サトウ・ハチロウの「ありがとう」

2012年04月13日 | 介護

一昨日の雨模様の後、昨日はまずまずの天気になりました。そしてちょっと小用で出かけたら、桜が咲き始めています。
今朝もディサービスの迎えに乗ってセンターに向かう道すがらには、数本の桜煮大分花が咲いていました。

★ 待ちかねた 桜の花の 咲く頃に
      山は霞に 野原は緑   2012/4/13

今日の献立です。







今日の午後も、レクリエーションは「創作活動」です。
女性方はこの間のように「牛乳パック」で、小物入れ」作り。他方の私たち男性は、ご覧のように「こいのぼり」作りです。




この「こいのぼり作り」に私もちょいと参加していましたが、それは程よい所で切り上げて、読書に熱中していました。
「創作活動」の中には「読書クラブ」もあって、「読みたい本があったら言って下さい」と言われた私は、「サトウ・ハチロウ」の詩集を希望しましたら、一昨日5冊用意して下さって、その中の「ありがとう」という題名の本を、さっさと読み終えました。この本の最後に、著者のこんな言葉が述べられています。

「太平洋戦争」後の終戦から、以前に日本にあった「ありがとう」という言葉が失われつつある」

本当にそうですね。
今一番言われるのは、「お前ら、こちらの言う事を聞け、言う通りにしろ」という様な事ばかりです。それも政治家の総理大臣、首相が手本を示すような有様ですから、社会は「誤魔化し、盗用、いじめ、虐待」などという事が、蔓延しているみたいです。

私たちディサービス利用者みたいなものは、どうしても人の手を借り、お世話にならなければならないもの、口からは言わずとも、胸の中では「ありがとう」という思いで一杯になります。

「ありがとう」という言葉は、みんなの仲を和ませてくれるものですね。いつまでもこの「ありがとう」を言える、人間でありたいと思います。