緊急車両と言えば、救急車・パトカー・消防自動車などがあるけど、そう滅多に遭遇するもんじゃない。
特に同じ車道を走るってのは、過去に数えるほどしかない。
たまにパトカーが移動中ってのがあるけど、サイレンを鳴らしてないからそういう時は緊急車両とは言えないしね。
その緊急車両の後ろについて、一緒に走っていったらどんなに気持ちいいかなんて、思ったことがある。
信号も渋滞も関係ないから、車道の印籠効果ってヤツが味わえるだろうなんて思ったりするけど、実際は出来るわけもない。
先日、国道を走っていたら、後ろから救急車がサイレンを鳴らして近づいてきた。
(上記写真はイメージです。その時の救急車ではありません。)
バックミラーで確認すると、私の4~5台後方にいる。
道は渋滞もなく信号も無かったので、車は流れていて、誰も救急車に道を譲ろうとしない。
私は道を譲らなければいけないと思っているから、バックミラーを見ながら、早く来いって念じていたけどなかなか来ない。
私が子供の頃、オヤジのクルマに乗ってた時に、そういう状況に遭遇したら一斉にクルマが路肩に寄って、譲っていたのにと不思議に思った。
まるで、水戸黄門の印籠にひれ伏すかのような一斉の動きに感心したものだった。
最近、緊急車両に遭遇しても私の子供の時ほどの動きは見られない。
なんだか、イヤイヤながら譲ってるようにしか見えない。
これは時代のせいなのか、私がいた田舎と関東圏の違いなのかは分からないけどね。
さて、後方のクルマが一台、一台譲るカタチでようやく救急車が真後ろへ来たので、私もそれに倣った。
私の前方のクルマも譲ったが、その後が傑作だった。
なんと、そのクルマが救急車にくっついていって、トラック3~4台をスキップしてしまったのだ。
さすがにトラックを追い越すと普通車を追い越すのは気兼ねして、それ以上は進まなかった。
これは意図的なのか、ついふらっとついていったのか不明だけど、見てるこっちがビックリした。
トラックが遅いからイライラしていたと思うけど、救急車を利用して追い越すとは恐れ入谷の鬼子母神。
しばらく開いた口が塞がらなかった。
でも気持ちよかったんだろうな。