tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

「それ逆です。」

2005年02月19日 23時52分03秒 | Weblog
母はリサイクルショップへよく行く。リサイクルショップとはいうが、ほとんど古道具屋の域だ。そこで買ってくるものは、食器などの日用品などではなく、ちょっとした珍しいものが多い。こうした店へは何らかの目的をはっきり持っていくところではない。少し入ってみて、「あ、めずらしい」と思うものを購入するのが普通のパターンだろう。しかし、彼女は古着、特に古い着物を探しにいくことが多い。もちろん、こうした店で良いものを手に入れるための競争率は非常に高い。最近は若い人でも着物をたしなむようになったからだ。ただし彼女にいわせれば、目利きではない人も多く、ぼろ切れではないが本当に汚い着物を着ている人も見かけるそうだ。

すべての古着が汚い訳でもない、だから見極める眼が必要なのだ。

先日、母がその店を訪れた時、外国人が来ていた。どうやらフランス人だったみたいだ。こういった古い着物を出していると、観光で来た外国人が客層の中に入ってくる。最初、着物を見ていたみたいだが、そのうち反物を見出したそうだ。しかし、反物は生地だから、もちろん裏表がある。その外国人は裏を見ていたそうだ。母は日本語で「それ裏ですよ。」といったそうだ。その外国人は結局、着物ではなく浴衣を買ってかえった。

使用方法がわからず、逆に使っていて、笑い者にされることはよくある。

とあるショーでタスコというメーカーが出店していて、そこに実銃にも使えるライフルスコープ(光学照準機)が置いてあった。私は長いことエアーガンを趣味としているが、こういったスコープのたぐいはとんと縁がない。
なぜか?・・・あまりお金が無かったからだ。従って、本で少し見るくらいの知識しか持ち合わせていない。実をいうとエアーガンの標準装備品として、スコープを搭載している電動エアガンを2丁持っているが、これらはあくまでコストとの兼ね合いも大きく、決して明るく見やすいものではない。まして、狙ったところまでBB弾が到達するほど銃本体にパワーが
無い。
話をさっきのショーのタスコのブースに戻すと、そこで実際に手に取ってのぞいてみた。
「それ逆です。」
と言われた。接眼部と対物部を間違えてのぞいてしまったのだ。
それ以来、この種のブースで実際にスコープを手に取って、のぞくことが非常に怖い。

日本語組版について

2005年02月18日 15時30分07秒 | DTP/Web
DTPの勉強や仕事をし始めたきっかけは、本を作る技術を持ちたいという、どこにでもある動機からだった。DTPそのものが奥行きが広く、経験が非常に重要視されている。それゆえになかなか仕事が見つからないのだけども、それはさておき、最近、小森陽一『思考のフロンティア ポストコロニアル』(岩波書店 2001年)読んでいる。じきにまた書評を書きたいが、その前に気になったところがあり、それは本の内容とは関係ないので、こうして改めて書くことにする。

その気なるところとは、日本語組版の問題である。「組版(くみはん)」とは文字を並べて印刷用の言語を起こすことである。DTPと縁のない方ならば、普通にワードなどのワープロソフトで打ち込んだ文字の羅列に納得されたり、まあこんなものだろうと思われるが、実際は、ワープロソフトで打ち込んだままの文字の配列は、美しさに欠けるのである。そのため、文字の間隔をそのまま維持するのではなく、場所によっては、間隔を詰めたりするのである。ここにDTPとして印刷に適した文字を取り扱う意義がある。

もともと、DTPの文字組みは汚いといわれることが多かった。その理由は、DTPオペレーターの経験不足や、原稿用紙を用い方の知識不足、欧米の組版をベースにした結果、縦組みに弱いQuarkXPress(クオークエクスプレス)というソフトが原因となっていたりで、有名どころの出版社ではかなり嫌われていた。しかし、最近では作業効率の重視や、Adobe(アドビ)社が開発したInDesign(インデザイン)の使用により、急速に出版社のDTP導入が進んでいる。

