月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

二人三人

2012年01月16日 20時58分25秒 | 仏々相念(住職日記)

「そもそもこの御正忌のうちに・・・」

 

徳正寺御正忌報恩講法要をお勤めさせていただきました。

外陣にはストーブがポツ~ン・・・

御参りがありませんでした。

寂しいのは寂しかったのですが、でも坊守と2人で大きな声でお勤めさせていただいていますとこれはこれで有難いな~って思えて・・・

 

以前からお参りの数は問題にしていなくて・・・なんてカッコつけて言ってたもののやっぱり少なかったりするとテンション下がったりしていたのです。

でも、大遠忌法要をお迎えするために自坊でお勤めさせていただいたひと時から始まり、団参でお参りし音楽法要のご縁に会い御門主の「親鸞聖人御消息」を聞かせていただき泣いたこと、あまりにも良くて次には坊守と出勤させていただき縁儀で泣き、御正忌の晨朝までも出勤させていただいた・・・

その日々を思うと有難くて・・・

会い難いご縁に会わせていただき、いまここにおはたらき下さるあなたに出会わせていただいた。

一人ぼっちだと思っていた私の人生を、「1人にはしない、わたしがいるから」・・・

そう、聞かせていただくと涙が出ます。

 

御尊前にて正信偈をいただきました。

背中に坊守の声が聞こえます。

「ここにいますよ!一緒にいますよ!共に願生りましょう!」って一言一言の中に坊守の思いを聞かせていただいたことです。

そして、この二人と共にお勤めしたくださる親鸞さま、あなたでしたね・・・

 

「ご院さん、私が御正忌の章を上げさせていただきます!」って坊守。

一緒に外陣のストーブの横に座らせていただきお味わいさせていただいたことでした。

 

夕方、御絵伝やお飾りを下げさせていただきました。

1年間、賑やかだった余間もガラ~ンとしています。

慣れるのに暫くかかるかな・・・

 

外陣に貼っていた大遠忌法要のポスターも下げたことです。

貼って5,6年になりますかね・・・

一緒に歩んでくれて有難う!そんな思いいっぱいでした・・・

 

大きな課題も残っているのですが、これからもボツボツ歩まさせていただきます。