バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

トライアンフ スピードマスター その1

2013-07-10 21:54:15 | バイク試乗、レンタル 海外メーカー

 13年7月7日にトライアンフ スピードマスターをレンタルし、

ツーリングをしたので、インプレしたい。





エンジン&トランスミッション

タイプ 空冷DOHC並列2気筒270°クランク
総排気量 865cc
寸法&容量 90 x 68mm
燃料システム SAI付きマルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射
エキゾースト ステンレスツインウォールヘッダー、クロームメッキサイレンサー
ファイナルドライブ Xリングチェーン
クラッチ 湿式多板式
ギアボックス 5速
オイル容量 4.5 リットル


車体

フレーム 鋼管製クレードル
スイングアーム 鋼管製両持ちタイプ
ホイール フロント 鋳造アルミ合金、5スポーク、19 x 2.5インチ
リア 鋳造アルミ合金、5スポーク、15 x 4.0インチ
タイヤ フロント 100/90 R19
リア 170/80 B15
サスペンション フロント
41mm径フォーク、120mmトラベル

リア
クロームメッキスプリング採用ツインショック、プリロード調整機能付き、96mmリアホイールトラベル

ブレーキ フロント
310 mm径シングルディスク、2ピストンキャリパー

リア
285 mm径シングルディスク、2ピストンキャリパー


計器類/機能
オドメーター、トリップメーター、時計内蔵アナログ式スピードメーター、タコメーター


寸法

全長 2367mm
全幅(ハンドルバー) 825m
全高(ミラーを含まない) 1133mm
シート高 690mm
軸間距離 1606mm
キャスター/トレール 33.8º/170.4mm
燃料タンク容量 19.3 リットル
車輌重量 250 kg


性能 (EC指令規格95/1/ECに基づく出力測定値)

最大出力 61PS / 45 kW @ 6800rpm
最大トルク 72Nm @ 3300rpm


メーカー希望小売価格(消費税込)

モノトーン 997,500円 / ツートーン 1,018,500円

ツーリングコース


走行距離 320キロ
走行時間 6時間
休憩時間 2時間

鈴鹿スカイライン ⇒ 国道307号 ⇒ 京都府道5号 ⇒ 奈良県道4号 ⇒ 奈良県道80号

⇒ 三重県道81号 ⇒ 国道369号 ⇒ 三重県道15号 ⇒ 青山高原道 ⇒ 三重県道2号 ⇒ 国道163号



(風力発電の風車が美しい青山高原道)


(渓谷沿いに走る)



まず前提条件として、わたしはアメリカンタイプのバイクに乗るのは初めてであることをことわっておこう。

(ここで紹介したようにハーレーの883Rはレンタルしツーリングしたが、あれはアメリカンとは言えないだろう)


エンジンフィーリング

 アメリカンとはいえ、ハーレー883R のような振動はなく、どの回転域からもスムーズに、かつ力強くトルクが発生する、

優等生的なエンジンフィーリングである。
 
 若干トルク型となっているが、以前レンタルした、同じトライアンフ社のスラクストンとほぼ同一のフィーリングと言える。


トルクが太いので、下の写真のような細く見通しが悪い山道でも、エンストを心配せず運転できるのは大きな利点である。



高速性能

 今回は高速道を利用しなかったので断言できないが、61PSとアメリカンとしては高馬力で、120キロの巡航では全く問題ないパワーはあると感じた。

コーナーリング

 アメリカンである以上車高は低く、鈴鹿スカイラインのような峠ではスピードを落とし、極力バンクしないように運転しないとすぐにステップをすることとなる。

エンジンがなまじ元気がいいだけに、かなりストレスがたまる。


 ブレーキは前後ともかなり強力で、アメリカンの乗車スタイル上、リヤブレーキもコントロールしやすいので、制動には全く不安を感じなかった。

 
(このようなコーナーでは、意識しないと確実にステップをすってしまう)

(峠で後続に追いつかれれば道を譲らざるをえない)

 取り回し 

車高が低いため足つきはよく、アメリカンにしては車体もコンパクトであるため、取り回しは比較的容易である。

 乗り心地
 
 サスのストロークがほとんどないため、路面のショックはダイレクトに伝わる。

 また、シートの形状によりポジションがほぼ固定されるため、長時間乗車すると尻にかなり負担がかかることとなる。

 かと言って、他のバイクのようにステップに立って尻を休ませることもできないので、ロングツーリングには覚悟が必要だろう。



(シート形状)

 燃費

 このツーリング(峠、および郊外の田舎道中心)での燃費は、リッター20キロと標準的であった。

 その他欠点

・ウインカーランプ、ニュートラルランプなどが、タンク上にあるため、直射日光が当たると点燈しているかいないか非常にわかりづらい。

・メータパネルがシルバーであるため日光を反射し鬱陶しい。



(インパネは見づらい)

・この機体だけかもしれないが、ニュートラルに入れずらい。

 総評

 このスピードマスターは、エンジン、ブレーキは割とスポーツ系だが、車高の低さ、乗車姿勢なども含めたスタイリングは純アメリカンと

なんとも中途半端な感じとなっている。

 急な峠でなければ、スームズなエンジン、強力なブレーキと相まって、かなりスポーティに走れるが、結局その車高の低さのため、すぐに限界に達してしまう。

 輸入車としては価格も安く、スタイリングもかっこいいし、走行性能的にも決して悪いバイクではないのだが、

 バイクに乗る楽しみの半分は、峠でスポーティに走ることにあると思う自分にとって、アメリカンはやはりしっくりこないと感じたのであった。



  



 
 

 








 



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