^^
> 「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」
6月ごろ、私は読みました(^^;
http://blog.goo.ne.jp/ubar/e/60331acb84ac08d97037bd1ca9ff281c
この本もとてもためになりました~