いつも、お世話になっている営業さんが「New プリウス」のカタログを送って下さいました。
スペック等は散々、車雑誌でも触れられているので割愛するとして、気になったのは、ホンダの「インサイト」との性能比較のページ。
※もちろん、カタログ内では「架空のクルマ」と表現されています。
そこでは、自らのシステムを「ストロングエンジン君&ストロングモーター君」と表現する一方で、対象のシステムを「マイルドハイブリッド」と呼び、パワーが小さい「マイルドエンジン君」、自分ひとりではまだ走れない「マイルドエンジンちゃん」として比較しています。
※「マイルドハイブリッド」は、かつて、「クラウン」などにラインナップされた充電がメインのハイブリッドシステムの総称でもありますね。
この手の比較には賛否両論があると思いますが、営業用の補助資料ではなく、本カタログのど真ん中(ちょうど、中央の一番開きやすいページ)にこれを持ってきたところが、「トヨタがいかにホンダを脅威ととらえているか」が伺えます。
「インサイト」の大ヒットを見て、急遽、「プリウス」の価格を30万円ほど下げざるをえなかったトヨタですが、このカタログの企画は、もっと前のことでしょうから、その時点で、性能を比較し、価格の差を商談の場で取り戻す戦略を練っていたのだと思いますね。
さて、新しい時代に突入したハイブリッドカーですが、次はいよいよ通常の車への導入が本格的となってきます。
トヨタの「カムリ」、「カローラ」、ホンダでは「フィット」等々。
このあたりのハイブリッドカーが通常の車の「+いくら」で供給されるのか?
そういう点にも注目をしていこうと思います。