サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

FREEの初来日音源

2009年12月16日 10時52分48秒 | 洋楽
存在は知っていたものの、
なかなか中古市場でも見つけるものが出来なかった
FREEの初来日音源をようやく購入。

二回目の来日の時はポール・コゾフがいなくて、
ポール・ロジャース自身が歌とギターを担当、
そして山内テツとラビッツの布陣でした。

そういうバンドと捉えれば決して悪くはありませんが、
やはりオリジナルのFREEを知っている身としては、
なかなか複雑な心境の第二期FREEなだけに、
オリジナル・メンバーでの初来日音源が非常に気になるところでした。

1971年の5月1日のサンケイホールでの音源。

糸井五郎氏の紹介から始まります。
「FREEのあとには成毛滋が出ますので」というMCがありますが、
そこで凄い歓声が!

こういう音源だからこそ味わえるこの感覚。やはり成毛滋は人気だったんですね。
でも、FREEは前座扱いだったんでしょうか?
この日はオールナイトでイベントがあったと聞いてますが、真相やいかに?

そしていよいよ始まる!という時になって「ザ・フリー!」という紹介ではじまりますが、「おいおい!”ザ”をつけちゃまずいでしょう!」と思わず突っ込みを入れたくなります。それも時代が伺えるご愛嬌といったところでしょうか。

肝心の音源ですが、さすがにこの年の9月のZEPの一連のオーディエンスものよりはレベルは落ちますが、ブート耳を持つものにとっては違和感なく聞ける音源。ただしベースの音は埋もれがちなので、あのアンディ・フレイザーの間隔を埋めるような絶妙なベースがいまいち堪能できず残念。

でも亡きポール・コゾフのギターは堪能出来ます!

ジョン・メイオール(のしかも完全なバンド編成で時)位しか来日ミュージシャンがいなかった時代にFREEが残したインパクトは相当大きかったと聞いたことがありますが、それを確認できる音源です。「伝説」の名に恥じない名演奏です。

この来日の後にオリジナル・フリーは時間を空けず解散してしまうので、解散前の非常に充実した演奏。かつ初来日ということで貴重な音源です。

こういう音源を聞いてしまうと、どうにもテンションがあがってしまい寝れません(笑)素晴らしいです。

メーカーinfo
FREE/FIRST EXPERIENCE (1CD-R)
Legendary First Japan Tour 1971 At Sankei Hall 

Live At Sankei Hall, Tokyo, Japan. May 1st 1971 Digitally Remastered Ultimate Edition

 ブリティッシュ・ヘヴィ・ブルーズ・バンドの最高峰のFREEの、伝説に残る初来日公演より、5月1日サンケイ・ホール公演を高音質で収録した貴重なライブ音源を、デジタルリマスター仕様にて新装リリース。 機運の高まる中、実現した衝撃の初来日公演で、ワールドツアーの合間をぬって、一週間の滞在でロックフェスティバル出演の為、僅か2公演というレアライブ。"Fire And Water"、"Be My Friend"、"All Right Now"といった名曲の数々が、オリジナルメンバー4人によりプレイされた伝説のライブパフォーマンスを奇跡的な高音質収録で堪能できます。 オープニングの糸居五郎氏によるMCから完全収録で、日本ライブ史に残る、資料的価値も高いドキュメント音源。現在入手困難なこの音源に、プロユースの最新機材によるデジタルリマスタリング&ノイズトリートメントを施した、高音質決定版です。

1. Fire And Water 2. Ride On A Pony 3. I'm A Mover 4. Be My Friend 5. The Stealer 6. Heavy Load
7. The Highway Song 8. My Brother Jake 9. Soon I Will Be Gone 10. All Right Now 11. Mr. Big 12. The Hunter

最新の画像もっと見る

コメントを投稿