アールデコとはいわば曲線を用いたデザインですが、その定義が難しく、およそ工業デザインのすべてに使われていた時期もありました。日本では都市文化の栄えた1930年代に多用されましたが、それでも時期の確定は難しいとされています。しかしながら、近年、こうしたデザインは減ってきたように思います。その一つはこれ見よがしに見せる部分には派手な装飾を用いるが、あまり見ない場所には、何もしないというのが風潮です。
というよりも、廃墟をもってデザインをしましたという発想が多くなっているようにおもいます。コスト的にも割安なのかもしれませんが、それゆえ文化を感じる部分が希薄になっていると思います。
というよりも、廃墟をもってデザインをしましたという発想が多くなっているようにおもいます。コスト的にも割安なのかもしれませんが、それゆえ文化を感じる部分が希薄になっていると思います。