今回は入り口で来場者を出迎えてくれる迫力の3台をご紹介しましょう。
まず、写真左の1台目ですが、「ベルリエ(BERLIET) V-G22型」(1922年)という車。
名前のスペルから想像出来ると思いますが、フランスのメーカーです。
※「プジョー」→PEUGEOT となり、一般に最後の「T」は発音しない。
このメーカーは1895年に設立されましたが、1967年にシトロエンに吸収されたとのこと。
車体横のスペアタイヤが良い雰囲気を醸し出していますね。
次に写真真ん中は「コード812 ビバリー・セダン」(1937年アメリカ)。
ご覧の通り、かなり空力を意識したデザイン。
ラジエーターグリルを廃し、ヘッドライトはリトラ形式としてフェンダーアーチ内に収められています。
1937年当時だと、この形状は驚異的であったと思います。
その反面、放熱やメンテナンスがどうなっていたかは興味のあるところですね。
ちなみにエンジンは、V8-4733cc とのことです。
最後の3台目は、ご存知の「ロールスロイス」(イギリス)。
この車種は「シルバーレース」(1948年)というもので、公用車として使用される、運転席と後部座席が完全に分離されたタイプですね。
こちらの車は何と車検継続中で、普通のナンバープレートが付いていました。
きっと、何かのイベントの際には、持ち出されて、多くの観衆の前を走るのだと思いますが、その雄姿をぜひ見てみたいものです!