融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2024年05月18日 | 礼拝のご案内

 明日5月19日(日)は、ペンテコステ礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「聖霊とは愛」、賛美歌は「まぼろしのかげをおいて」、「聖霊よ、降りて」です。礼拝にて、聖餐式を行います。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 ペンテコステは、イエスさんが約束した聖霊が弟子たちに降ったことを記念する日です。この聖霊は、恐れや不安・不信に囚われてしまう人間が、互いに愛し合えるようになれる力を与えるものです。現代、ウクライナやパレスチナを舞台に争いと殺戮が続き、新たに東アジアで台湾を舞台に中国との争いと殺戮のための準備が進められています。日本もミサイル配備と超音速兵器をアメリカと共同開発する運びとなり、いよいよ本格的に首を突っ込むことになっています。今こそ争いではなく、愛と互恵の精神によって平和が訪れるように、私たちの上に聖霊が降るよう真剣に祈ることが求められていると思う今日この頃です。

 


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「母と兄弟の愛」

2024年05月18日 | 聖書のお話

「母と兄弟の愛」 マルコによる福音書 3章20~35節

 ユダヤの社会には、「父と母とを敬え」という掟がありました。言い換えれば家族を愛しなさいということです。しかし、「あなたに差し上げるべきものは、神への供え物です」と言えば、父と母に何もしないで済むとも考えられていました。自分の考えを押しつけること、それが家族愛になっていました。

 ユダヤの社会では、病気になるのは悪霊の仕業であると考えられていました。指導者たちは、イエスさんが病気の人を癒やされるのを見て、「あの男はベルゼブルに取り憑かれている。悪霊の頭の力で悪霊を追い出している。」と言いました。それを聞いたイエスさんの母と兄弟たちは、自分の家なのに入ろうともせず外に立ち、人を使ってイエスさんを呼ぼうとしました。

 イエスさんの母と兄弟たちは、家の中にイエスさんを慕う病気の人たちが大勢いたので、イエスさんを連れ出そうとしました。そうしようとしたのは、イエスさんが「気が変になっている」という声に影響されたからです。人間は、自分の考えを押しつけて、それが愛であると考えてしまうものです。本当の愛とは、イエスさんが十字架で命を賭して示された愛です。イエスさんが示された愛とは、自分の考えを押しつける愛ではなくて、病気の人たちを招いて癒やし、二度と再び「罪人」と呼ばれないようにするための赦す愛なのです。

 


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