月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

廣楽寺様のご法縁のはなし

2012年01月15日 22時42分07秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

親鸞聖人750回大遠忌法要もいよいよ明日ご満座をお迎えします。

私たち門徒にとってたいせつな尊いご縁です。

なかなか遇えることではないのに・・・

 

このたいせつな年の報恩講のご縁を、御正当が始まる前日・・・1月7~8日の二日間、高知県土佐市の廣楽寺様にてお取り次ぎをさせていただきました。

お寺に到着し、まず前拝でお参りさせていただきました。

お内陣には、お灯り、仏華、大きなお餅やお砂糖のお供え・・・

この日を待ちに待っておられたように、にぎやかで明るくお荘厳されてありました。

仏教婦人会の会員の皆さまとご一緒にお飾りのお餅をつかれるのだそうです。

境内の親鸞聖人像にもご挨拶・・・

「ようこそ、尊いご縁をいただきました」

親鸞聖人の90年のご生涯を偲ばせていただきながら、750年の時の経過の中、ひとときの休みもなくはたらいてくださる阿弥陀様のお心と、その「南無阿弥陀仏」のお念仏を途切れることなく繋いでくださった様々なご縁を、お聴聞の皆さまとご一緒に慶ばせていただきました。

 

庫裡のお座敷で待たせている間ずっと静かに池に水が流れる音が聞こえていました

甲斐和里子様のお歌を思い出しました

 

岩もあり木の根もあれどさらさらとたださらさらと水の流るゝ

 

この境涯・・・いろいろなことに出遇います。

南無阿弥陀仏のたて糸に、出会い、別れ、よろこび、悲しみ、悩み、苦しみ・・・をつづれ織りながら、人生という景色が織りなされていくのですね。

 

いまが尊く、有難い・・・

親鸞聖人750回大遠忌法要の御正当を目前に控えての廣楽寺様報恩講の御勝縁ですので、本願寺の法要出勤の記念にいただいた中啓を初めて使わせていただきました。

私にとりましても感慨深いご縁となりました。

ご住職様、坊守様、ご門徒の皆様・・・このお出遇いに心から感謝させていただきました。

ありがとうございました。

 

追記・・・お土産にいただいた特産の「ごっくん馬路村」というはちみつ入りの柚子のジュースを風邪気味の時にいただきました。

柚子の香りも高く、さっぱりとした飲み心地、身体がほっこりするような感じがしました。

疲れているときや、風邪のときにいいなあと思いました。もちろん、美容にも・・・!

 


御正忌報恩講のお知らせ

2012年01月15日 19時47分50秒 | 徳正寺からのご案内&お知らせ

御正忌報恩講法要のご案内

 

10年を掛け御影堂の修復から始まった親鸞聖人750回大遠忌法要もいよいよ御満座となります。

振り返れば、徳正寺での御街ち受け法要や組・県・教区と勤まった法要。そして、本山での法要とご縁に会わせていただきながらよくよくのお育てを思わせていただいたことです。

本当にいいひと時に沢山泣かせていただきました。

私方の本堂では、去年1年の間ず~っと親鸞聖人の四幅の御絵伝をお掛けさせていただいていたことです。

賑やかにお飾りさせていただいていましたが、明日、しまわせていただきます。

どうぞ、お誘い合わせの上お参りをいただき、親鸞聖人が優しくお伝え下さったお念仏を御相続させていただきましょう。

 

日時、1月16日(月) あさ10時より

お勤め、正信偈

法話、坊守・住職

茶話会、暖かいお茶をいただきながらおしゃべりおしゃべり

 

 

本堂はかなり寒いので暖かくしてお参り下さい。

お待ちしています。

 


御芋御育

2012年01月15日 19時08分34秒 | 仏々相念(住職日記)

「皆さん、好きやけん・・・」

 

御参りさせていただき有難いひと時を過ごさせていただき失礼しました。

温かく優しいひと時です。

 

皆さまが車まで見送っていただきます。

すると、ニコニコさんを止めていた隣の家の御門徒さんが私を待っていてくれたのです。

「ご院さん、これ皆さん好きだから・・・食べて下さい。」

家族中が好きな御芋を届けてくれます。

 

「オジサン、オバサン、いつもいつもありがとうございます。有難くいただきま~す。」

「何もなくてゴメンよ!」

何もないのはこちらの方なのです・・・

何もないが故に外面良くして接していくのです。

でも、この外面住職を外面のまんま御育て下さいます。

我が子に接するように・・・満面の笑みを添えて。

 

いつも思うことです・・・

どこにお参りさせていただいても・・・

本当に有難く、勿体なくて!

 

コイツが来るから御芋を箱に詰め待って下さるのです。

今か今かと待って下さるのです。

 

心を温めて下さいます。

外面の下の冷えきった心を・・・

 

ホクホク・・・ホクホク・・・