tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

最新とは?(後編)

2005年07月22日 23時12分23秒 | DTP/Web
今日はWebのはなし。わかりやすくするために時系列的に書こう。

講座の組みなおしで、Webのコースを受講したのが、昨年の5月。
7月から別の講座が始まって、忙しくなったので、それから2ヶ月は休学。

9月にWebのセミナーを行いますと専門学校から案内が届いた。
最初、行くつもりはなかったけど、頭数(出席者)が足りなく、教務の人に泣きつかれて、
参加した。このセミナーがすごく良かった。

少なくとも2004年9月現在のWebの状況について聞くことが出来た。
たとえば、Flashを使いこなすことが出来るのが就職への近道とも言われた。
現に、現在Webデザインの職についている人でも、近い将来身に付けたい技術のトップが
Flashデザインであるらしい。今でも、時々Flashに専門特化した求人が出ることがあるが、
その大部分は、アルバイトか、正社員でも年収の低い待遇である。この情報は微妙だ。

もう一つ聞いた。今回の本論に相当する。
当時、といっても1年も経っていないのだが、携帯電話専用のWebサイトを作れる人間が重宝されると聞いた。勿論、今我々が見ているインターネットのサイトとは異なる分野で、携帯専用に作るということである。実際、大阪にもこの分野で伸びている会社があった。
携帯電話のサイト制作は、そのファイル容量がべらぼうに少なければならない。要はデザイナーの腕の見せ所で、軽ければ軽いほどいいというのが、この世界の本質である。それは勿論、インターネットのホームページにもいえることだが。

その流れをうけてかどうかはわからないが、実際に携帯電話サイトの作り方という本が発売された。昨年の10月~11月にかけてである。あの本を見たとき、教えられた情報がブレイクするような感じがした。しかし、8月の時点で、また別な情報についても聞かされていた。

XHTMLがはやる。

最初これが何のことかさっぱりわからなかった。XMLの間違いだと思ったが、その後調べてみると確かに存在する。実はいま、大阪のWebデザイン事務所で静かな人気が出始めている。このXHTMLで作ったサイトがぼちぼち出始めるようになった。実は関西大学総合情報学部のホームページがこれで作られている。しかし、HTMLがこれだけ普及しているのに、わざわざXHTMLを持ち出す理由がなかなかつかめなかった。

年が明けて2005年に入る。昨年くらいから出始めていたブログの人気があっという間に広がる。もはや、個人でホームページをつくり、更新するのが面倒であるところを突くツールであった。
2月に入り、ようやくXHTMLの意味が見えてきた。まず、アクセスビリティの強化が行える。どういうことか。これは、視覚障害を持った人に対して、読み上げを行う。点字で打ち出すなどの機能を付加できることらしい。次に「Webの標準」という仕様であるため、正確に作れば、確実に検索エンジンなどにひっかかるという「SEO対策」がしやすい。さらに、携帯電話でも読み込める内部記述に変わるというのがメリットだった。

「Web標準」という言葉を使って、盛んに本屋でXHTML関連の本が並びだす。これが5月くらい。

しかし、
少なからず気づいた人もいるが、これまでの考え方はすべて、携帯電話にあわすという考え方だった。従って、インターネットのホームページと携帯のWebには垣根があって、両者は相容れないものという考え方が支配していた。だから、改めて携帯電話のコンテンツをつくるという市場があったのだが・・・。

7月に入って、テレビのCMを見ていると、携帯電話の画面でインターネットのホームページが見れるという機種が出てきた。携帯の方から近づいてきたのである。こうなると普通のホームページをパソコンで作成して普通にアップロードし、携帯で見てもらうということが可能になってくる。パケットの定額制も追い風だろう。

ということは、1年くらい前に聞かされた携帯電話コンテンツの作成技術はもう古いものということになる。その速さに愕然とした。
まだまだ混沌とした世界なのだ。

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