こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

執念実った判決

2008-04-23 23:50:34 | ニュース

死刑判決、やっと出ましたね。

Motomuraずっと前に、この被害者遺族の本村さんの訴えをテレビで見て以来、何とかならないのかとずっと気にかけていただけに、本当に良かったと思います。

勿論、誰にも、たとえ国家であっても、人を殺す権利など本来は、無いのでしょうが、被害者及びその遺族から復讐の機会を奪う以上、被害者遺族の心情を無視する判決などあってはならないはずです。

少年に更生のチャンスを与えるという趣旨は十分理解できますが、犯した内容によっては、その機会を考慮する事自体が馬鹿げていると言っていいのではないでしょうか。

弁護団に言わせると被告の元少年は精神年齢が12歳で止まっていると言いますが、普通12歳でもこんな事はしませんよ。

生活苦から盗みに入って逆襲されて応戦してその結果、殺しちゃったとか、受けた恨みを晴らす為に殺しちゃったとか、ケンカしてるウチにカッとなって殺したとか、そんな話ならまだ理解できますが、強姦目的の殺人なら、もう問答無用です。

女性・赤ちゃん相手に自分の欲望を満たす為に殺してしまうなど、殺意があったとか、なかったとかは関係ないでしょう。

抵抗されて思いが達成できないと思ったら逃げれば良いわけで、殺してまで思いを遂げるというのは、殺して当たり前という考えがベースにあったに違いなく、そんな人間が更生できるとは到底思えません。

というより、そんな人間にまで更生のチャンスを与えていいんですか?

人を殺してみたいとその思いを抑制できずに人殺しする人間と何ら変わらないと思います。

国の税金を使って、被害者遺族の感情を逆なでにした上、更生できるとは思えない人間を刑務所で養うというのはいかがなもんでしょう。

彼らは自分で進んで罪を犯したわけで、強制されたわけでもないんです。

無残に人の命を奪ったのなら自らの命を以って償うしかないでしょう。

人間は取り返しのつかない事をやったら終わりなんですよ。

反省もやり直しも利かないことってあると思います。

それにしても、人権擁護の弁護士先生達もわけの分らん事を言ってましたな。

全く理解できません。

彼らは何の得になると思って、あんな風に首を突っ込むのか分りません。

少年事件の判決が厳罰化になると危惧してるようですが、今までが甘かっただけでしょう。

それに何でもかんでも厳罰という事ではなく、犯した罪をよく吟味した上で量刑を決めましょうという事に他ならないわけで、少年なら全て更生させる事を前提とするのをやめましょうというだけのことです。

本村さんもこのことに触れていて、彼の言ってる事の方がよっぽど正当性があり、中身もあって筋が通っています。

どっちが弁護士か分らない印象を受けました。

大弁護団の先生たちの奥さんや娘さんが強姦目的で殺され、その犯人の弁護を全く同じようにできるというのなら、大したもんだと思いますが、それはあり得ないでしょう。

所詮、他人事だと思ってるんです。

私には理想論をかざす、偽善者という風にしか見えません。

申し訳ないんですが、彼らを見てるとその偽善ぶりにムカついて、怒りすら感じました。

死刑制度に疑問を持つとしたら、それは冤罪の点だけです。

そういう意味で死刑の持つ重大さはよく分ってるつもりです。

が、今回はその問題は無さそうですし、現行制度に死刑があり、終身刑が無い以上、今回の判決は妥当と言えるでしょう。

無期懲役は終身刑ではなく、通常6~7年で出てきちゃうらしいので、それでは軽すぎると言わざるを得ないのです。

最高裁判所が差し戻しした裁判に関わらず、最高裁に上告とは不可解極まりないと感じましたが、棄却される事を願ってやみません。

そういう意味でこの裁判はまだ終わってないのです。

今後も見守りたいと思いました。