こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

自分だって陥る?!

2010-09-06 08:30:03 | 日常生活
長い間、クルマのアクセルとブレーキを踏み間違えるという事故が世間で多発してる事が、全く理解できなかった。
大抵の場合、年配や女性の初心者に多いようだから、単純に反射神経の問題なのか、不慣れなのか、そんな所だろうし、少なくとも自分には全く関係ないと思っていた。

クルマを運転する人なら分ると思うけど、運転中、特にクルマが進行中は常にアクセルかブレーキペダルのどっちかを踏んでるか、少なくとも、そのすぐそばに足をかけてる状態のハズ。
また、たとえ停車中であっても、ブレーキは踏んでなければならないわけで、そこから踏み間違えるなんてあり得ないわけだ。

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おそらく、ブレーキを踏まずオートマのDレンジに入れて、サイドブレーキを解除した途端、車が急に動きだしたので慌てて、ブレーキを踏もうとしてアクセルを誤って踏んでしまったというケースが事故の大半だろうと推測していた。
足が完全にペダルから離れていれば、確かに慌てると間違える可能性はある。
慌てているから、余計力が入って、悲惨な事故に繋がるというのも分る。

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まあ、要するに運転の基礎的段取りを怠った結果の事故だと言える。
本当に基礎中の基礎なわけだから、これは運転者としての資格が問われても仕方ない。
自分だけが被害に遭うのならまだしも他人を巻き込む可能性もあるし、危険極まりない。
超高齢者の運転は特に危険だと最近問題になってるが、この踏み間違いもかなり含まれている。
どっちにしても、自分はまだまだ先の話だと思っていたわけだ。
ところが、半年くらい前に思いもよらない場面で踏み間違えを犯してしまった。
会社の帰り、塾から娘を迎えにいって、成田市内の渋滞していた上り坂でクルマを停止させた。
オートマでDレンジ入れっぱなしで通常はブレーキを踏んでいるが、偶然離してもクルマは停止状態を保っていた。
この日、私は寝不足でとても疲れており、運転がめんどくさかった。
だから踏まなくてもクリーピング現象が上り坂で絶妙にバランスしてることに満足して、完全に足を離してしまった。
勿論、前車とかなりの車間距離があったことも、足を離した理由でもある。
しかし、突然車が動き出した。
エアコンが作動してエンジンの回転数が上がったせいなのか、バランスが崩れて動き出した。
当然慌てるよね。
その時踏んだのがブレーキでなくアクセル。
ただ、上り坂であったのと車間距離があったお蔭で、加速した瞬間からでも、ブレーキへ切り替える時間が充分にあった。
自分が高齢者だったら、それでもとても間に合わなかっただろうね。
サイドブレーキをかけるならまだしも、それ以外の状況でブレーキペダルから足を離すなんてもってのほかというのを改めて痛感した。
各地で高齢者への再教習講習が開かれているようだが、運転に適さないと免許返上を勧める教習所なんて全くないそうだ。
そんなことしたら、教習所としての評判ががた落ちになるから無理もない。
だって、教習所は免許を取らせる所であって、決して剥奪する所じゃないからね。
高齢者本人にプライドもあるし、自主返納もなかなか難しいんだろうね。
これからドンドン高齢者が増えて、危険な車が増えると思うとちょっとゾッとする。