最初、『ポストコロニアル』を読んだとき、なんとなく読みにくい印象を持った。もちろん内容ではなく、文字の組み方が影響してである。実際には一行に入れる文字の数も相場がある。DTPエキスパート認証試験の問題によると縦一段組みの場合は40~45字詰め、横一段組みは30から35字詰めまでが好ましいとされている。段組みとは1ページにおける文章のまとまりと考えると良い。週刊誌や新聞紙の体裁である。

そう考えて、文字の数を数えてみると、30字くらいだった。よくよく見てみると、ベタ組みの箇所が多く、碁盤の目のように文字がきっちりと並んでいるページもある。ベタ組みとは、文字の間隔を調整しない、そのままコピーしたような組み方である。しかもウィドウが発生している箇所もあ
る。
ウィドウとは、この上の「る。」のような一文字だけはみ出ている現象のことを指す。今回は故意におこなったが、これもまた直前の文章の文字間隔を詰めることで解消でき、それが不可能なときは、「ある。」で一行を作ることも考えられる。岩波書店もDTPの導入が遅れた出版社の一つと言われる。そのため、先のInDesignを導入していると聞くが、これはどうも、内部で仕事をされている方のミスか、経験不足が影響しているように思う。
今回は、少し専門的な話になった。


SWEET CAMEL

2005年02月17日 17時15分25秒 | Weblog
今日、CHEERSへジーンズを買いに入ってきた。実は、ジーンズをはき始めてこの方、この店でしか購入したことがない。15年以上になる。バーゲンのハガキをもらって、その中に、「SWEET CAMEL緊急売り切り処分」とあった。実はこのブランドは、はき始めた時からである。ちなみにこのブランドのジーンズはすべてレディスである。それゆえ、細身である私は(この15年以上細身である、身長は伸びたが)より細く見せることの出来るこのジーンズを男性にもかかわらず、ずっと愛用している。今回の緊急売り切りとは、この店で取り扱うことを終了するために行っているそうだ。今後はマリテ・フランソワ・ジルボーという、フランスのジーンズブランドを中心にしていくと聞く。だがSWEET CAMELというブランドがなくなるわけではない。店の主人と話すと、かつてCAMELを買っていたお客さんが、最近ではジルボーにシフトしているのだと話される。そして、最近ではSWEET CAMELの展開がイトーヨーカドー等の大手スーパーマーケットへシフトしていることも話された。SWEET CAMELがそれだけ大衆化したことでもあるのだと思う。ブランドイメージの確立に伴う力学はかなり複雑である。何もないところで高値を付けて売り出しても、誰も振り向いてくれない。それゆえ、最初の何年かは赤字ギリギリの値段をつけて、それから上げていくという方法を取る。しかし、ブランドイメージが高級化すると、また別な問題として「良いものだけども、高いから少ししか売れない」ということになる。その結果、ブランドのプライドが許せる範囲で、売り場を確保しようとメーカーが動くことになる。なんとなく、そんなものを見たような気がした。

浦島太郎の友人?

2005年02月16日 14時41分15秒 | Weblog
昨日、地元の公立高校の出願状況一覧が新聞に出ていた。とはいっても公立高校の普通科の募集は3月に入ってからだから、この時期の募集は芸術科とか理数科、農業科といった専門系の設置してある公立高校の募集と入試が行われる。この一覧を見たときは驚いた。
知らん高校の名前ばっかり!!
近年の少子化に伴い、学校の統廃合が進んでいるが、その結果、統合によって名前が変更された高校が数多いのである。ちなみにtyokutakaの出た高校も、この統廃合の対象になり、一年後に統合されるが、お相手の高校があまりにも伝統があるそうで、お相手の名前が残るという、まさしく吸収合併になった。まあ、いいのだけれど・・・

というわけで、ブログが始まりました。このブログではふだんの生活で感じたこと、見たもの、読んだ本に関して書いていきます。どんな人が書いているかは、読み続けていただけると判るかとおもいます。そのために文章を面白く判りやすくを心がけます。
よろしくお願いいたします。